JPS5850992B2 - テトラカルボキシジフエニルエ−テルジアンヒドリドノ セイホウ - Google Patents

テトラカルボキシジフエニルエ−テルジアンヒドリドノ セイホウ

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JPS5850992B2
JPS5850992B2 JP6974974A JP6974974A JPS5850992B2 JP S5850992 B2 JPS5850992 B2 JP S5850992B2 JP 6974974 A JP6974974 A JP 6974974A JP 6974974 A JP6974974 A JP 6974974A JP S5850992 B2 JPS5850992 B2 JP S5850992B2
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JP
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nitrite
dianhydride
ether dianhydride
ether
anhydride
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JP6974974A
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JPS5032143A (ja
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スチユアート ヘイ アラン
タケコシ トール
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/54Preparation of carboxylic acid anhydrides
    • C07C51/567Preparation of carboxylic acid anhydrides by reactions not involving carboxylic acid anhydride groups

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、縮合触媒として亜硝酸塩を使用することによ
り、3−ニトロ無水フタル酸からテトラカルボキシジフ
ェニルエーテルジアンヒドリドを製造する方法に関する
ものである。
本発明以前には、独国特許第2037781号明細書中
に示されるごとく、亜硝酸ナトリウムの使用によってp
−ニトロベンゾニトリルが対応するジフェニルエーテル
ジニトリルに転化されていた。
かかる反応はN−メチルピロリドンのととき双極中性溶
媒中において実施され、しかも1モル当量以上の亜硝酸
ナトIJウムが使用される。
しかし、かかる反応条件下では、望ましくない副反応を
起らせることなしにニトロフタル酸無水物のごとき高反
応性化合物を縮合させ、それによって対応するジフェニ
ルエーテルジアンヒドリドヲ得ることはできない。
さて本発明は、融解条件または不活性有機溶媒の使用に
より触媒量の亜硝酸塩の存在下で3−二トロ無水フタル
酸を縮合させれば、3−ニトロ無水フタル酸が式 で表わされる2、2’、3.3’−テトラカルボキシジ
フェニルエーテルジアンヒドリドに転化され得るという
発見に基づいている。
この場合の反応は、化学方程式 (ここに、Mは下記に定義されるようなアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の陽イオンである)によって表わ
される。
ただし意外にも、同様な条件下で4−二トロ無水フタル
酸を使用した場合Iこは、対応するテトラカルボキシジ
フェニルエーテルジアンヒドリドが5%以下の収率でし
か得られなかった。
本発明に従えば、(υ触媒量の亜硝酸塩の存在下で3−
ニトロ無水フタル酸を210〜260°Cの温度に加熱
し、次いで(2)かかる反応混合物から2゜2’、 3
、3’−テトラカルボキシジフェニルエーテルジアン
ヒドリドを回収することから成る方法が提供される。
亜硝酸塩触媒としては、アルカリ金属たとえばナトリウ
ム、カリウム、ルビジウムおよびセシウムの亜硝酸塩を
使用することが好ましい。
また、亜硝酸リチウムおよび亜硝酸銀も使用することが
できる。
更にまた、アルカリ土類金属たとえばバリウム、カルシ
ウム、マグネシウムおよびカドミウムの亜硝酸塩を使用
することもできる。
本発明の実施に池っては、亜硝酸塩の存在下で3−二ト
ロ無水フタル酸が加熱され、それによって式(1)のジ
アンヒドリドが生成される。
こうして得られた粗生成物を更に適当な有機溶媒から再
結晶させれば、所望の結果を達成することができる。
各種成分の添加順序は重要でないけれど、融解状態また
は実質的に不活性な有機溶媒との混合状態にある3−ニ
トロ無水フタル酸に亜硝酸塩触媒を添加することが好ま
しい。
使用し得る有機溶媒は、反応時の反応体に対して不活性
な任意の有機溶媒たとえばニトロベンゼン、塩素化ベン
ゼンおよびその他の芳香族溶媒である。
かかる有機溶媒は、3−ニトロ無水フタル酸と有機溶媒
との混合物の全重量に対し約20(重量)咎までの割合
で使用できる。
それ以上の量の有機溶媒も使用できるけれど、反応速度
が著しく低下する上、ジアンヒドリドの収率も悪影響を
受ける。
亜硝酸塩は、触媒量すなわち3−ニトロ無水フタル酸ま
たはそれと有機溶媒との混合物の全重量に対し0.1(
重量)%以下から約10(重量)%までの濃度で使用で
きる。
ジアンヒドリドの回収は、標準的な技術たとえば有機溶
媒からの粗生成物の再結晶によって達成できる。
ジアンヒドリドの好適な精製方法に従えば、環境条件下
において反応生成物が水酸化アルカリ水溶液に溶解され
る。
かかる溶液が水で希釈され、それからジエチルエーテル
で抽出される。
次に、水相が鉱酸(たとえば塩酸)で酸性化され、それ
から更にエーテルで抽出される。
エーテルをストリッピングにより除去してから残渣を沸
騰無水酢酸に溶解し、次いで無水酢酸を真空中で蒸発さ
せれば、精製ジアンヒドリドが残留する。
トール・タケコシ(Tohru Takekoshi
)の米国特許出願明細書中に示されているごとく、本発
明に従って製造されたジアンヒドリドは有機ジアミンと
一緒にポリエーテルイミド製造用として使用できる。
また、2.2’、3.3’−テトラカルボキシジフェニ
ルエーテルジアンヒドリドはエポキシ樹脂などの硬化剤
としても使用できる。
尚業者が本発明の実施を一層良く理解し得るよう、以下
に実施例が示される。
これらの実施例は本発明の実施を例証するためのもので
あって、本発明の範囲を制限するものではない。
なお、全ての量は重量による値である。
実施例 1 3−ニトロ無水フタル酸が230〜240℃の温度に加
熱され、そこへ触媒量の亜硝酸ナトリウムが添加された
亜硝酸ナトリウムの添加量は、こうして得られた混合物
の全重量の約0.5(重量)優に相当していた。
かかる混合物が90 Torrの真空中において約23
0℃の温度下で約40分間にわたり攪拌された。
かかる混合物を放冷した後、無水酢酸から再結晶させた
ところ、淡褐色の結晶が生成した。
更にそれを0−ジクロルベンゼンから再結晶させたとこ
ろ、黄色の針状結晶が生成した。
その結果、247〜249℃の融点を有する生成物が2
8優の収率で得られた。
製造方法並びにIR,NMRおよび質量スペクトルに基
づけば、かかる生成物は2 、2’、 3 、3’−テ
トラカルボキシジフェニルエーテルジアンヒドリドであ
ることが確認された。
実施例 2 3−ニトロ無水フタル酸9.66部と1.2.4トリク
ロルベンゼン約2.25部との混合物が230℃に加熱
され、そこへ亜硝酸すl−IJウム0.3部が添加され
た。
か力)る反応混合物が50分間にわたって230〜23
5℃の温度に維持されたが、その間には褐色の酸化窒素
が放出された。
上記の反応混合物が放冷され、そして約100部の5%
水酸化ナトリウム水溶液に溶解された。
かかる溶液が更に100部の水で希釈され、それからエ
ーテルで抽出された。
次に、水相が僅かに過剰な量の濃塩酸で酸性化され、そ
れから更にエーテルで抽出された。
エーテル抽出物を真空中で蒸発させたところ、粘稠な油
状体が残留し、次いでそれを放置したところ結晶化した
製造方法に基づけば、158〜162℃の融点を有する
2 、 2’。
3.3′−テトラカルボキシジフェニルエーテルが得ら
れたことになる。
上記の生成物が25m1の沸騰無水酢酸に溶解された。
かかる溶液を真空中で蒸発乾固させたところ、結晶性物
質が残留した。
この結晶性物質を熱酢酸で洗ったところ、淡黄色の生成
物が約45.1優の収率で回収された。
製造方法に基づけば、かかる生成物は2.2’、3.3
’−テトラカルボキシジフェニルエーテルジアンヒドリ
ドであった。
上記のジアンヒドリドが、配合物の全重量に対し45係
の割合で、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルか
ら誘導されたエポキシ樹脂中に混入された。
かかる混合物を160℃に加熱したところ、得られた樹
脂は凝固して硬質の非粘着性固体となった。
1.2,4−トリクロルベンゼン中代えて各種の溶媒を
使用することにより、実施例2の手順が繰反された。
たとえば、トリクロルベンゼン以外にジフェニルエーテ
ルおよびニトロベンゼンが使用された。
また亜硝酸ナトリウムばかりでなく、その他の亜硝酸塩
たとえば亜硝酸カリウム、亜硝酸ルビジウムおよび亜硝
酸セシウムも0.05〜0.2部の範囲内の濃度で使用
された。
反応温度は230〜245℃にわたり、また反応時間は
30〜80分間にわたった。
その結果、2.2’、3.3’テトラカルボキシジフエ
ニルエーテルジアンヒドリドが28.5〜50.7%の
収率で得られた。
最高の収率50.7%は、01部の亜硝酸ルビジウムを
使用しかつトリクロルベンゼン中において230℃の温
度下で30分間にわたり反応を実施した場合に達成され
た。
以上の実施例は本発明の実施に際して使用し得る極めて
多数の条件(すなわち触媒、反応条件、溶媒など)のほ
んの一部を例証するものに過ぎないけれど、本発明が実
施例に先行する記載中に示された諸条件の下で3−ニト
ロ無水フタル酸から2 、2’、 3 、3’−テトラ
カルボキシジフェニルエーテルジアンヒドリドを製造す
る方法を志向することは了解されるはづである。
次に、本発明の実施態様を列挙すれば下記の通りである
1、前記3−ニトロ無水フタル酸が有機溶媒と共に使用
される、前記特許請求の範囲記載の方法。
26 前記亜硝酸塩が亜硝酸ナトリウムである、前記
特許請求の範囲または前記第1項記載の方法。
3、前記亜硝酸塩が亜硝酸カリウムである、前記特許請
求の範囲または前記第1項記載の方法。
4、前記亜硝酸塩が亜硝酸ルビジウムである、前記特許
請求の範囲または前記第1項記載の方法。
5、前記亜硝酸塩が亜硝酸セシウムである、前記特許請
求の範囲または前記第1項記載の方法。
6、 2.2’、3.3’−テトラカルボキシジフェニ
ルエーテルとしての化合物。
7、 2.2’、3.3’−テトラカルボキシジフェニ
ルエーテルジアンヒドリドとしての化合物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 触媒量の亜硝酸塩の存在下で3−二トロ無水フタル
    酸を210〜260℃の温度に加熱することから成る、
    2.2’、3.3’−テトラカルボキシジフェニルエー
    テルジアンヒドリドの製造方法。
JP6974974A 1973-06-22 1974-06-20 テトラカルボキシジフエニルエ−テルジアンヒドリドノ セイホウ Expired JPS5850992B2 (ja)

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