JPS5867730A - シリコンカ−バイド繊維の製造方法 - Google Patents

シリコンカ−バイド繊維の製造方法

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JPS5867730A
JPS5867730A JP16540081A JP16540081A JPS5867730A JP S5867730 A JPS5867730 A JP S5867730A JP 16540081 A JP16540081 A JP 16540081A JP 16540081 A JP16540081 A JP 16540081A JP S5867730 A JPS5867730 A JP S5867730A
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polycarbosilane
silicon carbide
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heating
inert
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JP16540081A
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Minoru Takamizawa
高見沢 稔
Mitsuo Umemura
梅村 光雄
Toshimi Kobayashi
小林 利美
Masahiko Ogawa
匡彦 小川
Isao Yanagisawa
柳沢 勲
Yasushi Kobayashi
小林 泰史
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリカルボシラン、輪にはシリコンカーパイF
繊維用原料として好適とされるポリカルボシランの製造
方法、およびこのポリカルボシランからシリコンカーバ
イド繊維を製造する方法に関するものである。
シリコンカーバイド繊維の製造方法については、けい素
と炭素を主要骨核成分とするボッカルボシランを精製、
紡糸し、ついで高温処理してこれをシリコンカーバイド
化するという方法が公知とされている(特開昭51−1
3024、同51−139929参照)。そして、これ
らの方法で始発材料とされているポリカルボシランは、
ジメチルジクgaシランと金属ナトリウムとの反応で得
られるジノチルポリシランの熱分解・重合によって得ら
れたものであるが、このものはジメチルポリシランの熱
分解・重合時における 01(、OR。
の引抜き、メチレン基への転化が全く不規則的に生起さ
れるものであり、これはまた高温の熱分解時に三5iO
H,liIやここに生成した−81)1基の分解反応が
同時に起るために、三次元構造を含む複雑な構造をもつ
樹脂状の比較的分子量の小さいものとして取得されてい
る。そのため、このようなポリカルボシランを原料とし
てその紡糸、不融化、高温処理で製られるシリコンカー
バイド繊維は、その紡糸工程での設定条件が難しく、こ
れにはまたその物性にバラツキが多く、シかも強度など
も安定しないという不利があり、これが本製品の工業生
産上の大きな欠点とされている。
111゜ たは湿式紡糸によって繊維化したのち、これを酸累また
はオゾンガスの存在下に加熱して不融化し、ついでこれ
を不活性ガス中で高温処理してシリコンカーバイド繊維
とするのであるが、この原料としてのポリカルボシラン
が三次元構造性の強い比較的低分子量の樹脂状物である
ことからこの紡糸工程では糸切れの問題や得られた生糸
の強度がバラツキ安定しないという問題があり、その不
融化工程では原料であるポリカルボシラン中の一81H
基が繊維表面に規則的に配列されていないためにこの酸
化による不融化がバラツキ、結果において目的とするシ
リコンカーバイド繊維を安定した品質で生産することが
難しいという欠点があった。
本発明はこのような不利を解決することのできるシリコ
ンカーバイド原料として好適とされるポリカルボシラン
の製造方法ならびにこのポリカルボシランを原料とする
シリコンカーバイド繊維の製造方法に関するもので、こ
れは一般式(ここにR1はメチレン基および/またはフ
ェニレン基、R1、R1は炭素数1〜6の一価炭化水素
、x、y−は正数、X≧y)で示されるジオルガノシル
メチレンおよび/またはジオルガノシルフェニレン骨核
を含むジメチルポリシランを不活性雰囲気中で300〜
650℃に加熱して熱分解・重合させることを特徴とす
るボッカルボシランの製造方法、およびこのようにして
得たポリカルボシランを公知の方法で紡糸してから不融
化処理し、ついで高温に加熱してシリコンカーバイド繊
維とする方法に関するものである。
これを説明すると、本発明者らはシリコンカーバイド繊
維の製造方法について種々検討を行ない、この原料とし
てのポリカルボシランの改質につVlて研究を進めた結
果、これを直鎖状でしかも平均分子量が高く、均一のも
のとすれば、この紡糸時における糸切れもなく強度が均
一な繊維が得られ、これはまたその不融化処理もバラツ
キなしに容易に実施できることを見出すと共に、このよ
うなポリカルボシランを得るにはジオルガノシルメチレ
ンおよび/またはジオルガノシルフェニレン骨核を含む
ジメチルポリシランを熱分解・重合させればよいことを
確認して本発明を兜成させた。
本発明のIJlの発明はこのボッカルボシランの製造方
法に関するものである。この方法において始発材料とし
て使用される一般式 で示されるジメチルポリシランは、例えばジメチルジク
ロロシランの50〜99モル%と式01R”−81−O
X  で示されるオルガツクtyロシラン1〜!sOモ
ル%とを不活性溶媒中でアルカす金属と反応させること
によって得られるsy/Xが0.01〜1、zが10〜
25の値を示すものであり、これは300〜6!Sθ℃
で熱分解・重合さカルボシランとなるが、このジメチル
ボ9Vうyがその分子鎖中にジメチルポリシラン骨核よ
りも耐熱性がすぐれているジオルガノシルメチレンおよ
び/またはQオルガノシルフェニレン骨核を有している
ので、この熱分解・重合により得られるポリカルボシラ
ンは本質的に直鎖状に富み、分子量も高く、均一なもの
になる。このジメチルポリシランの熱分解・重合は通常
密閉下で行なわれるが、これは大気圧下で行なうことも
できる→−いずれの場合もその雰囲気は不活性状にする
必要がある。また、この熱分解温度については、それが
650℃を越えると810 、81などの無機化合物の
生成があるので、これは300〜630℃好ましくは3
50〜450℃とすることがよい、このようにして得ら
れるポリカルボシランは前記したようにその構造が!鎮
状に富むものとなる。
これはその分子量も900〜2000と略々均一で融点
が170〜210℃を示すトルエン可溶の樹脂状物とな
るが、これはついで減圧下に加熱してそこに含まれてい
る揮発性成分を除去し、分子量調節をすることがよい。
本発明における′@2発明はこのようにして得たポリカ
ルボシランを原料とし、これをシラコンカーバイド繊維
とする方法に関するものであるが、この繊維化工程は従
来公知の方法によればよい。
すなわち、ポリカルボシランの繊維化は、まづこのポリ
カルボシランを溶媒中に溶解するか、あるいは加熱溶融
して紡糸浴を作り、これを紡糸してポリカルボシラン繊
維とするのであるが、この方法で得られるポリカルボシ
ラン繊維はこの原料であるポリカルボシランが三次元構
造体よりもむしろ直鎖状部分に富むもので、しかもこれ
が分子量も高く均一化されたもので、紡糸時における糸
切れなどのない紡糸性のすぐれたものであることから、
この紡糸条件の設定も容易であり、この紡糸により得ら
れるポリカルボシラン繊維はその強度も均一になるとい
う有利性が与えられる。
このようにして得られたポリカルボシラン繊維は、つい
で常法にしたがって酸素またはオゾンガス中での加熱に
より不動化されるのであるが、この加熱温度はポリカル
ボシラン中の一81H基の酸化反応速度との関連で13
0℃以上とする必要があり、これはまたポリカルボシラ
ン繊維が溶融しない範囲とする必要があるので、これは
130〜180℃の範囲とすることがよく、この加熱処
理時間についてはその後の焼成中の繊維の溶融切断とい
う見地から4〜12時間とすることがよい。
なお、この不融化処理はこの原料としてのボ9オルポジ
ランが前記したように直鎖状に富むものでその分子−も
高く均一なものであり、したがってこの不融化の対象と
なる分子鎖中の一5in基も比較的規則正しく配置され
ているので、この酸化による不融化が均一に行なわれ、
結果において得られる繊維にはそれが均質になるという
優位性が与えられる。
この不融化されたポリカルボシラン繊維はつぎに不活性
ガス中での高温処理によってシリコンカーバイド繊維と
されるが、これが600℃以下ではポリカルボシランの
りリコシカーバイド化が不充分となり、このシリコンカ
ーバイド化は1200℃で充分とされるので、この熱処
理温度は600〜1200℃とすればよいが、この処理
は窒素、炭酸ガス、・アルゴン、ヘリウムなどの不活性
ガス中で行なう必要があり、この処理に当っては例えば
ポリカルボシラン繊維を不活性ガス雰囲気中に収容して
から1200℃までゆつ(り昇温させ、ついでこの温度
に2〜20時間保持するという方法で行なえばよい。
これを要するに、本発明はジオルガノシルメチレンおよ
び/またはジオルガノシルフェニレン骨核を含むジメチ
ルポリシランの熱分解で直鎮状に富んだポリカルボシラ
ンを作り、これを原料としてシリコンカーバイド繊維を
製造する方法であり、これによれば従来公知のジメチル
ポリVランの熱分解により得られるポリカルボシランか
ら作られた繊維に(らべて、特性が安定した、引張強度
が高く均一であるというシリコンカーバイド繊維を従来
法にくらべて容易に製造することができる。
つぎに本発明の実施例をあげる。
実施例1゜ ジメチルジクロロシランとクロロメチルジメチルシラン
またはクロロメチルジメチルシランとの混合物を、13
0℃に保持した金属す)9ウムのキシレン溶媒懸濁液中
に滴下供給して反応させ、ジメチルνルメチレyまたは
ジメチルシルフェニレン骨核を含むジメチルポリシラン
を合成した。
つぎにこのジメチルポリシランを温度針、揮発性ガス留
出排管、かくはん機および不活性ガス導入管をとりつけ
た四ツロフラスコに仕込み、徐々に加熱したところ、こ
のものは330tで熱分解・重合を始めたので、生成す
る揮発性゛生成分を留去しながら420℃まで昇温して
反応をつづけたところ、ポリカルボシランが得られ、そ
の結果は次表に示すとおりであった。
実施例2゜ 前例の実験41〜5で得たポリカルポジうνを減圧下で
加熱し、揮発性成分を除去してこの分子It−1300
〜1500(:1illl:コロ、コfJもの線軟化点
(融点)が170〜203℃となった。
つぎにこれらを270℃に加熱して溶融し、モノホール
の口金から50+a/分の速度で押し出して直径15声
欝の繊維6二紡糸してこれを石英パイプに巻き取った。
ついで、これを管状加熱炉C;入れ、この石英パイプを
回転させなから他端から空気を通し、130℃まで昇温
させたのち、170℃まで5℃/時で昇温してこの酸化
不融化処理を行なった。
つぎ(:、この酸化処理で不融化したポリカルボシラン
m維を加熱炉に入れ、窒素ガス中で600℃から120
0℃まで10時間かけてゆっくり昇温させて加熱し、さ
ら4’:1200℃に2時間保持したところ、このもの
は黒色で光沢のあるシリコンカーバイド繊維となり、こ
れらの強度燻次表C二示すとおりであった。
なg1次表(二は前例の46で得たポリカルボシランを
用いて同様−二処理したちの(;ついての結果も併記し
たが、この場合fi5011/分の紡糸速度では糸切れ
のため紡糸できなかったので、10*/分、20慕/分
の紡糸速度で紡糸した結果を示しである。
第   2   表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 (ここにR1はメチレン基および/またはフェニレン基
    、Rs、R1は炭素数1〜6の一価炭化水素基、X、7
    −は正数、X≧y )で示されるジオルガノνルメチレ
    yおよび/またはジオルガノシルフェニレン骨核を含む
    ジメチルポリシランを不活性雰囲気中で300〜650
    ℃に加熱し、熱分解・重合させることを特徴とするポリ
    カルボシランの製造方法 象イ)一般式 (ここにR1はメチレン基および/lたはフェニレン基
    、Rs 、 1mは炭素数1〜6の一価炭化水素基、X
    、7.N は正数、I≧Y)で示されるジオルガノシル
    メチレンおよび/またはジオルガノシルフェニレン骨核
    を含むジメチルポリVランを不活性雰囲気中で300〜
    650℃で熱分解・重合させてポリカルボシランを得る
    工程、口)このポジカルボシランを紡糸する工程、八)
    紡糸されたポジカルボシランを酸素また、融。 はオゾンガスの存在下に加熱して不蕪化する工程、二)
    この不融化繊維を不活性ガス中で600〜1200℃に
    加熱してシリコンカーバイド化する工程、とからなるこ
    とを特徴とするVリコVカーバイド繊維の製造方法
JP16540081A 1981-10-16 1981-10-16 シリコンカ−バイド繊維の製造方法 Granted JPS5867730A (ja)

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JPS6227165B2 JPS6227165B2 (ja) 1987-06-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987005612A1 (en) * 1986-03-11 1987-09-24 The Foundation: The Research Institute For Special Organopolyarylsilane, process for its production, and fibers prepared therefrom

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987005612A1 (en) * 1986-03-11 1987-09-24 The Foundation: The Research Institute For Special Organopolyarylsilane, process for its production, and fibers prepared therefrom

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