JP2002332643A - 建造物のコンクリート基礎の形成方法 - Google Patents
建造物のコンクリート基礎の形成方法Info
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Abstract
めのコンクリート基礎を容易で確実に形成できる建造物
のコンクリート基礎の形成方法を提供する。 【解決手段】 クレーン2の先端の油圧モータ6に取り
付けた杭打ち治具10の円筒状の嵌合部15に、地面に
略鉛直に起立した円筒状の補強杭16の上端部を嵌合す
る。補強杭16に突設した突起22を嵌合部15の逆L
字状の係合手段19の切り込み部17に係合する。油圧
モータ6を正転し、補強杭16のスクリュー翼21にて
突起22が凍結深度より深い位置まで埋設する。地面を
突起22まで掘削し、砕石を敷き詰め、コンクリート基
礎を補強杭16の上端部を内包して一体に形成する。油
圧モータ6の逆転にて、埋設位置の基準となる突起22
が係合手段19の係合部18に係合して引き抜き可能と
なる。
Description
強杭に一体的に建造物のコンクリート基礎を設ける建造
物のコンクリート基礎の形成方法に関する。
て宅地造成すると、地盤は比較的に軟弱な埋め立て地と
なる。このことから、すぐに住宅等の建造物を建てると
地盤沈下を生じるおそれがあるため、宅地造成をした後
から住宅等を建てるまでに、地盤沈下が収まるまで相当
期間待たなければないない。また、埋め立て地でなくも
ともと地盤が軟弱な場所では、建造物を建てることが困
難である。
建造物を建てる場合には、補強杭を埋設し、これら補強
杭に一体的に建造物を建てて、建造物の安定化を図って
いる。このような補強杭を埋設する方法として、例えば
特開平8−74251号公報および実開平2−7003
1号公報などに記載の各種構成が知られている。
載のものは、クレーン車両のクレーンの先端部に駆動手
段を設け、この駆動手段に補強杭を軸方向を上下方向と
して取り付ける。この状態で、駆動手段からの回転力お
よび軸方向への衝撃により補強杭を地中に回転しつつ圧
入して埋設する構成が採られている。
のものは、駆動手段に着脱可能に補強杭を係脱可能に嵌
合する略円筒状の杭打ち治具を取り付ける。さらに、こ
の杭打ち治具には、補強杭の端部に外周面から突出して
設けられた突起を係脱可能に係合する略L字状の切り込
み係合部が設けられている。そして、補強杭の端部を杭
打ち治具に嵌合しつつ補強杭の突起を切り込み係合部に
係合させ、杭打ち治具に補強杭をつり下げ支持可能に取
り付ける。この状態で、あらかじめ地面にスクリューロ
ッドにて掘削した孔に杭を挿入して埋設する構成が採ら
れている。
物を建てるための基礎となる。このため、上記特開平8
−74251号公報および実開平2−70031号公報
に記載の従来の杭打ち方法では、補強杭の上端部が建造
物を建てるために同一水平面上に位置する状態で補強杭
を埋設することは困難である。
8−213920号公報に記載の構成が知られている。
この特開昭58−213920号公報に記載のものは、
地中に打設する補強杭に線や点などにて基準位置を設け
る。そして、この基準位置の変位を光学的に読み取って
地中への補強杭の埋設量などを測定する構成が採られて
いる。
20号公報に記載の方法では、光学的に基準位置を測定
して補強杭の埋設量を測定するので、特別な装置が必要
となるとともに、杭打ち工程が煩雑となり、工期の短縮
化が図りにくい。
建築する場合、一般的に地面に砕石などを敷き詰め、こ
れら砕石上にコンクリート基礎を形成し、このコンクリ
ート基礎上に木造家屋を一体的に建造する構成が採られ
ている。しかしながら、軟弱な地盤では、コンクリート
基礎自体が地盤とともに沈降したり、地盤の沈降に伴っ
てコンクリート基礎が傾いて木造家屋が傾いたり、コン
クリート基礎の損傷および木造家屋の損傷を生じるおそ
れがある。
ら補強杭にコンクリート基礎を一体的に形成することが
考えられる。
上端部が同一水平面上に位置する状態で補強杭を埋設す
ることは困難であることから、補強杭にコンクリート基
礎を一体的に形成する作業は煩雑となる。
ば軟弱な地盤に建造物を建てる際に補強杭を埋設し、こ
の埋設した補強杭に建造物を一体的に建てる作業が煩雑
となる問題がある。
盤でも安定して建造物を建造するためのコンクリート基
礎を容易で確実に形成できる建造物のコンクリート基礎
の形成方法を提供することを目的とする。
地中に補強杭を軸方向が略鉛直方向に沿う状態でかつ前
記補強杭の上端が地表面から所定の深さ位置で露出する
状態に複数埋設し、これら補強杭の上端が露出する状態
でかつ上面が地表面から所定の深さ位置に前記補強杭の
上端を連結する状態で砕石を所定の厚さ寸法で敷き詰
め、これら敷き詰めた砕石の上面に前記補強杭の上端部
を内包する状態にコンクリートを流し込んでコンクリー
ト基礎のベースを作製し、このベースの上面に上端面が
地表面から上方に露出する高さ寸法でコンクリート基礎
の布基礎を形成する建造物のコンクリート基礎の形成方
法であって、前記補強杭は、軸方向を上下方向として上
端外周面に突出する突起を有し、この突起は、下縁から
前記補強杭の上端までの距離が敷き詰める砕石の厚さ寸
法より5cm以上長い寸法で、かつ前記敷き詰める砕石
の厚さ寸法、前記コンクリート基礎のベースの厚さ寸法
および前記コンクリート基礎の布基礎の高さ寸法の和よ
り短い寸法であることを特徴とする建造物のコンクリー
ト基礎の形成方法である。
に沿う状態で上端が地表面から所定の深さ位置で露出す
る状態に埋設される補強杭に、下縁から補強杭の上端ま
での距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法より5cm以上長
い寸法で、かつ敷き詰める砕石の厚さ寸法、コンクリー
ト基礎のベースの厚さ寸法およびコンクリート基礎の布
基礎の高さ寸法の和より短い寸法となる位置の外周面に
突起を設ける。このことにより、例えば目測により突起
がある程度の位置まで補強杭を複数埋設して、補強杭の
上端が上面から露出する状態でかつ上面が地表面から所
定の深さ位置に砕石を所定の厚さ寸法で敷き詰めた後
に、露出する補強杭の上端部を内包する状態にコンクリ
ート基礎を形成すれば、補強杭の埋設誤差はコンクリー
ト基礎で吸収され、特別な装置を用いることなく軟弱な
地面でも容易にコンクリート基礎が所定の位置に形成さ
れる。そして、突起により容易に補強杭の埋設状態の認
識が容易で、例えば目視でもコンクリート基礎を補強杭
と一体的に形成するための基準位置が認識可能となる。
の距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法より5cmより短い
寸法では、コンクリート基礎と補強杭との連結強度が低
下し、一体化できなくなる。一方、突起の下縁から補強
杭の上端までの距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法、コン
クリート基礎のベースの厚さ寸法およびコンクリート基
礎の布基礎の高さ寸法の和より長い寸法では、コンクリ
ート基礎から補強杭の上端部が突出する状態となり、コ
ンクリート基礎の上に建造物を構築することができなく
なる。このことにより、補強杭の突起を、下縁から補強
杭の上端までの距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法より5
cm以上長い寸法で、かつ敷き詰める砕石の厚さ寸法、
コンクリート基礎のベースの厚さ寸法およびコンクリー
ト基礎の布基礎の高さ寸法の和より短い寸法の位置に設
ける。
の建造物のコンクリート基礎の形成方法において、コン
クリート基礎の布基礎の幅寸法は、補強杭の外径より幅
広いことを特徴とするものである。
の幅寸法を補強杭の外径より幅広くする。このことによ
り、補強杭の上端部がコンクリート基礎の布基礎の側面
から一部露出する状態を防止し、補強杭が確実にコンク
リート基礎に内包される。
の建造物のコンクリート基礎の形成方法において、コン
クリート基礎の布基礎の幅寸法は、補強杭の外径と同寸
法以下で、前記補強杭の突起は、下縁からこの補強杭の
上端までの距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法より5cm
以上長い寸法で、かつ前記敷き詰める砕石の厚さ寸法お
よび前記コンクリート基礎のベースの厚さ寸法の和より
短い寸法であることを特徴とするものである。
の幅寸法を補強杭の外径と同寸法以下とし、補強杭の突
起を下縁から補強杭の上端までの距離が敷き詰める砕石
の厚さ寸法より5cm以上長く、かつ敷き詰める砕石の
厚さ寸法およびコンクリート基礎のベースの厚さ寸法の
和より短い位置に設ける。このことにより、例えばコン
クリート基礎の布基礎の幅寸法より径寸法が大きい補強
杭を用いても、埋設された補強杭の上端部がコンクリー
ト基礎の布基礎に位置して内包される状態とはならず、
補強杭が確実にコンクリート基礎に内包される。このた
め、コンクリート基礎の布基礎の幅寸法および補強杭の
外径寸法にかかわらず、コンクリート基礎に補強杭の上
端部が内包され、汎用性が向上する。また、コンクリー
ト基礎の形成の際に砕石の上面から突出する補強杭の突
出量が少なくなり、コンクリート基礎の形成の際に邪魔
となりにくくなり、作業性が向上する。
の距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法およびコンクリート
基礎のベースの厚さ寸法の和より長くなると、コンクリ
ート基礎の布基礎に補強杭の上端部が内包される状態と
なるので、布基礎の幅寸法および補強杭の外径寸法が制
約されるとともに、コンクリート基礎の形成の際に砕石
の上面から突出する補強杭の突出量が長くなってコンク
リート基礎の形成の際に邪魔となるおそれがある。この
ことにより、突起の下縁から補強杭の上端までの距離が
敷き詰める砕石の厚さ寸法およびコンクリート基礎のベ
ースの厚さ寸法の和より短い寸法の位置に突起を設け
る。
3のいずれかに記載の建造物のコンクリート基礎の形成
方法であって、クレーン車両のクレーンの先端に取り付
けた正逆回転可能な駆動手段に着脱可能で中心軸を回転
軸として回転可能に中心軸を上下方向として取り付けら
れ、補強杭の軸方向を上下方向とした上端部を嵌合する
略円筒状の嵌合部と、この嵌合部に設けられこの嵌合部
の下端縁に連続して軸方向に沿った切り込み部と、この
切り込み部の上端部にこの嵌合部の周方向に沿って少な
くとも前記駆動手段の正転方向に向けて切欠形成された
係合部とを有した略円筒状の杭打ち治具を用い、補強杭
は、略円筒状で、前記杭打ち治具の略円筒状の嵌合部に
補強杭の上端部を嵌合するとともに、前記補強杭の突起
を切り込み部に係合させ、前記駆動手段の正転により、
前記補強杭を杭打ち治具とともに回転しつつ埋設し、前
記駆動手段の逆転により、前記補強杭の突起を前記杭打
ち治具の係合部に係合させて前記補強杭を前記杭打ち治
具の軸方向に対して移動規制し、前記埋設した補強杭を
前記地面から引き抜き可能とすることを特徴とする。
先端に取り付けた正逆回転可能な駆動手段に着脱可能で
中心軸を回転軸として回転可能に中心軸を上下方向とし
て略円筒状の杭打ち治具を取り付け、この杭打ち治具の
略円筒状の嵌合部に補強杭の上端部を嵌合するととも
に、補強杭の突起を嵌合部に下端縁に連続して軸方向に
沿って設けた切り込み部に係合させる。そして、前記駆
動手段の正転により、補強杭を杭打ち治具とともに回転
しつつ埋設する。また、駆動手段の逆転により、補強杭
の突起を切り込み部の上端部に嵌合部の周方向に沿って
少なくとも駆動手段の正転方向に向けて切欠形成した係
合部に係合させ、補強杭を杭打ち治具の軸方向に対して
移動規制し、埋設した補強杭を地面から引き抜き可能と
する。このことにより、切り込み部と係合部との簡単な
構成で、駆動手段の正逆回転により、特別な構成を必要
とせずに簡単に補強杭の埋設や引き抜きなどが選択可能
で、作業性が向上し、工期の短縮化も容易に図れる。さ
らに、補強杭の埋設のための基準として利用される突起
を補強杭の埋設および引き抜くために利用され、基準と
補強杭の埋設および引き抜きとの双方を1つの構成で得
られ、構成が簡略化する。
4のいずれかに記載の建造物のコンクリート基礎の形成
方法であって、補強杭は、突起の下縁が地表面から凍結
深度より深い位置となるまで埋設することを特徴とする
ものである。
面から凍結深度より深い位置となるまで埋設する。この
ことにより、補強杭の上端部を内包する状態で一体的に
形成するコンクリート基礎が凍結深度より上方に位置し
て形成されることはなく、地面の凍結によりコンクリー
ト基礎が移動するなどを防止して、確実に安定した特性
のコンクリート基礎が形成される。
クレーンの先端に取り付けられた正逆回転可能な駆動手
段に、着脱可能で中心軸を回転軸として回転可能に中心
軸を上下方向として略円筒状の杭打ち治具の上端部を取
り付け、この杭打ち治具の下端部に着脱可能に略円筒状
の補強杭を取り付け、前記駆動手段の回転駆動により前
記杭打ち治具とともに前記補強杭を回転させて、前記補
強杭を地中に埋設し、これら埋設した補強杭の上端部を
連結する状態にコンクリート基礎を形成する建造物のコ
ンクリート基礎の形成方法であって、前記杭打ち治具
は、前記補強杭の上端部を嵌合する略円筒状の嵌合部
と、この嵌合部に設けられこの嵌合部の下端縁に連続し
て軸方向に沿った切り込み部と、この切り込み部の上端
部にこの嵌合部の周方向に沿って少なくとも前記駆動手
段の正転方向に向けて切欠形成された係合部とを有し、
前記補強杭は、上端外周面に前記切り込み部および係合
部に係脱可能に突設された突起を有し、前記補強杭を前
記突起の下端面が地表面から凍結深度より深い位置とな
るまで埋設することを特徴とする建造物のコンクリート
基礎の形成方法である。
先端に取り付けた正逆回転可能な駆動手段に着脱可能で
中心軸を回転軸として回転可能に中心軸を上下方向とし
て略円筒状の杭打ち治具を取り付け、この杭打ち治具の
略円筒状の嵌合部に補強杭の上端部を嵌合するととも
に、補強杭の突起を嵌合部に下端縁に連続して軸方向に
沿って設けた切り込み部に係合させる。そして、前記駆
動手段の正転により、補強杭を杭打ち治具とともに回転
しつつ埋設する。また、駆動手段の逆転により、補強杭
の突起を切り込み部の上端部に嵌合部の周方向に沿って
少なくとも駆動手段の正転方向に向けて切欠形成した係
合部に係合させ、補強杭を杭打ち治具の軸方向に対して
移動規制し、埋設した補強杭を地面から引き抜き可能と
する。このことにより、切り込み部と係合部との簡単な
構成で、駆動手段の正逆回転により、特別な構成を必要
とせずに簡単に補強杭の埋設や引き抜きなどが選択可能
で、作業性が向上し、工期の短縮化も容易に図れる。そ
して、補強杭を突起の下縁が地表面から凍結深度より深
い位置となるまで埋設するので、補強杭の上端部を内包
する状態で一体的に形成するコンクリート基礎が凍結深
度より上方に位置して形成されることはなく、地面の凍
結によりコンクリート基礎が移動するなどを防止して、
確実に安定した特性のコンクリート基礎が形成される。
さらに、補強杭の埋設および引き抜くための突起を補強
杭の埋設のための基準として利用され、基準と補強杭の
埋設および引き抜きとの双方を1つの構成で得られ、構
成が簡略化するとともに、突起により容易に補強杭の埋
設状態の認識が容易で、例えば目視でもコンクリート基
礎を補強杭と一体的に形成するための基準位置が認識可
能となる。
5に記載の建造物のコンクリート基礎の形成方法であっ
て、地面を建造物の敷地面積より広い範囲で凍結深度よ
り深い位置まで掘削した後に補強杭を少なくとも突起の
下縁から上端側が露出する状態で埋設し、前記掘削した
地面上に前記補強杭の上端部が露出する状態で砕石を所
定の厚さ寸法に敷き詰め、前記補強杭の上端部を連結す
る状態でかつ布基礎の上端が地表面より上方に位置する
状態にコンクリート基礎を形成し、このコンクリート基
礎を形成した後に掘削した地面に地表面の位置まで盛り
土することを特徴とするものである。
り広い範囲で凍結深度より深い位置まで掘削した後に補
強杭を少なくとも突起の下縁から補強杭の上端側が露出
する状態で埋設する。そして、補強杭の上端部が露出す
る状態で掘削した地面上に砕石を所定の厚さ寸法に敷き
詰めた後に補強杭の上端部を連結する状態でかつコンク
リート基礎の布基礎の上端が地表面より上方に位置する
状態でコンクリート基礎を形成する。この後、掘削した
地面に地表面の位置まで盛り土する。このことにより、
例えば突起を直接目視により所定の位置となるまで埋設
することが容易で、特別な装置を用いることなく軟弱な
地面でもコンクリート基礎を所定の位置に形成すること
が容易となり、作業性が向上して、工期の短縮化も容易
に図れる。
5に記載の建造物のコンクリート基礎の形成方法であっ
て、補強杭を埋設した後、突起が露出する深さでかつ前
記補強杭の上端部を連結する状態の溝状に地面を掘削し
て根切り溝を形成し、この根切り溝の底面に補強杭の上
端が露出する状態で砕石を所定の厚さ寸法に敷き詰め、
この敷き詰めた砕石の上面にコンクリート基礎を形成す
ることを特徴とするものである。
ート基礎を形成するための溝状の根切り溝を、例えば突
起が地表面に対して所定の位置となるように補強杭を埋
設した後に、突起が露出する深さで補強杭の上端部を連
結する状態の溝状に地面を掘削して形成する。このこと
により、例えばコンクリート基礎が凍結深度より浅い位
置とならないように形成するための根切り溝を、補強杭
の突起を目安に形成すればよく、高度な技術を要するこ
となく容易に根切り溝が形成される。
造物のコンクリート基礎を形成するための装置構成を図
面に基づいて説明する。
打ち装置1は、クレーン2を備えたクレーン車両3を備
えている。このクレーン車両3のクレーン2は、旋回お
よび上下方向に回動可能でかつ伸縮可能に構成されてい
る。また、クレーン車両3には、転倒防止用のジャッキ
4が設けられている。
動手段としての例えば油圧モータ6を備えている。この
油圧モータ6は、例えばクレーン車両3の図示しないエ
ンジンの駆動により回転可能なスプライン出力軸7を有
している。そして、油圧モータ6は、クレーン2の先端
にスプライン出力軸7が軸方向を上下方向である鉛直方
向に略沿う状態に着脱可能に取り付けられる。なお、こ
の油圧モータ6の回転トルクは、クレーン車両3のクレ
ーン運転台8に設けられた図示しないトルク計により認
識可能となっている。
を備えている。この杭打ち治具10は、図1ないし図5
に示すように、略円柱状の胴体部11を有している。そ
して、この胴体部11の一端には、外径がこの胴体部1
1の外径より径小で内周に油圧モータ6のスプライン出
力軸7を係脱可能に嵌合する略円筒状の取付部12が、
胴体部11に対して同軸上に一体に設けられている。な
お、取付部12は、内周面に油圧モータ6のスプライン
出力軸7が嵌合可能に軸方向に沿った図示しない複数の
溝を有してる。
径方向に貫通するボルト孔13が設けられている。そし
て、杭打ち治具10は、取付部12に油圧モータ6のス
プライン出力軸7を嵌合させ、ボルト孔13および油圧
モータ6のスプライン出力軸7に設けられた図示しない
ボルト孔を通してそれぞれ貫通する状態にボルト14を
取り付ける。このことにより、杭打ち治具10は、油圧
モータ6のスプライン出力軸7に軸方向を鉛直方向に沿
う状態で中心軸を回転軸として回転可能に取り付けられ
る。
具10の取付部12には、ボルト孔13が軸方向に沿っ
て複数設けられている。そして、所定のボルト孔13を
選択してボルト14にて杭打ち治具10を取り付けるこ
とにより、杭打ち治具10はスプライン出力軸7の軸方
向に対して所定の位置に選択的に取り付け可能となって
いる。
体部11より径大の略円筒状の嵌合部15が、胴体部1
1に対して同軸上に一体に設けられている。この嵌合部
15には、内周に略円筒状の補強杭16が係脱可能に嵌
合する。
は、端部縁すなわち油圧モータ6に取り付けられた状態
での下端縁に連続する状態で嵌合部15の軸方向に沿っ
て切り込み部17が、嵌合部15の径方向に位置して一
対設けられている。また、これら切り込み部17には、
嵌合部15の下端縁と反対側に位置して嵌合部15の周
方向に沿い、かつ補強杭16を埋設させる際の油圧モー
タ6のスプライン出力軸7の回転方向に向けて係合部1
8が切欠形成されている。これら切り込み部17および
係合部18により、嵌合部15の径方向で略対称位置に
略逆L字状の係合手段19が設けられている。
強杭16は、例えば直径が約10cmで長さ寸法が約3
〜5m、肉厚寸法が約5mmの略円筒状に形成されてい
る。そして、この補強杭16の外周面には、螺旋状にス
クリュー翼21が設けられている。このスクリュー翼2
1は、油圧モータ6の正転時に補強杭16を地中に埋設
させる方向に螺旋状に形成されている。
外周面の部分、すなわち杭打ち治具10の嵌合部15に
嵌合される部分には設けられていない。また、スクリュ
ー翼21の補強杭16の外面からの突出寸法は、杭打ち
治具10の嵌合部15の外径寸法と同等以上に形成され
ている。
けられていない他端部の外周面には、径方向に位置して
外方に向けて略四角柱状に突出する突起22が一対設け
られている。
れている側が杭打ち治具10の嵌合部15に嵌合可能に
形成されている。また、突起22は、係合手段19の切
り込み部17に係合可能に形成されている。さらに、突
起22は、補強杭16を杭打ち治具10に対して油圧モ
ータ6の正転方向に相対的に回転することにより、係合
手段19の係合部18に係合可能に形成されている。こ
の突起22が係合部18に係合することにより、補強杭
16は杭打ち治具10の軸方向に対して移動規制され、
杭打ち治具10につり下げ支持可能に取り付けられる。
転により、突起22が係合手段19の切り込み部17の
側縁に当接して杭打ち治具10の周方向に対して移動規
制され、杭打ち治具10とともに回転する。このことに
より、補強杭16は、スクリュー翼21により地中に埋
設される。この埋設された補強杭16は、例えば上端が
地表面であるグランドレベル(GL)から所定の深さの位
置で、かつ補強杭16の突起22が埋設する地面の凍結
深度より深い位置となる。
により、突起22が係合手段19の係合部18に係合し
た後に杭打ち治具10の周方向に対して移動規制され、
杭打ち治具10とともに回転する。このことにより、補
強杭16は、スクリュー翼21により地中から引き抜き
可能となる。
図6に示すように、コンクリート基礎25が一体に形成
される。このコンクリート基礎25は、地面に溝状に掘
削された根切り溝26の底面に所定の厚さ寸法で砕石2
7が敷き詰められ、この敷き詰められた砕石27上に現
場コンクリート打ちにより形成される。
厚さ寸法、例えば厚さ寸法が約15cmの帯状のベース
28を有している。このベース28は、砕石27上に軸
組形成された図示しない鉄筋を囲むように型枠が組ま
れ、この型枠内に鉄筋を包み込むようにコンクリートが
現場打ちされて形成される。また、このベース28に
は、例えば幅方向の略中央に位置して所定の高さ寸法、
例えば約57cmの壁状の布基礎29が設けられてい
る。この布基礎29は、ベース28から突出する鉄筋に
軸組形成された鉄筋を囲むように型枠が組まれ、この型
枠内に鉄筋を包み込むようにコンクリートが現場打ちさ
れて形成される。これらベース28および布基礎29に
より、逆T字状のコンクリート基礎25が構成される。
ス28に埋設する補強杭16の上端部が少なくとも5c
m以上内包される状態に一体的に形成される。すなわ
ち、5cmより短くなると、補強杭16とコンクリート
基礎25との接合強度が低下して一体化できなくなる。
このため、補強杭16の上端部の少なくとも5cm以上
が内包される状態にコンクリート基礎25が形成され
る。
2の下縁すなわち杭打ち治具10に取り付けられて軸方
向が上下方向に沿って保持された状態での突起22の下
面から補強杭16の上端までの距離が、敷き詰める砕石
27の厚さ寸法より5cm以上長い寸法で、かつ敷き詰
める砕石27の厚さ寸法、コンクリート基礎25のベー
ス28の厚さ寸法およびコンクリート基礎25の布基礎
29の高さ寸法の和より短い寸法となる位置に突起22
が設けられている。特に、突起22は、敷き詰める砕石
27の厚さ寸法より5cm以上長い寸法で、かつ敷き詰
める砕石27の厚さ寸法およびコンクリート基礎25の
ベース28の厚さ寸法の和より短い寸法が好ましい。
上端までの距離が敷き詰める砕石27の厚さ寸法より5
cmより短い寸法では、上述したように、コンクリート
基礎25と補強杭16との連結強度が低下し、一体化で
きなくなる。一方、突起22の下面から補強杭16の上
端までの距離が敷き詰める砕石27の厚さ寸法、コンク
リート基礎25のベース28の厚さ寸法およびコンクリ
ート基礎25の布基礎29の高さ寸法の和より長い寸法
では、コンクリート基礎25から補強杭16の上端部が
突出する状態となり、コンクリート基礎25の上に建造
物を構築することができなくなる。このことにより、補
強杭16の突起22は、下面から補強杭16の上端まで
の距離が敷き詰める砕石27の厚さ寸法より5cm以上
長い寸法で、かつ敷き詰める砕石27の厚さ寸法、コン
クリート基礎25のベース28の厚さ寸法およびコンク
リート基礎25の布基礎29の高さ寸法の和より短い寸
法の位置に設ける。
端までの距離が敷き詰める砕石27の厚さ寸法より5c
m以上長い寸法で、かつ敷き詰める砕石27の厚さ寸法
およびコンクリート基礎25のベース28の厚さ寸法の
和より短い寸法の位置に設ける条件では、補強杭16の
上端部が布基礎29に位置して内包されることはない。
このため、布基礎29の幅寸法および補強杭16の外径
寸法にかかわらず補強杭16の上端をコンクリート基礎
25に内包させることができ、汎用性が向上するととも
に、コンクリート基礎25の形成の際に砕石27の上面
から突出する補強杭16の突出量が少なくなり、例えば
コンクリート基礎25の鉄筋の軸組作業など、コンクリ
ート基礎25の形成の際に邪魔となりにくくなり、作業
性を向上できる。このことにより、特に、突起22を下
面から補強杭16の上端までの距離が敷き詰める砕石2
7の厚さ寸法より5cm以上長い寸法で、かつ敷き詰め
る砕石27の厚さ寸法およびコンクリート基礎25のベ
ース28の厚さ寸法の和より短い寸法の位置に設けるこ
とが好ましい。
野部、例えば凍結深度が約25cm程度である場合、砕
石27は約12cmの厚さで敷き詰められ、コンクリー
ト基礎25のベース28は約15cmの厚さで形成さ
れ、GLから布基礎29が約45cmの高さで立ち上が
る状態にコンクリート基礎25が形成される。すなわ
ち、布基礎29の高さ寸法は、ベース28から約57c
mとなる。そして、コンクリート基礎25と補強杭16
の上端部を少なくとも5cm以上コンクリート基礎25
に内包させて一体化させる必要があることから、突起2
2の下面から補強杭16の上端までの距離は、約17c
m以上となる。なお、本実施の形態では、突起22の下
面から補強杭16の上端までの距離を約17cmとす
る。このことにより、補強杭16の上端はGLから約2
2cmの深さの位置となり、コンクリート基礎25に約
5cmで内包される状態となる。
合手段19に係合して杭打ち治具10に補強杭16を連
結した際に、突起が嵌合部15の外周面から突出しない
ように形成されている。すなわち、径方向に突出する突
起20の先端間の距離が嵌合部15の外径以下に形成さ
れている。
リート基礎を形成する動作を説明する。
しない建造物の通し柱が立つ位置に、クレーン車両3の
クレーン2を操作して、補強杭16をスクリュー翼21
のある側が下に突起22のある側が上に位置し軸方向が
鉛直方向に略沿う状態で起立させる。また、クレーン車
両3のクレーン2の先端に油圧モータ6を取り付ける。
さらに、油圧モータ6のスプライン出力軸7を杭打ち治
具10の取付部12に嵌合し、所定のボルト孔13にボ
ルト14を通し、スプライン出力軸7に杭打ち治具10
を一体的に取り付ける。
すように、杭打ち治具10の嵌合部15に起立した状態
の補強杭16を嵌合させるとともに、補強杭16の突起
22を係合手段19の切り込み部17に係合させる。こ
の後、油圧モータ6を駆動させてスプライン出力軸7を
回転させて杭打ち治具10を回転させる。この油圧モー
タ6の駆動による杭打ち治具10の回転により、補強杭
16の突起22は係合手段19の切り込み部17の側縁
に当接する状態であることから、補強杭16が杭打ち治
具10とともに回転する。そして、補強杭16は、図1
に示すように、スクリュー翼21により地中にねじ込ま
れる状態で埋設され、補強杭16の突起22の下面が凍
結深度より深い位置、例えば補強杭16の上端が地表面
であるグランドレベル(GL)から22cmの深さの位置
まで埋設されると埋設作業が完了する。
めの基準となる突起22の下面が凍結深度より深い位置
となるまでの埋設は、GLから上方に露出する例えば杭
打ち治具10の胴体部11と嵌合部15および取付部1
2との段差部分、あるいは杭打ち治具10に取り付けら
れたボルト14などの視認が容易な箇所を視認基準とし
て利用される。なお、あらかじめ杭打ち治具10に貼り
付けたテープや筆記用具などにて記された印を視認基準
としてもよい。そして、この視認基準を作業現場近くに
設置した例えば図1に示す水準器31によりあらかじめ
決めておいた基準を視認し、補強杭16の埋設状態を確
認する。
ーン運転台8のトルク計により埋設時の回転トルクと荷
重とを測定し、地盤の軟度を判断するとともに補強杭1
6の埋設状態を判断する。例えばN値に換算して5以下
になったら軟弱地盤と判断して、コンクリートミルクを
流し込んで硬化させるなどにより強化対策をとったり、
埋設の際の油圧モータ6のスプライン出力軸7の回転速
度、クレーン2の回動による埋設方向への加圧などの埋
設するための条件を適宜設定する。
2の先端に図示しない錘などをつり下げて、埋設する補
強杭16の軸方向が鉛直方向に沿う状態を確認しつつ埋
設する。
がったり、また傾いて埋設してしまった場合、あるいは
埋設する際に瓦礫などが埋設されていて途中までしか埋
設できないなどにより、補強杭16を打ち直す場合に
は、油圧モータ6のスプライン出力軸7を補強杭16の
埋設時の回転方向と反対方向に回転させる。この逆回転
により、図2および図5に示すように、補強杭16の突
起22は杭打ち治具10の係合手段19の係合部18に
係合する。そして、補強杭16はスクリュー翼21によ
り引き抜かれる状態となり、クレーン2を操作して杭打
ち治具10を上方に移動するように上方に回動させて補
強杭16を引き抜く。なお、引き抜いた補強杭16を杭
打ち治具10から取り外す場合には、補強杭16を杭打
ち治具10に対して埋設時のスプライン出力軸7の回転
方向に回転させる。このことにより、補強杭16の突起
22が係合手段19の係合部18から外れて切り込み部
17に位置する状態となり、補強杭16を軸方向に移動
させることにより取り外される。この補強杭16の移動
は、補強杭16の自重を利用すると取り外し作業が容易
となる。
どが埋設されていて補強杭16が所定の深さの5m程度
まで埋設できない場合、上述した動作により一旦補強杭
16を引き抜く。そして、バックホーなどにて埋設され
ている瓦礫などを掘り返して除去し、再び補強杭16を
所定の位置に所定の深さまで埋設させる。
で油圧モータ6の駆動を停止し、クレーン2を上方に回
動する状態に操作して埋設する補強杭16から杭打ち治
具10を外す。このようにして、順次補強杭16を埋設
する。
16の周囲の地面をバックフォなどで突起22が露出す
るまで掘削する。さらに、補強杭16を連結する状態、
すなわち掘削した補強杭16の周囲が連通する状態に掘
削し、地面に溝状の根切り溝26を掘削形成する。そし
て、図8に示すように、根切り溝26に突起22の下面
から厚さ寸法が約12cm、すなわちGLから約37c
mの深さまで砕石27を敷き詰める。
ートを現場打ちして砕石27間をコンクリートで埋める
状態、いわゆるステコンをして表面が略平坦となるよう
にする。この状態では、埋設した補強杭16は、上端部
がステコンにより平坦となった砕石27の上面から約5
cm突出する状態となっている。
石27上に鉄筋を軸組みし、鉄筋を覆うように型枠を形
成する。この後、型枠内にコンクリートを現場打ちして
厚さ寸法が約15cm、すなわちGLから約12cmの
深さまでコンクリートを打設して硬化させ、図9に示す
ように、コンクリート基礎25のベース28を形成す
る。このベース28の形成の際、砕石27の上面から補
強杭16の上端部が約5cm突出しているので、この突
出する補強杭16の上端部はコンクリート内に埋没され
ベース28に内包されてベース28と一体化する。な
お、コンクリートの硬化後は、型枠を解体しておく。
ベース28上に、ベース28から突出する鉄筋に連続し
て鉄筋を軸組みし、鉄筋を覆うように型枠を形成する。
そして、型枠内にコンクリートを現場打ちして高さ寸法
が約57cm、すなわちGLから45cmの高さ寸法と
なるようにコンクリートを打設して硬化させ、図6に示
すように、コンクリート基礎25の布基礎29を形成
し、ベース28に布基礎29が連続した略逆T字状のコ
ンクリート基礎25を形成する。なお、布基礎29が硬
化する前に、図示しないアンカーボルトを立設してお
く。また、布基礎29の硬化後は、型枠を解体してお
く。そして、掘削した根切り溝26を、略GLまで埋め
戻し、コンクリート基礎25上に建造物を構築してい
く。
果が得られる。
で上端がグランドレベル(GL)から所定の深さ位置に埋
設される補強杭16に、突起の下面から補強杭16の上
端までの距離が敷き詰める砕石27の厚さ寸法より5c
m以上長い寸法で、かつ敷き詰める砕石27の厚さ寸
法、コンクリート基礎25のベース28の厚さ寸法およ
びコンクリート基礎25の布基礎29の高さ寸法の和よ
り短い寸法となる位置の外周面に突起22を設ける。こ
のため、例えば補強杭16に連結する杭打ち治具を目測
することにより突起22が凍結深度より深いある程度の
位置まで補強杭16を複数埋設して、補強杭16の上端
が上面から露出する状態でかつ上面がGLから所定の深
さ位置に砕石27を所定の厚さ寸法で敷き詰めた後に、
露出する補強杭16の上端部を内包する状態にコンクリ
ート基礎25を形成すれば、補強杭16の埋設誤差はコ
ンクリート基礎25で吸収され、特別な装置を用いるこ
となく軟弱な地面でも容易にコンクリート基礎25が所
定の位置に形成できる。そして、突起22により容易に
基準の認識が容易で、例えば目視でもコンクリート基礎
25を補強杭16と一体的に形成するための位置確認を
容易にできる。
幅寸法を補強杭16の外径より幅広くする。このため、
例えば補強杭16の上端部がコンクリート基礎25の布
基礎29に位置して内包される状態でも、補強杭16の
上端部の外周がコンクリート基礎25の布基礎29の側
面から一部露出する状態を防止でき、補強杭16を確実
にコンクリート基礎25に内包して一体化でき、コンク
リート基礎25の外観および強度の低下を防止できる。
幅寸法を補強杭16の外径と同寸法以下、すなわち布基
礎29の幅寸法より補強杭16の外径の方が大きくなる
状態では、補強杭16の突起22をこの突起22の下面
から補強杭16の上端までの距離が敷き詰める砕石27
の厚さ寸法より5cm以上長く、かつ敷き詰める砕石2
7の厚さ寸法およびコンクリート基礎25のベース28
の厚さ寸法の和より短い位置に設ける。このため、埋設
された補強杭16の上端部がコンクリート基礎25の布
基礎29に位置して内包される状態とはならず、補強杭
16が確実にコンクリート基礎25に内包されて一体化
できる。したがって、突起22の下面から補強杭16の
上端までの距離を敷き詰める砕石27の厚さ寸法および
コンクリート基礎25のベース28の厚さ寸法の和より
短くすることにより、コンクリート基礎25の布基礎2
9の幅寸法および補強杭16の外径寸法にかかわらず、
コンクリート基礎25に補強杭16の上端部を露出する
ことなく内包でき、汎用性を向上できる。また、コンク
リート基礎25の形成の際に砕石27の上面から突出す
る補強杭16の突出量が少なくなり、コンクリート基礎
25の形成の際に邪魔となりにくくなり、作業性を向上
できる。
取り付けた正逆回転可能な油圧モータ6に着脱可能で中
心軸を回転軸として回転可能に中心軸を上下方向として
略円筒状の杭打ち治具10を取り付け、この杭打ち治具
10の略円筒状の嵌合部15に補強杭16の上端部を嵌
合するとともに、補強杭16の突起22を嵌合部15に
下端縁に連続して軸方向に沿って設けた切り込み部17
に係合させる。そして、油圧モータ6の正転により、補
強杭16を杭打ち治具10とともに回転して埋設する。
また、油圧モータ6の逆転により、補強杭16の突起2
2を切り込み部17の上端部に嵌合部15の周方向に沿
って少なくとも油圧モータ6の正転方向に向けて切欠形
成した係合部18に係合させ、補強杭16を杭打ち治具
10の軸方向に対して移動規制し、埋設した補強杭16
を地面から引き抜き可能とする。このため、切り込み部
17と係合部18とにて構成される略逆L字状の簡単な
構造で、油圧モータ6の正逆回転により、特別な構成を
用いることなく簡単に補強杭16の埋設や引き抜きある
いはつり下げ支持などを選択できる。このことから、作
業性を向上でき、工期の短縮化も容易に図ることができ
る。さらに、補強杭16の引き抜き機能を有した杭打ち
治具10を容易に形成でき、製造性を向上でき、安価に
提供できる。また、補強杭16の埋設のための基準とし
て利用される突起22を補強杭の埋設や引き抜きあるい
はつり下げ支持などに利用でき、構成を簡略化でき、製
造性も向上できる。
ら凍結深度より深い位置となるまで埋設する。このた
め、突起22を基準としてコンクリート基礎25が形成
されるので、補強杭16の上端部を内包する状態で一体
的に形成するコンクリート基礎25が凍結深度より上方
に位置して形成されることはなく、地面の凍結によりコ
ンクリート基礎25が移動するなどを防止でき、確実に
安定した特性のコンクリート基礎25を形成できる。
礎25を形成するための溝状の根切り溝26を、例えば
突起22がGLに対して有る程度所定の位置となるよう
に補強杭16を埋設した後に、突起22が露出する状態
で補強杭16の上端部を連結する状態の溝状に地面を掘
削して形成する。このため、例えばコンクリート基礎2
5が凍結深度より浅い位置とならないように形成するた
めの根切り溝26を、補強杭16の突起22を目安に形
成すればよく、高度な技術を要することなく容易に根切
り溝26を形成できる。
たため、埋設および引き抜きが容易にできる。
治具10の嵌合部15の外径寸法以上とした。このた
め、補強杭16とともに地中に杭打ち治具10の下端部
である嵌合部15が地中に埋まる状態となっても、杭打
ち治具10の外面と補強杭16の埋設により掘削された
地中の孔の内面との間に大きな摩擦が発生することを防
止し、例えば補強杭16を所定の位置に埋設した後に補
強杭16から杭打ち治具10を外す場合にも容易に取り
外しできる。
突出する突起22の先端間の距離が杭打ち治具10の嵌
合部15の外径寸法以下として、突起が嵌合部16から
突出しないようにした。このため、突起22が地面中に
位置する状態で補強杭16を埋設させる際に、基準とな
る突起22が杭打ち治具の嵌合部15にて地盤から保護
される状態となり、所定の位置への補強杭16の埋設、
および、突起22による確実な係合手段19への係脱も
確保でき、安定した補強杭16の埋設作業ができる。
25は、上端の各位置が水平面上に位置するように形成
しなければならないことから、水準器31を用いてコン
クリート基礎25を形成するが、この水準器31を利用
して補強杭16の埋設位置を認識する。このため、別途
特別な装置を用いることなく、所定の位置に補強杭16
を容易に埋設でき、またこの埋設に利用した水準器31
にてコンクリート基礎25を形成するので、作業性を向
上できる。
定の位置に起立しておいてから埋設する。このため、順
次補強杭16を埋設でき、作業効率を向上できる。
杭打ち治具10を介して伝達される油圧モータ6からの
駆動力が略均等にバランスよく補強杭16に作用でき、
偏心することなく安定して効率よく補強杭16を略鉛直
に埋設できる。
26を設けてコンクリート基礎25を形成する工程で、
例えば杭打ち治具10の胴体部11と嵌合部15および
取付部12との段差部分、あるいは杭打ち治具10に取
り付けられたボルト14などの視認が容易な箇所を視認
基準として利用して基準となる突起22の位置を判断し
て埋設状況を認識する。このため、杭打ち治具10に別
途基準を設ける必要がなく、容易に補強杭16の埋設が
できるとともに、杭打ち治具10などの構成を簡略化で
き、製造性を向上できる。
設する補強杭16の鉛直性を確認する。このため、簡単
な構成で補強杭16の鉛直方向への埋設が容易にでき
る。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成
等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれ
る。
手段19を設けて説明したが、例えば係合部18を対照
的に設けた逆T字状など、少なくとも補強杭16を引き
抜く際に突起が係合可能ないずれの形状でもできる。
上端部までを約17cm、補強杭16の上端部がGLか
ら約22cmの深さで埋設する条件、砕石27の厚さ寸
法の12cm、ベース28の厚さ寸法の15cm、布基
礎29のベース28からの高さ寸法の57cmの条件
は、建造物の構造や地盤の軟度、凍結深度などにより適
宜設定される。
T字状に限らず、ベース28に対して布基礎29が一側
に変位して設けた断面L字状に形成されたものなどでも
できる。
て説明したが、少なくとも補強杭16の周囲のみを掘削
してこの掘削した地面の凹部内に少なくとも補強杭16
の周囲に位置して砕石27を敷き詰めてもできる。な
お、この構成の場合には、形成されるコンクリート基礎
25は、複数の補強杭16を一体的に連結する上記一実
施の形態とは異なり、各補強杭16毎に形成される独立
基礎となる。この構成によれば、掘削量が低減し、工期
の短縮化が容易に図れるとともに、余剰に発生する土砂
が低減し、環境保護ができる。さらには、砕石27の使
用量も低減しコストを低減できる。
埋設量を確定したが、例えばGLが略水平な場合には、
水準器31を用いず目測により基準となる突起22から
所定の距離の視認基準を確認して補強杭16の埋設の完
了を判断してもできる。なお、目測により多少の誤差が
生じても、補強杭16の上端部はコンクリート基礎25
内に内包されることから、コンクリート基礎25への内
包により誤差を吸収できる。
モータ6を用いて説明したが、例えばクレーン車両3の
蓄電池からの電力や別途発電機からの電力により駆動す
る電動機や、燃料の供給により駆動する内燃機関を有し
たエンジン式、クレーン車両3のエンジンからの排気ガ
スを利用したものなど、いずれのものでもできる。ま
た、正逆回転可能なものに限らず、一方向のみ回転する
構成でもできる。この場合には、例えば杭打ち治具10
に例えばギアなどを設けてスイッチ操作などにより杭打
ち治具10を適宜反転させる構成としてもできる。さら
には、駆動手段として、回転駆動するものに限らず、振
動や衝撃などにて補強杭16を埋設する構成としてもで
きる。
付部12および嵌合部15を同軸状に設けた構成に限ら
ず、上述したように、例えば振動や衝撃を補強杭16に
加える構成など、駆動手段の駆動力を補強杭16の埋設
に作用させるいずれの構成でもできる。
溝26を形成し、砕石27を敷き詰めてからコンクリー
ト基礎25を形成して説明したが、他のいずれの方法に
より埋設した補強杭16と一体的にコンクリート基礎2
5を形成してもできる。
杭16を埋設してもできる。この構成によれば、根切り
溝26の底部に補強杭16の突起22が位置するまで補
強杭16を埋設させればよく、直接突起22を目視して
埋設作業ができ、補強杭16を特別な装置を用いること
なくまた杭打ち治具10に視認基準を設ける必要なく、
容易に埋設できる。
広い範囲で凍結深度より深い位置まで掘削した後に補強
杭16を少なくとも突起22の下面から補強杭16の上
端側が露出する状態で埋設する。そして、補強杭16の
上端部が露出する状態で掘削した地面上に砕石27を所
定の厚さ寸法に敷き詰めた後に補強杭16の上端部を連
結する状態でかつコンクリート基礎25の布基礎29の
上端がGLより上方に位置する状態でコンクリート基礎
25を形成する。この後、掘削した地面にGLの位置ま
で盛り土する。
目視により所定の位置となるまで埋設することが容易に
でき、特別な装置を用いることなくまた杭打ち治具10
に視認基準を設ける必要なく、軟弱な地面でもコンクリ
ート基礎25を所定の位置に形成することが容易にでき
る。このことから、作業性を向上でき、工期の短縮化も
容易に図ることができる。
してから埋設したが、例えばクレーン2に取り付けた杭
打ち治具10に補強杭16を取り付け、すなわち杭打ち
治具10の係合部18に突起22を係合し、クレーン2
を操作して補強杭16をつり下げ支持し、補強杭16を
埋設する箇所まで移動し、補強杭16の下端である先端
を地面に当接させる。そして、油圧モータ6を駆動させ
て補強杭16を回転させるとともに、クレーン2を操作
して補強杭16を下方に押し付けるように移動させて埋
設する。
を起立する作業が不要で効率よく補強杭16を埋設でき
る。
円柱状など、楕円柱状、円筒状など、いずれの形状でも
できる。さらには、径方向に一対設ける構成に限らず、
例えば放射状に複数設けたり、1つのみ設けるなどして
もできる。
したが、上述したように、別途装置を用いずに目視によ
り確認したり、他の装置を利用して確認してもできる。
成方法によれば、補強杭の突起を、下縁から補強杭の上
端までの距離が砕石の厚さ寸法より5cm以上長く、か
つ砕石の厚さ寸法、ベースの厚さ寸法および布基礎の高
さ寸法の和より短い位置の外周面に設けるため、例えば
突起の位置の視認にて補強杭を所定の位置に埋設し、砕
石を敷き詰めた後に露出する補強杭の上端部を内包する
状態にコンクリート基礎を形成することにより、補強杭
の埋設誤差はコンクリート基礎で吸収され、特別な装置
を用いることなく軟弱な地面でも容易にコンクリート基
礎を所定の位置に形成できる。
の形成方法によれば、杭打ち治具の嵌合部に補強杭の上
端部を嵌合し突起を切り込み部に係合させた状態で、駆
動手段の正転にて補強杭を杭打ち治具とともに回転して
埋設し、駆動手段の逆転にて突起を切り込み部から係合
部に係合させて補強杭を軸方向で移動規制して補強杭を
引き抜き可能とするため、簡単な構成で、駆動手段の正
逆回転にて、特別な構成を必要とせずに補強杭の埋設や
引き抜きなどを容易に選択でき、作業性を向上でき、工
期の短縮化も容易に図ることができる。そして、補強杭
を突起の下縁が地表面から凍結深度より深い位置となる
まで埋設することにより、コンクリート基礎が確実に凍
結深度より上方に位置せず、確実に安定した特性のコン
クリート基礎を形成できる。このため、補強杭の埋設お
よび引き抜くための突起を補強杭の埋設のための基準と
して利用され、基準と補強杭の埋設および引き抜きとの
双方を1つの構成ででき、構成を簡略化できるととも
に、突起により容易に補強杭の埋設状態の認識が容易
で、例えば目視でもコンクリート基礎を補強杭と一体的
に形成するための基準位置を認識できる。
を形成するための杭打ち装置による補強杭を埋設する動
作を説明する説明図である。
る。
面図である。
す側面図である。
布基礎を形成してコンクリート基礎を形成した状態を説
明する断面図である。
補強杭を埋設した後に根切り溝を形成した状態を説明す
る断面図である。
砕石を敷き詰めた状態を説明する断面図である。
ベースを形成した状態を説明する断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 地中に補強杭を軸方向が略鉛直方向に沿
う状態でかつ前記補強杭の上端が地表面から所定の深さ
位置に複数埋設し、これら補強杭の上端が露出する状態
でかつ上面が地表面から所定の深さ位置に前記補強杭の
上端の少なくとも周囲に砕石を所定の厚さ寸法で敷き詰
め、これら敷き詰めた砕石の上面に前記補強杭の上端部
を内包する状態にコンクリートを流し込んでコンクリー
ト基礎のベースを作製し、このベースの上面に上端面が
地表面から上方に露出する高さ寸法でコンクリート基礎
の布基礎を形成する建造物のコンクリート基礎の形成方
法であって、 前記補強杭は、軸方向を上下方向として上端外周面に突
出する突起を有し、 この突起は、下縁から前記補強杭の上端までの距離が敷
き詰める砕石の厚さ寸法より5cm以上長い寸法で、か
つ前記敷き詰める砕石の厚さ寸法、前記コンクリート基
礎のベースの厚さ寸法および前記コンクリート基礎の布
基礎の高さ寸法の和より短い寸法であることを特徴とす
る建造物のコンクリート基礎の形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の建造物のコンクリート
基礎の形成方法において、 コンクリート基礎の布基礎の幅寸法は、補強杭の外径よ
り幅広いことを特徴とする建造物のコンクリート基礎の
形成方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の建造物のコンクリート
基礎の形成方法において、 コンクリート基礎の布基礎の幅寸法は、補強杭の外径と
同寸法以下で、 前記補強杭の突起は、下縁からこの補強杭の上端までの
距離が敷き詰める砕石の厚さ寸法より5cm以上長い寸
法で、かつ前記敷き詰める砕石の厚さ寸法および前記コ
ンクリート基礎のベースの厚さ寸法の和より短い寸法で
あることを特徴とする建造物のコンクリート基礎の形成
方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の建
造物のコンクリート基礎の形成方法であって、 クレーン車両のクレーンの先端に取り付けた正逆回転可
能な駆動手段に着脱可能で中心軸を回転軸として回転可
能に中心軸を上下方向として取り付けられ、補強杭の軸
方向を上下方向とした上端部を嵌合する略円筒状の嵌合
部と、この嵌合部に設けられこの嵌合部の下端縁に連続
して軸方向に沿った切り込み部と、この切り込み部の上
端部にこの嵌合部の周方向に沿って少なくとも前記駆動
手段の正転方向に向けて切欠形成された係合部とを有し
た略円筒状の杭打ち治具を用い、 補強杭は、略円筒状で、 前記杭打ち治具の略円筒状の嵌合部に補強杭の上端部を
嵌合するとともに、前記補強杭の突起を切り込み部に係
合させ、 前記駆動手段の正転により、前記補強杭を杭打ち治具と
ともに回転しつつ埋設し、前記駆動手段の逆転により、
前記補強杭の突起を前記杭打ち治具の係合部に係合させ
て前記補強杭を前記杭打ち治具の軸方向に対して移動規
制し、前記埋設した補強杭を前記地面から引き抜き可能
とすることを特徴とする建造物のコンクリート基礎の形
成方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の建
造物のコンクリート基礎の形成方法であって、 補強杭は、突起の下縁が地表面から凍結深度より深い位
置となるまで埋設することを特徴とする建造物のコンク
リート基礎の形成方法。 - 【請求項6】 クレーン車両のクレーンの先端に取り付
けられた正逆回転可能な駆動手段に、着脱可能で中心軸
を回転軸として回転可能に中心軸を上下方向として略円
筒状の杭打ち治具の上端部を取り付け、この杭打ち治具
の下端部に着脱可能に略円筒状の補強杭を取り付け、前
記駆動手段の回転駆動により前記杭打ち治具とともに前
記補強杭を回転させて、前記補強杭を地中に埋設し、こ
れら埋設した補強杭の上端部を連結する状態にコンクリ
ート基礎を形成する建造物のコンクリート基礎の形成方
法であって、 前記杭打ち治具は、前記補強杭の上端部を嵌合する略円
筒状の嵌合部と、この嵌合部に設けられこの嵌合部の下
端縁に連続して軸方向に沿った切り込み部と、この切り
込み部の上端部にこの嵌合部の周方向に沿って少なくと
も前記駆動手段の正転方向に向けて切欠形成された係合
部とを有し、 前記補強杭は、上端外周面に前記切り込み部および係合
部に係脱可能に突設された突起を有し、 前記補強杭を前記突起の下端面が地表面から凍結深度よ
り深い位置となるまで埋設することを特徴とする建造物
のコンクリート基礎の形成方法。 - 【請求項7】 請求項4または5に記載の建造物のコン
クリート基礎の形成方法であって、 地面を建造物の敷地面積より広い範囲で凍結深度より深
い位置まで掘削した後に補強杭を少なくとも突起の下縁
から上端側が露出する状態で埋設し、 前記掘削した地面上に前記補強杭の上端部が露出する状
態で砕石を所定の厚さ寸法に敷き詰め、 前記補強杭の上端部を連結する状態でかつ布基礎の上端
が地表面より上方に位置する状態にコンクリート基礎を
形成し、 このコンクリート基礎を形成した後に掘削した地面に地
表面の位置まで盛り土することを特徴とする建造物のコ
ンクリート基礎の形成方法。 - 【請求項8】 請求項4または5に記載の建造物のコン
クリート基礎の形成方法であって、 補強杭を埋設した後、突起が露出する深さでかつ前記補
強杭の上端部を連結する状態の溝状に地面を掘削して根
切り溝を形成し、 この根切り溝の底面に補強杭の上端が露出する状態で砕
石を所定の厚さ寸法に敷き詰め、 この敷き詰めた砕石の上面にコンクリート基礎を形成す
ることを特徴とする建造物のコンクリート基礎の形成方
法。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014111866A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 杭頭キャップ |
JP2017031589A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | ジャパンパイル株式会社 | ヤットコ回収装置及びヤットコ回収方法 |
JP2017071960A (ja) * | 2015-10-07 | 2017-04-13 | 越前株式会社 | 耐震性石積構造及び耐震性石積構造の施工方法 |
CN113931183A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-01-14 | 李扬 | 一种防偏移的调节式建筑工程用打桩装置 |
-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001138658A patent/JP3662515B2/ja not_active Expired - Fee Related
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