JPS5847139B2 - ペツトフ−ドの製造方法 - Google Patents

ペツトフ−ドの製造方法

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JPS5847139B2
JPS5847139B2 JP51066424A JP6642476A JPS5847139B2 JP S5847139 B2 JPS5847139 B2 JP S5847139B2 JP 51066424 A JP51066424 A JP 51066424A JP 6642476 A JP6642476 A JP 6642476A JP S5847139 B2 JPS5847139 B2 JP S5847139B2
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JP
Japan
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antarctic krill
food
processed
powder
foods
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JP51066424A
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JPS52150283A (en
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博元 高木
誠之助 大島
浩二 谷口
孝夫 藤田
憲一 麻野
和久 立花
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Takasago International Corp
Nissui Corp
Original Assignee
Takasago International Corp
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は南極オキアミの加工粉末を添加した嗜好性のよ
いベットフードの製造方法に関するものである。
ベットフードは大別してトライブード、セミモイストフ
ード、缶詰フードおよびソーセージフードの4種類に分
類される。
これらのベットフードのうち缶詰フードおよびソーセー
ジフードは、畜肉や獣畜臓器を主原料とし水分含有量も
35〜90%と湿性製品としであるので、嗜好性はすぐ
れているが、半面水分含有量が多いため単位当りの栄養
価は低くなり、輸送コストを含めて経済的に非常に割高
なものとなるものである。
そこで近年は、比較的容易に大量生産ができ、価格面お
よび取扱い面で優れた水分含量の低いドライおよびセミ
モイストタイプのベットフードが市場において主流を占
めているのが現状である。
しかしながら、これらドライおよびセミモイストタイプ
のベットフードは、原料として穀類を主原料とし、その
他一般食品に用い難い畜肉副産物、各種製造粕類、糟糠
類等をかなり多く利用しているため、嗜好性が劣り、犬
、猫などのペット動物が必ずしも好んで食べない、ある
いはすぐに飽きるなどの欠点がある。
これらの点に関しベットフードの品質向上をはかる試み
が多くなされ、例えば鶏肉、畜肉およびこれらの肝臓、
その他の内臓あるいは副産物;マグロ、カツオなどの魚
のくず肉;チーズ、バター、粉乳、卵などの乳製品:そ
の他等が嗜好性を向上させる物質としてドライおよびセ
ミモイストタイプのドッグフードに使用され市販されて
いるが、いずれも一長一短があり、ペット動物が好んで
食べないとか、食べ飽きるなどの問題点がなお残ってい
る。
本発明者らは、これら問題点を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、南極オキアミ(学名Euphau−sia
5uperba )の加工粉末を添加したベットフード
がペット動物の嗜好性を著しく向上させることを見出し
た。
これは犬、猫などのペット動物の嗜好に南極オキアミが
もつ特有の風味および臭いがあっているからであると思
われる。
本発明は上記知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は水分含量35%以下のペットフード
を製造するに際し、製品を得るまでの任意の工程におい
て、南極オキアミの加工粉末を嗜好増進物質として0.
01〜10.0重量%添加することを特徴とするペット
フードの製造方法であって、その目的とするところは嗜
好性の非常にすぐれたペットフードを安価にしかも大量
に製造することにある。
本発明において水分含有量35%以下のペットフードと
しては、例えば犬、猫およびその他ペット動物に給与す
るドライフードおよびセミモイストフードがあり、ドラ
イフードとしてはエキスパンデッドペレット(膨張ペレ
ット)、バードペレット、ビスケットなどが挙げられる
本発明において使用する南極オキアミの加工粉末として
は、いかなる加工方法により粉末としたものでもよく、
例えば南極オキアミを高圧蒸気にて煮熟し、さらに圧搾
機にて圧搾したその固形部分を加熱乾燥し、粉砕するこ
とにより製造した南極オキアミミールでもよいが、好ま
しくは可及的に熱処理を避けて加工した粉末がよい。
可及的に熱処理を避けて加工し南極オキアミの粉末を得
る方法としては、南極オキアミを摩砕機で摩砕するかあ
るいは圧搾機で圧搾するかして液状ないしはペースト状
とし、この液状ないしはペースト状の南極オキアミにほ
ぼ同量の水を加え、さらにデキストリン等の賦形剤を加
えつつ均一に溶解させた後、常法により噴霧乾燥する方
法、および南極オキアミをそのままかあるいは摩砕した
ものを通常の凍結乾燥法に従い乾燥した後、粉砕する方
法などを用いることができる。
そしてまた他の乾燥方法として気流乾燥、トンネル乾燥
等の熱風乾燥方法等を適宜用いることができ、いずれの
乾燥方法においても品温は80℃以下にとどめることが
望ましい。
上記のような方法で製造すると、南極オキアミの粉末は
殻部分を含有するものと、殻部分を含有しないものを得
ることができるが、これらはいずれも用いることができ
る。
本発明において使用する上記南極オキアミの加工粉末以
外のペットフード原料としては、例えばとうもろこし、
マイロ、小麦粉、大豆粕、酵母類、魚粉、肉粉、肉骨粉
、肉類、動植物油脂、着色料、ミネラル類、ビタミン類
、その他等が挙げられ、対象ペット動物の種類、品種あ
るいはその成長度合等に応じて適宜選択して用いること
ができる。
次に本発明において、ペットフードに添加する南極オキ
アミの加工粉末の添加量としては、ペット動物の種類、
品種あるいはその成長度合等により異なるが、0.01
重量%以下の添加ではペット動物の嗜好性を向上させる
までには至らず、また10.0重量%以上の添加では嗜
好性はより以上に改善されることがなく、またコストア
ップを来たすので、o、oi〜10.0重量%の範囲が
よい。
そしてこれら南極オキアミの加工粉末を添加する手段と
しては、製品を得るまでの任意の工程を選んで行うこと
ができ、例えばとうもろこし、マイロ、その他の原料を
混合するミキサー内で行ってもよく、またペレット等の
成型後に表面に添加することにより行ってもよい。
特に表面に塗布(コーティング)するかもしくはまぶす
方法はペット動物の嗜好性を一段と向上させるので好ま
しく、添加割合も他の原料と一緒に混合して成型する場
合に比して少なくすることができる。
そしてまた、これら南極オキアミの加工粉末の添加は他
の嗜好増進物質、例えばバク−フレーバー、ミルクフレ
ーバー等と同時に添加することにより一層嗜好性を向上
させることができる。
本発明にしたがうペットフードの製造は通常次のように
して行われる。
まず主原料例えばとうもろこし、マイロ、大豆粕などに
他の副原料の一定量を混合し、これに南極オキアミの加
工粉の0.01〜10.0重量%を添加し、ミキサーな
どで十分混合後、適当量の水を加えニーダ−などで混合
練り合せをする。
このようにして得られた混合物を例えば加熱加圧押出機
あるいはペレットマシン等に送り込み、成型し、エキス
パンデッドペレットあるいはバードペレットにする。
またビスケットタイプの場合は上記混合物を適当な形に
成型し、焼成する。
また原料の混合、練り合せの際に南極オキアミの加工粉
末を添加しないで成型したものには、南極オキアミの加
工粉末の0.01〜10.0重量%をそのまままぶすか
、または油脂などに混合して表面に塗布する。
予め南極オキアミの加工粉末を他の原料と混合した場合
は表面に南極オキアミの加工粉末をまぶしたりあるいは
塗布しなくてもよいが、この混合も少量を表面にまぶす
かもしくは塗布する方がより嗜好性を向上させるもので
ある。
成型する形状としては、それぞれのタイプの製造方法に
より任意に選択でき、例えばエキスパンデッドタイプの
場合には加熱加圧押出機のダイの形状およびカット操作
を種々選択することにより種々の形状を得ることができ
る。
このようにして本発明方法によると、嗜好性のよいベッ
トフードを安価にしかも大量に製造することができる。
次に本発明の実施例を示してさらに本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれにより制限されるもので(ri
ない。
なお実施例中の%は重量%である。
実施例 1 南極オキアミ8Kpを摩砕機にて摩砕した後、ホモミキ
サーに入れ、同量の水を加えホモジナイズしながらデキ
ストリン1.6Ky、を順次別えつつ容解した。
デキストリン溶解後、さらに15分間ホモジナイズし、
この混合溶液を噴霧乾燥して南極オキアミの加工粉末3
. I Kpを得た。
次に第1表に示す原料組成の基方飼料の内タロー(油脂
)を除いたものをよく混合し、水を加え※※水分含有量
25%とし、加熱加圧押出機(エクストルーダー)に送
り込み、高温高圧下でよく混和し、ダイの細孔より急速
に押し出した後、一定の長さに切断した。
そしてこれらを熱風乾燥機に送り乾燥したものにタロー
(油脂)4%を添加し、さらに上記方法にて得た南極オ
キアミの加工粉末を第2表に示す割合でまぶし、通風冷
却機にて冷却してドッグフードA、B、C,、D、E、
F、Gおよび比較例のドッグフードを得た。
本実施例のドッグフードおよび比較例のドッグフードは
いずれも水分含有量は10〜11%であった。
なお上記の南極オキアミの加工粉末をまぶさない以外は
上記と同様にして製造したドッグフードを対照とした。
第 1 表 基本飼料の組成 とうもろこし 小麦粉 大豆粕 肉粉 魚粉 小麦胚芽 ビール酵母 ミネラルおよびビタ タロー 26% 25% 15% 17% 5% 3% 3% ミン混合物 2% 4% 上記のように製造した南極オキアミの加工粉末添加のド
ッグフードおよび無添加のドッグフード(対照)を別々
の食器に同量測りこみ、15頭のビーグル大に2日間与
えて採食させ、その採食量より嗜好性の優劣を比較した
その結果は第3表の通りで、本実施例によるドッグフー
ドはいずれも採食量が多く、嗜好性のよさが確認された
実施例 2 南極オキアミ15Kyを凍結乾燥機に入れ、常法により
凍結乾燥し、乾燥した南極オキアミを粉砕機にて粉砕し
て南極オキアミの加工粉末3.IKpを得た。
次に、第4表に示す基本飼料のうちタロー(油脂)を除
いた原料混合物に上記のようにして得た南極オキアミの
加工粉末を実施例1の第2表に示す割合で外側に添加し
、さらに水を加えて水分含量25%とし、これを加熱加
圧押出機に送り込み高温高圧でよく混和し、ダイの細孔
より急速に押し出した後、一定の長さに切断した。
そしてこれらを熱風乾燥したものにタロー(油脂)6%
を添加し、さらに通風冷却機にて冷却し、キャツトフー
ドA、B、C,D、E、F、Gおよび比較例のキャツト
フードを得た。
本実施例のキャツトフードおよび比較例のキャツトフー
ドはいずれも水分含有量10〜11%であった。
なお、上記の南極オキアミの加工粉末を添加しない以外
は上記と同様にして製造したキャツトフードを対照とし
た。
第 4 表 基本飼料の紐取 小麦粉 35%魚粉
25% 大豆粕 20%小麦胚芽
6%ビール酵母
3%脱脂粉乳
3%ミネラルおよびビタミン混合物
2%タロー(油脂)
6%上記のようにして製造した南極オキアミの加工
粉末添加のキャツトフードおよび無添加のキャツトフー
ド(対照)を別々の食器に同量測りこみ、15匹の猫に
2日間与えて採索させ、その採食量により嗜好性の優劣
を比較した。
その結果は第5表の通りで、本実施例によるキャツトフ
ードはいずれも採食量が多く、嗜好性の良さが確認され
た。
実施例 3 第 6 表 基本飼料の紐取 とうもろこし 20%大豆粕
15%肉粉
25% ビール酵母 5%小麦胚
芽 3%蔗糖
20% プロピレングリコール 10%ミネラ
ルおよびビタミン混合物 1.8%ノルビン酸
0.2%上記基本飼料に、
実施例1に記載したと同じようにして製造した南極オキ
アミの加工粉末を0.25%、1%、3%、5%添加し
、さらに水分27%になるように水を加えよく混練した
これを殺菌機に入れ、90℃で15分間加熱殺菌後、冷
却し、押し出し成型機に送り込みセミモイストタイプの
ドッグフードを得た。
同じ基本飼料で南極オキアミの加工粉末無添加のものを
上記と同様な方法で製造して対照飼料とし、実施例1に
記載したと同じようにして嗜好性を比較したところ、本
実施例によって得られたドッグフードはいずれも嗜好性
が良いことが認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水分含有量35%以下のベットフードを製造するに
    際し、製品を得るまでの任意の工程において、南極オキ
    アミの加工粉末を嗜好増進物質として0.01〜10.
    0重量%添加することを特徴とするペットフードの製造
    方法。
JP51066424A 1976-06-09 1976-06-09 ペツトフ−ドの製造方法 Expired JPS5847139B2 (ja)

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JPS52150283A JPS52150283A (en) 1977-12-13
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JPS592660A (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 Nippon Nousan Kogyo Kk ペツトフ−ドの製造方法
JPS60184360A (ja) * 1984-03-01 1985-09-19 Ajinomoto General Food Kk ペットフードの嗜好性改善方法
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US20120231087A1 (en) * 2011-03-07 2012-09-13 Olympic Seafood Compositions And Methods for Nutritional Supplementation

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4890855A (ja) * 1972-02-07 1973-11-27

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