JP2003226754A - ボリルボラジンからのチッ化ホウ素繊維の製造方法 - Google Patents
ボリルボラジンからのチッ化ホウ素繊維の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の欠点を解決し、特にチッ化ホウ素
繊維の製造に関する所望の質を有し、繊維のための前駆
体ポリマーを提供すること。 【解決手段】 下記の式(I): 【化1】 (式中、nは整数であり、R1とR2は同一又は異なっ
て、独立してアルキル基を表し、R3はアミノ基、水素
原子、アルキル、シクロアルキル又はボリルを表す)の
ポリマー。
繊維の製造に関する所望の質を有し、繊維のための前駆
体ポリマーを提供すること。 【解決手段】 下記の式(I): 【化1】 (式中、nは整数であり、R1とR2は同一又は異なっ
て、独立してアルキル基を表し、R3はアミノ基、水素
原子、アルキル、シクロアルキル又はボリルを表す)の
ポリマー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の目的は、チッ化ホウ
素繊維、特に、BN/BN複合体、熱構造部品又はアン
テナレドームなどのセラミック複合材料の製造に用いる
ことができる、機械的特性が良好な連続的なチッ化ホウ
素繊維を製造する方法である。
素繊維、特に、BN/BN複合体、熱構造部品又はアン
テナレドームなどのセラミック複合材料の製造に用いる
ことができる、機械的特性が良好な連続的なチッ化ホウ
素繊維を製造する方法である。
【0002】より詳しくは、前駆体ポリマーからのチッ
化ホウ素繊維の製造に関し、これは紡糸によりポリマー
繊維を形成し、ついで、セラミゼーション(ceramisati
on)に供してそれをチッ化ホウ素繊維に転換する方法で
ある。
化ホウ素繊維の製造に関し、これは紡糸によりポリマー
繊維を形成し、ついで、セラミゼーション(ceramisati
on)に供してそれをチッ化ホウ素繊維に転換する方法で
ある。
【0003】本発明のセラミックのチッ化ホウ素繊維
は、耐酸化性、耐熱性、及び電気絶縁性が良好な、複合
材料の製造に非常に有用である。
は、耐酸化性、耐熱性、及び電気絶縁性が良好な、複合
材料の製造に非常に有用である。
【0004】複合材料、特にセラミックマトリックス材
料では、実際に、連続的な繊維を有することが、セラミ
ックスの耐破損性を改善するために好ましい。
料では、実際に、連続的な繊維を有することが、セラミ
ックスの耐破損性を改善するために好ましい。
【0005】さらに、高い引張強さを有する柔軟な繊維
を用いることが必要である。
を用いることが必要である。
【0006】
【従来の技術】[]内の参照は、添付の文献リストに対
応する。
応する。
【0007】R.T.PAINEら[1]により記載されたよう
に、チッ化ホウ素の製造についての多くの方法が存在す
る。この文献に記載された方法の中で、特に、ボラゼン
などの無機ホウ素化合物から形成された前駆体ポリマー
を用いた方法が見出される。
に、チッ化ホウ素の製造についての多くの方法が存在す
る。この文献に記載された方法の中で、特に、ボラゼン
などの無機ホウ素化合物から形成された前駆体ポリマー
を用いた方法が見出される。
【0008】上記前駆体ポリマーを得る1つの方法は、
C.K.Narulaら[2]により記載されている。それは、ト
リクロロボラジン又は2−(ジメチルアミノ)−4,6
−ジクロロボラジンと、ヘキサメチルジシラザンとを、
ジクロロメタン中の溶液中で、周囲温度で、反応させる
ことからなる。2−(ジメチルアミノ)−4,6−ジク
ロロボラジンを用いる場合、NMe2基の存在のために
2つの点で重合が好ましい。
C.K.Narulaら[2]により記載されている。それは、ト
リクロロボラジン又は2−(ジメチルアミノ)−4,6
−ジクロロボラジンと、ヘキサメチルジシラザンとを、
ジクロロメタン中の溶液中で、周囲温度で、反応させる
ことからなる。2−(ジメチルアミノ)−4,6−ジク
ロロボラジンを用いる場合、NMe2基の存在のために
2つの点で重合が好ましい。
【0009】前駆体ポリマーを得る別の方法は、EP−
A−0342673[3]に記載されており、B−トリ
ス(低級アルキルアミノ)ボラジンと、アルキルアミ
ン、例えばラウリルアミンとを、加熱して、バルクで又
は溶液中で、反応させることからなる。
A−0342673[3]に記載されており、B−トリ
ス(低級アルキルアミノ)ボラジンと、アルキルアミ
ン、例えばラウリルアミンとを、加熱して、バルクで又
は溶液中で、反応させることからなる。
【0010】FR−A−2695645[4]に記載さ
れたように、式[B(NR1R2)−NR3−]3の三
官能性アミノボラジン(R1、R2及びR3は、同一又
は異なって、水素、アルキル基またはアリール基を表
す)の熱重縮合により他の前駆体ポリマーを得ることも
できる。
れたように、式[B(NR1R2)−NR3−]3の三
官能性アミノボラジン(R1、R2及びR3は、同一又
は異なって、水素、アルキル基またはアリール基を表
す)の熱重縮合により他の前駆体ポリマーを得ることも
できる。
【0011】上記ポリマーは、粉末又は他の形態のチッ
化ホウ素を得るためにはよく適しているが、そのような
ポリマーからより複雑な形状、特に繊維を調製すること
はより困難である。
化ホウ素を得るためにはよく適しているが、そのような
ポリマーからより複雑な形状、特に繊維を調製すること
はより困難である。
【0012】実際に、しばしば、繊維を形成するために
必要な前駆体ポリマーを引き伸ばすことは、それが統計
的に架橋構造であるために、うまくいかず、結果として
あまり伸びず、繊維の断面の適切な制御が非常に困難で
ある。その方法において、このことは繊維の破断又は弱
点をもたらし、非常に機械的特性が劣ったものとなる。
必要な前駆体ポリマーを引き伸ばすことは、それが統計
的に架橋構造であるために、うまくいかず、結果として
あまり伸びず、繊維の断面の適切な制御が非常に困難で
ある。その方法において、このことは繊維の破断又は弱
点をもたらし、非常に機械的特性が劣ったものとなる。
【0013】例えば、T.Widemanらにより示された方法
のように、チッ化ホウ素繊維を得るためにより適した他
の前駆体ポリマーを見出す研究が行なわれている。この
文献では、溶融状態の紡糸可能である前駆体ポリマー
が、ジアルキルアミンとの反応によりポリボラジレンを
修飾することにより得られることが示されている。
のように、チッ化ホウ素繊維を得るためにより適した他
の前駆体ポリマーを見出す研究が行なわれている。この
文献では、溶融状態の紡糸可能である前駆体ポリマー
が、ジアルキルアミンとの反応によりポリボラジレンを
修飾することにより得られることが示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、チッ化ホ
ウ素繊維を製造するための多くの経路が考慮されている
が、成功していない。
ウ素繊維を製造するための多くの経路が考慮されている
が、成功していない。
【0015】従来技術によって得られた材料は、マトリ
ックス又は固体のBNであり、良好な機械的性能を有す
るセラミックス複合材料の製造のために必須である高品
質のチッ化ホウ素の連続的な繊維はない。
ックス又は固体のBNであり、良好な機械的性能を有す
るセラミックス複合材料の製造のために必須である高品
質のチッ化ホウ素の連続的な繊維はない。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、従来技
術の上記欠点を解決し、特にチッ化ホウ素繊維の製造に
関する上記の所望の質を有し、繊維のための前駆体ポリ
マーを提供することである。
術の上記欠点を解決し、特にチッ化ホウ素繊維の製造に
関する上記の所望の質を有し、繊維のための前駆体ポリ
マーを提供することである。
【0017】この目的は、本発明によれば、以下の式
(I)の前駆体ポリマーを用いることにより達成され
る。
(I)の前駆体ポリマーを用いることにより達成され
る。
【0018】
【化4】
【0019】式中、nは整数であり、R1とR2は同一
又は異なって、独立してアルキル基を表し、R3はアミ
ノ基、水素原子、アルキル、シクロアルキル又はボリル
を表す。
又は異なって、独立してアルキル基を表し、R3はアミ
ノ基、水素原子、アルキル、シクロアルキル又はボリル
を表す。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において、アルキル基R1
は、メチル基を表すものであることが有利である。しか
しながら、他のアルキル基、たとえば2又は3の炭素を
有するものでも良いであろう。
は、メチル基を表すものであることが有利である。しか
しながら、他のアルキル基、たとえば2又は3の炭素を
有するものでも良いであろう。
【0021】本発明において、アルキル基R2はメチル
基を表すことが有利である。しかしながら、R1と独立
して、R2は他のアルキル基、たとえば2または3の炭
素原子を有するもの、例えばエチル又はプロピルでもよ
いであろう。
基を表すことが有利である。しかしながら、R1と独立
して、R2は他のアルキル基、たとえば2または3の炭
素原子を有するもの、例えばエチル又はプロピルでもよ
いであろう。
【0022】本発明において、アルキル基R3はアルキ
ルアミン、例えば1乃至3の炭素原子を含むものを示す
ことが有利であり、好ましくはR3はNHCH3であ
る。
ルアミン、例えば1乃至3の炭素原子を含むものを示す
ことが有利であり、好ましくはR3はNHCH3であ
る。
【0023】この構造は、得られたポリマーに大きな柔
軟性を与え、それは非常に容易に糸に形成されることが
できる。これらの糸をセラミックス化(ceramisation)す
れば、チッ化ホウ素繊維を得ることが可能である。
軟性を与え、それは非常に容易に糸に形成されることが
できる。これらの糸をセラミックス化(ceramisation)す
れば、チッ化ホウ素繊維を得ることが可能である。
【0024】こうして、本発明は、前駆体ポリマーを紡
糸し、紡糸により得られたポリマー繊維をセラミゼーシ
ョンを行なうことによるチッ化ホウ素の製造方法であっ
て、前記前駆体ポリマーが上記式(I)に定義されたも
のである方法にも関する。
糸し、紡糸により得られたポリマー繊維をセラミゼーシ
ョンを行なうことによるチッ化ホウ素の製造方法であっ
て、前記前駆体ポリマーが上記式(I)に定義されたも
のである方法にも関する。
【0025】本発明によれば、有利には、前駆体ポリマ
ーは、以下の工程を実行することにより得ることができ
る。
ーは、以下の工程を実行することにより得ることができ
る。
【0026】−HN(R1)2とトリクロロボラジンと
を、1/1の化学量論的モル比で反応させて、下記式
(II)のボラジンを得ること
を、1/1の化学量論的モル比で反応させて、下記式
(II)のボラジンを得ること
【0027】
【化5】
【0028】−加熱せずに、式(II)のボラジンを、式
R3B(NHR2)2のアルキルアミノボランと、1/
1の化学量論的モル比で、第3級アミン−N(R4)3
の存在下で、反応させること、(式中、R1、R2、R
3は上記で定義した通りであり、R4はアルキル基であ
る)。
R3B(NHR2)2のアルキルアミノボランと、1/
1の化学量論的モル比で、第3級アミン−N(R4)3
の存在下で、反応させること、(式中、R1、R2、R
3は上記で定義した通りであり、R4はアルキル基であ
る)。
【0029】本発明によれば、R4は、1乃至3の炭素
原子を含むアルキル基であることが有利であり、エチル
基であることが好ましい。
原子を含むアルキル基であることが有利であり、エチル
基であることが好ましい。
【0030】本発明に用いられる技術は、ボラジンの化
学的重合に基づくものである。
学的重合に基づくものである。
【0031】式(II)のボラジンと、アルキルアミノボ
ランR3B(NHR2)2の間の化学量が重要視される
ことが求められ、好ましくはできるだけ、正確に、すな
わちこれらの2つの化合物のモル比が1/1であること
が好ましい。
ランR3B(NHR2)2の間の化学量が重要視される
ことが求められ、好ましくはできるだけ、正確に、すな
わちこれらの2つの化合物のモル比が1/1であること
が好ましい。
【0032】式(III)の化合物でR2=CH3、R3
=NHCH3であるトリスメチルアミノボランは、NH
Me基が塩素原子に対して非常に高い反応性を有してい
るために、前駆体ポリマーの合成に好適なアミノボラン
である。
=NHCH3であるトリスメチルアミノボランは、NH
Me基が塩素原子に対して非常に高い反応性を有してい
るために、前駆体ポリマーの合成に好適なアミノボラン
である。
【0033】最初の試薬の導入は、適切に制御されてい
る(厳密な量)ことが、所望のポリマーを得るために有
利である。
る(厳密な量)ことが、所望のポリマーを得るために有
利である。
【0034】したがって、本発明は、チッ化ホウ素繊維
の製造のためには、加熱せずに、すなわち周囲温度で、
例えば、10乃至35℃の間で得られたあまり架橋され
ていないボリルボラジンタイプのポリマーを用いる。
の製造のためには、加熱せずに、すなわち周囲温度で、
例えば、10乃至35℃の間で得られたあまり架橋され
ていないボリルボラジンタイプのポリマーを用いる。
【0035】本発明によれば、鎖の末端を形成するため
に、わずかに過剰量のアミンHN(R1)2を化合物
(II)の合成の初めに、添加することができる。これ
は、連鎖ブロッカーとして機能することになる少ない比
率の式(NR1)2ClB3N3H3の二置換ボラジン
が、重縮合のレベルを制限することを意味する。
に、わずかに過剰量のアミンHN(R1)2を化合物
(II)の合成の初めに、添加することができる。これ
は、連鎖ブロッカーとして機能することになる少ない比
率の式(NR1)2ClB3N3H3の二置換ボラジン
が、重縮合のレベルを制限することを意味する。
【0036】アルキルアミンHNR5R6と、溶液中で
得られたポリマーを反応させて、最後に、鎖末端の塩素
原子を置換することも可能である(R5とR6は独立し
てアルキル、アリール、又はボリルである)。鎖ブロッ
キング基の割合は、式(I)のベース単位の反復nを決
定する。上記(n)は、例えば5乃至30であり、好ま
しくは10乃至20である。しかしながらボリル基の架
橋による重合は、立体障害のために非常に起こり得ない
ことであるが、排除することはできない。これは、R3
がアルキルアミノ基である場合、ポリマーがわずかに架
橋され得るためである。
得られたポリマーを反応させて、最後に、鎖末端の塩素
原子を置換することも可能である(R5とR6は独立し
てアルキル、アリール、又はボリルである)。鎖ブロッ
キング基の割合は、式(I)のベース単位の反復nを決
定する。上記(n)は、例えば5乃至30であり、好ま
しくは10乃至20である。しかしながらボリル基の架
橋による重合は、立体障害のために非常に起こり得ない
ことであるが、排除することはできない。これは、R3
がアルキルアミノ基である場合、ポリマーがわずかに架
橋され得るためである。
【0037】本発明によれば、重合は好ましくは不活性
雰囲気下でおこなわれる。
雰囲気下でおこなわれる。
【0038】一度反応が終了すると、溶媒に溶解性のポ
リマーは、アミンクロロヒドラートN(R4)3.HC
lから、例えば、ろ過により分離することができ、溶媒
は、例えば減圧での蒸発により除去することができる。
リマーは、アミンクロロヒドラートN(R4)3.HC
lから、例えば、ろ過により分離することができ、溶媒
は、例えば減圧での蒸発により除去することができる。
【0039】本発明において、ポリマーは、合成の後に
再溶融することができることが、それを均質化し、紡糸
の前に、コンパクトにするために有利である。これは例
えば、温度を、その軟化温度まで、少し上げることによ
り行なうことができる。
再溶融することができることが、それを均質化し、紡糸
の前に、コンパクトにするために有利である。これは例
えば、温度を、その軟化温度まで、少し上げることによ
り行なうことができる。
【0040】本発明において、紡糸工程は、好ましく
は、制御雰囲気下で行なわれ、本発明者らは、この雰囲
気の相対湿度レベルが、10%未満の値、好ましくは2
%未満の値を保持することが好ましいことを見出した。
は、制御雰囲気下で行なわれ、本発明者らは、この雰囲
気の相対湿度レベルが、10%未満の値、好ましくは2
%未満の値を保持することが好ましいことを見出した。
【0041】紡糸のためには、ポリマーは、フィルター
と切断エレメントに囲まれた、50乃至500μm、よ
り好ましくは100乃至200μmのダイから押出すこ
とができる。ポリマー糸の延伸は、50乃至200m
m、より厳密には50乃至100mmの直径の耐火性ス
プールにより行なうことができる。上記スプールは、例
えばグラファイトからなる。
と切断エレメントに囲まれた、50乃至500μm、よ
り好ましくは100乃至200μmのダイから押出すこ
とができる。ポリマー糸の延伸は、50乃至200m
m、より厳密には50乃至100mmの直径の耐火性ス
プールにより行なうことができる。上記スプールは、例
えばグラファイトからなる。
【0042】本発明は、有利には、紡糸温度を、従来の
ポリマー及び方法に比べて、30乃至100℃低下させ
ることができる。
ポリマー及び方法に比べて、30乃至100℃低下させ
ることができる。
【0043】良好な結果を得るために、紡糸は好ましく
は紡糸温度Tfが、30℃≦Tf−Tg≦100℃、好
ましくは30℃≦Tf−Tg≦70℃(Tgはポリマー
のガラス転移温度である)であるような紡糸温度で行な
われる。
は紡糸温度Tfが、30℃≦Tf−Tg≦100℃、好
ましくは30℃≦Tf−Tg≦70℃(Tgはポリマー
のガラス転移温度である)であるような紡糸温度で行な
われる。
【0044】本発明のポリマーのガラス転移温度は、n
の値、又はボラジン(III)の割合に応じて、約25乃
至80℃である。
の値、又はボラジン(III)の割合に応じて、約25乃
至80℃である。
【0045】本発明の式(I)の前駆体は、特に、偽直
鎖状又はあまり架橋されていない構造を有している。そ
の理由は、最初のトリクロロボラジン(TCB)前駆体の
3つの部位の一つが、非反応性とされているからであ
る。分子量分布は、したがってより限定されている。
鎖状又はあまり架橋されていない構造を有している。そ
の理由は、最初のトリクロロボラジン(TCB)前駆体の
3つの部位の一つが、非反応性とされているからであ
る。分子量分布は、したがってより限定されている。
【0046】さらに、本発明の化学的重縮合は、ボラジ
ン環B3N3が、唯一のもとのN−B−Nタイプの3つ
の原子の鎖間結合によって連結されているポリマーを形
成することを可能にする。重縮合機構は、したがって一
対一対応である。周囲温度で、すなわち10乃至35℃
で、例えば約25℃で、環状プロトンは、塩素原子と反
応するほど十分には反応性でない。2つの環の間の3原
子ブリッジの形成は、したがって、唯一可能なメカニズ
ムである。
ン環B3N3が、唯一のもとのN−B−Nタイプの3つ
の原子の鎖間結合によって連結されているポリマーを形
成することを可能にする。重縮合機構は、したがって一
対一対応である。周囲温度で、すなわち10乃至35℃
で、例えば約25℃で、環状プロトンは、塩素原子と反
応するほど十分には反応性でない。2つの環の間の3原
子ブリッジの形成は、したがって、唯一可能なメカニズ
ムである。
【0047】さらに、本発明のポリマーの特異的構造
は、鎖当たりの環の数を制御し、こうしてポリマーの分
子量と、これによりガラス転移温度を制御することを可
能にする。
は、鎖当たりの環の数を制御し、こうしてポリマーの分
子量と、これによりガラス転移温度を制御することを可
能にする。
【0048】本発明の上記構造は、得られたポリマーの
レオロジー特性を改善し、ポリマーに高い柔軟性を提供
し、これにより紡糸を非常に容易とすることができる。
レオロジー特性を改善し、ポリマーに高い柔軟性を提供
し、これにより紡糸を非常に容易とすることができる。
【0049】この特異的ポリマーを用いた本発明の方法
の利点は、多岐にわたる。
の利点は、多岐にわたる。
【0050】例えば、周囲温度でのより速い重縮合を挙
げることができ、これはエネルギーの点で非常に有用で
ある。重縮合が、低い温度での化学反応により行なわれ
るために、時間の節約も大きく、よって熱分解もない。
げることができ、これはエネルギーの点で非常に有用で
ある。重縮合が、低い温度での化学反応により行なわれ
るために、時間の節約も大きく、よって熱分解もない。
【0051】さらに、本発明の方法と、重縮合メカニズ
ムの一対一対応のおかげで、ボラジン環の間の3つの原
子ブリッジの形成だけが可能である。
ムの一対一対応のおかげで、ボラジン環の間の3つの原
子ブリッジの形成だけが可能である。
【0052】さらに、ポリマーがメチルタイプのアルキ
ル基を含むために、セラミックの収率が比較的高い。こ
の収率は、50%に達することが可能である。
ル基を含むために、セラミックの収率が比較的高い。こ
の収率は、50%に達することが可能である。
【0053】従来技術の熱重縮合反応と比較して、本発
明の方法は、ポリマーの成長のさらによりよい制御を可
能にする。実際に、最初の試薬の量は、制御された量で
添加することができ、それは分子量が制御可能なポリマ
ーを得ることを可能にする。
明の方法は、ポリマーの成長のさらによりよい制御を可
能にする。実際に、最初の試薬の量は、制御された量で
添加することができ、それは分子量が制御可能なポリマ
ーを得ることを可能にする。
【0054】本発明において、セラミゼーション処理
は、一般的に、アミノボラジン主体の前駆体ポリマー繊
維を、チッ化ホウ素へ形質転換するために用いられる伝
統的な方法(それらを、アンモニアの存在下で、ついで
窒素下で、必要なら、アルゴンなどの不活性ガス下で、
加熱処理に供することによる方法)により、行なうこと
ができる。
は、一般的に、アミノボラジン主体の前駆体ポリマー繊
維を、チッ化ホウ素へ形質転換するために用いられる伝
統的な方法(それらを、アンモニアの存在下で、ついで
窒素下で、必要なら、アルゴンなどの不活性ガス下で、
加熱処理に供することによる方法)により、行なうこと
ができる。
【0055】本発明によれば、セラミゼーション工程
は、有利には、1又はいくつかの連続操作で、1000
℃以下の温度までのアンモニアでの第1のプレセラミゼ
ーション工程を行ない、ついで、より高い温度、特に1
400ないし2200℃において、窒素及び/又は貴ガ
ス雰囲気で、第2のセラミゼーション工程を行なうこと
により、二段階で行なわれる。
は、有利には、1又はいくつかの連続操作で、1000
℃以下の温度までのアンモニアでの第1のプレセラミゼ
ーション工程を行ない、ついで、より高い温度、特に1
400ないし2200℃において、窒素及び/又は貴ガ
ス雰囲気で、第2のセラミゼーション工程を行なうこと
により、二段階で行なわれる。
【0056】これらの処理について、5乃至1000℃
/h、好ましくは15乃至700℃/hの温度上昇が可
能である加熱装置を用いることができる。
/h、好ましくは15乃至700℃/hの温度上昇が可
能である加熱装置を用いることができる。
【0057】本発明のポリマーから得られる高い性能の
チッ化ホウ素繊維は、モノフィラメントの形状又はフィ
ラメントのローブ形状の、織ることができる連続六方晶
チッ化ホウ素繊維であり、フィラメント(類)は、平均
引張強さσRが少なくとも800MPa、好ましくは8
00乃至2000MPaであり、平均ヤング率Eが50
乃至250GPa、好ましくは50乃至190GPaで
あり、平均破断のび分布εRは0.2乃至2%、好まし
くは0.2乃至1%である。
チッ化ホウ素繊維は、モノフィラメントの形状又はフィ
ラメントのローブ形状の、織ることができる連続六方晶
チッ化ホウ素繊維であり、フィラメント(類)は、平均
引張強さσRが少なくとも800MPa、好ましくは8
00乃至2000MPaであり、平均ヤング率Eが50
乃至250GPa、好ましくは50乃至190GPaで
あり、平均破断のび分布εRは0.2乃至2%、好まし
くは0.2乃至1%である。
【0058】メジアン引張強さσRは、試験長さ1cm
の約50のフィラメントで測定されることが指摘される
べきである。破断試験は、メジアン引張強さが破断可能
性0.63に決められたWeibullモデルにより分析す
る。平均の破断(εR)のび分布についての平均値を定
義し、その値から、残存可能性0.63で引き張り強さ
(σR)分布のメジアン値を計算する。そして、平均ヤ
ング率又は弾性Eを推定することができる。
の約50のフィラメントで測定されることが指摘される
べきである。破断試験は、メジアン引張強さが破断可能
性0.63に決められたWeibullモデルにより分析す
る。平均の破断(εR)のび分布についての平均値を定
義し、その値から、残存可能性0.63で引き張り強さ
(σR)分布のメジアン値を計算する。そして、平均ヤ
ング率又は弾性Eを推定することができる。
【0059】本発明によれば、繊維を構成するフィラメ
ント(類)の直径は、好ましくは4乃至25μmであ
る。
ント(類)の直径は、好ましくは4乃至25μmであ
る。
【0060】繊維を形成するチッ化ホウ素は、六方晶の
チッ化ホウ素である。この構造は、BNの六角面のスタ
ッキングに相当する。このタイプの構造は、例えば特許
出願FR−A−2806422号公報に記載されてい
る。
チッ化ホウ素である。この構造は、BNの六角面のスタ
ッキングに相当する。このタイプの構造は、例えば特許
出願FR−A−2806422号公報に記載されてい
る。
【0061】本発明によれば、繊維は、有利には、不純
度が1%未満であり、特に、11を超えた原子量の全エ
レメントに対して0.1重量%未満であり、比重が1.
8g/cm2である。
度が1%未満であり、特に、11を超えた原子量の全エ
レメントに対して0.1重量%未満であり、比重が1.
8g/cm2である。
【0062】さらに、繊維は、自然の老化において、そ
の高い性能を保存している。実際には、65℃、相対湿
度75%の老化が促進される雰囲気で、2ヶ月たっても
機械特性の減少は測定されない。
の高い性能を保存している。実際には、65℃、相対湿
度75%の老化が促進される雰囲気で、2ヶ月たっても
機械特性の減少は測定されない。
【0063】本発明の繊維は、優れた紡糸性を有し、そ
の結果、容易な紡糸が可能になる。これに対して、従来
技術のポリマーではこの工程は細心の注意を必要とす
る。得られた繊維は、連続的で高性能の繊維である。
の結果、容易な紡糸が可能になる。これに対して、従来
技術のポリマーではこの工程は細心の注意を必要とす
る。得られた繊維は、連続的で高性能の繊維である。
【0064】本発明の産業上の利用性は、数多く、中で
も、一般的には、複合材料の製造、例えば、BN/BN
複合、構造部品又は高構造温度アンテナレドームの製造
などに用いられるチッ化ホウ素の製造が挙げられる。
も、一般的には、複合材料の製造、例えば、BN/BN
複合、構造部品又は高構造温度アンテナレドームの製造
などに用いられるチッ化ホウ素の製造が挙げられる。
【0065】例えば、自動車部門、航空部門、及び一般
的な機械などの構造部品の製造のために、上記繊維は、
例えば単独で用いることができるが、エポキシなどの樹
脂マトリックス中で、又はセラミックマトリックス中で
用いることができる。
的な機械などの構造部品の製造のために、上記繊維は、
例えば単独で用いることができるが、エポキシなどの樹
脂マトリックス中で、又はセラミックマトリックス中で
用いることができる。
【0066】さらに、本発明によれば、上述の式(I)
のポリマーは、有利には、酸化に対して保護するコーテ
ィング、チッ化ホウ素フォーム、BN/C又はBN/B
N複合材料又はマイクロエレクトロニクス分野のヒート
シンクの製造に、有利に用いることができる。
のポリマーは、有利には、酸化に対して保護するコーテ
ィング、チッ化ホウ素フォーム、BN/C又はBN/B
N複合材料又はマイクロエレクトロニクス分野のヒート
シンクの製造に、有利に用いることができる。
【0067】本発明の他の利点及び特性は、以下の実施
例を通して当業者には明白となるであろう。以下の実施
例は単に例示のためであり、本発明はこれらにより制限
されるものではない。
例を通して当業者には明白となるであろう。以下の実施
例は単に例示のためであり、本発明はこれらにより制限
されるものではない。
【0068】
【実施例】実施例1:ポリマーの合成
4.8gの2,4,6−トリクロロボラジン(TCB=
Cl3B3N3H3)を120mlのトルエンと10m
lのトリエチルアミン(1当量)に溶解した。得られた
溶液に、1.175gのMe2NHを、極低温のポンプ
により添加した。ろ過の後、溶剤を減圧で蒸発させ、ボ
ラジンを得た:(NMe2)Cl2B3N3H
3(a)。
Cl3B3N3H3)を120mlのトルエンと10m
lのトリエチルアミン(1当量)に溶解した。得られた
溶液に、1.175gのMe2NHを、極低温のポンプ
により添加した。ろ過の後、溶剤を減圧で蒸発させ、ボ
ラジンを得た:(NMe2)Cl2B3N3H
3(a)。
【0069】この最初の工程は、特に、3つの官能基の
うちの1つが合成温度で非反応性とされているボラジン
タイプのモノマーを調製することからなる。そしてその
モノマーは2つの反応性「塩素」官能基を含むだけであ
る。その反応の間、TCB中の塩素の原子は、N(CH
3)2基により置換され、HClの1当量は解放されて
いる。この種は、これらの条件下で気体であり、沈澱す
る固体Et3N・HClを形成する1当量のトリエチル
アミン(Et3N)により捕捉することができる。
うちの1つが合成温度で非反応性とされているボラジン
タイプのモノマーを調製することからなる。そしてその
モノマーは2つの反応性「塩素」官能基を含むだけであ
る。その反応の間、TCB中の塩素の原子は、N(CH
3)2基により置換され、HClの1当量は解放されて
いる。この種は、これらの条件下で気体であり、沈澱す
る固体Et3N・HClを形成する1当量のトリエチル
アミン(Et3N)により捕捉することができる。
【0070】この第1工程の後、修飾されたボラジン
(1当量)、15mlのトリエチルアミンを、そのバイ
アルを、50mlのトルエンに溶解した2,21gのB
(NHMe)3に注ぐことにより注入した。攪拌、ろ
過、及び蒸発の後、4.3gの粉末状の明橙色の固体
で、ほとんどの有機溶媒に可溶性のものが、得られた。
ついでポリマーを、反応器に導入し、その後、アルゴン
中で150℃まで加熱して再溶融した。
(1当量)、15mlのトリエチルアミンを、そのバイ
アルを、50mlのトルエンに溶解した2,21gのB
(NHMe)3に注ぐことにより注入した。攪拌、ろ
過、及び蒸発の後、4.3gの粉末状の明橙色の固体
で、ほとんどの有機溶媒に可溶性のものが、得られた。
ついでポリマーを、反応器に導入し、その後、アルゴン
中で150℃まで加熱して再溶融した。
【0071】この第2工程は、ポリマーの調製に関する
ものである。反応は、上記のものと同様であり、すなわ
ち、アルキルアミノボランが、塩素官能基と、そのNH
CH3官能基を介して反応することができ、単離できな
い中間体を形成し、ついで、同じ分子とまた反応するこ
とができる。このプロセスの反復は、ポリマー(b)の
形成をもたらす。
ものである。反応は、上記のものと同様であり、すなわ
ち、アルキルアミノボランが、塩素官能基と、そのNH
CH3官能基を介して反応することができ、単離できな
い中間体を形成し、ついで、同じ分子とまた反応するこ
とができる。このプロセスの反復は、ポリマー(b)の
形成をもたらす。
【0072】NR3による、環の中のホウ素の原子の一
を前置換することは、重縮合が2つの残りの方向に向け
られるのを可能にする。さらに、環間ブリッジに残るN
MeH基による立体障害によって、環間ブリッジに残る
−NMeH基の方向に他の環がアプローチすることが防
止される。
を前置換することは、重縮合が2つの残りの方向に向け
られるのを可能にする。さらに、環間ブリッジに残るN
MeH基による立体障害によって、環間ブリッジに残る
−NMeH基の方向に他の環がアプローチすることが防
止される。
【0073】下記の図1に示す得られたポリマーは、ポ
リマー(b)であると同定された。ここで、nは整数、
例えば5乃至30、好ましくは10乃至20である。
リマー(b)であると同定された。ここで、nは整数、
例えば5乃至30、好ましくは10乃至20である。
【0074】もっぱらN−B−Nの3つの原子の橋によ
り連結された環から形成されており、よって偽直鎖状で
あり、あまり架橋されていない。鎖の末端は、低い割合
のモノマーに存在する付加的なN(CH3)2基により
形成されている。
り連結された環から形成されており、よって偽直鎖状で
あり、あまり架橋されていない。鎖の末端は、低い割合
のモノマーに存在する付加的なN(CH3)2基により
形成されている。
【0075】このポリマーの融点の測定値は、約140
℃であった。
℃であった。
【0076】この産物について行なわれたDSC分析
は、約25℃のTgを示した。
は、約25℃のTgを示した。
【0077】
【化6】
【0078】実施例2:化学ポリマーの紡糸;チッ化ホ
ウ素繊維(BN)の取得 以下の実施例では、得られた繊維の、ラマンスペクトル
を用いて特徴づけを行ない、電子顕微鏡(ESCA)に
より、炭素のない六方晶のチッ化ホウ素繊維として化学
的に分析した。それらの直径、機械的特性、及び構造を
決定した。
ウ素繊維(BN)の取得 以下の実施例では、得られた繊維の、ラマンスペクトル
を用いて特徴づけを行ない、電子顕微鏡(ESCA)に
より、炭素のない六方晶のチッ化ホウ素繊維として化学
的に分析した。それらの直径、機械的特性、及び構造を
決定した。
【0079】直径を、フラウンホーファー近似を用いて
レーザー干渉法により評価した。これらは、回折スリッ
トの役割を担うモノフィラメントである。技術は、2つ
の連続干渉バンドの間の距離を測定し、レーザーの波長
と、モノフィラメントと測定スクリーンとの距離を知る
ことからなる。
レーザー干渉法により評価した。これらは、回折スリッ
トの役割を担うモノフィラメントである。技術は、2つ
の連続干渉バンドの間の距離を測定し、レーザーの波長
と、モノフィラメントと測定スクリーンとの距離を知る
ことからなる。
【0080】機械的特性は、ミクロトラクション機によ
り測定した。厚紙上のフレームを顎に配置して、試験が
モノフィラメントの牽引に相当するようにした。牽引力
をモノフィラメントにかけた。試験を、1cmの試験長
さの50程度のモノフィラメントで行なった。これらの
フィラメントの破断試験を、引張長さが0.63の破断
可能性について測定されたWeibullのモデルにより行な
った。破断のび分布(εR)の平均値を定義し、この値
から、残存可能性0.37での破断のび分布(εR)の
メジアン値を計算した。ついでヤング率又は弾性Eはを
これから推定した。
り測定した。厚紙上のフレームを顎に配置して、試験が
モノフィラメントの牽引に相当するようにした。牽引力
をモノフィラメントにかけた。試験を、1cmの試験長
さの50程度のモノフィラメントで行なった。これらの
フィラメントの破断試験を、引張長さが0.63の破断
可能性について測定されたWeibullのモデルにより行な
った。破断のび分布(εR)の平均値を定義し、この値
から、残存可能性0.37での破断のび分布(εR)の
メジアン値を計算した。ついでヤング率又は弾性Eはを
これから推定した。
【0081】フィラメントの構造状態を、X線回折とラ
マン拡散により決定した。X線回折線の半分の高さの幅
(002)は、六方晶チッ化ホウ素について2θ値が2
6.765°に置かれたもので、c軸に沿ったフィラメ
ントの結晶性の情報を与えた。
マン拡散により決定した。X線回折線の半分の高さの幅
(002)は、六方晶チッ化ホウ素について2θ値が2
6.765°に置かれたもので、c軸に沿ったフィラメ
ントの結晶性の情報を与えた。
【0082】上記実施例1で示したように製造したポリ
マーで、151℃の温度で、ポリマーを、200μmの
ダイを備えた、PRODEMAT社のFILAMAT2(登録商標)で紡糸
した。0.4乃至0.6mm/分の速さで、20乃至4
0daNで力を変化させ、50ないし100mmの直径
のグラファイトスプールで、40乃至200cm/sの
引き速さで、巻き取った。
マーで、151℃の温度で、ポリマーを、200μmの
ダイを備えた、PRODEMAT社のFILAMAT2(登録商標)で紡糸
した。0.4乃至0.6mm/分の速さで、20乃至4
0daNで力を変化させ、50ないし100mmの直径
のグラファイトスプールで、40乃至200cm/sの
引き速さで、巻き取った。
【0083】ポリマーは約90°で非常に押出しが良好
で、紡糸は容易であった。紡糸温度は、従来のポリマー
で用いられる必要のある温度より約100℃低かった。
で、紡糸は容易であった。紡糸温度は、従来のポリマー
で用いられる必要のある温度より約100℃低かった。
【0084】ついで、600℃までのアンモニア下での
プレセラミゼーション処理を行ない、最初のポリマーの
メチル基を除去し、ついで1800℃まで窒素下で行な
った。
プレセラミゼーション処理を行ない、最初のポリマーの
メチル基を除去し、ついで1800℃まで窒素下で行な
った。
【0085】行なったプレセラミゼーションとセラミゼ
ーション加熱処理は、以下の通りである。 加熱処理: a)プレセラミゼーション:25℃/hの速さで、NH
3下で、600℃まで加熱 b)セラミゼーション: −100℃/hの速さで、N2下で、600から110
0℃に加熱する −N2下で、90分間、1100℃に維持する −周囲温度に冷却する −600℃/hの速さで、N2下で、1400℃まで加
熱する −N2下で、1時間、1400℃に維持する −600℃/hの速さで、N2下で、1400から16
00℃に加熱する −N2下で、1時間、1600℃に維持する −600℃/hの速さで、N2下で、1600から18
00℃に加熱する −N2下で、1時間、1800℃に維持する
ーション加熱処理は、以下の通りである。 加熱処理: a)プレセラミゼーション:25℃/hの速さで、NH
3下で、600℃まで加熱 b)セラミゼーション: −100℃/hの速さで、N2下で、600から110
0℃に加熱する −N2下で、90分間、1100℃に維持する −周囲温度に冷却する −600℃/hの速さで、N2下で、1400℃まで加
熱する −N2下で、1時間、1400℃に維持する −600℃/hの速さで、N2下で、1400から16
00℃に加熱する −N2下で、1時間、1600℃に維持する −600℃/hの速さで、N2下で、1600から18
00℃に加熱する −N2下で、1時間、1800℃に維持する
【0086】処理は、機械的張力下で、温度を上昇させ
ながら、耐火性スプールにポリマーを引くことにより行
なった。1800℃まで処理を連続させる利点は、チッ
化ホウ素を結晶化し、BN結晶を繊維の軸に平行に置く
ことである。
ながら、耐火性スプールにポリマーを引くことにより行
なった。1800℃まで処理を連続させる利点は、チッ
化ホウ素を結晶化し、BN結晶を繊維の軸に平行に置く
ことである。
【0087】繊維は、ついで、周囲温度に冷却し、それ
らは機械的及び構造的の特徴づけを行なった。それら
は、白色の外観で、ややスプールの周りで緩んでいた
が、破断していなかった。
らは機械的及び構造的の特徴づけを行なった。それら
は、白色の外観で、ややスプールの周りで緩んでいた
が、破断していなかった。
【0088】製造された異なる試料で得られた引張試験
の結果を表1に要約する。
の結果を表1に要約する。
【0089】この試験で、この実施例の方法によって製
造されたE1とE2は異なる試料を表し、Vはスプーリ
ングの速度、Φは繊維の直径、σRは引張強さ、Eは弾
性率を表す。
造されたE1とE2は異なる試料を表し、Vはスプーリ
ングの速度、Φは繊維の直径、σRは引張強さ、Eは弾
性率を表す。
【0090】これらの繊維についてX線とラマンスペク
トルを記録した。それらは、結晶化された六方晶チッ化
ホウ素に特徴的であった。
トルを記録した。それらは、結晶化された六方晶チッ化
ホウ素に特徴的であった。
【0091】本発明の方法のおかげで、化学的に製造さ
れたポリマーを容易に紡糸することが初めて可能になっ
た。
れたポリマーを容易に紡糸することが初めて可能になっ
た。
【0092】この結果は、機械的特徴が良好で、1回の
試験で、実用的には熱のポリ(アミノ)ボラジンのそれ
に匹敵する1000MPaの引き張り強さを達成できる
ことから、より顕著である。
試験で、実用的には熱のポリ(アミノ)ボラジンのそれ
に匹敵する1000MPaの引き張り強さを達成できる
ことから、より顕著である。
【0093】
【表1】
【0094】本発明は、周囲温度で製造された、新しい
タイプのポリマーから良好な特性をチッ化ホウ素繊維を
得ることを可能にする。
タイプのポリマーから良好な特性をチッ化ホウ素繊維を
得ることを可能にする。
【0095】実施例3:比較
化学的ポリマーを、トリクロロボラジン(TCB)とn
B(NHiPr)3との反応(1<n<3であり、iP
r=イソプロピルである)により得た。この場合、用い
られたアミノボランは、トリス(イソプロピルアミノ)
ボランであった。
B(NHiPr)3との反応(1<n<3であり、iP
r=イソプロピルである)により得た。この場合、用い
られたアミノボランは、トリス(イソプロピルアミノ)
ボランであった。
【0096】紡糸試験を行なった。加熱処理の後、いく
つかのBNのフィラメントのみが得られたが、それらは
引張らずにセラミゼーションされた。
つかのBNのフィラメントのみが得られたが、それらは
引張らずにセラミゼーションされた。
【0097】上記フィラメントは非常に機械的特性が貧
弱で、ポリマーはすべての方向で架橋された。
弱で、ポリマーはすべての方向で架橋された。
【0098】従来技術のこの方法の欠点は、非化学量論
的であり、ポリマーが偽直鎖状でなく、成形が困難で、
セラミックス収率が非常に低いことである。
的であり、ポリマーが偽直鎖状でなく、成形が困難で、
セラミックス収率が非常に低いことである。
【0099】これらの問題は、本発明の製造ではみられ
ず、特に上記実施例において示された製造においてそう
である。
ず、特に上記実施例において示された製造においてそう
である。
【0100】
【参考文献】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ベランジェール・トゥリー
フランス・94130・ノジャン・シュル・マ
ルヌ・リュ・シャルル・セティエム・15
(72)発明者 サミュエル・ベルナール
フランス・69100・ヴィルバンヌ・リュ・
コラン・42
(72)発明者 ダヴィッド・コルヌ
フランス・69100・ヴィルバンヌ・クー
ル・エーミル・ゾラ・180
(72)発明者 カレド・アヤディ
フランス・42300・ロアンヌ・リュ・エ
フ・ビュイソン・9
(72)発明者 ロイク・ルソー
フランス・33160・サン・トーバン・ド
ゥ・メドック・レ・カタラン・(番地な
し)・レジダンス・レ・パン
(72)発明者 ギイ・ボーエール
フランス・78380・ブジヴァル・リュ・デ
ュ・ドクトゥー・デュボルジオ・15
Fターム(参考) 4J030 CC07 CD05 CD06 CE02 CG19
4L037 CS31 FA01 PA31 PA46 PS02
PS12 UA03 UA06
Claims (22)
- 【請求項1】 下記の式(I): 【化1】 (式中、nは整数であり、R1とR2は同一又は異なっ
て、独立してアルキル基を表し、R3はアミノ基、水素
原子、アルキル、シクロアルキル又はボリルを表す)の
ポリマー。 - 【請求項2】 R1とR2が独立して、1乃至3の炭素
原子を有するアルキル基を表し、R3は独立してアルキ
ルアミンを表す、請求項1記載のポリマー。 - 【請求項3】 R1がメチル基を表す、請求項1記載の
ポリマー。 - 【請求項4】 R1とR2がメチル基を表す、請求項1
記載のポリマー。 - 【請求項5】 R1とR2がメチル基を表し、R3がN
HCH3を表す、請求項1記載のポリマー。 - 【請求項6】 前駆体ポリマーを紡糸し、紡糸により得
られたポリマー繊維のセラミゼーションを行なうことに
よるチッ化ホウ素繊維の製造方法であって、前記前駆体
ポリマーが以下の式(I): 【化2】 (式中、nは整数であり、R1とR2は同一又は異なっ
て、独立してアルキル基を表し、R3はアミノ基、水素
原子、アルキル、シクロアルキル又はボリルを表す)で
表されるものである、チッ化ホウ素繊維の製造方法。 - 【請求項7】 R1とR2が独立して、1乃至3の炭素
原子を有するアルキル基を表し、R3は独立してアルキ
ルアミンを表す、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 R1がメチル基を表す、請求項6記載の
方法。 - 【請求項9】 R1とR2がメチル基を表す、請求項6
記載の方法。 - 【請求項10】 R1とR2がメチル基を表し、R3が
NHCH3を表す、請求項6記載の方法。 - 【請求項11】 前記重合が、10乃至35℃の温度
で、不活性雰囲気下で行なわれる、請求項6記載の方
法。 - 【請求項12】 30℃≦Tf−Tg≦100℃(Tf
は紡糸温度であり、Tgは前記ポリマーのガラス転移温
度である)である紡糸温度Tfにおいて前記紡糸が行な
われる、請求項6記載の方法。 - 【請求項13】 前記紡糸が、湿度レベルが10%未満
の雰囲気で行なわれる、請求項6乃至12のいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項14】 前記セラミゼーション工程が、1又は
いくつかの連続操作で、1000℃以下の温度までのア
ンモニアでの第1のプレセラミゼーション工程;つい
で、より高い温度、特に1400ないし2200℃にお
いて、窒素及び/又は貴ガス雰囲気で、第2のセラミゼ
ーション工程を行なうことにより、二段階で行なわれる
請求項6記載の方法。 - 【請求項15】 式(1)の前駆体ポリマーが、以下の
工程:−HN(R1)2とトリクロロボラジンとを、1
/1の化学量論的モル比で反応させて、下記のボラジン
を得ること 【化3】 −加熱せずに、式(II)のボラジンと、式R3B(NH
R2)3のアルキルアミノボランとを、1/1の化学量
論的モル比で、第3級アミン−N(R4)3の存在下
で、反応させて、式(I)の前駆体ポリマーを得るこ
と、(式中、R1、R2、R3は請求項6で定義した通
りであり、R4はアルキル基である)を行なうことによ
り得られる請求項6乃至14のいずれか一項記載の方
法。 - 【請求項16】 R4が1乃至3の炭素原子を含むアル
キル基である、請求項15記載の方法。 - 【請求項17】 R4がエチル基である請求項15記載
の方法。 - 【請求項18】 請求項6乃至17のいずれか一項記載
の方法により得られたチッ化ホウ素繊維。 - 【請求項19】 チッ化ホウ素繊維の製造のための前駆
体としての、請求項1乃至5のいずれか一項記載のポリ
マーの使用。 - 【請求項20】 複合材料の製造のための、請求項19
記載のチッ化ホウ素繊維の使用。 - 【請求項21】 BN/BN複合体、構造部品、又は高
構造温度アンテナレドームの製造のための、請求項19
記載のチッ化ホウ素繊維の使用。 - 【請求項22】 酸化に対して保護するためのコーティ
ング、チッ化ホウ素フォーム、BN/C又はBN/BN
複合材料又はマイクロエレクトロニクス分野のヒートシ
ンクの製造のための、請求項1乃至5のいずれか一項記
載のポリマーの使用。
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