JPS5865039A - 空気噴射式織機の緯入れノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気噴射式織機の緯入れノズルに関する。

従来この種緯入れノズルは高圧空気を比較的多葉に噴射
し、該ノズル付近の高速流域において空気と緯糸との間
に生じる粘性抵抗を利用して給糸源から緯糸を牽引しつ
つ、該噴射空気な反緯入れ側へ誘導しながらその気流に
緯糸を乗せて搬送している。

しかしながら、この綿入れノズルによりスパン糸などの
抗張力が低い緯糸を緯入れする場合には前記宰引力によ
り、糸切れが生じることがあり。

これを防止するために噴射空気の流速を低くすると搬送
用空気の流量が不足して所望の緯入れ長が得られないと
いう問題が生じる。

本発明は、このような問題を解決することを目的として
なされたもので、綿入れノズルを緯糸牽引ノズル（以下
牽引ノズルという。）と、該牽引ノズルとは別体の緯糸
搬送ノズル（以下搬送ノズルという。）とを連設して構
成し、前記牽引ノズルでは低速小流量の牽引用空気流を
生ぜしめ、前記搬送ノズルでは高速大陣量の搬送用気流
な生ぜしめるとともに、前記搬送ノズルのノズル口に連
続して前記牽引用気流を包囲しつつ搬送用気流を案内す
る誘導孔を有する誘導部材を前記搬送ノズルに設け、こ
れにより緯糸を効果的に搬送しうるよ５にしたものであ
る。

以下、本発明を第１図及び第２図に示す一実施例に基づ
いて説明する。

図中１は織機のフレーム、２は緯糸把持器、３ａ、３ｂ
はガイド、４は筬保持体、５は筬、６は空気案内装置、
７は緯入れノズルであって、緯糸８はガイド３ａ、緯糸
把持器２、ガイド３ｂ、緯入れノズルＴの順に引通され
ている。

緯入れノズルＴについて説明すれば、筬保持体４の保持
溝に挿入されて図示しないボルトにより同定されるペー
ス１０に緯糸牽引ノズル１１のホルダ１２がポル）１３
．１３によって固定されており、ボルト１３．１３が挿
通されるホルダ１２の長孔１４によって緯入れ方向に進
退できるようになっている。ホルダ１２にポル）１５，
１５により固定される緯糸牽引ノズル１１のボディ１６
にはその軸芯に挿通孔１７を形成してあり、この挿通孔
１７に細長い第１案内管１８を挿通して固定しである。

第１案内管１８の後端部には導糸管１９の先端部をわず
かながら挿入して、これらの間に緯糸牽引用空気の噴出
口２０を形成しである。

、導糸管１９はボディ１６の後端部に嵌合してカップリ
ングナツト２１により固定しである。また、ボディ１６
には緯糸牽引用空気の噴出口２０に連なって第１案内管
１８の後端部を囲繞する連通孔２２と、これに連なる導
入孔２３とが形成されており、導入孔２３には図示しな
いパルプを介して圧力空気供給源に連なるパイプ２４が
接続されている。

また、ペース１０には緯糸搬送ノズル２５のホルダ２６
が一体に形成されており、このホルダ２６に第２案内管
２７と、これを囲繞する緯糸搬送ノズル２５のボディ２
８とをポル）２９．２９により固定しである。第２案内
管２Ｔの後端部はろ５と状に拡開部２７ａを有しており
、この中に前記第１案内管１８の先端部１８ｇを位置さ
せて、前記拡開部２７ａと先端部１８ａとの間に大気開
放部３０を形成しである。ボディ２８には七〇内孔中間
部と第２案内管２７の先端部との間に緯糸搬送用空気の
噴出口３１を形成してあり、さらにこの噴出口３１に圧
力空気を送り込む導入孔３２を形成しである。導入孔３
２には図示しないパルプを介して圧力空気供給源に連な
るパイプ３３が接続されている。そして、導入孔３２か
ら噴出口３１に至る間には第３図に示すようにボディ２
８内壁から突設された整流部３４が配置されている。３
４ａは通孔である。

また、ボディ２８は第２案内管２７の先端部との間の緯
糸搬送用空気の噴出口３１よりも先方に延びた誘導部材
３８を有しており、この誘導部材３８には噴出口３１の
外側の径（図示ｄ１）よりも大きな径（図示ｄｚ）の誘
導孔３５１に形成しである。

この誘導部材３８は別体でもよい。

ここにおいて、緯糸８は導糸管１９から第１及び第２案
内管１８．２７へ引通されている。

ここで、牽引用空気の噴出口２０は搬送用空気の噴出口
３１に較べ通路断面積を小さく形成され、牽引用空気の
噴出口２０から少量の空気が、また搬送用空気の噴出口
３１から大量の空気が噴出されるようになっている。

次に作用を説明する。

緯入れ時期になると、各パイプ２４．３３に介装したパ
ルプが開いて各導入孔２３．３２へそれぞれ圧力空気が
供給される。したがって、牽引用空気の噴出口２０で流
量を絞られて第１案内管１８内に噴出した少量の空気に
よって緯糸８は貯留部の抵抗に打勝って牽引され、そし
て搬送用空気の噴出口３１から噴出する高圧大流量の空
気が案内装置６に案内されつつ緯糸８を搬送し、ｌＩ入
れが行なわれる。

すなわち、まず牽引用空気の噴出口２０から少量の空気
を噴射させることで第１案内管１８内に低密度低流速の
気流を長区間にわたって生起させるのであって、これに
より該第１案内管１８に引通した緯糸には小さな粘性抵
抗力が長区間にわたり【加えられる結果、必要な牽引力
を無理な（生じさせることができ、殊に噴射初期におけ
る局部的な張力急変を防止し得て抗張力が低い緯糸でも
糸切れを生じさせることな（給糸源から送り出させるこ
とができるのである。

そして第１案内管１８を出た気流は外気と衝突して流勢
な減じるも尚しばらくは牽引作用を営み得るととくかん
がみ、この実施例は轟骸範囲を第２案内管２Ｔで囲んで
拡散を防止することにより牽引作用を助長して前記区間
の延長を計っており。

これによって噴射空気をより低速化することができる。

そしてまた第１案内管１８の先端部１８ａを第２案内管
２７のろうと状拡開部２７ａ内に位置させることで、前
記の衝突によるエネルギロスをジェット効果に利用して
第２案内管２７へ外気を吸入させることにより次行程に
必要な搬送用空気を補償するようにしている。

次に、搬送用空気の噴出口３１から噴射された多量の空
気は第１案内管１８を出た低速気流な囲繞する高速流と
なって反緯入れ側に向い流速する。

すなわち、この高速気流は前記低速気流を引きづ　。

ってその外周から次第に加速してゆくので該低速気流の
中心部に位置する緯糸は急激な張力変動を受けずに無理
なく、すなわち、糸切れなどを生じることなく高速気流
に乗せることができる。しかもこの高速気流は、ボディ
２８に一体に形成した誘導部材３８の誘導孔３５内を誘
導されるので拡散することがなく、より効果的に緯糸を
搬送するのである。

以上述べたよ５に本発明によれば、緯入れノズルを、Ｉ
Ｉ糸章牽引ズルと緯糸搬送ノズルとに分けて両者を連設
し、緯糸牽引ノズルでは低速小流量の牽引用気流におさ
えて、緯糸搬送ノズルでは高速大流量の搬送用気流に設
定しｔ嫌で緯糸搬送ノズルの端部には前記両気流を誘導
する誘導部材を設けたので、緯糸に過大な牽引力が作用
することなく牽引し５るとともに、搬送用気流で牽引用
気流を囲繞して加速するので、緯糸は急激な張力変動を
受けることがない。しかも、緯糸搬送ノズルの端部には
、前記両気流を誘導する誘導部材を設けたので搬送用気
流は拡散することなく確実に牽引用気流を囲繞すること
ができ、より良好に緯糸を搬送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は同上
の要部断面図、第３図は縞２図の１−１断面図である。 ８・・・緯糸　　１１・・・緯糸牽引ノズル　　１８・
・・第１案内管　　１９・・・導糸管　　２０・・・緯
糸搬送用空気の噴出口　　２５・・・緯糸搬送ノズル２
Ｔ・・・第２案内管　　２７ａ・・・ろうと状拡開部３
０・・・大気開放部　　３１・・・緯糸搬送用空気の噴
出口　　３５・・・誘導孔　　３８・・・誘導部材、　
特許出願人　日意自動車株式会社 代理人　弁理士　笹　島　富二雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ボディ（１６）に取付けた導糸管（１９）と、この導糸
   管の端部を囲繞して、小量の空気を噴出する緯糸牽引用
   空気の噴出口（２０）を形成する第１案内管（１８）と
   を有する緯糸牽引ノズル（１１’）と。 ろうと状拡開部（２７ａ）を有する第２案内管（２Ｔ）
   と、この第２案内管を囲続して第２案内管端部の外周と
   で大量の空気を噴出する緯糸搬送用空気の噴出口（３１
   ）を形成するボ奔シ占とのボディに取付けて前記緯糸搬
   送用空気の噴出口（３１）と連続した誘導孔（３５）を
   形成した誘導部材（３８）と状拡開部Ｃ２１ａ）とを対
   峙させてかつ前記第１案内管（１８）の軸線と同軸に第
   ２案内管（２１）を配貢したことを特徴とする空気噴射
   式織機の緯入れノズル。