JPS5852396A - 水溶性離型剤 - Google Patents

水溶性離型剤

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JPS5852396A
JPS5852396A JP14922281A JP14922281A JPS5852396A JP S5852396 A JPS5852396 A JP S5852396A JP 14922281 A JP14922281 A JP 14922281A JP 14922281 A JP14922281 A JP 14922281A JP S5852396 A JPS5852396 A JP S5852396A
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water
olefin
maleic anhydride
copolymer
mold
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Katsuhiko Kuroda
黒田 勝彦
Kiyoharu Yoshimi
吉見 清春
Takao Tadenuma
蓼沼 隆夫
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Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性離型剤に関するものである。
更(詳しくは、合成樹脂オたはゴム等の高分子物質の成
型加工時に使用される水溶性の離型剤Kllする。
従来よシ、安価で実用的な雌型剤として、ワックスや脂
肪酸誘導体を有機溶剤に溶解tたは分散させた油系の離
型剤を多く使用されてき良が、火災の危険性1作業者の
安全衛生および省資源の観点から水系の離型剤が望まれ
ている。
この水系の離型剤としては、ワックスやシリコーンオイ
ルなどを界面活性剤により水中に安定に乳化分散させた
タイプが知られている。
しかしながら、これらの水系離型剤は、金型への濡れが
悪く、均一で滑らかな破膜の形成が困難であるといった
欠点の他、成型品の二次加工すなわち塗装、印刷、接着
などの際に、成型品の表面に移行した離型剤を有機溶剤
を使用して洗い落とす必要があり、完全表水系で使用す
ることは出来ず、不都合がある。
本発明者等は、α−オレフィンと無水マレイン酸との共
重合体に関する一連の研究過程において炭素数70〜9
L6のa−オレフィンと無水マレイン酸との共重合体の
水溶性塩が、上記水系離型剤の欠点を全て解決した。t
つたく新しいタイプの水系離型剤となることを見出し本
発明に到達した。
本発明の要旨は炭素数7θ〜餌tのα−オレフィンと無
水マレイン酸とをモル比/:/〜コで共重合反応させて
得られる重量平均分子量コ、000〜.io、oooの
a−オレフィン−無水マレイン酸共重合体の水溶性塩を
主体とする水溶性離型剤に存する。
本発明の離型剤は、水溶性高分子状であることから、金
型に均一に濡れ広がり、その乾燥被膜は硬さと光沢性に
優れた均一なフィルムを形成する。このフィルムが優れ
た雌型効果を発揮するとともに、完全な水溶性であるた
め金型や成形品へ付着した離型剤を水で容易に洗い落す
ことができ、有機溶剤を一切必要としないと一つ九極め
て有用な特性を有する離型剤である。
本発明の詳細な説明するに1本発明で使用するα−オレ
フィンは炭素数10〜弘6好ましくFiia〜コ弘のα
−位に二重結合を有するオレフィン系不飽和化合物であ
り、これらα−オレフィンは単品であっても異なる炭素
数を有するα−オレフィンの混合物であってもよい。こ
のようなα−オレフィンの具体列を下表に示す。
*l 三菱化成工業■製α−オレフィン、ダイヤレンは
登録商標 ”2 011〜.は各炭素数のα−オレフィンを示し、
チは重量− a−オレフィンの炭素数が/θ未満では充分な離型性が
得られず、また起泡性が高く々るため堆扱いに不都合を
生じる。またα−オレフィンの炭素数が16を超えると
充分な水溶性は得ら: れず好ましくない。□ α−オレフィンと無水マレイン酸との共重合反応#i、
常法に従い、ラジ、カル開始剤の存在下に溶液重合ある
いは無溶媒(バルク)重合法で行なわれる。
溶液重合法においては、溶媒としてキシレン、トルエン
、ベンゼン等が適当であり、また重合条件としては40
〜1@0C13〜r時間が適当である。重合反応終了後
1反応混合物から溶媒および未反応モノマーを蒸留IK
より分離するととKよって容易に1的の共重合体が得ら
れる。
一方、生産性を高めるには、無溶媒での共重合法が有利
であるが、これKti、適当なラジカル転移剤の併用あ
るいは重合温度の上昇などにより重合度を適当にコント
ラ−ルする必要がある。
このラジカル転移剤としては、ラウリルメルカプタン、
ステアリルメルカプタン、p−タージャリーブナルフェ
ノールなどが有効であシ。
無水マレイン酸に対してl/lθθ〜///Dモルの添
加が適当である。
また、゛単に重合温度を760〜2007:に高める方
法をとることによって、これらラジカル転移剤を用いな
くて本適当な重合度をもった共重合体が得られる。
一方、α−オレフィンと無水マレイン酸との反応モル比
Fii:iないし/:Jが適当′であるが、特に好まし
くFi/’:/ないし/:/、餌の範囲である。
かくして得られる共重合体は1.z、o o o〜3θ
、0θ0、好ましく Fith、000〜/j、000
(Dl重量平均分子量有しており、α−オレフィン1モ
ルにつき無水マレイン醗l〜へナモルが反応した共重合
体である。
a−オレフィンと無水マレイン酸との共重合体の重量平
均分子量が2.000未満では乾燥被膜の強度が不足し
、tた3θ、000を超えると。
粘稠性となるため喉扱いに不都合が生じ好ましくない。
   ゛ α−オレフィンと無水マレイン酸との共重合体は1次い
+水の存在下に一価の塩基と反応することによって水溶
性の塩とする。
−価の塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなどのアルカリ金属水酸化物および、アンモニア、ト
リエチルアミン、モルホダン、ジェタノールアミン、ト
リエタノ−ルア建ンなどの一価のア之ン類が用いられる
α−オレフィンと無水マレイン酸との共重合体と反応さ
せる上記の塩基#i、共重合体の酸無水物基1モルに対
しJ〜0.J倍モルの範囲が好ましい。反応させる塩基
が酸無水物基に対して2倍モルを超えると、とくに塩基
がアルカリ金属水酸化物の場合、共重合体の塩の沈殿が
生じ好ましくなく、また17.2倍モル未満の場合Fi
充分な水溶性が得られずまた金型への濡れ性が悪くなる
ため離型剤としては不適である。
共重合体と塩基との反応は、通常水溶液中固形分−〇〜
≦0重量−となる割合で、共重合体を水および塩基とと
もに70−700 Cで攪拌溶解させる。溶解に!!す
る時間は、共重合体の粒径が小さい程少ないが、2時間
から10時間必要である。また塩基がジェタノールアミ
ンあるいはトリエタノールアミンなどのように酸無水物
基と反応し架橋する恐れのある場合は、まず共重合体と
水とを70−700 Cで一〜餌時間攪拌し、加水開環
したのち塩基を加え溶解させることによって目的の共重
合体の塩の水溶液を得ることが出来る。
カくシて得られるα−オレフィン−無水マレイン酸共重
合体の塩の水溶液は、通常のエマルジョン系離型剤と同
様、使用時に水で希釈し。
固形分濃度/−70重量%とし、金型にへヶあるいはス
プレーなどにより塗布し使用されるが、本発明の離型剤
は、金型への濡れ性に優れるとともに、硬度及び光沢性
のすぐれた均一な乾燥被膜を形成する特性を有している
。またこのフィルムが優れた離型効果を発揮するととも
に。
水溶性が高いため、金型や成型品へ付着し九離型剤は水
で容易に洗い落すことが出来、有機溶剤を一切使用しな
い理想的な水系#II型剤としてきわめて有用である。
本発明の離型剤の対象となる成型物の材料としては、ポ
リウレタン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカー
ボネートなどの合成樹脂あるいは合成ゴムが挙げられる
が、特にウレタンR工Mなどのように成型後に塗装を行
危う用途においては、最大限にその特性が発揮される。
次に本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えなり限夛以下の実施例に限定さ
れるものではない。
なお、以下において、重量平均分子量の測定Fi5次の
ようにしておこなっ九。
すなわち、tず、東洋1達工業■製、高速液体クロ!ト
ゲラフHLO−40コURを使用し、以下の条件でゲル
パーミエーションクロマトダテフイーを行なう。
溶媒:テトラヒドロフラン カラム二 丁8にゲル(ポリスチレン系ゲル)餌000
H,JOOOH,コ0OOHX J(東曹カラム) 温度:ダ0C 流速=八−ml / − そして1重量平均分子量は、クロマトグラフのカウント
数〜標準ポリスチレンの分子量の検量線を用いてカウン
ト数の分子量を求めて下式により算出した。
前=ΣMi N1/ΣM1 xl −ただし、 i:重量平均分子量 M1:1なる分子の分子数 M1=1なる分子の分子量 また以下において、憾は重量−である。
実施例1 炭素M/2〜/%のα−オレフィン、ダイヤレン/J@
(三菱化成工業株式会社登録商標。
平均度素数lコ、り)7Jダt (a、oモル)と無水
マレイン酸4t70 F (*、rモル)及びキシレy
 t@rf (2,0モル)をzLフラスコニ仕込んだ
。反応器内をも ガスで充分置換したのち温度を100
Cに調整して攪拌しながらターシャリブチルパーオフテ
ート(純度7j9g)コア、7t (0,01モル)を
//4ずつ、1時間間隔で添加し、添加後、さらに同温
で2時間反応を行なわせた。
反応終了後、昇温してキシレンを留去せしめ、更に減圧
において未反応のα−オレフィンおよび無水マレイン酸
を除去し、軟化点107Cのα−オレフィン−無水マレ
イン酸共重合体/、/101を得た。この共重合体の重
量平均分子量は前記ゲルパーミェーションクロマトグラ
フ法により求めツ、!toであった。ま九α−オレフイ
/と無水マレイン酸との共重合モル比は元素分析により
求め/:/、Jであった。
実施例コ 炭素数16〜l/のα−オレフィン、ダイヤレン/4/
(三菱化成工業株式会社登録商標。
平均炭素数/6.t ) /7jJ f (7,5モル
)をjt7フスコに仕込み、反応器内をN、ガスで充分
置換したのち温度を16、OCに調整し、攪拌下に、こ
れに無水マレインrHrr2t<tモル)およびジ−タ
ーシャリ−ブチルバーオキナイド6、r y t (0
,θ11!jモル)をそれぞれ//l。
ずつ、10分間間隔で加え、さらに同温で1時間反応を
行なわせ、軟化点IO’lfのα−オレフィン無水マレ
イン酸共重合体s、s’ t 餌tを得た。この共重合
体の重量平均分子量は前記ゲルパーミェーションクルマ
ドグラフにより求め。
//、夕θOであった。またα−オレフィンと無水マレ
イン酸との共重合モル比は元素分析より求めlエム2j
であった。
実施例J 実施例/で得られたα−オレフィン−無水マレイン酸共
重合体の粉砕物2iyt(i、oモルの酸無水物基を含
む)と水酸化カリウム(純度rrチ)≦4 F (/、
0モル)および水1すfを−tフラスコに仕込んだ。攪
拌しながら温度をt夕Cに高め、同温でj時間攪拌溶解
させることにより、乳白色半透明な共重合体の塩水溶液
(実施例3−7)り餌/Fを得た。
また、実施例2:で得られたα−オレフィン−ts)≦
42(へ〇モル)および水74−2を使用する以外は、
実施例J−/とまったく同様の操作により、乳白色半透
明々共重合体の塩水溶液(実施例3−コ)/10コVを
得喪。
実施例餌 上記の様にして婦られるα−オレフィン−無水マレイン
酸共重合体の塩水溶液について1III11試験を行な
った。
[/)  エポキシ樹脂; (試験組成) エビコー)/コr(シェル化学製、商標)lθ重量部ト
リエチレンテFラミン         1重量部(金
型及び成型条件) 金型は直径ダθ■、厚さ弘■の窪みを有する円板成型用
の鋼製金型で、中央部に硬化後成型品を取シ出しやすい
ようにビンを立てておく。
各離型剤(固型分二タ%溶液)を刷毛塗りし風乾したの
ち、上記エポキシ樹脂組成をよく混合して金型に注入す
る。室温で2時間放置後、toocで1時間加熱して硬
化させる。
放冷後成型品を金型から敗出し、その際の離型性を手感
で判定した。
また同時に、金型への濡れ性、被膜の平滑性(光沢性)
および被膜の水洗い性を評価した。
なお、離型性は′以下の判定規準に基づいて実施した。
ナ はとんど力を加えなくても離型できる。
弘 軽い力を加えれば離型できる。
3 やや力を加えれは離型できる。
コ カを加えても離型しにくい。
l 力を加えても全<S型しない。
表   l 濡れ性、平滑性、水洗性の判定基準 O良好 Δ やや不良 X 不良 〔コ〕 ウレタンエラストマー; (試験組成) ム  (トルエンジイソシアネート−ポリテトラメチレ
ングリ−−ルプレポリマー重量平均分子量120.Wo
o基含N10.J’1)it重量部 B  (ポリテトラメチレングリコールyt、2r%、
メテレ/ビスオルソクロルアニリン−r、t4、アミン
系触媒O,コナチ)    10重量部(金型及び成型
条件) 直径gtO腸、厚さ餌園の鋼製金型で中央に成型品を取
り出し申す−ようにL字型の針金を立てておく。
各離型剤(固形分!91溶fPl)を刷毛塗りし風乾し
たのち、上記ウレタンエラストマー組成を、す早(混合
して金型に注入する。室温で72時間放置し硬化させた
後、成型品を金型から取出し、その際の離型性を予感で
判定した。
表   コ 注)判定基準は表1と同じ。
〔3〕  ウレタンR工輩; (試験組成) (重量部) ム液: ニーza3L(メチレンジイソシアネート部分
カルボシイ建ド化物)     rt〈三菱化成工業■
製、登録商標〉 (重量部) B液:Fムチ0デ(グリセリン・エチレンオキシド拳プ
ロピレンオキシド付加物)l餌〈三洋化成■製、商標〉 エチレングリコール    /6 トリエチレンジアミン   0.J ジブチルスズジラウレート0.02 (金型及び成型条件) 一〇〇×コooxto■の鋼製密閉式金型を使用し、各
種離型剤(固形分5重量%溶液)を刷毛車シし、風乾し
た。金型を!!−≦0Cに保持し、上記のム液およびB
液を手早く混合、注入し九のち密閉し、同温で70分間
放置し硬化させた。成型品を金型から取出し、その際の
離型性および成型品の表面状態を評価した。
表  3 特許出願人  三菱化成工業株式会社 代 理 人  弁理士 長谷用   −ほか1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脚素数70〜11L6のa−オレフィンと無水マレイン
    酸とをモル比l:l−一で共重合反応させて得られる重
    量平均分子量λ、000〜30,000のa−オレフィ
    ン−無水マレイン酸共重合体の水溶性塩を主体とする水
    溶性離型剤。   −
JP14922281A 1981-09-21 1981-09-21 水溶性離型剤 Granted JPS5852396A (ja)

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