JPS5857971B2 - 食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフイルタ−への油溶性物質附加方法 - Google Patents

食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフイルタ−への油溶性物質附加方法

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JPS5857971B2
JPS5857971B2 JP51056708A JP5670876A JPS5857971B2 JP S5857971 B2 JPS5857971 B2 JP S5857971B2 JP 51056708 A JP51056708 A JP 51056708A JP 5670876 A JP5670876 A JP 5670876A JP S5857971 B2 JPS5857971 B2 JP S5857971B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィ
ルターへ油溶性物質を附加する方法に関するものである
従来、食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィル
ター等の製造において、油溶性物質を附加する場合、他
の原料物に直接噴霧等をして加える方法、デキストリン
、メチルセルロース等の賦形剤に油溶性物質を加え破砕
造粒、噴霧乾燥式造粒等の方法により顆粒状となし、こ
の顆粒状物を添加する方法などが知られている。
しかしながら、他の原料物に直接油溶性物質を噴霧等に
て加える方法においては、通常油溶性物質は微量を加え
るため、均一に混合させることが難しく、ひいては製品
の成分も不均一なものとなるなどの難点がある。
またデキストリン、メチルセルロース等の賦形剤に油溶
性物質を加え、破砕造粒、噴霧乾燥式造粒等の方法によ
り顆粒状となし、この顆粒状物を添加する方法において
は、破砕造粒時あるいは噴霧乾燥造粒時の発生熱や乾燥
熱により油溶性物質が揮散したり、酸化する等の欠点が
ある。
これらの欠点を除く方法として小麦粉、とうもろこし澱
粉、微結晶セルロース等に油溶性物質を吸着させ、食品
、化粧品、医薬品等に油溶性物質を附加させる方法、あ
るいは造粒した可食性のキャリヤーの表面に油溶性物質
を吸着させ、この吸着物質を添加する方法等が知られて
いるが、これらの方法においてもまた種々の欠点がある
例えば澱粉類に油溶性物質を吸着させて添加する方法に
おいては、澱粉類は油溶性物質をかなりの量吸蔵するが
、流動性は極めて不良となり、食品、化粧品、薬剤、洗
剤等の製造工程中、器壁に付着したりして、計量も困難
なものとなり、製造工程の自動化、省力化が困難なもの
となる。
また造粒した可食性のキャリヤーの表面に油溶性物質を
吸着させ、この吸着物質を添加する方法においては、従
来知られている造粒物例えば小麦粉を主体とした顆粒状
物質等は流動性は良好で二次加工時に適した物性のもの
となるが、吸油性がおとり、食品、化粧品、医薬品等の
製造において必要以上に造粒物を用いなげれば、所要の
油溶性物質を附加することができないなどの難点がある
また澱粉を原料として多孔質の製品となし、これら多孔
質澱粉に各種水溶液、油、油溶液、ペースト等を吸着さ
せることが知られている。
しかしこのような多孔質の澱粉は一般に加圧下に加熱し
、気激に圧力をさげることにより製造されており、吸油
性は良好でなく、油溶性物質を吸蔵させる目的では実用
化されていないのが現状である。
そこで本発明者は、油溶性物質を多量に吸蔵し、しかも
流動性をそこなわない顆粒状物質につき種種研究した結
果、澱粉あるいは穀粉に水を加え造粒した後、3〜55
μの長波長赤外線を照射することにより加熱乾燥して得
た澱粉を主体とした顆粒状物質に、油溶性物質を吸蔵せ
しめると、油溶性物質を多量に吸蔵し、しかもこれらの
油溶性物質を吸蔵した顆粒状物質は流動性が良く、食品
、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィルターの製造
に際し添加すれば、油溶性物質の溶融を目的とする場合
を除いて加熱することなく、均一に油溶性物質を附加す
ることができることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は■澱粉および/または穀粉、■澱粉
および/または穀粉と食品膨張剤の混合物、■澱粉およ
び/または穀粉と糊料の混合物、■澱粉および/または
穀粉と食品膨張剤および糊料との混合物よりなる群から
選ばれる原料に水を加えて造粒し、ついでこれを3〜5
5μの長波長赤外線を照射することにより加熱乾燥した
得た澱粉を主体とした顆粒状物質に油溶性物質を吸蔵せ
しめたものを食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコ
フィルターの製造に際し添加することを特徴とする、食
品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィルターへの
油溶性物質附加方法であって、その目的とするところは
、食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィルター
の製造に際し、油溶性物質の溶融を目的とする場合を除
いて加熱することなく均一に油溶性物質を附加し、製造
工程の自動化、省力化を可能にするとともに、各種製品
の品質を良好ならしめることにある。
以下本発明につき詳細に説明する。
本発明に使用する澱粉としては、例えば小麦澱粉、馬鈴
薯澱粉、トウモロコシ澱粉、モチ種トウモロコシ澱粉、
コメ澱粉、タピオカ澱粉、サツマイモ澱粉、クズ澱粉等
の澱粉類が挙げられ、これらは未変性物、変性物、誘導
物もしくは架橋物であってもよく、これらの1種または
2種以上を適宜選択して用いることができる。
また穀粉としては、例えば小麦粉、ウルチ米粉、モチ米
粉等の米粉、ツルガム粉、コーンフラワー、ソバ粉、ラ
イ麦粉その他等が挙げられ、これらの1種または2種以
上を適宜選択して用いることができる。
これらの澱粉および穀粉は各々単独で用いてもよく、ま
た両者を適宜混合して使用してもよい。
また澱粉および/または穀粉に食品膨張剤を添加したも
のを原料とすると、澱粉を主体とした顆粒状物質の乾燥
効率をよ(し、吸油性を向上させることができるので、
澱粉および/または穀粉に食品膨張剤を添加することが
好ましく・。
この食品膨張剤としては、例えば塩化アンモニウム、d
dl−酒石酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、
アンモニアX合成膨張剤などが挙げられ、これらは適宜
選択して用いることができるが、加熱により分解して揮
散するものが望ましい。
そして食品膨張剤の添加量としては澱粉および/または
穀粉に対して5%以下の添加が望ましい。
さらにまた、澱粉および/または穀粉に水を加えた加水
物を造粒する際に必要以上の熱および圧力を加えること
は好ましくないので、澱粉および/または穀粉に必要に
応じて糊剤を添加して造粒することが好ましい。
この糊剤としては、例えばアルギン酸ナトリウム、アル
ギン酸プロピレングリコールエステル、カゼイン、カゼ
インナトリウム繊維素グリコール酸カルシウム、繊維素
グリコール酸ナトリウム、デンプングリコール酸ナトリ
ウム、テンプン酸エステルナトリウム、メチルセルロー
ス、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられ、これら
は適宜選択して用いることができる。
これら糊料は澱粉および/または穀粉に単独で加えても
よくまた食品膨張剤と併用添加してもよい。
次に上記の如き原料あるいは原料混合物に水を加え、こ
の加水物を造粒する。
この際加水量が少な過ぎると造粒が出来ず、また加水量
が多過ぎると緻密な顆粒状物質となること、および乾燥
効率が悪くなることなどから、原料あるいは原料混合物
の加水物の水分含量が15〜50%の範囲になるよう水
を加えることが好ましい。
加水方法は噴霧加水することが望ましいが、通常の加水
方法でもよい。
また造粒方法としては、澱粉および穀粉の本来持つ性質
が変らない程度の熱および圧力で造粒できる方法であれ
ばいかなる方法をも用いることができ、例えばスクリュ
ー型、ロール型、ブレード型、ラム型、自己成形型等の
型式による押出し造粒方法ニスクリーンによる分別ある
いはスクリーンレスによる湿式破砕造粒方法;ドラム型
あるいは皿型等の形式による転勤造粒方法;その他攪拌
造粒方法等が挙げられ、これらは原料の種類および造粒
物の粒大あるいは形状等に応じて適宜選択することがで
きる。
これらの造粒方法において加熱あるいは加圧を必要とす
る場合には澱粉および穀粉が本来もつ性質を変えないよ
うにするため、造粒物の品温が70 ’Cを越えないよ
うに熱および圧力の条件を設定することが必要である。
造粒物の品温か70℃以上になると、澱粉の糊化が起る
ので好ましくない。
但しアルファー澱粉を造粒する場合はこの限りではない
また本発明における澱粉を主体とした顆粒状物質とは3
0〜700μの粉粒体を結合せしめたものをいうが、こ
の顆粒状物質の粒大あるいは形状は二次加工時の用途に
応じて適宜造粒機を選択し、各造粒機のスクリーン、細
孔、回転数、造粒時間等を調整することにより、所望の
ものにすることができる。
次に上述の造粒物を3〜55μの長波長赤外線を照射す
ることにより加熱乾燥する。
3〜55μの長波長赤外線を発生する装置としては、発
熱体としてタングステン、ニクロム線、炭化珪素、セラ
ミック等の固体を使用した主に3〜55μの長波長赤外
線を放射する装置を用いることができるわなお長波長赤
外線は発熱体の種類あるいは表面温度により波長特性が
決定すげられ、一般には山形の波長分布をなしており、
このような波長特性を有する長波長赤外線が有効に用い
られるが、特殊ニクロム線を配置し、表面温度が400
〜12000にの範囲で、3〜55μにわたり強力な長
波長赤外線を放射する赤外線乾燥装置が望ましい。
さらにまた澱粉を主体とした造粒物に対する加熱温度、
温度上昇、照射時間、放射照度などは澱粉を主体とした
顆粒状物質の乾燥前の水分含量、粒大、あるいは仕上条
件等に応じて適宜調整すればよいが、照射距離は80〜
4007n11L程度の範囲にすることが好ましい。
また乾燥工程中、乾燥効率を向上させるため、放射照度
の相違する赤外線乾燥装置を2台以上直列的に用いて乾
燥することもでき、例えば膨張剤を添加した場合などに
おいては最初に放射照度を強くして短時間長波長赤外線
を照射することにより膨張剤を揮散させれば、良好な澱
粉を主体とした顆粒状物質を得ることができる。
そしてまたこれらの乾燥中途においては造粒物を転動さ
せることにより乾燥効率をより向上させることができる
このように3〜55μの長波長赤外線を澱粉を主体とし
た造粒物に照射すると、長波長赤外線は途中何ら伝達媒
体を置くことなしに澱粉を主体とした造粒物に電磁波の
形で熱を移動し、直ちに熱エネルギーに変換され、特に
3μ、6μ、12.5〜19μの長波長赤外線を水が強
く吸収するので、澱粉および穀粉が本来もつ性質を変え
ることなく、また炭化物を発生させることなく、極めて
効率よく加熱乾燥でき、併せて殺菌することができ、し
かも吸油性の非常にすぐれたものとなる。
次に、上述のようにして加熱乾燥した得た澱粉を主体と
して顆粒状物質に油溶性物質を吸蔵させる。
この油溶性物質としては、例えばラード、ラノリン、ス
クワラン、ゴマ油、カラシ油、レモン油、オレンジ油、
パプリカオレオレジン、オリーブ油等の動植物油脂;大
豆レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル等の乳化安定剤および乳化剤ニス
バイスフレーバー、ミートフレーバー、バターフレーバ
ー、イチゴフレーバー、メロンフレーバー、ストロベリ
ーフレーバー、バニラフレーバー等の油溶性フレーバー
;メントール、リナロール、脂肪酸類、エステル等の食
品着香料;オレイルアルコール等の高級アルコール;ミ
リスチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステル;メタアク
リル酸うウリレート等の高級アルコールエステル;乳酸
、グルコン酸、酪酸等の有機酸;その他等が挙げられ、
これらのグループから選ばれる1種または2種以上を適
宜二次加工製品の用途に応じて用いることができる。
これら油溶性物質を澱粉を主体とした顆粒状物質に吸蔵
させる場合、直接吸蔵せしめてもよく、またアルコール
、アセトン、グリセリン、プロピレングリコール等の溶
剤に溶解せしめて後、吸蔵させてもよい。
また吸蔵させる方法としては、油溶性物質を澱粉を主体
とした顆粒状物質に均一に吸蔵させることができる方法
であれば、いかなる方法でもよく、例えばリボン型ミキ
サー、連続噴流混合機等を用いて吸蔵させることができ
る。
澱粉を主体とした顆粒状物質は油溶性物質を等量ないし
倍量吸蔵することができるが、流動性をほどよく保つた
めには澱粉を主体とした顆粒状物質の重量の20〜40
%を吸蔵させることが好ましい。
次に上記のようにして得た油溶性物質含有の顆粒状物質
を食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィルター
の製造に際し、製造工程中の適宜の時期に添加する。
添加方法は製造工程において単独で添加してもよく、ま
た他の原料と予め混合したのち添加してもよい。
その添加量は食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコ
フィルターの各製品に添加すべき油溶性物質の量に応じ
て調整すればよい。
本発明方法を適用し得る対象の食品、飼料、化粧品、薬
剤、洗剤、タバコフィルターとしては、特に限定される
ものではなく、製品形態が固体あるいは粉末状で油溶性
物質を添加するものが特に好ましい。
その具体的に挙げると、食品では例えば魚肉、畜肉等の
ハム・ソーセージ類、即席スープ類、天然調味料類、風
味調味類、即席カレー、即席シチュー、スパゲツティ−
用即席ミートソース、錠菓、焼菓子等の菓子類、チュー
インガム、サンドクリーム、パン類、即席メン類、プレ
ミックス等が挙げられ、また飼料では例えば子豚用の人
工乳および代用乳、子牛用の人工乳および代用乳、犬猫
等のベットフード、養魚用初期飼料等が挙げられる。
また化粧品としては、例えば口紅類、粉白粉、固形白粉
、歯みがき粉が挙げられ、また薬剤としては防臭剤、脱
臭剤、殺鼠剤、殺虫剤等の粉剤が挙げられ、さらにまた
洗剤としては粉末石けん、粉末シャンプー、粉末浴剤等
が挙げられる。
本発明方法で食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコ
フィルターに油溶性物質を附加すると次のような利点が
ある。
■ 油溶性物質を含んだ流動性のある顆粒状物質として
加えるため、製造工程の自動化、省力化ができる。
■ 油溶性物質は均一に混合され、製品が均一化される
■ 油溶性物質を添加するに際し、溶融を目的とする場
合を除き加熱等を必要としないので、油溶性物質のロス
および品質変化が少ない。
■ 低コストで油溶性物質を附加できる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらにより制限されるものではない。
実施例 1 とうもろこし澱粉5kgに炭酸水素アンモニウム75グ
を水1.25 kgに溶解した炭酸水素アンモニウム溶
液を均一に加え攪拌混合した。
次にこの加水物を目開き0.84mmのスクリーンをも
つ湿式破砕造粒機に投入して造粒した後、長波長遠赤外
線ヒーターを用いて3〜55μの長波長赤外線を照射距
離1.00711mで2.5分間照射して水分9%にま
で加熱乾燥してとうもろこし澱粉の顆粒状物質4.6k
gを得た。
次にこの顆粒状物質7M’にラード15?、ゴマ油12
゜51、からし油2゜231、スパイスフレーバー0.
27?を混合した油溶性物質を加えて吸蔵させたものと
、食塩、調味料等の混合物90グとを混合してインスタ
ントスープ12食分を得た。
本実施例により得られたインスタントスープは油溶性物
質が均一に附加されており、見栄えも良好なものであっ
た。
また袋詰等も容易にできた。実施例 2 実施例1に記載したと同様にして得たとうもろこし澱粉
の顆粒状物質70部に対し、バニラフレーバー30部を
加えて混合吸蔵せしめたものを、第1表の配合割合の原
料に1部加え、よく混合し常法によりビスケットを製造
した。
その結果、バニラフレーバー臭を感じるビスケットを得
た。
実施例 3 実施例1に記載したと同様にして得たとうもろこし澱粉
の顆粒状物質140Pに大豆レシチンを混合吸蔵させた
もの1部と粉糖100部を混合し、さらにショートニン
グ50部、香料0.3部とを常法により練り合わせ、ビ
スケット等のセンターにするサンドクリームを得た。
本実施例においてはレシチンを容易に均一にサンドクリ
ーム中に混合することができた。
実施例 4 実施例1と同様にして得たとうもろこし澱粉の顆粒状物
質140′?にリナロール、リナリルアセテート、ター
ビシオール等を主とした合成香料20%含有のアルコー
ル溶液60グを混合吸蔵させ、次にこれをクレー及びジ
−クライトを賦形剤とする異臭ある殺虫成分含有殺虫剤
粉剤に5%添加し、均一に混合した。
その結果、異臭ある殺虫成分をマスキングし、しかも賦
香持続性大なる殺虫剤粉剤を得た。
実施例 5 実施例1に記載したと同様にして得たとうもろこし澱粉
の顆粒状物質140?にメントール30グを吸蔵せしめ
、これをプラグ1本当り0.02P填着せしめてタバコ
用フィルターを得た。
このタバコ用フィルターはメントールの結晶を沈香した
ものに比してメントールの揮散速度を遅らすことができ
、フィルターに対する着香が容易で、しかも香料が抜け
た後は、タール成分を吸着することが認められた。
実施例 6 小麦粉5kgに水1.2kgを加えてよく混合した後、
この加水物をスクリーンレスの湿式破砕造粒機に投入し
て造粒した。
次いでこの造粒物を長波長遠赤外線ヒーターを用いて3
〜55μの長波長赤外線を照射距離120mmで3分間
照射して水分8%にまで加熱乾燥して、小麦粉の顆粒状
物質4.5kgを得た。
次いでこの顆粒状物質800グにバターフレーバー20
(lを混合吸蔵させたものを第2表の配合割合の原料に
0,5部加え、常法により製造してドライタイプのドッ
グフードを得た。
このようにして得たドッグフードはバターフレーバー臭
を感じ、犬が好んで食べた。
実施例 7 馬鈴薯澱粉5kgとCMC100Pに水1.3kgを加
えよく混合した後、ブレード型押出機を用いて造粒した
次いでこの造粒物を長波長遠赤外線ヒーターを用いて3
〜55μの長波長赤外線を照射距離100m7Wで2分
間照射して馬鈴薯澱粉主体の顆粒状物質を得た。
次にこの顆粒状物質85グにオレイルアルコール151
を混合吸蔵させたもの2部にラウリル硫酸ナトリウム5
0部、無水硫酸ナトリウム47,5部、香料0.5部を
加えてよく混合し、粉末シャンプーを得た。
実施例 8 デキストリン5kgにリン酸デン粉100グを加え混合
し、水0.8 kgを添加しつつ流動層造粒機で造粒し
た。
この造粒物を長波長遠赤外線ヒーターを用いて3〜55
μの長波長赤外線を照射距離8011Lmで2分間照射
して加熱乾燥してデキストリン主体の顆粒状物質を得た
次いでこの顆粒状物質85グにミリスチン酸イソプロピ
ル15グを混合吸蔵させたもの1部をヒマシ油53部、
パラフィンロウ10部、カルナバロウ3部、キャンデリ
ラロウ25部、色素7部、香料1部と混合し、常法によ
り口紅を得た。
本実施a(kより得た口紅はなめらかな伸びとつやを出
す良好なものであった。
実施例 9 コーンフラワー2.5 kgとコーンスターチ2.5
kgを混合したものに、水1、Okgに炭酸水素アンモ
ニウム75Zを溶した炭酸水素アンモニウム溶液を加え
て混合し、湿式破砕造粒機により造粒した。
ついでこの造粒物を長波長遠赤外線ヒーターにより3〜
55μの長波長赤外線を照射距離150mmで2分30
秒照射することにより加熱乾燥してとうもろこし澱粉を
主体とした顆粒状物質を得た。
次にこの顆粒状物質81’にミルクフレーバー202を
混合吸蔵せしめたものを、第3表の配合割合の原料に0
.5部を加え、混合粉砕して嗜好性のよい養豚用人工乳
を得た。
第 3 表 とうもろこし 45.5部 脱脂大豆 15部小麦粉 北洋ミール 25部 0部 ミネラル混 合物及びビ クミン類 4部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ■澱粉および/または穀粉、■澱粉および/または
    穀粉と食品膨張剤の混合物、■澱粉および/または穀粉
    と糊料の混合物、■澱粉および/または穀粉と食品膨張
    剤および糊料との混合物よりなる群から選ばれる原料に
    水を加えて造粒し、ついでこれを3〜55μの長波長赤
    外線を照射することにより加熱乾燥して得た澱粉を主体
    とした顆粒状物質に油溶性物質を吸蔵せしめたものを食
    品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフィルターの製
    造に際し添加することを特徴とする、食品、飼料、化粧
    品、薬剤、洗剤、タバコフィルターへの油溶性物質附加
    方法。
JP51056708A 1976-05-19 1976-05-19 食品、飼料、化粧品、薬剤、洗剤、タバコフイルタ−への油溶性物質附加方法 Expired JPS5857971B2 (ja)

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