JPS5852343Y2 - シリンダライナ−上部插入部のスキマ腐蝕防止構造 - Google Patents

シリンダライナ−上部插入部のスキマ腐蝕防止構造

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Publication number
JPS5852343Y2
JPS5852343Y2 JP4442579U JP4442579U JPS5852343Y2 JP S5852343 Y2 JPS5852343 Y2 JP S5852343Y2 JP 4442579 U JP4442579 U JP 4442579U JP 4442579 U JP4442579 U JP 4442579U JP S5852343 Y2 JPS5852343 Y2 JP S5852343Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder liner
ring
cylinder
rubber ring
groove
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Expired
Application number
JP4442579U
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English (en)
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JPS55144825U (ja
Inventor
正治 三枝
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関のシリンダライナー上部ランド3とシ
リンダブロック2との嵌合部のスキマ腐蝕防止構造に関
する。
従来は第2図に示す様にシリンダライナー上部ランド3
はランド3のリング溝に嵌めた0、リング4を介してシ
リンダライナー取付孔5に装着されているので冷却水通
路に面した嵌合部Iには僅かな間隙8が形成されている
ことになる。
ところが往復動型内燃機関のピストンはその首振り運動
によってシリンダライナー1に振動を与えるので、上記
小間隙8の部分が密着したり開いたりして間隙8内の冷
却水が大きな圧力で加圧され、高速で噴出し、シリンダ
ライナー外周部にキャビテーションエロージョン(損傷
)を起し、又振動がシリンダブロック2に伝わりシリン
ダ冷却室内もキャビテーション損傷を起すクレームが多
発している。
本考案は上記不具合の原因である間隙8を埋めるためゴ
ムリング20を装設し完全に防蝕することを目的とする
本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図は従来の内燃機関シリンダ部の断面図であり、第
2図はシリンダ上部の従来0析面詳細図である。
第3図は本考案のゴムリング20の断面図であり、第4
図はシリンダライナ−1装着状態を示す断面詳細図であ
る。
本考案はシリンダライナー1とシリンダブロック2との
嵌合部の内、冷却水通路に最も近い部分で確実なシール
作用を行わせる様にしたもので、第3図の様にゴムリン
グ20のヒレ11はその両端部に0977部10,21
を備えている。
第4図は第3図のゴムリング20を使用した場合を示し
ており、ランド3には0977部10.21の嵌入する
リング溝22.23とヒレ11が着座するランド3より
やや凹入した溝24が設けである。
又シリンダライナー取付孔5の冷却水通路に面した下端
部には滑らかな彎曲部25が形成され、彎曲部25が冷
却水通路に面したOリング10をリング溝22に圧接し
ている。
上部Oリング部21はシリンダーライナー取付孔5とリ
ング溝23の間に圧縮され、ヒレ11はシリンダライナ
ー取付孔5と溝240間に0977部21と同程度の圧
縮比率で圧縮されている。
そして一旦Oリング部10がシリンダライナー取付孔5
と溝22の間に圧縮されると0977部10はゴムリン
グ20全体のズレ止めの機能を果し、引続きOリング2
1が彎曲部25に圧接する際にもヒレ11を介して09
77部21を滴定の相対位置に保ち、この様にして冷却
水通路に面したOリング部21は彎曲部25と溝23に
強く圧接し、シール機能を発揮する。
本考案によると、 (1) ゴムリング20は帯状のヒレ11の両端にO
リング10,21を一体に備えているので、両Oリング
部10,21の張力が大きくなり、溝24を包み込む様
にシリンダライナー1に装着され、シリンダライナー1
とゴムリング20の間に水が入り難くなる。
しかもヒレ11部分のシリンダライナ−1挿入時の縮み
代も小さくできるので、シリンダライナ−1内面が変形
する恐れもない。
(2) ゴムリング20の老化が殆んどい。
(3) シリンダライナー1への装着が容易で、しか
も製作時の寸法管理が容易になる。
(4)冷却室6に面した嵌合部に於て2段シール作用を
行うことができ、しかも0977部21は彎曲部25に
より溝23に加圧されるので冷却水通路に面した位置の
シール効果が高く、従ってシリンダライナー取付孔5と
ランド3側への水の侵入を確実に防止しうる利点がある
(5)なお、シリンダー下部にも本考案と同様ゴムリン
グを装着すれば次の様な効果がある。
シリンダライナー1内でのピストン首揺りによる振動を
シリンダライナ−1外周上下にゴムリング20を装着す
る事によりゴムのダンピング効果が大きく、又シリンダ
ライナー上部が直接シリンダブロック2と接触する金属
接触の場合と比較して振動、振幅が失陥に減少できる。
従っての シリンダブロック2の振動が小さくなる。
■ シリンダブロック2の振動による騒音が低減できる
■ シリンダライナー1の冷却水通路部キャビテーショ
ン腐蝕が防止できる。
■ シリンダライナー上部のスキマ腐蝕が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のシリンダーライナー装着状態を
示す縦断面部分図、第3図は本考案に於て使用されるゴ
ムリング断面図、第4図はシリンダライナー装着状態を
示す縦断面部分図である。 1・・・・・・シリンダライナー 2・・・・・・シリ
ンダブロック、3・・・・・・上部ランド、5・・・・
・・シリンダライナー取付孔、6・・・・・・冷却室、
7・・・・・・嵌合部、10゜21・・・・・・Oリン
グ部、11・・・・・・ヒレ、20・・・・・・ゴムリ
ング、22〜24・・・・・・溝、25・・・・・・彎
曲部(端部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関のシリンダライナーとシリンダブロックとの嵌
    合部の冷却水通路の上方に当るシリンダライナの上部ラ
    ンドを周回するリング溝を設けて該リング溝に、2本の
    Oリング部を帯状断面の筒型ヒレで接続したゴムリング
    な°装着し、シリンダライナー装着時、シリンダブロッ
    クのシリンダライナー取付孔面により該ゴムリングを圧
    接したことを特徴とするシリンダライナー上部挿入部の
    スキマ腐蝕防止構造。
JP4442579U 1979-04-04 1979-04-04 シリンダライナ−上部插入部のスキマ腐蝕防止構造 Expired JPS5852343Y2 (ja)

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JP4442579U JPS5852343Y2 (ja) 1979-04-04 1979-04-04 シリンダライナ−上部插入部のスキマ腐蝕防止構造

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JP4442579U JPS5852343Y2 (ja) 1979-04-04 1979-04-04 シリンダライナ−上部插入部のスキマ腐蝕防止構造

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JPS55144825U JPS55144825U (ja) 1980-10-17
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ID=28920723

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JP3629020B2 (ja) * 2002-09-24 2005-03-16 三菱電線工業株式会社 シリンダライナ密封構造

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JPS55144825U (ja) 1980-10-17

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