JPS585858B2 - 薄塗り接着塗布剤 - Google Patents

薄塗り接着塗布剤

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JPS585858B2
JPS585858B2 JP1478580A JP1478580A JPS585858B2 JP S585858 B2 JPS585858 B2 JP S585858B2 JP 1478580 A JP1478580 A JP 1478580A JP 1478580 A JP1478580 A JP 1478580A JP S585858 B2 JPS585858 B2 JP S585858B2
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西田繁吉
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な薄塗り接着塗布剤、特に建造物の内外装
左官工事に用いるに適当な薄塗り接着塗布剤に関する。
従来、ビルヂング、共同住宅その他一般にコンクリート
を用いた建造物を建造するときの左官工事はコンクリー
ト下地の内壁又は外壁に接着塗布剤を塗布し、次いで
モルタル下塗り剤を塗布し、乾燥後モルタル上塗り剤を
塗布して仕上げられていた。
前記接着塗布剤としては主としてアクリル樹脂等の水性
エマルジョンが用いられていたが、これは濃いと、コテ
やハケ等どのような方法でも均一に塗りにくく、しかも
塗布乾燥後の皮膜が剥離しやすいため原液を2倍〜3倍
に稀釈して用いられており、ハケ、ポンプ吹付又はロー
ラで塗布していた。
しかしこの塗り方では少からぬ量の液の滴が垂れて作業
者の衣服や周囲を汚し易く又現場での調合が作業上繁鎖
であり、又薄すぎてごく短時間に乾燥して接着性を失な
い易く、従って広い面積の壁面につづいてモルタル塗装
を行なうのに困難を感じることが多かった。
そしてかかる接着剤塗装後行なうモルタル下塗りは薄く
塗れば1〜2cmの厚さとなり、これは乾燥にも1〜2
週間要するのみでなく、乾燥後はクラツクが生じ易かっ
た。
これに代ってセメントにポリスチレンとカルボキシメチ
ルセルロース(いわゆるCMC)を混ぜてつくられ例え
ばテイエスサンドなる名前で販売されている下塗り接着
剤を0.5cm以上の厚みに塗布し乾燥後モルタル下塗
り塗装する方法もとられている。
しかし此のような下塗り接着剤では1日間位の放置乾燥
が必要であり、又乾いた後は水をよく吸収してしまうの
で、その上に薄くモルタル塗装するのが不可能であり、
そのため1.5〜2.Ocm程度の厚みのモルタルを塗
ることが必要となるが、厚くぬると勿論材料を多量に必
要とし手間もかかり従って費用の増大を招く結果となっ
ている。
又コンクリートにモルタルを塗装した後、プラスター、
白セメント、骨材からなるいわゆるリシンを塗装し十分
硬化しない中にブラシなどで表面を粗面とするリシンか
きおとしという塗装法がある。
これは10〜15年後には塗装し直すことが必要となる
が、この場合、単にこの広い壁面に新しいリシンを塗っ
てもすぐに乾いてよく塗れず、そのだめ塗装面の一部又
は全部を内部のモルタル塗装而捷で剥離し、その上にあ
らためてモルタル塗装、リシンかきおとしを行なう、い
わゆるハツリ、メアラシを行なう必要があったが、これ
は作業上も大へんであるし、経済的にも難点があった。
コンクリート建造物のサッシを取替えるときも同様に全
部モルタル下塗り塗装捷で剥離せねばならなかった。
かくて本発明はコンクリート面に液滴を垂らすことなく
コテで均一に塗布することができ、また30分から2時
間程度の適度の速さで乾燥し、その上に良好なモルタル
塗装をなし得て、短時間にモルタル仕上げ塗装までなし
うる薄塗り接着塗布剤を提供することを目的とするもの
であって、本発明者によればかかる目的は、重量でプラ
スター20〜30%、骨材10〜20%、アクリルー酢
酸ビニル共重合樹脂エマルジョン3〜8%、アクリル樹
脂エマルジョン25〜40%、粘着剤0.5〜0.8%
,ガラス繊維0.5〜0.8 %、残部水よりなる薄塗
り接着塗布剤により達成しうることが見出されたのであ
る。
本発明について更に詳しく説明すれば、本発明ではまず
プラスターを20〜30重量%用いる。
好ましくは粒子が細かく不純物の少ない上塗用のプラス
ターを用いるものとする。
この量のプラスターを加えることにより樹脂エマルジョ
ン成分をかためてコテで塗れるような硬さとすることが
できる。
又その上に塗るモルタル或はリシン中のセメントとの親
和性又は合い性が良く、塗装性や強度の向上をはかるこ
とができる。
次に骨材10〜20%を用いる。
これを加えることによって0.1〜0.2cm程度の厚
さに、しかも均一の厚さにコテで容易に塗布するように
することができる。
骨材としては例えば硅砂7号、白粉(K−250)など
が用いられる。
更にアクリルー酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン3〜
8%を用いる。
これは60〜70φの濃度のものがよく、例えば日本カ
ーバイド工業株式会社からニカゾールRX114Hなる
商品名で65%の不揮発分濃度で塗料として市販されて
いるものが好んで用いられる。
このエマルジョンはそれ自体塗料接着剤の役をなすが、
また次に述べる主成分たるアクリル樹脂エマルジョンと
粘着剤は分離しやすいため、これら成分が分離しないよ
う、即ちアクリル樹脂エマルジョン成分がとばないよう
防止する役をなす。
次に加えるアクリル樹脂エマルジョンは接着性にすぐれ
ており、本発明では40〜60%の不揮発分を含むこの
エマルジョンを25〜40%の量用いる。
例えば三井東圧化学株式会社よりアルマテツクスE−1
75、E142、E155、E3450、E143等の
商品名で市販されている不揮発分濃度45%のものを用
いることができる。
その他同E120、E135(40%)、E3381(
60%)も用いられる。
このエマルジョンが本発明の接着塗布剤の主成分として
働く1次に粘着性をたかめるため粘着剤乃至増粘剤を0
.5〜0.8重量%加える。
これには従来から用いられているカルボキシメチルセル
ロース(CMC)やメトローズの名で市販されているも
のなどを用いることができる。
更に塗膜を補強しそのヒビ割れを防止するために1.0
〜1.5cmの長さを有するガラス繊維を0.5〜0.
8重量%用いる。
これら各成分に残部の量の水を加え、よく混合して製品
とする。
本発明に%る接着塗布剤はこのような組成を有するもの
であり、プラスタ−20〜3 0 %、骨材10〜20
%含有せしめたのでコンクリート下地の上にコテで0.
1〜0.2cmの厚さに均一にうすく且かだく塗布する
ことができ、従って塗布時液滴が落下して周囲を汚染す
ることがない。
又プラスターを20〜30%含み、これがよく樹脂成分
をかためて保持しうるためその樹脂成分による接着性を
たかめつるが、更にこのプラスターはモルタル中のセメ
ントとの親和性乃至合い性が良好なため、モルタルの接
着性、塗装性を抜群ならしめることがで羨る。
しかもこの接着塗布剤塗布後は1〜2時間かけてゆっく
りと乾いていき、ごく短時間に接着性を失なうことがな
いため、一通り一定面積の壁面を塗布したあとでも乾燥
することなく、そしてモルタル下塗りを行なうことなく
つづいて並みモルタル仕上げ塗装作業を1回で行なうこ
とができる。
従ってモルタル塗装も一回で0.2cmから1cm又は
1.5cm位の厚さまで塗ることができ、2〜3時間位
で繰返し塗ることができしかもそのモルタル塗膜の乾燥
は早く、従来1〜2週間要した仕上げ塗装までわずか1
日間即ち6〜8時間の作業時間内で行なうことができ、
いわゆるドライアウトを来すことがないなど誠に好適で
ある。
モルタル塗装は金ゴテ仕上げ、ハケ仕上げ、木ゴテ仕上
げが可能である。
粘着剤の混入により粘着力は高められ、ガラス繊維の混
入によりその塗膜のひび割れを防止することもできる。
かくてこの接着塗布剤の塗膜はきれいに均一にでき、亀
裂、剥離を生ずることがないため、その上のモルタル塗
装仕上げもきれいに且つ早く行なうことができ、又コテ
で塗ることができ液滴の落下等による作業者周囲の汚染
もないだめ快適に作業を行なうことができる。
又上記したリシンかきおとし塗装を塗りかえるとき従来
のように内部の塗装までけづりとることもなく、その古
いリシン塗り面の上にこの接着塗布剤を塗布してその上
にリシン塗を行なうことができその作業きわめて簡単、
快適である。
その場合はこの接着塗布剤を0.1〜0.2cmの厚に
塗り更にリシンを0.5〜1.5cm厚さに塗布し、3
時間〜4時間、かたくならない中にかとおとし仕上げを
して容易に完成することができる。
サッシをとりかえるときも同様でありサッシ周囲を修正
した後接着塗布剤を0.1〜0。
2cm塗り、モルタル薄塗り材をぬって1回で仕上げが
でき、いわゆるドライアウトをおこすこともなく良好で
ある。
本発明は普通のコンクリート下地のみでなく、例えはイ
トンとも呼ばれる水に浮く軽いコンクリート面にも、又
PC版にも良好に使用しうる。
かかるイトンは水引きがつよいので従来の成分では塗布
してもすぐに乾いてモルタルが塗りにくかったが、本発
明の接着塗布剤の場合は角ゴテで0.1〜0.2cmに
塗布すれば、すぐに乾くことなくつづく並みモルタル塗
りも0.2cmから2.0cm厚さまできれいに2〜4
時間遅くとも1日で仕上げを行なうことができ、勿論ド
ライアウトをおこすことなく早く、完壁な作業を行なう
ことができる。
この他石綿板、ベニヤ板、鉄板、ガラス板、ベニヤ板デ
コラ、ペンキ塗り下地等に対しても良好な接着性、塗装
性を有する。
これらの場合はこの接着塗布剤塗布後パーライト粒子の
軽量モルタルを塗装するのが好ましい。
かかる場合この接着塗布剤塗装後約24時間たって完全
に乾いて爪でも傷がつかなくなってからもう一度この塗
布剤を塗布してから乾かない中に上記モルタル塗装する
のがよい。
この他タイルばり、ボンタイル、ペンキつやだし後、或
は繊維壁上塗りの場合、その他あらゆる左官工事に良好
に用い得、ひいては完全な防火をはかることがで羨るの
である。
かくて本発明の接着塗布剤によるときは速やかに均一薄
く且つきれいな仕上がりの塗装工事又は左官工事を行な
うことができ、工期の短縮、費用の低減、そして快適な
作業等を実現することができるのであり、この種の接着
塗布剤として誠に有効なものを提供しつるのである。
以下に実施例をあげる。
例1 下記の組成の接着塗布剤を調製した。
上塗用プラスター 25#硅砂7号
12k965%アクリルー酢酸ビ
ニル共重合 樹脂エマルジョン (日本カーバイド工業株式会社 ニカゾール RX−114)4h 45%アクリル樹脂エマルジョン (三井東圧化学株式会社 アルマテツクス E175) 30 カルボキシメチルセルローズ 0.6ガラス繊維
0・6水
27.8計100.0kg 上記の如き組成の接着塗布剤をコンクリート壁面に約0
.1cmの厚さにコテで塗布した。
液滴の落下をみることなく均一の厚さにうすく塗ること
かで鍍る。
塗布して約1時間経過後並みモルタル仕上げ塗りを約1
.2cmの厚さに塗布した。
約3時間できれいな並みモルタル塗装仕上げまで行なう
ことができ、しかも接着性よくドライアウトもおこるこ
となく長時間経過するも塗膜の剥離、亀裂を生ずること
はなかった。
又並みモルタル仕上げ塗りを3mmの厚さに行なったと
きは約2時間で仕上げられた。
例2 例1と同じ組成の接着塗布剤を用いて約10年経過した
リシンかきおとし塗装面に約1cmの厚さにコテで塗布
した。
約4時間後次の組成のリシン即ちプラスター25kg、
白セメント20kg、骨材50kgの組成のリシンを約
1cmの厚さに塗布し、4時間後ブラシでかきおとしを
行なった。
美麗にして均一な厚さの塗装をなし、ドライアウト、亀
裂、剥離を来すことはなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重量で、ブラスタ−20〜30%、骨材10〜20
    %、アクリル・酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン3〜
    8%、アクリル樹脂エマルジョン25〜40%、粘着剤
    0.5〜0.8%、ガラス繊維0.5〜0.8%、残部
    水よりなる薄塗り接着塗布剤
JP1478580A 1980-02-12 1980-02-12 薄塗り接着塗布剤 Expired JPS585858B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1478580A JPS585858B2 (ja) 1980-02-12 1980-02-12 薄塗り接着塗布剤

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JP1478580A JPS585858B2 (ja) 1980-02-12 1980-02-12 薄塗り接着塗布剤

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JPS56112981A JPS56112981A (en) 1981-09-05
JPS585858B2 true JPS585858B2 (ja) 1983-02-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0247194A (ja) * 1988-08-08 1990-02-16 Intevep Sa 粘性炭化水素/水乳濁液
JP2670940B2 (ja) * 1992-07-03 1997-10-29 繁行 河田 石灰系硬質疎水性薄塗材と壁面薄塗装工法
ES2280142B1 (es) * 2006-02-28 2008-06-16 Juan Alsina Vilamala Pintura semi-mineral compuesta por tres aglutinantes o formadores de la pelicula.

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