JP2858998B2 - 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法 - Google Patents
逆打工法用仮設対応支柱の施工方法Info
- Publication number
- JP2858998B2 JP2858998B2 JP3167402A JP16740291A JP2858998B2 JP 2858998 B2 JP2858998 B2 JP 2858998B2 JP 3167402 A JP3167402 A JP 3167402A JP 16740291 A JP16740291 A JP 16740291A JP 2858998 B2 JP2858998 B2 JP 2858998B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- projection
- temporary
- auger
- locking groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
係り、仮設支柱を本設柱に転用できる逆打工法用仮設対
応支柱の施工方法に関する。
場合、予め建物全体の基礎下端まで根伐を行い、最下層
となる地階の基礎コンクリートを打設した後、漸次に地
階から地上階へと施工している。このような順打ち工法
は地下部分構築後に地上部分を構築しなければならない
ので、工期が長くなる欠点があった。そのため、最近で
は逆打工法の採用が増加している。逆打工法は、建物の
柱を立設すべき地面の所定位置に予め基礎杭を打ち、こ
の基礎杭の上に建込んだ仮設支柱の上部での地上階施工
と同時に、根伐およびコンクリート打設を地下階上層か
ら地下階下層へ向って行うものである。その際、基礎杭
の上部に仮設支柱を接続し、この仮設支柱を地下階層の
柱に使用することにより、工期を著しく短期化してい
た。
孔に埋設すること自体においても一定の工期がかかり、
更に仮設支柱の接続にもコストがかかることから、なお
一層の工期短縮および低コスト化の余地があった。
ものであって、その目的は従来に較べて工期を著しく短
縮化し、かつ高精度での対応が容易な逆打工法用仮設対
応支柱の施工方法を提供するにある。
に、本発明の逆打工法用仮設対応支柱の施工方法は、既
製杭の杭頭に、本設柱として使用可能な強度寸法をもつ
H形鋼、鋼管などの仮設支柱を予め直列に溶接接続して
一体化し、該接続部分近くに突起を設け、これを杭穴に
建て込み、然る後に該仮設支柱部分に覆せる筒状のヤッ
トコであって、下端部に前記突起に係合する案内係止溝
を形成したヤットコを該仮設支柱部分に覆せ、係止溝を
該突起に係合させ、該ヤットコを打ち込み乃至回転させ
て該既製PC杭の打ち込み位置やレベルを調整するので
ある。前記ヤットコは上端部に制御用の係止突起を有
し、かつ下端部には案内用に削切した長孔と係止溝とを
具え、オーガーに上端部の該係止突起を係合させ、オー
ガーでの位置調整を容易にしているのである。
頭に接続しておいて建込むので、逆打工法に限らずアイ
ランド工法でも同じであるが、杭径と仮設支柱部分の材
料を自由に選んで必要支持力に対応する。そして、仮設
支柱部分の頭部にて芯出しやレベル調整を行う。そのた
めに、ヤットコを仮設支柱部分に覆せ、既製杭部分にそ
の案内係止溝を係合させ、ヤットコを打ち込みながら、
また回動させながらレベル管理および芯出しに対する精
度管理を行う。
参照にして詳細に説明する。図1に仮設対応支柱1の使
用例を示している。ここに例示する仮設対応支柱1は既
製PC杭3(鉄骨鉄筋コンクリート,鉄筋コンクリート
管,鉄筋コンクリート柱等何れでもよい)の頭に直列に
仮設支柱用のH形鋼5を溶接接続したものである。これ
は、PC杭3を建て込むのに先立って、予め現場にて接
続する。図1の場合は、ボルト穴等の加工作業を省くた
めに、互いを溶接にて接続している。次に、所定の位置
にオーガーで垂直に穴4を掘る。目的の深さに掘削した
ならば、孔壁の崩壊に注意し、オーガーを逆回転させ孔
を拡大掘削しながら根固め液を注入する。予定量の根固
め液を注入した後、オーガーを正回転に戻し、杭周用根
固め液を注入しながらオーガーを正回転に戻し、杭周用
根固め液を注入しながらオーガーを徐々に引き上げる。
次いで杭打機をバックさせ、穴4の周囲をユンボにて整
地し、クローラーにて杭受器7を穴4の中心にトランシ
ットで測定しながらセットする。こうして、杭打機を杭
受器7の鉄板部分に乗せる。この時、杭打機が動くよう
ならば、ユンボで調整する。杭打機のセットが終了した
なら、90°旋回させておく。別工程でH形鋼5と直列
にPC杭3(SC杭でも同じ)を接続して成る仮設対応
支柱1をクレーンで吊り上げ、穴4にトランシットで確
認しながら徐々に沈める。ある程度沈めた位置で玉掛け
ワイヤー9二本をPC杭3の頭部近くに巻き付け、その
両端部を杭受器7に止める(図2参照)。図3にヤット
コ11を示す。PC杭の直径が700mmならば、その上
に接続したH形鋼5はフランジ幅400mm,厚さ21mm
であるとき、ヤットコ用鋼管11の内径は730mm程度
の鋼管外周面に700ミリピッチの螺旋上補強リブ13
を形成したものである。
方向へ突出させた係止突起15を設け、下端部には下端
面から上方へ垂直に350ミリ程度切り欠き、更に円周
方向へ沿って横に切り欠いた鈎形の案内係止溝17を具
えている。ヤットコ用鋼管11をクレーンで吊り上げ、
逆打用仮設対応支柱1に覆ぶせるように徐々に下げる
(図4)。ワイヤー9にて杭受器7に仮止め吊持させて
いる。PC杭3の上端外周面にある突起19にヤットコ
用鋼管11の係止溝17を合せ、そのまま少し下げて更
にヤットコ用鋼管11を少し正回転させ、溝17内に突
起19を係合させる。次いで、ヤットコ用鋼管11の上
部に覆せる回転キャップ21をオーガーに取付け、この
回転キャップ21はヤットコ用鋼管11の上部に覆せ、
係合させる。回転キャップ21の下端縁には案内係止溝
17と同じ溝23が切り欠き形成してあって、この溝2
3をヤットコ用鋼管11の上部にある係止突起15に係
合する。この係合はオーガーを下げ降しながら、溝23
内に突起15を案内し、更にオーガーを正回転させて、
ヤットコ用鋼管11の上部に回転キャップ21をセット
している。オーガーを徐々に1m程度上昇させ、仮設対
応支柱1が一体になって吊り上がる(図5)。それから
ワイヤー9を取り除く。そして、以下図面は省略する
が、杭1の巻き上げ用振れ止め等をセットし、トランシ
ットにてX・Y方向を確認しながら徐々にオーガーを下
げる。振れ止めがヤットコ用鋼管11に接触する前に振
れ止めを外す。以後、仮設対応支柱1が自重で下がらな
くなったらオーガーを正回転させ、回転キャップ21,
ヤットコ用鋼管11を介してオーガーの力をPC杭3に
伝え、所定のレベルまでPC杭3を下げる。H形鋼5の
上部をレベルで確認しながらオーガーを寸動させ、垂直
性やレベルを調整する。杭受器7に油圧ジャッキを設置
し、ジャッキでヤットコ用鋼管11の位置決め調整をす
ると、微調整が完了する。
をわずかに逆回転させて引上げ、案内係止溝17と突起
19との係合を外し、キャップ21を外し、そのままク
レーンでヤットコ用鋼管11を引き抜く。
る逆打工法用仮設対応支柱の施工方法によれば、筒状の
ヤットコを使用し、互いにオーガーと既製杭との間を突
起と係止溝とで係合させながら接続し、既製杭の杭頭に
接続したH形鋼を直接捻ることがないので、H形鋼の精
度を維持できる効果がある。また、既製杭を先行させ
て、後から仮設支柱を土中にて接続するものではなく、
互いを予め接続した状態で一体に建込むので、施工期間
を短縮し、接続の信頼性も高め得る。更に、ヤットコは
夫々既製杭とオーガーとを連結するので、深い基礎底に
対して精度の高いレベル管理と芯出しを可能にしてお
り、高い精度で逆打工法用の仮設支柱を建込む利点があ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 既製杭の杭頭に、本設柱として使用可能
な強度寸法をもつH形鋼、鋼管などの仮設支柱を予め直
列に溶接接続して一体化し、該接続部分近くに突起を設
け、これを杭穴に建て込み、然る後に該仮設支柱部分に
覆せる筒状のヤットコであって、下端部に前記突起に係
合する案内係止溝を形成したヤットコを該仮設支柱部分
に覆せ、その係止溝を該突起に係合させ、該ヤットコを
打ち込み乃至回転させて該既製PC杭の打ち込み位置や
レベルを調整することを特徴とする逆打工法用仮設対応
支柱の施工方法。 - 【請求項2】 前記ヤットコは上端部に制御用の係止突
起を有し、かつ下端部には案内用に削切した長孔と係止
溝とを具え、オーガーに上端部の該係止突起を係合させ
ることを特徴とする請求項1記載の逆打工法用仮設対応
支柱の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167402A JP2858998B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167402A JP2858998B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649855A JPH0649855A (ja) | 1994-02-22 |
JP2858998B2 true JP2858998B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=15849041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3167402A Expired - Lifetime JP2858998B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858998B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4536615B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2010-09-01 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管杭への構真柱の施工方法、埋設用管体及び杭の施工方法 |
JP2011220009A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Kajima Corp | 構真柱の建込み工法 |
JP6289140B2 (ja) * | 2014-02-06 | 2018-03-07 | 株式会社竹中工務店 | 構真柱施工方法 |
JP6513502B2 (ja) * | 2015-06-17 | 2019-05-15 | 株式会社竹中工務店 | 杭体施工方法 |
JP6554976B2 (ja) * | 2015-07-30 | 2019-08-07 | ジャパンパイル株式会社 | ヤットコ回収装置及びヤットコ回収方法 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3167402A patent/JP2858998B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649855A (ja) | 1994-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109630127B (zh) | 一种富水软弱地层超深盾构竖井的施工方法 | |
CN109826630A (zh) | 一种用于顶管施工的预制混凝土沉井装置及其施工方法 | |
US3250075A (en) | Method of retaining wall construction and anchoring | |
CN209687494U (zh) | 一种用于顶管施工的预制混凝土沉井装置 | |
JP2858998B2 (ja) | 逆打工法用仮設対応支柱の施工方法 | |
JP3516391B2 (ja) | 地山掘削工法 | |
JP3129676B2 (ja) | 杭を柱に利用した建築構造物に於ける杭柱の建込み方法 | |
JP2868651B2 (ja) | 地下既設構造物上方における山留工法 | |
CN216339582U (zh) | 一种用于基坑支护的组合斜向支撑 | |
JP2858997B2 (ja) | 逆打工法に使用する仮設対応支柱 | |
JPH10317374A (ja) | 鉄筋コンクリート製地下柱の施工方法 | |
JP2004100281A (ja) | ケーシングを使用しない構真柱の建て込み工法 | |
JP6792239B2 (ja) | 鋼管杭の自沈防止装置及び自沈防止工法 | |
JP2567990B2 (ja) | 地下構築用逆打工法 | |
JP2011220009A (ja) | 構真柱の建込み工法 | |
JP4314681B2 (ja) | 逆打支柱の施工方法 | |
CN221461220U (zh) | 一种内插预制桩trd墙结合预应力型钢支撑基坑组合支护结构 | |
JP3430376B2 (ja) | 地下躯体の築造方法 | |
JP2838019B2 (ja) | ケーソンの刃口躯体形成工法 | |
CN214245742U (zh) | 一种深层混合加筋水泥土锚固桩 | |
CN111042107B (zh) | 一种大尺寸预制桩围护结构施工系统及施工方法 | |
JPS6128774B2 (ja) | ||
JPH0610339A (ja) | 鉄筋コンクリート造山留め壁とその築造方法 | |
JP2002332643A (ja) | 建造物のコンクリート基礎の形成方法 | |
JPH11247203A (ja) | 斜杭による既存建物基礎の補強方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111204 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111204 Year of fee payment: 13 |