JPS5850550B2 - 厚塗り塗料の塗装法 - Google Patents

厚塗り塗料の塗装法

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JPS5850550B2
JPS5850550B2 JP9441979A JP9441979A JPS5850550B2 JP S5850550 B2 JPS5850550 B2 JP S5850550B2 JP 9441979 A JP9441979 A JP 9441979A JP 9441979 A JP9441979 A JP 9441979A JP S5850550 B2 JPS5850550 B2 JP S5850550B2
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JP
Japan
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paint
polyhydric alcohol
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applying
water
Prior art date
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Expired
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JP9441979A
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English (en)
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JPS5617666A (en
Inventor
秀樹 加藤
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Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は厚塗り塗料の塗装法に関するもので、詳しくは
ローラー、左官ごて等の塗装用具を用いて合成樹脂水系
エマルジョン型厚塗り塗料を塗装するに際して、塗装表
面に多価アルコール又は多価アルコールと水との混合液
を塗布することにより、塗装面の表面に乾いた皮膜を形
成する皮張りを防止することでき、容易にかつ美麗に立
体模様を施こすことができる厚塗り塗料の塗装法に関す
る。
近年、建築技術の飛躍的な発展に伴い、建築物の表面仕
上げにおいても高級化、省力化が強く要望され、コンク
リートなどからなる素地面の多少の亀裂、気泡等に対し
て特別な素地調整をせす、これらの欠点を塗り隠せる厚
さの塗料が登場した。
従来から厚塗り塗料の塗装は、モルタルガン等のスプレ
ーガンにて行われてきたが、住宅密集地等での塗料飛散
公害の問題や吹付作業の場合における大損りな養生が、
ローラー塗装においては殆んど必要としない利点及び立
体模様に対する高級化への要望などから、デザインロー
ラー或いは左官ごてによる塗装が盛んになってきている
一方、厚塗り塗料としてはセメント系、合成樹脂エマル
ジョン系など種々使用されているが性能及び価格面から
合成樹脂水系エマルジョン型が主体となってきている。
しかるに合成樹脂水系エマルジョン型塗料は、塗装面の
皮張りが速いというエマルジョンの性質上、塗料を素地
面にねた塗りするくばり塗り及びそれに続くパターン付
けを素早く行う必要があり、屋外における塗装作業は困
難をきわめ、特に成る一定面のパターン付けから次の面
への塗料の塗り継ぎが、塗装表面の皮張りから美麗に行
うことが不可能であり、日差しが強く、風のある日など
の条件でのローラー或いは左官ごてなどの塗装具による
パターン付は作業は不可能な状態であった。
一方、合成樹脂水系エマルジョン型塗料の塗装後の表面
の皮張りを遅くする手段としては、水を多く添加して塗
料の固形分を低くするかまたは多価アルコールを添加す
るなどして塗料自体の乾燥を遅くする方法と、塗料くば
り塗り後に水を噴霧する方法も考えられるが、前者の方
法では塗料の性能上、水または多価アルコールの添加量
は自ずと限界があり、また後者の方法では塗料の垂れを
生じさせないために、少量の水を均一に噴霧する必要が
あり、いずれの方法も塗装面の皮張りを遅くする効果は
少なく、実用上満足のいくものではなかった。
本発明の目的はかかる問題を解消し、ローラーまたは左
官ごて等の塗装具にて合成樹脂水系エマルジョン型厚塗
り塗料を塗装するに際し、容易に且つ美麗に立体造形模
様を形成できる塗装方法を確立することにある。
本発明は合成樹脂水系エマルジョン型厚塗り塗料をコン
クリート、木材等の素地面に塗装するに際して、塗料を
くばり塗りまたは模様付は後に蒸発速度の遅い多価アル
コール又は多価アルコールと水との液合液を塗装表面に
塗布することにより、従来みられた塗装表面の皮張りを
防止することができるために、ローラー又は左官ごて等
の塗装具による立体模様付けを容易にし、かつ美麗に仕
上げることができることを特徴とする厚塗り塗装法であ
る。
本発明における合成樹脂水系エマルジョン型厚塗り塗料
としては、例えばアクリル系、酢酸ビニル系、エポキシ
系、SBR系等の樹脂水系エマルジョンを主成分に骨材
、着色剤、揺変剤等を添加したパテ状、マスチック状、
リシン状の塗装仕上材をいう。
また多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジ
エチレンクリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレンクリコール等の2価アルコール、グリセリン、ト
リメチロールパロパン等の3価アルコールなどが例とし
てあげられ、何れも使用可能であるが、塗膜の耐水性に
悪影響を与えない様にするためには低沸点の多価アルコ
ールが良く、中でもエチレングリコールが最適である。
多価アルコールと水との混合液の場合、多価アルコール
の量が多い程皮張り防止効果は大きいが、塗膜の耐水性
を考慮すると多価アルコールの量は少ない方が好ましい
従って多価アルコールの含有量は20φ以上とすべきで
あり、それ以下の含有量では皮張り効果は少ない。
多価アルコール単独又は多価アルコールと水の混合液の
塗布量としては、塗布量が多ければ塗膜の皮張り防止効
果は大きいが、塗膜の耐水性が悪くなるため少量を均一
に塗布するのが好ましく、50〜200g/m”が適当
である。
塗布法としては噴霧器、スプレーガン等による吹付け、
ハケ、ローラー等による塗布でもよいが、少量を均一に
塗布する方法としては吹付は法が適している。
本発明で多価アルコールが塗膜表面の皮張りを防止する
作用機構としては、水よりも揮発の遅い多価アルコール
が塗装表面での皮張の形成を阻害−し皮張り現象を防止
する効果があるものと考えられる。
従って本発明により、合成樹脂水系エマルジョン型厚塗
り塗料の塗装面の皮張りを容易に防止することができる
ので、立体模様のパターンをより美麗に仕上げることが
可能となり、この種厚塗り塗料の用途を拡大せしめる。
次に実施例により具体的に説明する。
実施例 1 厚さ6%のフレキシブルボードに、市販のアクリル系エ
マルジョン厚塗り塗料(アイカシヨリパットJP−10
0、アイカニ業株式会社販売)を混g□O℃、湿度60
%、風速2m/秒の条件下で、2 kg / mの割合
に左官とでで平担に塗布したのち塗装面が皮張りする前
に、多価アルコールとしてエチレングリコールをスプレ
ーガンにて100 g / m”の割合に塗布した。
エチレングリコールを塗布30分後に凹凸状スポンジロ
ーラーにて、立体模様付けをしたが、容易にパターン付
けができ、仕上り外観も均一に美麗なパターンを形成し
た。
実施例 2 厚さ6%のフレキシブルボードに、実施例1の厚塗り塗
料を同条件下で半分の面積に塗布したのち、凹凸スポン
ジローラーにてパターン付けした塗装面に、50%エチ
レングリコール水溶液をスプレ7ガンにて150g/m
”の割合に塗布した。
エチレングリコール水溶液塗布30分後に残り半分面積
を同様に塗布して、凹凸スポンジローラーにて前に塗装
した面と後に塗装した面とを同一の外観に塗り継ぎパタ
ーン付けをしたが、塗り継ぎ部分は均一に美麗なパター
ンを形成した。
比較例 1 実施例1にて多価アルコールを塗布せずに厚塗り塗料を
塗布10分後に凹凸スポンジローラーにてパターン付け
をしたが、塗装表面は皮張りしており、仕上り表面は不
均一にごたごたになり美観を損ねた仕上りパターンとな
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の(aXbXc)の工程からなることを特徴とす
    る厚塗り塗料の塗装法。 (a) 構造物素地面に、合成樹脂水系エマルジョン
    型厚塗り塗料をくばり塗り或いは立体模様付は塗装する
    第1工程。 (b) 第1工程後の未乾燥状態の塗装面に、多価ア
    ルコールまたは多価アルコールと水との混合液を塗布す
    る第2工程。 (c)第2工程後の未乾燥状態の塗布面に、ローラーま
    たは左官ごて等の塗装具を用いてパターン付けする第3
    工程。
JP9441979A 1979-07-25 1979-07-25 厚塗り塗料の塗装法 Expired JPS5850550B2 (ja)

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JPS5617666A JPS5617666A (en) 1981-02-19
JPS5850550B2 true JPS5850550B2 (ja) 1983-11-11

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JPS5617666A (en) 1981-02-19

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