JPS5853272Y2 - 自動車における点検用蓋装置 - Google Patents

自動車における点検用蓋装置

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JPS5853272Y2
JPS5853272Y2 JP8469879U JP8469879U JPS5853272Y2 JP S5853272 Y2 JPS5853272 Y2 JP S5853272Y2 JP 8469879 U JP8469879 U JP 8469879U JP 8469879 U JP8469879 U JP 8469879U JP S5853272 Y2 JPS5853272 Y2 JP S5853272Y2
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JP
Japan
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lid member
lid
inspection
opening
hook
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Application number
JP8469879U
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JPS563020U (ja
Inventor
則夫 高原
紀王 福井
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車における点検用蓋装置に関し、特に車
室フロアに形成されたエンジン点検用開口等を覆うため
の蓋装置に関する。
一般に、ワゴンやパンタイプの自動車では、エンジン点
検用開口が車室フロアに形成されており、この開口を覆
う開閉自在の蓋部材が設けられていて、この蓋部材の上
には、折畳み式の助手用シートが配設されている○ ところで、このような自動車を例えば右ハンドル車から
左ハンドル車へ改造する場合、この改造に伴って上記エ
ンジン点検用開口を左から右へ移動させればよいのであ
るが、改造の簡素化をはかるために、上記開口の位置は
そのままにしてハンドルの位置だけを変更することが行
なわれる。
しかしながら、このような改造を施してから、エンジン
点検用のシート付き蓋部材の開閉操作を行なうと、蓋部
材前端部に取付けられた蓋部材抑止用フック部材がハン
ドルに当たるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもので
、上述のようにハンドル位置を変更するような場合でも
、点検用開口の蓋部材の開閉操作を支障なく行なえるよ
うにした自動車における点検用蓋装置を提供することを
目的とする。
このため、本考案の自動車における点検用蓋装置は、車
室フロアに形成された点検用開口を覆うべく後端を車室
内に枢着された蓋部材と、同蓋部材に取付けられて車体
付きロック部材との係合により上記蓋部材を上記車体に
抑止しうる係合部材とをそなえ、同係合部材が上記ロッ
ク部材に係合する第1の位置と、上記蓋部材の開閉操作
時に車室内の他部品と干渉しない第2の位置とをとりう
るように配設され、且つ、上記係合部材を常に上記第2
の位置に付勢する弾性部材が配設されていることを特徴
としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての自動車にお
ける点検用蓋装置について説明すると、第1図はその側
方から見た断面図、第2図はその斜視図、第3図はその
係合部材としてのフック部材の作用を説明するための平
面図である。
第1図に示すごとく、単室10フロア2には、エンジン
点検用開口3が形成されており、この開口3を覆いうる
蓋部材4が、その後端を車幅方向の回転軸線Aを有する
ヒンジ5を介し車室1内フロア2に枢着されている。
これにより、蓋部材4は車幅方向の回転軸線Aを中心に
して回動できるようになっている。
また、蓋部材4の上には、折畳み式運転者用シートSが
配設されており、このシー)Sは、車長方向の位置を調
整できるようにアジャスター6を介し蓋部材4上に取付
けられたシートクッション7と、蓋部材4の後部に設け
られたブラケット8に枢着されたシートバック9とで構
成されている。
さらに、蓋部材40回転軸線Aとほぼ平行で且つこの回
転軸線Aよりも前方にある前部回転軸線Bを中心にして
回動できるように、シートクッション7の後部が、アジ
ャスター6付きブラケット10に枢着されている。
したがって、シートクッション7の前端縁は蓋部材4と
は独立に符号Cで示すような回動軌跡をとることができ
、これにより例えば蓋部材4の開放操作に際し、予じめ
このシートクッション7を前部回転軸線Bを中心にして
回動軌跡Cに沿い回動させることができるため、シート
クッション7の前端部が第1図に符号りで示すような回
動軌跡をとってハンドル11に当たるようなことはない
ところで、第1〜3図に示すごとく、蓋部材4の前端部
には、その縁部から突出するように一対の係合部材とし
てのフック部材12 、12’が取付けられており、各
フック部材12 、12’は車体2′付きロック部材1
3 、13’に対し第1,2図に示すように係合可能に
構成されていて、これによりこれらのフック部材12
、12’およびロック部材13 、13’を介し蓋部材
4を車体2′に抑止できるようになっている。
さらに、フック部材12は、第3図に鎖線で示すような
第1の位置と、第3図に実線で示すような第2の位置と
をとりうるように配設されており、しかもこのフック部
材12と蓋部材4との間には、このフック部材12を常
に上記第2の位置に付勢する弾性部材としてのコイルス
プリング14が介装されている。
さらに、蓋部材4の前端縁のハンドル11に対応する位
置には、第2,3図に示すごとく、蓋部材4の開閉操作
時にその前端縁がハンドル11に当たらないように凹彎
曲縁部4aが形成されているので、蓋部材4の前端縁は
ハンドル11に当接することなく回動できる。
ところで、上記フック部材12における第1の位置は、
ロック部材13に係合するための位置であり、上記第2
の位置は、蓋部材4の開閉操作時に車室1内のハンドル
11のごとき他部品と干渉しないような位置である。
すなわち、フック部材12が第3図に鎖線で示す第1の
位置をとるときは、車体2′付きロック部材13と係合
して蓋部材4を抑止できるが、この場合フック部材12
が凹彎曲縁部4aに張出しているため、蓋部材4の開閉
操作時にフック部材12がハンドル11に当たってしま
うという不具合が生じるので、フック部材12を第3図
に実線で示す第2の位置へ強制的にコイルスプリング1
4で付勢することにより、上記不具合を解決しているの
である。
したがって、フック部材12をロック部材13から外す
と、自動的にフック部材12は第1の位置(第3図鎖線
)から第2の位置(第3図実線)へ移動し、これにより
蓋部材4の開閉操作を他部品11との干渉を起こすこと
なく円滑に行なうことができる。
また、蓋部材4付きアジャスター60前端の回動軌跡は
符号Eで示すようになるため、このアジャスター6は蓋
部材4を回動させても、ハンドル11に当たるようなこ
とはない。
第1図中、符号15はパツキンを示す。
上述の構成により、開口3を通じてエンジン等を点検す
るために蓋部材4を開放するには、まずフック部材12
、12’とロック部材13 、13’との係合を解く
と共に、シートクッション7を回転軸線Bを中心に回動
させる。
このとき、フック部材12は、コイルスプリング140
作用により、第3図に、鎖線で示す第1の位置から第3
図に実線で示す第2の位置へ移動せしめられている。
その後は、蓋部材4を回転軸線Aを中心にして回動させ
てから、この蓋部材4のフック部材12を車体に適宜係
合させたのち、エンジン点検作業等を行なう。
さらに、上述のごとく蓋部材4を開放状態にしたのちに
、これを閉じる場合は、上述の開放操作と逆の操作を行
なえばよい。
即ち、まず蓋部材4を閉じるように回動させ、ついでシ
ートクッション7を元の状態に戻すように回動させ、更
にフック部材12.12’をロック部材13.13’に
係合−させればよい。
なお、蓋部材4の開放操作を行なうに当たり、シートク
ッション7を回動して持ち上げなげれば、蓋部材40回
動操作を行なえないようにしておけハ、誤ってシートク
ッション7をハンドル11に当ててしまうという誤操作
を未然に防ぐことができる。
以上詳述したように、本考案の自動車における点検用蓋
装置によれば、車室フロア2に形成された点検用開口3
を覆うべく後端を車室1内に枢着された蓋部材4と、同
蓋部材4に取付けられて車体2′付きロック部材13と
の係合により上記蓋部材4を上記車体7に抑止しうるフ
ック部材12とをそなえ、同フック部材12が上記ロッ
ク部材13に係合する第1の位置と、上記蓋部材4の開
閉操作時に車室1内の他部品11と干渉しない第2の位
置とをとりうるように配設され、且つ、上記フック部材
12を常に上記第2の位置に付勢する弾性部材14が配
設されているので、蓋部材4の開閉操作を車室1内のハ
ンドル11のごとき他の部材との干渉を起こすことなく
円滑に行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例としての自動車における点検用蓋
装置を示すもので、第1図はその側方から見た断面図、
第2図はその斜視図、第3図はその係合部材としてのフ
ック部材の作用を説明するための平面図である。 1・・・・・・車室、2・・・・・・フロア、2′・・
・・・・車体、3・・・・・・エンジン点検用開口、4
・・・・・・蓋部材、4a・・・・・・蓋部材4の凹彎
曲縁部、5・・・・・・ヒンジ、6・・・・・・アジャ
スター 7・・・・・・シートクッション、8・・・・
・・ブラケット、9・・・・・・シートバック、10・
・・・・・ブラケット、11・・・・・・ハンドル、1
2,12′・・・・・・係合部材としてのフック部材、
13,13’−・・・・・ロック部材、14・・・・・
・弾性部材としてのコイルスプリング、15・・・・・
・パツキン、A・・・・・・蓋部材4の回転軸線、B・
・・・・・シートクッション7における前部回転軸線、
S・・・・・・運転者用シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室フロアに形成された点検用開口を覆うべく後端を車
    室内に枢着された蓋部材と、同蓋部材に取付けられて車
    体付きロック部材との保合により上記蓋部材を上記車体
    に抑止しうる係合部材とをそなえ、同係合部材が上記ロ
    ック部材に係合する第1の位置と、上記蓋部材の開閉操
    作時に車室内の他部品と干渉しない第2の位置とをとり
    うるように配設され、且つ、上記係合部材を常に上記第
    2の位置に付勢する弾性部材が配設されていることを特
    徴とする、自動車における点検用蓋装置。
JP8469879U 1979-06-20 1979-06-20 自動車における点検用蓋装置 Expired JPS5853272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8469879U JPS5853272Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 自動車における点検用蓋装置

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JP8469879U JPS5853272Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 自動車における点検用蓋装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS563020U JPS563020U (ja) 1981-01-12
JPS5853272Y2 true JPS5853272Y2 (ja) 1983-12-03

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JP8469879U Expired JPS5853272Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 自動車における点検用蓋装置

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