JP3219554U - 杭打装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】護岸工事、堤防工事等において、大型車両が進入し難い狭い工事場所、さらには、地盤が固い場所においても、簡単な構造により容易に杭打ちを可能とするコンパクトな杭打装置を提供する。
【解決手段】杭打装置1は、関節または伸縮機構により先端位置21を三次元方向に移動可能なブーム22を有し、地中に穴を掘る機能を有する自走式の建設機械2と、ブームの先端位置から垂下された位置に走行レールのついたアタッチメントであるリーダーを有することなく、直接ブームの先端位置に接続されている打設具3とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、護岸工事、堤防工事等、狭い場所において杭を打つための装置に関して、特に、杭の上部から物理的に力を加えて狭い場所で杭を打設する杭打装置に関するものである。
土止めや水止めを目的として,工事の施工前に地中に杭が打設されることがあり、従来から用いられている杭打装置は、たとえば、リーダー付きの打設具を有する大型装置が用いられていた(先行文献1)。
特開2010−174482号公報
前述のリーダー付きの大型の杭打装置では、護岸工事や堤防工事等、道路幅が狭い場所においては、杭打装置が工事現場にまで進入することができず、また、打設具にリーダーが存在することから、現場において作業半径を大きく取る必要があり、狭い場所ではこのような大型装置を用いることはできなかった。また、狭い現場においては、組み立て可能な杭打装置を用いることも考えられるが、このような装置は、現場での組立の手間がかかるという問題や杭打ち前に人力で杭を建て込む必要等もあった。さらに、建設装置として小型のミニクレーン等を用いて杭打ちすることも考えられるが、ミニクレーンは動力が小さいため、地盤の固い場所においては、やはり杭を所望の位置に埋設することができないといった問題があった。
本考案は、以上の点に鑑み、簡単な構造により、狭い場所、さらには地盤が固い場所においても、容易に杭打ちを可能とするコンパクトな杭打装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するべく、本考案による杭打装置は、関節または伸縮機構により先端位置を三次元方向に移動可能なブームを有し、地中に穴を掘る機能を有する全自走式の建設機械と、前記ブームの先端位置から垂下された位置にリーダーを有しない打設具とを備える。
本考案による杭打機は、建設機械が穴掘建柱車からなることを特徴とする。
本考案では、関節または伸縮機構により先端位置を三次元方向に移動可能なブームを有し、地中に穴を掘る機能を有する小型の自走式の建設機械、かつ、リーダーを備えない打設具を用いることで、狭い現場であっても杭打装置を容易に進入させることができ、その場で速やかに杭打ちが可能となる。また、建設機械は地中に穴を掘る機能を有していることから、地盤の固い場所に打設具のみで杭打ちできない場合でも、建設機械にオーガー等を接続し、予め杭を埋設する位置に先行掘りによって穴をあけた上で、柔らかくなった地盤上に杭を埋設することが可能となる。
本考案では、穴掘建柱車を用いることで上記のことを全て実現できる。
本考案による杭打装置の一例を示す説明図 本考案の打設具接続装置の一例を示す説明図 本考案による杭打装置を用いて先行掘りする際の一例を示す説明図
図1は、本考案の杭打装置の一実施形態を示している。
本考案による杭打装置1は、たとえば、図1に示されるとおり、関節または伸縮機構により先端位置21を三次元方向に移動可能なブーム22を有し、地中に穴を掘る機能を有する自走式の建設機械2と、ブーム22の先端位置21から垂下された位置にリーダーを有しない打設具3とを備える。
建設機械2は、たとえば、四輪のタイヤ自走式のトラックであって、その荷台部分に杭を埋設するための動力装置が搭載されていると共に、荷台部分の四隅付近には、荷台部分を地面に対して安定的に保持するためのアウトリガーが装備されている。たとえば、この建設機械2は、地中の土を掘り、掘った穴に電柱等を設置するために、穴掘建柱車からなることが、より望ましいが、これに限られるものではない。
ブーム22は、伸縮、揺動、旋回等により吊り上げたものを三次元自由自在に移動させる機能を有し、動力装置を介して打設具3を杭上部へ移動させたり、先行掘りのためにオーガー等を位置決めしたり、杭を埋設するための打設具の位置決め等のために使用される。
打設具3は、作業現場における作業半径を狭める走行レールのついたアタッチメントであるリーダーを有しておらず、直接、建設機械2のブーム22の先端位置21に接続される。打設具3は、ブーム22の先端位置21に打設具接続装置31が接続され、当該接続装置31内に鉄棒32が挿入され、ワイヤー36、フック37、重りを上下方向に駆動させるための移動装置33でモンケン等の鋼鉄製の重り34を吊り、クッション35、アタッチメント38が順次接続された形で構成される。もっとも、本考案の打設具3は、上記のような構成に限定されるものではなく、埋設する杭に加重をかけることが可能な重りを地面に対して上下方向に駆動させ、杭5に物理的に力を加え、杭を埋設し得る構成であればその構成は問わない。
打設具接続装置31は、図2のブームの先端を、その上方から描写した図に示されるように、鉄棒の外径よりも僅かに大きい内径を有する、鉄棒32を固定するための鉄棒固定鋼管311を備えるものであり、鉄棒固定鋼管311内に鉄棒32を挿入し、ボルト312とナット313を用いて、鉄棒固定鋼管311と鉄棒32とが接続されるものである。また、ブームの先端21には打設具接続装置固定具211が溶接され、同固定具211、ボルト314、ナット315を介して、打設具接続装置31と先端具4が設けられたブーム22の先端21とが接続される。このような構成とすれば、鉄棒がどの角度になっても無理なく支持することができ、モンケン等による打設機能を十分に発揮することが可能となるため、より望ましいが、本考案は、かかる構成に限定されるものではない。
さらに、穴掘建柱車を用いて先行掘りを行う場合、建設機械2は、図3に示されるように、ブーム22の先端位置21に、回転駆動機構6、鉛直回転軸7、地中の土を掘削するためのオーガー9がそれぞれ接続される。このような構成により、回転駆動機構6を駆動させることでオーガー9を正回転させ、オーガーを一旦地中に埋設し、その後、回転駆動機構6を逆回転することでオーガーを取り出すことで、地中に予め穴を設け、地中の土を柔らかい状態とすることが可能となる。この作業を行えば、地盤の固い地面に杭打ちを行う際、より容易に杭打ちが可能となる。回転駆動機構6、鉛直回転軸7、地中の土を掘削するためのオーガー9は、穴掘建柱車の場合、ブームの側部に格納できるようになっており、穴掘建柱車を利用する場合には、別途持ち運ぶ必要がなくすことも可能となる。
回転駆動機構6は、ブーム22の先端に垂下された鉛直回転軸7を備えており、回転軸の下方に取付けるオーガーを回転させる機能を果たすものであり、既存の技術のものを利用できる。オーガー9は、たとえば、先端側には掘削用の爪が設けられ、外周面に掘削時に発生する土を掻揚げるための螺旋状の羽根等からなる掻揚機構が設けられた鋼管等を用いることができ、鋼管の外径寸法なども適宜選択することができる。もっとも、上記はあくまで例示であり、特にこれら形状に限定されるものではない。
次に穴掘建柱車2を使用した本考案を実施し、杭を打設する方法について簡単に説明する。なお、以下の本実施の態様では、打設具を用いて杭を打設する前に地中の土を柔らかくするために先行掘りを行う態様を示しているが、これらについては、本考案の杭打装置を用いて行う杭打作業において必須の作業ではない。
まず、地盤の固い場所等では先行掘りを行う。具体的には、杭を打ち込む予定の位置付近に、図3に示されるように、ブーム22の先端に、鉛直回転軸7を備えた回転駆動機構6、同回転駆動機構6の下端にオーガー9を取り付け、その後、ブーム22を操作し、オーガー9の下端を、杭5を埋設する位置の直上に移動させ、回転駆動機構6を作動させ、オーガー9を回転させ所定の深さまで掘削し、オーガー9を地中に埋設した後、回転駆動機構6を埋設したときと逆回転させることで、オーガー9を地上まで引き抜く。このような先行掘りを行うことで杭5を埋設する地中の土が柔らかくなった状態とすることができ、以後の杭の埋設を容易にすることができる。また、この先行掘りは杭を埋設する位置において適宜行うものであり、オーガーを地中に埋設する回数、使用するオーガーの数や形状等は適宜変更することができる。先行掘りが終了すれば、ブーム22の先端から回転駆動機構6やオーガー9等を取り外すか、穴掘建柱車の場合には、ブームの側部に格納する。
次に、地中の土が柔らかくなった状態の杭を打ち込む位置付近で、穴掘建柱車2に接続されているフック37等を使用し、工事現場に平積みされている杭5を吊り上げ、ブーム22を操作して杭5を埋設する位置に移動させ建て込む。
次いで、図1に示されるように、建設装置2のブーム22の先端位置21に、リーダーを備えていない打設具3を取り付ける。具体的には、ブーム22の先端に打設具接続装置31が接続され、当該接続装置31の下に鉄棒32、ワイヤー36、フック37により鋼鉄製の重り34を上下方向に駆動させるための移動装置33を吊り、モンケン等の鋼鉄製の重り34、クッション35、アタッチメント38を順次接続する。打設具3接続後、ブーム22を操作し、クッション35及びアタッチメント38を埋め込まれている杭の上部に接触するように移動させる。クッション35及びアタッチメント38が杭5の上部の中心に位置し、接触していることを確認した後、移動装置33を人力で操作し、鋼鉄製の重りであるモンケン34を地中に対して上下に何度も動かし、杭に上方から物理的な力を繰り返し加え、杭5を地中の所望の位置まで埋め込む。その他、先行掘りを行った後、杭を挿入する穴をあけ、杭を建て込み、セメントミルクで杭を固めることも可能であり、各工法を兼用して杭を打設することができる。
以上の操作により、所望の位置に杭を埋めこむことができ、最後にブーム22を操作し、打設具3を杭5の位置から遠ざけ、打設具3を取り外す。
本考案は、上記の実施形態に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々設計変更した形態が含まれる。
本考案は、以上のような構成により、狭い現場において容易に杭を打つことが可能となる。
1 杭打装置
2 建設機械
3 打設具
4 先端具
5 杭
6 回転駆動機構
7 鉛直回転軸
8 アタッチメント
9 オーガー
21 先端位置
22 ブーム
31 打設具接続装置
32 鉄棒
33 移動装置
34 鋼鉄製の重り
35 クッション
36 ワイヤー
37 フック
38 アタッチメント
211 打設接続装置固定鋼管
311 鉄棒固定鋼管
312 ボルト
313 ナット
314 ボルト
315 ナット


Claims (2)

  1. 関節または伸縮機構により先端位置を三次元方向に移動可能なブームを有し、地中に穴を掘る機能を有する自走式の建設機械と、前記ブームの先端位置から垂下された位置にリーダーを有しない打設具とを備える杭打装置。
  2. 前記建設機械が穴掘建柱車からなる請求項1記載の杭打装置。

JP2018003890U 2018-10-09 2018-10-09 杭打装置 Active JP3219554U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021088884A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 コミヤ工事有限会社 杭の打設方法
CN115012411A (zh) * 2022-07-01 2022-09-06 崔远谷 一种市政工程用打桩装置及其使用方法

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