JPS5852340B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS5852340B2
JPS5852340B2 JP51092614A JP9261476A JPS5852340B2 JP S5852340 B2 JPS5852340 B2 JP S5852340B2 JP 51092614 A JP51092614 A JP 51092614A JP 9261476 A JP9261476 A JP 9261476A JP S5852340 B2 JPS5852340 B2 JP S5852340B2
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semiconductor
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厚 上野
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半導体装置の製造方法に関するものである。
絶縁膜上に単結晶シリコン層を形成して素子を横取する
方法としてつぎの2種類が知られている。
まず第■の方法はイオン注入法によりシリコン基板内部
に絶縁層を形成する方法である。
すなわち、第1図に示すように、シリコン基板1上に選
択的にイオン注入防止マスクとなる厚いレジスト膜2を
形成し、その開口より酸素イオンをシリコン基板1内の
所定の深さに注入したのち高温熱処理加工により二酸化
シリコン膜3の島領域を形成していた。
ところがこのイオン注入法によりシリコン基板表面より
数μmの深さで数10μm×数10μmの面積で厚さ数
1000Aの島領域を形成するには非常に高エネルギー
で、しかも長時間酸素を注入する必要があるため、シリ
コン基板に格子欠陥を生じ、素子の特性に悪影響を及ぼ
す等の問題があった。
第2の方法は、絶縁性単結晶基板、例えばサファイヤま
たはスピネル上に900〜ioo。
℃でヘテロエピタキシャル成長させて単結晶薄膜(厚さ
1μm前後)を形成する方法である。
この方法は、基板結晶とシリコン単結晶の格子常数や構
造の違いに起因する高密度格子欠陥やさらに高温での基
板との反応によるAIやOのシリコン単結晶への導入な
どの問題があり、単結晶シリコン膜の電気的特性やデバ
イス化の際の熱処理工程後の特性変化に重大な影響を与
えている。
したがって、この発明の目的は、電気特性のよい半導体
装置を実現することができる半導体装置の製造方法を提
供することである。
この発明による半導体装置の製造方法をPチャンネルM
OSトランジスタについて説明する。
まず、第2図AのようにN型のシリコン基板8の主面上
をエツチングして凹部9,10および凸部11を形成す
る。
ついで凹部9,10および凸部11上に窒化シリコン膜
12、二酸化シリコン膜13および窒化シリコン膜14
を順次積層形成する。
この場合において、凹部9,10上の二酸化シリコン膜
13の上面が凸部11の表面以下に位置決めされる。
つぎに、第2図Bのように、二酸化シリコン膜(図示せ
ず)をマスクとして窒化シリコン膜14をエツチングし
て凸部11上の窒化シリコン膜14aを残す。
そして、この窒化シリコン膜14aをマスクとして用い
ることにより凹部9,10上の二酸化シリコン膜13を
除去して凸部11の側面を露出する。
この露出した凸部11の側面のシリコン基板8の部分か
らP型の不純物を熱拡散して凸部11内にP型拡散層1
5を形威し凸部11内を上下に2分割する。
この場合において、各部分の具体的数値はつぎのとおり
である。
すなわち、凸部11の高さを約5μm1最小幅も約5μ
mとし、窒化シリコン膜12を約0.1μm1シリコン
酸化膜13を約0.5μm1窒化シリコン膜14を約1
〜2μm膜厚とする。
窒化シリコン膜12.14をマスクとして、シリコン基
板凸部11の側面露出部(シリコン酸化膜13のエツチ
ング幅約0.5μmを除去することにより形成した開口
部)へ、ポロンガス(不純物濃度的1020a tom
/cm−3)を1100℃の高温中で約60分熱拡散す
ると、不純物は横方向に約3μm拡散されるので、凸部
幅約5μmは図示のように完全にP型拡散層15でつな
がる。
ただし、図示はしていないが熱拡散のためにP型拡散層
15は第2図Bにおいて縦方向(上下方向)にも拡散さ
れ、最終シリコン基板凸部11のP型拡散層15で分離
されたN型層11の表面からの最小深さは約1.5μm
となる。
ついで凸部11上の窒化シリコン膜14aを除去したの
ち、二酸化シリコン膜13をマスクとして凹部9,10
上の窒化シリコン膜12を除去する。
つぎに、第2図Cのように、P型不純物または高濃度P
型不純物を混合したシランをエピタキシャル成長法によ
りシリコン基板8全面に積層し、凹部9,10上にP型
巣結晶シワ1フ 11の二酸化シリコン膜13上にP型多結晶シリコン層
17を形成する。
この場合、シランはシリコン基板8の凹部9,10を埋
めて基板8表面が平坦になるように(シリコン基板8の
エツチング深さと同一)積層される。
この工程により凸部11内では、P型不純物で囲まれた
島領域のN型巣結晶シワ1フ 巣結晶シワ1フ 層17上にアルミニュウムを真空蒸着法で積層し、アル
ミニュウム膜203〜20cを形成する。
つぎに、第2図りのように、P型多結晶シリコン層17
をリフトオフ法により除去するとともにアルミニュウム
膜20aも除去し、窒化シリコン膜を積層したのちこれ
を二酸化シリコン膜(図示せず)をマスクとしてエツチ
ングして凸部11の二酸化シリコン膜13上および凹部
10のアルミニュウム膜20c上に窒化シリコン膜21
を形成する。
ついで凹部9上に設けられたアルミニュウム膜20bを
除去する。
その結果、凹部9上のP型巣結晶シワ1フ ニュウム膜20c上の窒化シリコン膜21をエツチング
して開孔部を形威し、その開孔部を通して金属線(図示
せず)をアルミニュウム膜20cと接続する。
ついでアルミニュウム膜20cに正電位を印加しながら
、シリコン基板8を弗酸溶液中に浸漬し、この溶液に負
電位を印加すると、凹部9上の露呈しているP型巣結晶
シワ1フ 一部表面から多孔質化される。
多孔質化は、P型不純物が高濃度である程進むため、凸
部11内のP型拡散層15が多孔質化され、ついで凹部
9。
10のP型巣結晶シワ1フ る。
つぎに、第2図Eのように、窒化シリコン膜21、二酸
化シリコン膜13およびアルミニュウム膜20cを順次
除去して凸部11のN型単結晶島領域18上に窒化シリ
コン膜12を残す。
そして、この窒化シリコン膜12をマスクとして多孔質
化したP型拡散層15およびP型巣結晶シワ1フ 換する。
この場合において、P型拡散層15およびP型巣結晶シ
ワ1フ 積が増加するため、あらかじめ体積増加分をエツチング
しておくことにより素子表面を平坦化することが行なわ
れる。
つぎに、第2図Fのように、窒化シリコン膜12を除去
したのち熱酸化により、島領域のN型巣結晶シワ1フ ト絶縁膜となる二酸化シリコン膜を形成し、さらに多結
晶シリコン膜を積層しフォトリソグラフィによりシリコ
ンゲートとなる多結晶シリコン膜23を島領域のN型単
結晶シリコ7層18上に残す、この多結晶シリコン膜2
3をマスクとして、二酸化シリコン膜をエツチングし、
ゲート酸化膜となる二酸化シリコン膜24を残す。
ついで多結晶シリコン膜23をマスクとしてP型不紳物
例えばポロンをN型車結晶シリ1フ て拡散接合領域25を二酸化シリコン層22に達するま
で形成する。
この拡散接合領域25がソース、ドレイン部となる。
つぎに、第2図Gのように、多結晶シリコン膜23を覆
って素子間または電極間を保護する二酸化シリコン膜2
6を例えばCVD法により形成する。
つぎに電極または素子間を接続する配線として適当な低
抵抗物質例えばアルミニュウムを真空蒸着法等によって
積層し、フォトリングラフィによりパターン出しを行な
いアルミニュウム電極27を形成する。
以上の工程によりPチャンネルMO8I−ランジヌクが
絶縁膜である二酸化シリコン層22上に形成される。
このように、この実施例によれば、トランジスタを構成
する素子の周囲に二酸化シリコン層22のような絶縁層
を設けて、素子間を絶縁するため、一種のSO8 (S
ilicon On 5aphia)構造となる。
そのため、リーク電流が少なくなるとともに高速な集積
回路を実現することができる。
また、シリコン基板8内にイオン注入法によることなく
二酸化シリコン層22のような絶縁層を形成することが
できるため、シリコン基板8に格子欠陥が生じない。
その結果、電気特性のよいPチャンネルMOSトランジ
スタを実現することができる。
拡散接合領域25を二酸化シリコン層22に達するまで
形成するため、ドレインの接合容量が著しく減少する。
この発明による他の実施例すなわちNチャンネルMO8
I−ランジスタおよびPチャンネルMOSトランジース
フを同一シリコン基板上に構成する実施例を第3図に示
す。
第3図Aまでの工程は第2図A−Eまでと同一であるか
ら省略する。
なお、第3図Aにおいて、NはNチャンネルMOSトラ
ンジスタブロック、PはPチャンネルMOSトランジス
タフロックである。
まず第3図Bのように、NチャンネルMOSトランジス
タブロックNの窒化シリコン膜12を除去してN型車結
晶シリ1フを熱拡散またはイオン注入法により拡散して
P型車結晶シワ1フ 図Cのように、PチャンネルMOSトランジスタブロッ
クPの窒化シリコン膜12を除去し、トランジスタブロ
ックN,PのN型車結晶シリ1フ18およびP型車結晶
シワ1フ シリコン膜を積層しさらにCVD法により多結晶シリコ
ン膜を積層する。
ついでこの多結晶シリコン膜をシリコンゲート部となる
ようにフォトリソグラフィーにより選択的に単結晶シリ
コン層18。
18a上に残して多結晶シリコン膜23を形成する。
ついでこの多結晶シリコン膜23をマスクとしてゲート
用二酸化シリコン膜をエツチングし、ゲート部となる二
酸化シリコン膜24を残す。
つぎに例えばCVD法によりP型の不純物例えばポロン
を含む酸化膜28を積層し、フオl− IJソグラフイ
によってPチャンネルを形成する島領域のN型単結晶シ
リコ7層18上に選択的に残す。
つぎに高温雰囲気中でN型不純物例えばリンを全面に熱
拡散する。
この工程でN型車結晶シリ1フ18にはP型の拡散接合
領域25が、またP型車結晶シワ1フ 29が二酸化シリコン層22に達するまで同時に形成さ
れそれぞれソース、ドレイン領域となる。
つぎに第3図りのように、シリコン層18上に残った酸
化膜28を除去し、トランジスタフロックN,Pの多結
晶シリコン膜23に二酸化4IJコン膜26を例えばC
VD法により被覆してフオl− IJソグラフイにより
電極用窓を形成する。
つぎに、電極または素子間を接続する配線として適当な
アルミニュウムを真空蒸着法等により積層し、フォトリ
ソグラフィによりパターン出しを行ない電極27を形成
する。
このようにして同一シリコン基板8上にNチャンネルM
OSトランジスタとPチャンネルMO8hランジスタが
構成される。
このように、この実施例は、前述の実施例と同様の効果
をもつほかさらに同一シリコン基板にNチャンネルMO
SトランジスタとPチャンネルMOSトランジスタを構
成するため相補型MOSトランジスタを実現できるとい
う効果をもつ。
その結果、高速で低電力の集積回路の実現が可能となる
なお、以上の実施例では、ソース、ドレインおよびゲー
トの長さを約10μmとしているが、これを短かくする
ほど素子間を絶縁する二酸化シリコン膜22の形成が容
易となる。
すなわち、拡散接合領域25.29の底部になる二酸化
シリコン膜22の形成が容易となるため、実施例のよう
に多孔質化を経由せずに直接熱酸化膜にすることが9能
となる。
以上のように、この発明の半導体装置の製造方法は、半
導体基板主面に凸部を形成する第1の工程と、この凸部
の両側面から内部へほぼ水平方向に不純物を拡散して不
純物層を形威しこの不純物層によりその凸部を分割して
上側半導体層と下側半導体層を形成する第2の工程と、
半導体物質を用いて前記凸部の両側空所を埋める第3の
工程と、前記凸部内の不純物層および前記凸部両側の半
導体物質を絶縁体に変換する第4の工程と、前記凸部の
上側半導体層に不純物層を選択的に形成する第5の工程
を含むため、電気特性のよい半導体装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の欠点を説明する説明図、第2図はこの
発明の一実施例の工程説明図、第3図は他の実施例の工
程説明図である。 8・・・・・・シリコン基板、9,10・・・・・・凹
部、11・・・・・・凸部、15・・・・・・P型拡散
層、16・・・・・・P型単結晶シリコン層、18・・
・・・・N型単結晶シリコン層、24・・・・・・二酸
化シリコン膜、25・・・・・・拡散接合領域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 半導体基板主面に凸部を形成する第1の工程と、こ
    の凸部の側面から内部へほぼ水平方向に不純物を拡散し
    て不純物層を形成しこの不純物層によりその凸部を分割
    して上側半導体層と下側半導体層を形成する第2の工程
    と、半導体物質を用いて前記凸部領域以外を埋める第3
    の工程と、前記凸部内の不純物層および前記凸部領域以
    外の半導体物質を絶縁体に変換する第4の工程と、前記
    凸部の上側半導体層に不純物層を選択的に形成する第5
    の工程を含む半導体装置の製造方法。 2 前記第4の工程は、前記凸部領域以外の半導体物質
    に不純物を拡散したのちその半導体物質上に低抵抗物質
    を設け、弗酸中に浸漬しながらこの低抵抗物質を一方の
    電極として電位を与えて前記凸部領域以外の半導体物質
    および前記凸部内の不純物層を多孔質層に変換し、前記
    低抵抗物質を除去し前記凸部領域の半導体層の表面にマ
    スク部材を形成したのち’KIJ He多孔質層を熱酸
    化して絶縁体に変換することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の半導体装置の製造方法。 3 前記第5の工程は、前記凸部領域の半導体層の中央
    部に酸化膜を設け′C凸部領域内に選択的に不純物を波
    数することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半
    導体装置の製造方法。
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