JPS593851B2 - 誘電体分離方法 - Google Patents

誘電体分離方法

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JPS593851B2
JPS593851B2 JP14743076A JP14743076A JPS593851B2 JP S593851 B2 JPS593851 B2 JP S593851B2 JP 14743076 A JP14743076 A JP 14743076A JP 14743076 A JP14743076 A JP 14743076A JP S593851 B2 JPS593851 B2 JP S593851B2
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JP
Japan
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conductivity type
silicon
type
region
layer
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Expired
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JP14743076A
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JPS5370777A (en
Inventor
薫 井上
孝 平尾
重敏 高柳
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体基板上に絶縁層によつて完全に分離され
た島領域を形成する誘電体分離方法に関するものである
従来、半導体集積回路の素子分離法としては、PN接合
分離法が最も一般的に使用されているが、この方法では
分離層の容量が大きくなること、逆方向リーク電流が無
視できない場合があること、5 寄生トランジスタを生
じやすいことなどの欠点があつた。
これらの欠点を解決する方法として誘電体分離法が開発
された。その代表的な一例の製造工程を第1図a−dに
示す。まず第1図aのように単結晶シリコン基板1を選
択的にエッチングし10た後、同図bに示すように全面
に二酸化珪素膜2を形成する。その後、同図cに示すよ
うに二酸化珪素膜2上に多結晶シリコン3を堆積し、つ
づいて裏面の単結晶シリコン基板1側から、d−d断面
まで研磨する。このようにして、同図dに示す15よう
に、二酸化珪素膜2で分離された単結晶シリコンからな
る島領域4を形成することができる。しかしながら、こ
の方法では、最終的に支持基板となる多結晶シリコンの
堆積に非常な時間がかかること、及び、研磨の工程にお
いては表面が一20様で、破壊層がなく、かつ厚さ精度
のよい単結晶層を得ることが技術的に難しい等の欠点が
ある。本発明は、以上のような欠点を有せずに、絶縁膜
で完全に分離された単結晶半導体の島領域を形成するこ
とのできる誘電体分離方法を与えるもの25である。以
下図面とともに本発明を実施例に基いて説明する。第2
図a−れは本発明の一実施例を示す工程断面図であわ、
同図c’は同図c工程の平面図である。
まず、N形のシリコン基板11として、例え30ば面指
数Clll)比抵抗1Ω−mのものを用いる。この基板
に例えばB+イオン12を100keVで5×1013
/一打ち込み、その後窒素雰囲気中で1000℃の温度
で30分間拡散することによつてP形領域13を形成す
る(同図a)。35しかる後、N形単結晶シリコン14
を例えば1μmの厚さに気相成長させる(同図b)。
次に、該気相成長N形シリコン単結晶層14上に窒化シ
リコン膜15を約1000λ堆積し、更に二酸化シリコ
ン膜16を約1μm堆積する。その後、窒化シリコン膜
15と二酸化シリコン膜16とをホトエツチングにより
格子状に除去して、将来N形島領域となる領域を分割し
、またそれぞれのN形島領域となる領域の中央付近の一
部の窒化シリコン膜15と二酸化シリコン膜16を除去
する。なお、同図c″は同図eの平面図であつて、同図
Cは同図c′のc−c断面を示す。しかる後、窒化シリ
コン膜15及び二酸化シリコン膜16をイオン注入のマ
スクとして用い、B+イオン17を、例えば200ke
Vのエネルギーで5×101シ漏打ち込む(同図C,c
″ )。その後、1000℃30分の熱処理を窒素ガス
雰囲気中にて施して、P形領域18を、最初にB+イオ
ンを注入して形成したP形領域13に到達させる。この
段階において、P形不純物拡散領域によつて完全にとり
囲まれたN形領域が多数形成されている(同図d)。次
に、全面にホウ素等のP形不純物を添加した多結晶シリ
コン19を堆積し、ホトエツチングによ 冫つてN形島
領域を取り囲む格子状に形成されているP型不純物拡散
領域18bの上だけ残し他の多結晶シリコン層を除去す
る(同図e)。ただしこの時、第3図に示すようにシリ
コン基板11となるウエーー・23の所定部に設けられ
た陽極酸化用 2のリード線取り出し部分24にも多結
晶シリコンを残しておく、なお、第3図はウエ一・・2
3の平面パターン図である。このリード線取り出し部2
4の多結晶シリコンは、当然ながら、N型島領域14を
取り囲むP形不純物拡散領域18b上の多結晶5シリコ
ン19と電気的に接続されている。しかる後、全面に窒
化シリコン膜を厚さ約2000A堆積し、ホトエツチン
グを行なつて、N形島領域内の中央付近の一部に設けら
れたP型不純物拡散領域の部分18a及び陽極酸化用の
リード線取り出 3し部24の窒化シリコン膜21を除
去する。次にリード線取り出し部24に白金線を銀ペー
ストで取り付けワツクスでリード線の一部とリード線の
取う出し部24を覆い、濃フツ化水素酸中で、例えば電
流密度50mA/Cilで、リード線取り出し4,部2
4に電流を流し、多結晶シリコン19から、P拡散層1
8aに電流を流して約30分間陽極酸化を行なつてN型
島領域の中央付近の一部に露出したP型不純物拡散領域
18aからシリコンを多孔質化し、N型島領域を取り囲
むP型不純物拡散領域20をすべて多孔質化する(同図
f)。しかる後、基板表面の窒化シリコン膜15,21
および、多結晶シリコン19をすべて除去し、例えばウ
エツト酸素雰囲気中で800℃〜1100℃の温度で3
0分〜60分間熱酸化を行なうと、多孔質シリコン22
の酸化速度は単結晶シリコンの酸化速度に比して非常に
大きいので、前記多孔質シリコン層22を絶縁層25に
変えることができる(同図g)。この後に、表面にでき
た薄い酸化膜27を除去することによつて、シリコンの
酸化膜の絶縁膜25で完全に分離された単結晶半導体島
領域26を形成できる(同図h)。以上はP型シリコン
を陽極酸化によつて多孔質化することを利用してN型島
領域を形成する場合を説明したが、陽極酸化を行なう際
に、光を照射することによつて、N型シリコンを多孔質
化できるので、基板にP型シリコン基板を用い、次にN
型不純物を全面に拡散し、その上にP型シリコンを気相
成長させ、しかる後にN型不純物を選択的に拡散して、
P型シリコン島領域を形成し、N型シリコン領域を陽極
酸化による多孔質化したのち熱酸化をすればN型島領域
を形成した場合と全く同様に、多孔質シリコンの酸化膜
で分離されたP型島領域を形成することができる。
以上説明したように本発明によれば、従来のように支持
基板として多結晶シリコンを長時間堆積する必要もなく
、また研磨工程がないので基板表面は一様で破壊層がな
く、厚さ精度の良好な単結晶島領域が得られる。
さらに、本発明では、陽極反応を行なうのに、その電流
通路は基板の裏面から流れることはないので、完全に島
領域が分離される。
【図面の簡単な説明】
第1図a−dは従来の誘電体分離方法の工程図、第2図
a−hは本発明の誘電体分離方法の一実施例を示す工程
図、第3図は本発明に係る半導体ウエーハの平面パター
ン図である。 11・・・・・・N型シリコン基板、12・・・・・・
B+イオンビーム、13・・・・・・P型シリコン層、
14・・・・・・気相成長N型シリコン層、15・・・
・・・窒化シリコン膜、16・・・・・・二酸化シリコ
ン膜、17・・・・・・B+イオンビーム、18・・・
・・・P型シリコン層、18a・・・・・・N型島領域
内の一部に形成されたP型領域、18b・・・・・・N
型島領 域をとり囲むP型領域、19・・・・・移結晶
シリコン、20・・・・・・P型シリコン領域、21・
・・・・・窒化シリコン膜、22・・・・・・多孔質シ
リコン層、23・・・・・・シリコンウエ一・・、24
・・・・・・陽極酸化用リード線取り出し部分、25・
・・・・・多孔質シリコン酸化領域、26・・・・・・
N型島領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1導電形の半導体基板の一主面に、前記第1導電
    形とは反対の第2導電形の不純物の拡散層を形成する工
    程と、前記拡散層上に前記第1導電形の半導体層を気相
    成長させる工程と、前記気相成長された半導体層に第2
    導電形不純物を選択的に拡散することにより、内部に第
    2導電形領域を含み外周が第2導電形領域で囲まれた第
    1導電形の島領域を複数個形成する工程と、前記第1導
    電形の島領域を囲む第2導電形領域を電極として陽極反
    応により、前記第2導電形の拡散層および前記第2導電
    形領域を多孔質化する工程と、前記多孔質化された領域
    を絶縁物化する工程とを備えたことを特徴とする誘電体
    分離方法。
JP14743076A 1976-12-07 1976-12-07 誘電体分離方法 Expired JPS593851B2 (ja)

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JPS5370777A JPS5370777A (en) 1978-06-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6323331Y2 (ja) * 1984-01-20 1988-06-27
JPH033485Y2 (ja) * 1984-01-23 1991-01-29
JPH0311159Y2 (ja) * 1985-08-27 1991-03-19
JPH047079Y2 (ja) * 1984-01-20 1992-02-26

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