JPS61141768A - 薄塗りモルタル接着塗布剤とその使用法 - Google Patents

薄塗りモルタル接着塗布剤とその使用法

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JPS61141768A
JPS61141768A JP26411384A JP26411384A JPS61141768A JP S61141768 A JPS61141768 A JP S61141768A JP 26411384 A JP26411384 A JP 26411384A JP 26411384 A JP26411384 A JP 26411384A JP S61141768 A JPS61141768 A JP S61141768A
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Japan
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coating agent
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mortar
acrylic
adhesive
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Shigeyoshi Nishiyama
西山 繁吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な薄塗りモルタル接着塗布剤とその使用法
に関するものである。
従来ビルジング、高層住宅、学校その他一般にコンクリ
ートを用いた建造物を建造するときの左官工事はコンク
リート下地の内壁又は外壁に主としてアクリル樹脂等の
水性エマルジョンからなる接着塗布剤を塗布し、次いで
、モルタルト塗り材を塗布し、乾燥後モルタル上塗り材
を塗布して仕上げられていた。
このようなコンクリート建造物の建造工事特に内外装左
官工事に当っては均一に塗ること、効率よく作業するこ
と作業者の衣服や周囲を汚さないこと、乾燥塗膜に剥離
或は亀裂を生じないようにすることなど数々の注意を要
し、これらを解決するため種々の塗布剤や塗装法が開発
され、実施されている。たとえば濃い液を用いると均一
に塗りにくく剥離を生じ易くそのため稀釈して用いるの
がよいが、しかしまた薄すぎるとごく短時間内に固化し
てつづく作業を困灘ならしめるのでその調整を図ること
が必要である。
本発明者は、さきに、重量%でプラスター20〜30%
、骨材10〜20%、アクリル−酢酸ビニル共重合樹脂
エマルジョン3〜8%、アクリル樹脂エマルジョン25
〜40%、粘着剤0.5〜0.8%、ガラス繊維0.5
〜0.8%、残部水よりなる薄塗り接着塗布材を開発し
、特許を得た(特公昭58−5858号公報)。これに
よるときは、均一に薄く塗布することができ、塗布時液
滴の落下、周囲の汚染を来すことがなく、又3゜分乃至
2時間程度の適度の乾燥速度を有するなどの利点があり
、有効に利用されている。
しかしこの塗布材は湿気に弱いという難点がある。北国
など雪の多い地域、又は雨の多い地域、海岸乃至湖岸又
は地下室等一般に湿気の多い処のコンクリート建造物の
モルタル塗装左官工事に用いると約2年程麿で接着強度
が半減し、塗装膜が徐々に剥離し、亀裂を生ずるに至る
。プラスターが入っているため塗付けたモルタルに空気
が入ってすぐに分離を来すおそれがある。又この場合乾
燥しても固くなるまで半日から1日もの長時間がかかり
作業性に難点があった。
本発明はこれらの難点を解決して湿気の多い環境におい
ても接着強度の低下を来すことがなく、分離、亀裂を生
ずることのない、塗装を行なうことができ乾燥後適度に
固化して作業上も好適に使用しうるiiI塗りモルタル
接着塗布剤とその使用方法を提供することを目的とする
ものである。
本発明者によればさきに本発明者が開発した薄塗り接着
塗布剤においてプラスターの使用を避け、セメントを用
いそれに応じて骨材、樹脂エマルジョンの蛤を調整する
ことによって上記目的に沿う塗布剤が得られること、そ
して、この塗布材を用いいわゆるくしめ引きを行なって
からモルタル塗装を行なうことによって良好に施工しう
ろことが見出されたのであり、本発明はこのような知見
にもとずいてなされたものである。
かくて本発明は、重量で、骨材10〜25%、アクリル
・酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン13〜25%、ア
クリル樹脂エマルジョン35〜40%、粘着剤0.5〜
0.8%、ガラス繊維0.5〜0.8%、残部水よりな
る混合物と、この混合物100重量部に対して10〜3
0重量部のセメントとからなるS塗りモルタル接着塗布
剤を提供するものである。
本発明はこの塗布剤をコンクリート下地に塗布し、乾燥
しない中にこの塗布面に数IIII間隔毎にくしめを引
き、その上にモルタルを塗布することからなる、前記塗
布剤を使用する施工法を提供するものである。
本発明を更に詳細に説明する。本発明では骨材を混合物
中10〜25重量%のけ用いる。これを用いることによ
って1回の塗布で厚さ1〜2M程度の薄いフィルム状の
均一な塗膜を形成でき、しかもずれたり、だれたりしな
いので良好である。
このような骨材としては珪砂7号、白りゆう石(K−2
50)などを用いるのが好ましい。
更にアクリル−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョンをさ
きの塗布剤よりも多く13〜25%用いる。このエマル
ジョンとしては60〜70%の濃度のものがよく、特に
日本カーバイド工業株式会社からニカゾールRX114
Hなる商品名で65%の不揮発分濃度で塗料として市販
されているエマルジョンが好んで用いられる。このエマ
ルジョンはその自体塗料接着剤の役をなすが、次にのべ
るアクリル樹脂エマルジョンと粘着剤の両成分が分離し
たりとばないよう防止することができる。
しかも13〜25%と多口に用いたので、接着強度を上
げ、セメントを入れても短時間には固化せず、強度も低
下しない。
次に、アクリル樹脂エマルジョンは接着性にすぐれてお
り、本発明では40〜60%の不揮発分を含むこのエマ
ルジョンを35〜40%の母用いる。このエマルジョン
としては特に三井東圧化学株式会社より商品名アルテッ
クスとして市販されているものが用いられる。この商品
名のものには種々の濃度の不揮発分のものがあり、同濃
度45%のものとしてE175.E142.E143等
、同40%のE120.E135.同60%のE338
1等があるが、前記45%のものがよく用いられる。こ
のエマルジョンが本発明の接着塗布剤の主成分の役をな
す。
更に粘着性を高めるためにカルボキシメチルセルロース
(CMC)やメトローズの名で市販されているものを0
,5〜0.8%の量用いる。これにより固まる速度をお
そくすることができる。又塗膜を補強しそのヒビ割れを
防止するため1.0〜1.5Mの長さを有するガラス繊
維が0.5〜0.8%用いられる。
これらの各成分に残部の量の水を加え混練して混合物を
つくり、この混合物に、その100重量部に対して10
〜30重量部のセメントを混合して本発明に係る蒲塗り
モルタル接着塗布剤製品かえられる。
この塗布剤を使用するに当ってはコンクリート下地の上
にコテ、特に角ゴテで均一にうすくぬ・る。
通常1回で1〜2mの厚さになる。この塗布材はセメン
トを混合してからも3時間乃至3時間半の間は固化しな
いので広い面積の壁面を作業するのに好適である。又固
化したあとの硬度は大きく、爪で引掻いても壁面に傷は
生ぜず爪の方がつぶれるほどになる。
次に乾かぬ中に好ましくは数分以内にこの塗布剤の塗布
面にくしめ引きを行なう。即ち一定間隔に多数の金属製
の刃がついたコテ状のもので壁面を水平方向に往復、摺
動させてなすりつけて一定間隔毎にくしめ乃至はうきめ
をつける。刃の幅は5〜7 am 、刃の間の間隔は略
5〜10am程度とする。これにより形成された山型の
粗面にモルタルをぬる。このくしめ引きにより接着剤を
コンクリート下地によく押えこまゼるとともに、接着剤
もモルタルも落下したりだれたりすることなく確実に塗
装することができる。
本発明の接着塗布剤をぬり、くしめ引きしたあと直後又
は1〜2時間後モルタル塗装を3〜30履、好ましくは
5〜15awの厚さに行なうのがよい。従って塗布剤塗
布当日にモルタル中塗り仕上げまで行なうのがよいが、
モルタル塗りは翌日又はそれ以後でもよい。しかしその
際はくしめの間に塵や埃°がつかないよう、たまらない
よう管理する必要がある。尚この場合のモルタル塗装(
下塗り、中塗り)は並セメント(ポルトランドセメント
)1対川砂2.5〜3の割合に調合して行なう・。
ここでは粘着剤や糊を加える必要はない。モルタル塗付
けは一般に壁面の下方から上方へと順に行なうのが適当
である。この塗付のあとは1日〜1カ月後いわゆるノロ
仕上げ(セメント+骨材(白りゆう石)土水)或はりシ
ン仕上げ(プラスター+白セメント+骨材(白りゅう石
)土水)などが行なわれる。
このように本発明の塗布剤と使用法によってえられたコ
ンクリート塗装面においては、この塗布剤にプラスター
を用いず代りにセメントを加え、樹脂を多曲に用い又適
当量の骨材を用いたので極めて湿気に強く、雪国或は海
岸等湿気の多いところであっても2年以上何ら接着強度
を低下させることなくモルタル塗装゛工事においてもそ
の間に空気が入ることなく従って浮きや割れを防ぎ剥離
乃至分離を阻止することができる。
又この塗布剤によるときは薄く、均一にぎれいにぬるこ
とができるとともにセメントを入れても3時間乃至3時
間半は固まらないので広い壁面を塗装していくときは便
利であり、従来の塗布剤ではモルタル塗装工事を含めて
1日8〜10Tdの壁面の塗装が精々であったが本発明
によるときは1日当り40〜5C)Tdの塗装工事が可
能であり作業が至って快適、能率的である。
又本発明による施工法では接着塗布剤塗布後一定間隔に
くしめ乃至はうきめを入れるくしめびきを行ないその上
にモルタル塗装を行なうので接着塗布剤やモルタルのだ
れ又は落下は生ぜず従って作業者の衣服な周囲を汚染す
ることなく、また塗布剤の下地面への押えこみ密着を行
なうことができて良好である。
勿論モルタル塗装面は耐火性に強く、火災を受けて他の
ボード、サツシ等の部分が燃焼損害をうけても、燃えず
に残り、火災後の工事を容易にすることができる。
本発明の接着塗布剤はコンクリート下地面に適用するの
みでなく、石綿板、ベニヤ板、鉄板、ガラス板、ベニヤ
板デコラ、ペンキ塗り下地等に対しても良好な接着性、
塗装性を有し、又タイルばリボンタイル、ペンキつや出
し後の場合、その他あらゆる左官工事に良好に用い得、
よく防火をはかることができる。
かくて本発明は各種建造物の内外装左官工事に用いるに
適当な接着塗布剤とその使用法を提供するものである。
以下に実施例をあげる 例 白りゅう石(K−250)     25<Kg>アル
マテックス E175)    40カルボキシメチル
セルローズ ガラス繊Iff           0.6水   
                    8. 8の
各成分を混合して混合物100Kgをつくり、これにセ
メント20Kgを加えてよく混合して接着塗布剤をつく
った。
これをコンクリート壁面に約2麿の厚さにこてで塗った
。次に乾燥せぬ中に約7ae+@隔でくしめのついてこ
てでこすりつけて水平方向に往復動じた。その後にモル
タルを約10aIの厚さに塗布した。
このような塗装において空気も入らず、だれも浮きも生
じなかった。約2年の間湿気の多い環境下にあっても接
着強度の低下を来すことなく亀裂も剥離も生じなかった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量%で骨材10〜25%、アクリル・酢酸ビニル
    共重合樹脂エマルジョン13〜25%、アクリル樹脂エ
    マルジョン35〜40%、粘着剤0.5〜0.8%、ガ
    ラス繊維0.5〜0.8%、残部水よりなる混合物と該
    混合物100重量部に対して10〜30重量部のセメン
    トとからなる薄塗りモルタル接着塗布剤。 2、重量%で骨材10〜25%、アクリル・酢酸ビニル
    共重合樹脂エマルジョン13〜25%、アクリル樹脂エ
    マルジョン35〜40%、粘着剤0.5〜0.8%、ガ
    ラス繊維、0.5〜0.8%、残部水よりなる混合物と
    該混合物100重量部に対して10〜30重量部のセメ
    ントとからなる薄塗りモルタル接着塗布剤をコンクリー
    ト下地に塗布し、乾燥しない中に該塗布面に数mm間隔
    のくしめを引き、その上にモルタルを塗布することを特
    徴とするモルタル接着塗布施工法。
JP26411384A 1984-12-14 1984-12-14 薄塗りモルタル接着塗布剤とその使用法 Granted JPS61141768A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585858A (ja) * 1981-07-03 1983-01-13 Fujitsu Ltd システム再開処理方式

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