JPS5852380B2 - 信号蓄積装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、端末から送信された信号を受信し、蓄積に適
した形式のディジタル信号に変換する信号受信変換部と
、前記ディジタル信号を蓄積する信号蓄積部と、前記デ
ィジタル信号を他の信号蓄積装置へ転送又は他の信号蓄
積装置から受信する装置間信号転送部と、前記ディジタ
ル信号を端末の信号形式に変換して端末に向けて送信す
る信号送信変換部と、前記信号受信変換部、前記信号蓄
積部、前記装置間信号転送部および前記信号送信変換部
を総合的に制御する中央制御部とを有する信号蓄積装置
に関するものである。

この種信号蓄積装置は、ファクシミリ等において、端末
との間でやりとりする画信号を局内で蓄積し、また、蓄
積信号の局間での授受を上述した装置間信号転送部を介
して行うのに用いられる。

従来のこの種信号蓄積装置の→りを第１図に示す。

ここで、１は中央制御部（中央演算処理装置）、２は信
号受信変換部、３は信号送信変換部、４は装置間信号転
送部、５は信号蓄積部、６は障害表示部である。

２／、３／および４′はそれぞれ各部２゜３および４の
金物による障害検出回路である。

図中、二重線で示す信号線はデータ信号路、単線で示す
信号線は制御信号路を表わす。

送信者の端末からの通信要求があると、中央制御部１は
信号受信変換部２に起動指令を送出する。

この信号受信変換部２は送信端末との制御手順動作を行
った後、送られてくる信号をディジタル信号に変換する
。

さらに、変換されたディジタル信号は信号蓄積部５に送
られここに蓄積される。

全信号の受信が終了すると、信号受信変換部２は中央制
御部１に終了報告を行い、中央制御部１は信号受信変換
部２および信号蓄積部５に対して動作終了信号を送出す
る。

受信端末への信号送出の時は、中央制御部１により信号
送信変換部３に起動指令を送る。

この信号送信変換部３は、受信端末との制御手順動作を
行った後、信号蓄積部５より送られてくる蓄積されてい
たディジタル信号を所定の形態に変換してから、受信端
末へ送出する。

全信号の送信が終了すると、信号送信変換部３は中央制
御部１に終了報告を行い、この中央制御部１は、信号送
信変換部３および信号蓄積部５に対し、動作終了信号を
送出する。

また、第１図示の構成の信号蓄積装置間で信号転送を行
なうにあたっては、信号送出時は、中央制御部１の指示
により信号を信号蓄積部５より読み出し、更に装置間信
号転送部４の制御により、相手方信号蓄積装置へ上述の
信号を送出する。

逆に、信号受信時には、装置間信号転送部４の制御によ
り相手方信号蓄積装置から受信された信号が中央制御部
１の指示により信号蓄積部５に書き込まれる。

このような動作の過程において、信号受信変換部２、信
号送信変換部３、装置間信号転送部４に障害が発生した
ときには、それぞれの障害検出回路２／、３／、４／で
当該障害の発生を検出し、中央制御部１に障害発生信号
を直接に送出する。

しかして、この中央制御部１では障害種別を整理し、障
害表示部６でその障害発生の表示を行っていた。

このような構成の従来の信号蓄積装置では、障害検出回
路２／、３／、４／は、発生が予測される障害毎に設け
られているので回路規模が大きくなってしまう。

また、障害検出回路が各信号蓄積装置毎に設けられてい
るため、中央制御部１では、装置単位にしか障害を検出
することができず、障害発生の詳細なデータが得られな
い欠点があった。

本発明はこれらの欠点を除去することを目的とし、信号
蓄積装置の信号受信変換部、信号送信変換部、装置間信
号転送部の各々をマイクロプロセッサによる制御回路に
より制御する構成となし、これら制御回路によって、装
置各部相互間でやりとりされる制御信号の送受信状態に
おける論理矛盾およびタイミング異常の有無を検出する
ことにより障害発生を検出し、その検出結果を中央制御
部を通して表示するように構成する。

以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。

第２図は本発明の１実施例を示し、ここで１１は大型計
算機で構成される中央演算処理装置などの中央制御部、
１２は信号受信変換部、１３は信号送信変換部、１４は
装置間信号転送部、１５は信号蓄積部、１６は障害表示
部、１２’ 、 １３’ 。

１４′は、それぞれ、信号受信変換部１２、信号送信変
換部１３、装置間信号転送部１４を制御する制御回路で
あり、いずれもマイクロプロセッサで構成できる。

なお、各部１２，１３，１４，１５゜１６の動作は第１
図の対応各部２，３，４，５゜６の動作と同様であり、
詳細はここでは省略する。

部分１２と１２′、１３と１３′、１４と１４′の間の
インタフェース制御信号線には、それぞれ制御回路１２
’、 １３’、 １４’の制御の下に信号送受信の動作
シーケンスが定められている。

なお、各制御回路１２’、 １３’、 １４’を含めて
この信号蓄積装置の全体にわたっての総合制御は中央制
御部１１が受持つものとする。

各制御回路１２’、 １３’、 １４’ではそれぞれの
関係するシーケンスを監視する。

すなわち、当該シーケンスの進行の指令とそれに対する
各部の応動どを常に監視して、信号送受信状態の論理矛
盾、タイミング異常の発生を検出すると、障害発生とみ
なし、中央制御部１１に障害発生を報告する。

更に、この中央制御部１１では、この障害発生報告を分
類整理し、障害表示部１６において障害表示を行う。

以上の構成では、信号受信変換部１２、信号送信変換部
１３、装置間信号転送部１４の障害監視は、各制御回路
１２’、 １３’、 １４’の論理矛盾、タイミング異
常の発生を監視することにより行なわれるので、第１図
の従来例で示されるような障害検出回路を各部に設ける
必要がなくなり、それだけ全体のハード規模が小さくな
る。

更にまた、本発明では、一つの信号蓄積装置における障
害発生を、自己装置および隣接装置の複数の制御回路で
検出するので、障害に対してより詳細なデータが得られ
る。

以上説明したように、本発明によれば、各信号蓄積装置
の障害発生は、自己装置の制御回路が制御する信号線の
送受信状態の論理矛盾、タイミング異常により検出され
るので、障害発生検出用の回路が不要になり、全体のハ
ード規模を縮少できる。

又、各装置の障害発生は、自己装置の制御回路だけでな
く、隣接装置の制御回路で装置間の制御信号線の送受信
状態を監視することにより検出されるので、より詳細な
障害データが得られる利点がある。

更に加えて、本発明では、端末の増加に対しては信号受
信変換部１２および信号送信変換部１３とそれらの各制
御回路１２’ 、 １３’とを増設するのみで対処でき
、中央制御部１１の変更を必要としないですむ。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来の信号蓄積装置の構成例を示すブロック図
、第２図は本発明信号蓄積装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。 １・・・・・・中央制御部、２・・・・・・信号受信変
換部、３・・・・・信号送信変換部、４・・・・・・装
置間信号転送部、５・・・・・・信号蓄積部、６・・・
・・・障害表示部、２’ ５３’ ７４′・・・・・・
障害検出回路、１１・・・・・・中央処理装置、１２・
・・・・信号受信変換部、１３・・・・・・信号送信変
換部、１４・・・・・・装置間信号転送部、１５・・・
・・・信号蓄積部、１６・・・・・・障害表示部、１２
’、 １３’、 １４’・・・・・・制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 端末から送信された信号を受信し、蓄積に適した形
   式のディジタル信号に変換する信号受信変換部と、該信
   号受信変換部を制御する第１制御回路と、前記ディジタ
   ル信号を蓄積する信号蓄積部と、前記ディジタル信号を
   他の信号蓄積装置へ転送又は他の信号蓄積装置から受信
   する装置間信号転送部と、該装置間信号転送部を制御す
   る第２制御回路と、前記ディジタル信号を端末の信号形
   式に変換して端末に向けて送信する信号送信変換部と、
   該信号送信変換部を制御する第３制御回路と、前記各部
   および前記制御回路を総合的に制御する中央制御部とを
   具備し、前記各部の相互間でやりとりされる制御信号送
   受信状態の論理矛盾およびタイミング異常の有無を前記
   第１、第２および第３制御回路で監視することによって
   障害発生を検出し、当該検出結果を前記中央制御部を介
   して警報信号として外部に表示するようにしたことを特
   徴とする信号蓄積装置。