JPS5853136B2 - 定置式クレ−ンの基礎構造 - Google Patents
定置式クレ−ンの基礎構造Info
- Publication number
- JPS5853136B2 JPS5853136B2 JP54105389A JP10538979A JPS5853136B2 JP S5853136 B2 JPS5853136 B2 JP S5853136B2 JP 54105389 A JP54105389 A JP 54105389A JP 10538979 A JP10538979 A JP 10538979A JP S5853136 B2 JPS5853136 B2 JP S5853136B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- foundation
- stationary crane
- crane
- stationary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Foundations (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は仮設の定置式クレーンを地盤に固定する基礎
構造に関するものである。
構造に関するものである。
従来、定置式クレーンを地盤に固定するには、第1図に
示すように、地盤に孔1を掘削し、その孔1に基礎ボル
ト2を埋め込んでコンクリートを流し込むことにより、
基礎3を形成し、定置式クレーン4の基礎フレーム5を
基礎ボルト2で締結している。
示すように、地盤に孔1を掘削し、その孔1に基礎ボル
ト2を埋め込んでコンクリートを流し込むことにより、
基礎3を形成し、定置式クレーン4の基礎フレーム5を
基礎ボルト2で締結している。
しかし、この方法においては、山岳地に定置式クレーン
を固定する場合に、緑地回復の意味から基礎3をクレー
ン作業終了後に取除かなければならず、基礎3の破壊、
撤去に余分な費用と時間がかかり、またコンクリートを
クレーン設置現場まで搬入するのが困難である。
を固定する場合に、緑地回復の意味から基礎3をクレー
ン作業終了後に取除かなければならず、基礎3の破壊、
撤去に余分な費用と時間がかかり、またコンクリートを
クレーン設置現場まで搬入するのが困難である。
また、従来の定置式クレーンの固定方法として第2図に
示すように、地盤にアンカ6用の基礎6aを打込み、定
置式クレーン4のポスト7の上部とアンカ6とをガイロ
ープ8で連結し、さらに定置式クレーン4の基盤部9と
アンカ6とを水平ガイロープ10で連結する方法もある
。
示すように、地盤にアンカ6用の基礎6aを打込み、定
置式クレーン4のポスト7の上部とアンカ6とをガイロ
ープ8で連結し、さらに定置式クレーン4の基盤部9と
アンカ6とを水平ガイロープ10で連結する方法もある
。
しかし、この方法においては、ガイロープ8が張っであ
るため、定置式クレーン4の旋回作業範囲が限定される
。
るため、定置式クレーン4の旋回作業範囲が限定される
。
また、周囲の現場状況により、ガイロープ8,10を張
れないことがあり、とくに山岳地などでは地形により所
望の位置に基礎6aを打込めないことがある。
れないことがあり、とくに山岳地などでは地形により所
望の位置に基礎6aを打込めないことがある。
さらに、ガイロープ8,10を張るには、比較的広い設
置スペースが必要となる。
置スペースが必要となる。
また、基礎6aを設けるため、第1図の場合と同様の問
題点がある。
題点がある。
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、クレーン作業完了後の基礎部材の撤去が容易で、コ
ンクリートを搬入する必要がなく、かつ旋回作業範囲が
限定されることがなく、地形にかかわらず固定すること
ができ、設置スペースが狭くて済む定置式クレーンの基
礎構造を提供することを目的とする。
で、クレーン作業完了後の基礎部材の撤去が容易で、コ
ンクリートを搬入する必要がなく、かつ旋回作業範囲が
限定されることがなく、地形にかかわらず固定すること
ができ、設置スペースが狭くて済む定置式クレーンの基
礎構造を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、この発明においては地盤に孔
を掘削し、その孔に上端に定置式クレーンを固定するた
めの上端フランジを設けた中空の基礎ポストを挿入し、
その基礎ポストの下部に下部蓋を設け、上記孔の掘削土
を上記基礎ポスト内および上記孔壁と上記基礎ポストと
の間に埋戻し押固める。
を掘削し、その孔に上端に定置式クレーンを固定するた
めの上端フランジを設けた中空の基礎ポストを挿入し、
その基礎ポストの下部に下部蓋を設け、上記孔の掘削土
を上記基礎ポスト内および上記孔壁と上記基礎ポストと
の間に埋戻し押固める。
第3図により、この発明の定置式クレーンの基礎構造を
説明する。
説明する。
まず、クレーン4を設置する場所の地盤に、機械掘りま
たは手掘りにより孔11を掘削する。
たは手掘りにより孔11を掘削する。
この孔11の径D1は人間が入って掘削作業ができる大
きさ、たとえは1.2〜1.5mとし、孔11の深さH
lはクレーン4を支持するのに十分な深さとする。
きさ、たとえは1.2〜1.5mとし、孔11の深さH
lはクレーン4を支持するのに十分な深さとする。
つきに、下部蓋12を有する中空の基礎ポスト13を孔
11に挿入する。
11に挿入する。
この場合、孔11を手掘りで掘削するときには、孔11
を所定深さまで掘削したのち、下部蓋12をつけない基
礎ポスト13を孔11内に挿入し、孔11をさらに掘削
しながら基礎ポスト13を徐々に沈め、所望の深さHl
に掘削したのちに、基礎ポスト13の下端に下部蓋12
を取付けてもよい。
を所定深さまで掘削したのち、下部蓋12をつけない基
礎ポスト13を孔11内に挿入し、孔11をさらに掘削
しながら基礎ポスト13を徐々に沈め、所望の深さHl
に掘削したのちに、基礎ポスト13の下端に下部蓋12
を取付けてもよい。
つぎに、基礎ポスト13の内外に孔11の掘削土14を
埋戻して押固めたのち、基礎ポスト13の上端に設けら
れたフランジ15に定置式クレーン4をボルト16で固
定する。
埋戻して押固めたのち、基礎ポスト13の上端に設けら
れたフランジ15に定置式クレーン4をボルト16で固
定する。
この場合、組み上げられた定置式クレーン4をフランジ
15に固定してもよく、まず定置式クレース4の下部を
フランジ15に固定し、定置式クレーン4を順次組上げ
てもよい。
15に固定してもよく、まず定置式クレース4の下部を
フランジ15に固定し、定置式クレーン4を順次組上げ
てもよい。
この場合、定置式クレーン4に働く作用力は基礎ポスト
13と孔11との摩擦力および地盤の地耐力で受ける。
13と孔11との摩擦力および地盤の地耐力で受ける。
この発明に係る他の定置式クレーンの基礎構造を第4図
、第5図により説明する。
、第5図により説明する。
まず、孔11および孔17を掘削したのち、上部に井桁
状のフレーム18が固着された基礎ポスト13を孔11
に挿入し、つぎに基礎ポスト13内および孔17内に掘
削±14を埋戻して押固めたのち、フランジ15に定置
式クレーン4を固定する。
状のフレーム18が固着された基礎ポスト13を孔11
に挿入し、つぎに基礎ポスト13内および孔17内に掘
削±14を埋戻して押固めたのち、フランジ15に定置
式クレーン4を固定する。
このようにすれば、定置式クレーン4に作用する水平力
捩り力等が大きくても、その水平力をフレーム18によ
り十分に支持することができる。
捩り力等が大きくても、その水平力をフレーム18によ
り十分に支持することができる。
つぎに、第6図、第7図によりこの発明に係る他の定置
式クレーンの基礎構造を説明する。
式クレーンの基礎構造を説明する。
まず、孔11および孔17を掘削したのち、基礎ポスト
13を孔11内に挿入し、つきに基礎ポスト13内に掘
削±14を埋戻して押固め、孔17内に砂利19を詰込
んだのち、フランジ15に定置式クレーン4を固定する
。
13を孔11内に挿入し、つきに基礎ポスト13内に掘
削±14を埋戻して押固め、孔17内に砂利19を詰込
んだのち、フランジ15に定置式クレーン4を固定する
。
このようにすれは、定置式クレーン4に作用する水平力
が大きくても、その水平力を砂利19を介して地盤に強
固に支持することができる。
が大きくても、その水平力を砂利19を介して地盤に強
固に支持することができる。
なお、クレーン作業終了後に定置式クレーン4を撤去す
るには、まず定置式クレーン4をフランジ15から取外
したのち、掘削土14を除去し、基礎ポスト13を孔1
1から抜き、孔11に掘削土14を埋戻す。
るには、まず定置式クレーン4をフランジ15から取外
したのち、掘削土14を除去し、基礎ポスト13を孔1
1から抜き、孔11に掘削土14を埋戻す。
以上説明したように、この発明に係る定置式クレーンの
基礎構造においては、コンクリートを使用しないので、
コンクリートを定置クレーンの設置場所まで搬入する必
要がなく、またアンカボルト設置等の必要がなく、コン
クリートの養生期間が不要であるから、設置工事期間を
短縮することができ、さらにクレーン作業終了後の基礎
部材の撤去が比較的簡単で、余分な費用と時間が不要で
ある。
基礎構造においては、コンクリートを使用しないので、
コンクリートを定置クレーンの設置場所まで搬入する必
要がなく、またアンカボルト設置等の必要がなく、コン
クリートの養生期間が不要であるから、設置工事期間を
短縮することができ、さらにクレーン作業終了後の基礎
部材の撤去が比較的簡単で、余分な費用と時間が不要で
ある。
また、基礎部材をそのまま撤去、回収できるから、基礎
部材を繰返し使用することが可能であり、経済的に有利
である。
部材を繰返し使用することが可能であり、経済的に有利
である。
さらに、山岳地に定置式クレーンを設置する場合に、緑
地回復(自然環境保存)が容易である。
地回復(自然環境保存)が容易である。
また、ガイロープを使用しないから、クレーン旋回作業
範囲が制限されず、地形にかかわらず定置式クレーンを
固定することができ、かつ狭い場所でも定置式クレーン
を固定することができる。
範囲が制限されず、地形にかかわらず定置式クレーンを
固定することができ、かつ狭い場所でも定置式クレーン
を固定することができる。
このように、この発明の効果は顕著である。
第1図、第2図はそれぞれ従来の定置式クレーンの基礎
構造の説明図、第3図、第5図、第7図はそれぞれこの
発明に係る定置式クレーンの基礎構造の説明図、第4図
は第5図のIV−IV断面図、第6図は第7図のVI−
VI断面図、である。 11・・・・・・孔、13・・・・・・基礎ポスト、1
5・・・・・・フランジ、16・・・・・・ボルト、1
7・・・・・・孔、18・・・・・・フレーム、19・
・・・・・砂利。
構造の説明図、第3図、第5図、第7図はそれぞれこの
発明に係る定置式クレーンの基礎構造の説明図、第4図
は第5図のIV−IV断面図、第6図は第7図のVI−
VI断面図、である。 11・・・・・・孔、13・・・・・・基礎ポスト、1
5・・・・・・フランジ、16・・・・・・ボルト、1
7・・・・・・孔、18・・・・・・フレーム、19・
・・・・・砂利。
Claims (1)
- 1 仮設の定置式クレーンの基礎構造において、地盤に
孔を掘削し、その孔に上端に上記定置式クレーンを固定
するための上端フランジを設けた中空の基礎ポストを挿
入し、その基礎ポストの下部に下部蓋を設け、上記孔の
掘削土を上記基礎ポスト内および上記孔壁と上記基礎ポ
ストとの間に埋戻し押固め、上記定置式クレーンの設置
および撤去を容易にしたことを特徴とする定置式クレー
ンの基礎構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54105389A JPS5853136B2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 | 定置式クレ−ンの基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54105389A JPS5853136B2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 | 定置式クレ−ンの基礎構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5628942A JPS5628942A (en) | 1981-03-23 |
JPS5853136B2 true JPS5853136B2 (ja) | 1983-11-28 |
Family
ID=14406287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54105389A Expired JPS5853136B2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 | 定置式クレ−ンの基礎構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853136B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2260964B1 (es) * | 2000-06-08 | 2007-12-01 | Telefonos, Lineas Y Centrales, S.A. | Procedimiento de fijacion de postes para tendidos aereos. |
JP4606086B2 (ja) * | 2004-08-09 | 2011-01-05 | 株式会社竹中土木 | 風力発電施設のモノパイル式基礎構造 |
NO345246B1 (no) * | 2018-02-09 | 2020-11-16 | Comrod As | Fundament og fremgangsmåte for å fastgjøre et mastelement omfattende et hult endeparti i løsmasse. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326802U (ja) * | 1976-08-12 | 1978-03-07 |
-
1979
- 1979-08-18 JP JP54105389A patent/JPS5853136B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326802U (ja) * | 1976-08-12 | 1978-03-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5628942A (en) | 1981-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3250075A (en) | Method of retaining wall construction and anchoring | |
JP4069509B2 (ja) | 地下掘削空間外周部における逆打支柱の施工方法 | |
US3087308A (en) | Method of installing piles for resisting upward soil movements | |
JPS5985028A (ja) | 鋼管杭及びその埋設工法 | |
JP3453664B2 (ja) | 縦坑の構築工法 | |
JPS5853136B2 (ja) | 定置式クレ−ンの基礎構造 | |
JP3129676B2 (ja) | 杭を柱に利用した建築構造物に於ける杭柱の建込み方法 | |
JPH07145616A (ja) | 場所打ちコンクリート杭工法 | |
JP2868651B2 (ja) | 地下既設構造物上方における山留工法 | |
JP7007691B1 (ja) | スプリングスペーサー、鉄筋籠及び地中杭の打設工法 | |
JP2858997B2 (ja) | 逆打工法に使用する仮設対応支柱 | |
JP2858998B2 (ja) | 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法 | |
JPS61109822A (ja) | 杭の構築工法 | |
US4355927A (en) | Piling structure and methods | |
JPH1193166A (ja) | 簡易開脚アンカー及び拡底コンクリートアンカーブロック | |
JPH0381422A (ja) | ケーソン工法 | |
JP2559394Y2 (ja) | 岩盤定着型タコ足アンカー基礎 | |
US4900197A (en) | Process for holding up the lateral walls of deep ditches | |
JPH1046573A (ja) | 場所打拡底杭及びその施工方法 | |
JP3430376B2 (ja) | 地下躯体の築造方法 | |
JPH09125405A (ja) | 傾斜塔脚深礎基礎 | |
JPH08226126A (ja) | 土留擁壁の構築方法及び土留擁壁構築材 | |
JP2796591B2 (ja) | 貯水槽の底板取付構造 | |
JP2022091053A (ja) | 土留め擁壁の補強体および補強体の設置工法 | |
JPS64440Y2 (ja) |