JPS58500653A - 複数の給紙径路を有する高速プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複数の給紙径路を有する高速プリンタ 〈技術分野〉 本発明はプリンタに関し、特に、手差し用紙（ｍａｎｕａｌｌｙｆｅｄ　ｐａｐ ｅｒｓ）　、連続的な巻取紙（ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ　ｒｏｌｌ　ｐａｐｅｒ　 ）　。

裁断された定形紙（ｃｕｔ　ｐａｐｅｒ　５ｈｅｅｔｓ）　、若しくは定形用紙 を連続的に綴ったもの（ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ　ｆｏｒｍｓ；以下「連続定形紙 」という。）等を含む様々な用紙を使用し得る高速プリンタに関する。

〈背景技術〉 マトリクス印字機構等を利用した高速プリンタは今日広く普及しており、できる だけ多くの使用形態が可能であることが要請されている。特に、各種のオフィス システム機器中に高速プリンタを組み込むことに対する要望が強く、各種の原稿 やデータを処理するために用いられるワードプロセッサの出力用等として利用さ れ、ますます増大する市場の要請に応え得るよう、その質と共により早い速度で のプリント処理が可能なプリンタが望まれている。高速プリンタがオフィスシス テム中に利用できるためには、机やテーブルの上に置けるように可能な限り小型 のサイズのものであることが望ましく、しかも、一枚ごとに裁断された裁断定形 紙、連続的な巻取紙。

サイズの異なった特殊な用紙、若しくは連続定形紙等を含む様々の種類の用紙に プリント出来ることが望ましい。然しながら、従来提供されているプリンタは、 現在オフィスシステム中で用いられている様々な形態の用紙には対応できなかっ た。従って、オフィス９ステム中に取り入れた場合にはオフィスワークに必要と されるプリントアウトの形態が限定されるという欠点があった。

従来のプリンタのうち、例えばＬｕｎｄｑｕｉｓｔ等が所有の米国特許第３，７ ５３．４８３号においては、二つの紙送り形式が可能な給紙装置を備えたタイプ ライタが開示されており、そのタイプライタにおいては、紙を従来の如くプラテ ンの後側へ下方向へ向けて供給すること、並びに、引取り装置を用いてプラテン の下側から上方向へ供給することが可能なようになっている。また、もう一つの 先行技術として、Ｙａｎａｇａｙａ所有の米国特許第４．２０４．６６８号があ り、この場合には機械中に紙を送るのに手差し若しくはカセット式の給紙装置の いずれをも利用できる装置が開示されている。従って、例えば上記の特許に示さ れたような従来の装置は、いずれもオフィスシステムに組み込み得るだけの融通 性を持たなかった。

〈発明の開示〉 従って、本発明の第一の目的は、上に述べた従来技術の欠点を克服し、裁断定形 紙、連続巻取紙、不定形なサイズの紙。

或いは連続定形紙等を溶用することが可能な給紙径路を具備した高速プリンタを 提供することにある。

本発明のもう一つの目的は、コンパクトで机やテーブル上に載せて使用できる複 数の給紙径路を有する高速プリンタを提供することにある。

本発明の更にもう一つの目的は、回転可能な円筒状プラテンに対して相対移動可 能なペイル（ｂａｉｌ；タイプライタ等（こおけろ紙押え具）であって、裁断定 形紙や巻取紙或いは不定形な用紙を用いる場合にはそれらの用紙に接触するが、 連続３ 定形紙を使用する場合にはこれに接触しない位置に移動せしめられるようなペイ ルを備えたブリンクを提供することにある。

本発明の更にもう一つの目的は、移動可能なペイルと組み合せた高速プリンタの 円筒状プラテンを利用して、裁断定形紙の場合には用紙取出しローラにより用紙 をプラテンの横側からプラテン上に送り込み、巻取紙若しくは不定形サイズの用 紙の場合には用紙をプラテンの上側からプラテン上に送り込み、更にまた、連続 定形紙を用いる場合には上記ペイルをこれが用紙を妨害しない位置に移動させて プラテンの下側からプラテン上に用紙を送り込むことが可能なプリンタを提供す ることにある。

従来の技術に対する本発明の利点の幾つかを掲げれば、プリンタや給紙機構を手 で修正操作することなくあらゆる形態及びサイズの用紙にプリントが可能なプリ ンタが提供されること、及び、プリンタと給紙機構がその構造上シンプルであり 用紙をプラテンに沿ってプリント位置までスムースに送ることが可能なこと等で ある。

本発明に係る複数の給紙径路を有するプリンタは、一般的に、　手差し用紙、裁 断定形紙、及び連続定形紙を送り込むための開口部と、プリント済みの手差し用 紙、裁断定形紙。

及び連続定形紙を送り出すための排出口とを有するハウジングと；　上記ハウジ ング内に回転可能に設けられた円筒状プラテンと；　上記ハウジング内に上記プ ラテンの外周に近接して設けられた印字手段と；　上記ハウジング内に設けられ 、裁断定形紙を上記プラテン上の第一の位置に送り出す用紙取出し装置を含む第 一の給紙径路と；　上記ハウジング内に設けられ、連続定形紙を、上記プラテン 上の上記第一の位置よ１１表昭５８−５００６５３（３） りも下流側の第二の位置へ送るための第二の給紙径路と；上記ハウジング内に設 けられ、手差し用紙を、上記プラテン上の上記第一の位置よりも上流側の第三の 位置へ送るための第三の給紙径路と；　を有することを特徴としている。

更にまた、本発明に係る複数の給紙径路を有するプリンタは一般的に、　回転可 能な円筒状のプラテンと；　上記プラテンに近接して設けられるマトリクス印字 手段と；　上記印字手段より下流側で上記プラテンと当接するような標準位置と 、上記印字手段の上流側で上記プラテンから離れた状態を保つような移動位置と の再位置間で移動可能なよう取り付けられるペイルと；　連続定形紙を上記プラ テン上において上記印字手段よりも上流側で且つ上記ペイルの上記移動位置より も下流側の位置へ供給する第一の給紙径路と；　上記プラテンの回転により上記 印字手段を通り越して用紙を移動させるための、プラテン上に用紙を供給する第 二の給紙径路と；を有することを特徴としている。

〈図面の簡単な説明〉 第１図は本発明に係る高速プリンタにおいて裁断定形紙を使用する状態を示す斜 視図、 第２図は本発明に係る高速プリンタにおいて手差し用紙を使用する状態を示す斜 視図、 第３図は本発明に係る高速プリンタにおいて連続定形紙を使用する状態を示す斜 視図、 第４図は本発明に係る高速プリンタの断面図、第５図は裁断定形紙を使用する場 合の本発明に係る高速プリンタの要部説明図、 第６図は手差し用紙を使用する場合の本発明に係る高速プリンクの要部説明図、 第７図は連続定形紙を使用する場合の本発明に係る高速ブリンクの要部説明図で ある。

〈発明を実施するための最良の形態〉 第１図５第２図及び第３図には、形態及びサイズの異なる様々な用紙にプリント するための複数の給紙経路を有する高速プリンター０が示されており、そのうち 第１図には、裁断定形紙１２を多数枚収納したカセット１４を、机或いはテーブ ル上に置くことのできる程度の大きさのハウジング１８の上面に設けた開口部１ ６中に嵌め込んで使用している状態が示されている。ハウジング】８の前面右側 には使用者がプリンタを制御するためのコントロールパネル２０が取り付けられ ている。ハウジングの前面には、プリントされた用紙を排出するための排紙口２ ２が、プラテンから用紙を剥ぎ取るための湾曲した偏向板２４に近接して設けら れている。

また第２図に示す如く、ハウジング１８はその上面に手差し用紙をプラテンまで 送り込むための開口部２６を有している。

ここで「手差し用紙」というときには、サイズの異なった様々の用紙も含むもの と解し、例えば最初にその先端が開口部２６から差し込まれる連続的な巻取紙の ようなものも含まれる。

手差し用紙も、第１図に示した裁断定形紙の場合と同様に排紙口２２を通してハ ウジングから排出される。

第３図には、連続定形紙２８をハウジング】８の底面に設けた開口８３０を通じ てプリンタ内に送り込みつ＼使用する状態が示されており、プリント済みの連続 定形紙２８は開口部１６を通してハウジングから排出される。

第４図に示す如く、ハウジング１８内には、ハウジングの上面に設けた開口部２ ６のすぐ下の位置で且つハウジングの底面に設けた開口部３０の上の位置に、円 筒状のプラテン３２が回転可能に取り付けられている。このプラテンはハウジン グ１８の両側面に取り付けた側板（図示せず）に軸支されており、各側板にはプ ラテンの外周から一定の間隔を隔ててアーチ形の溝３４が形成されている。プラ テンの両端には一対のアーム３６が取り付けてあり、各アーム３６の一端には上 記４３４中に嵌り込むピン３８が取り付けである。アーム３６の中央部にはスロ ット４０が形成され、このスロット内には上記側板から突出するショルダーねじ ４２が嵌り込み、アーム３６をショルダーねじ４２の回りで回動可能なように支 承している。アーム３６の他端にはペイルローラ４４が軸支され、その標準位置 においては、このローラは公知の構成のマトリクス印字機構４６の下流側におい てプラテンと当接するようになっている。ピン３８にはワイヤ４８が固着されて おり、ワイヤ４８はアイドラープーリ５０及び５２と、図示されていない電動モ ータによって回転される駆動プーリ５４とに巻き掛けられ、上記モータを駆動す ることによりワイヤが動いてピン３日を溝３４に沿って移動させ、ペイルアーム ３６がねじ４２の回りで回動することによりペイルローラ４４の位置を制御する ようになっている。ワイヤ４８にはスプリング５５が取り付けられ、プーリ５０ ，５２及び５４に巻き掛けられたワイヤに張力を付与するようになっている。曲 板５６にはプラテン３２に当接するアイドラーローラ５８が取り付けてあり、ま た曲板５６の一方の先端は印字機構４６の僅かに上流側でプラテンと一点接触す るようになっており、これにより、プラテンの回転と共にアイドラーローラ５８ を通過した用紙をプラテンに沿って送るようになっている。曲板の一端６０とア イドラーローラ５８との間にはセンサ６２が設けられ、ここを通過する用７ 紙を検出してスイッチ６４を作動させ、プラテンの制御を行う。

多数の裁断定形紙を収納したカセッ目４を開口部１６内に嵌め込んだ時には、カ セット１４の一端は用紙取出しローラ６６の下に位置し、取出しローラ６６が回 転するとカセット内に積み重ねた用紙の内から一番上の紙が取り出されてプラテ ンの側へ送られ、プラテン３２とアイドラーローラ５８とが接触して紙をプラテ ンに沿って送ることが可能となる位置まで送られる。

裁断定形紙は、プラテンに沿って移動してプリントされた後、ペイルローラ４４ の下を通過し、偏向板２４によってプラテンがら剥がされ、排紙口２２を経てハ ウジングから排出される。手差し用紙は開口部２６から差し込まれ、アイドラー ローラ５８との間を通過してプラテンに沿って移動し、同様の形式で排紙口２２ から排出される。連続定形紙はハウジングの底面の開口部３０から差し入れられ 、スプリング形式の指６８．６８で一定の張力で保持され、その後、曲板５６の 一端６ｏより下流側においてプラテン上に供給され、用紙引取り機構７０の作用 でプラテンに沿って移動し、開口部１６を経てハウジング１８から排出される。

以下、高速プリンター０の更に詳しい作動につき、裁断定形紙１手差し用紙、及 び連続定形紙の給紙径路をそれぞれ示す第５図、第６図、及び第７図を参照しっ ＼説明する。

先ず、裁断定形紙を使用する場合には、第５図に示す如く、ペイルローラ４４は 印字機構４６の下流側においてプラテン３２と当接するような標準位置にあり、 裁断定形紙は取出しローラ６６によってカセット１４内の一番上のものから取り 出され、点線７２で示す如く、アイドラーローラ５８の近くにおいてプラテン上 に供給され、プラテンとアイドラーローラ５８との接触摩擦によって両者間を送 られ、曲板５６の一端６０との接触点を経特表昭５８−５００６５３（４） でプリント位置を通過し、更にペイルローラ４４を経た後、偏向板によりプラテ ンから剥がされてハウジングから排出される。

ハウジング上面に設けた開口部２６から手差し用紙が差し入れられた場合には、 第６図中点線７２で示す如く、裁断定形紙がプラテン上に供給される位置よりも 上流側の位置においてプラテン上に供給され、アイドラーローラ５日の部分を通 過した後、裁断定形紙と同様に印字へノド４６の部分を通過し偏向板によりプラ テンから剥がされてハウジングから排出される。

プリンター０において連続定形紙を使用する場合には、駆動プーリ５４が回転せ しめられ、ワイヤ４８がビン３８を溝３４に沿って上側へ動かしこれにより第７ 図に示す如くペイルアーム３６が回動せしめられて、ペイルローラ４４の位置が 印字部分より上流側へ移動させられ、ペイルローラはプラテン３２から切り離さ れる。開口部３０から挿入された連続定形紙は、点線７４で示す如く、裁断定形 紙がプラテンと接触した位置よりも下流側においてプラテンに接触し、引取り機 構７ｏによってプラテンに沿って移動せしめられ、印字機構４６の部分を通過す る形で送られ、上記引取り機構７０を通過した後、開口部１６を経てハウジング から排出される。

用紙取出しローラ６６の作動を制御するためには従来公知の制御用電気回路が利 用され、取出しローラにより各裁断定形紙をプラテン上に供給するときには、プ ーリ５４はペイルを第７図に示すような移動位置へ動かすよう作動され、然るの ちプーリは反対方向へ駆動されてペイルをその移動位置から第５図に示す如き元 の標準位置へ復帰させ、プリント期間中、取出しローラが各裁断定形紙を捕捉し てプラテン上へもたらすようになる。手差し用紙を用いる場合には、ペイルは制 御第５図 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、手差し用紙、裁断定形紙、及び連続定形紙を送り込むための開口手段と、プ リント済みの手差し用紙、裁断定形紙。 及び連続定形紙を送り出すための排紙口手段とを有するハウジングと； 上記ハウジング内に回転可能に設けられた円筒状プラテンと； 上記ハウジング内に上記プラテンの外周に近接して設けられた印字手段と： 上記ハウジング内に設けられ、裁断定形紙を上記プラテン上の第一の位置に送り 出す用紙取出し手段を含む第一の給紙径路手段と； 上記ハウジング内に設けられ、連続定形紙を、上記プラテン上の上記第一の位置 よりも下流側の第二の位置へ送るための第二の給紙径路手段と； 上記ハウジング内に設けられ、手差し用紙を、上記プラテン上の上記第一の位置 よりも上流側の第三の位置へ送るための第三の給紙径路手段と； を備えたことを特徴とする複数の給紙径路を有するプリンタ。 ２、上記開口手段が、積み重ねた裁断定形紙を受け入れ、且つ上記積み重ねた裁 断定形紙を上記第一の給紙径路手段へ供給するために上記取出し手段の近くに配 置させるための、上記ハウジング上面に設けられる第一の開口部を含むことを特 徴とする特許請求の範囲第１項記載のプリンタ。 ３、上記開口手段が、連続定形紙を央は入れ、これを上記第二の給紙径路へ供給 するための、上記ｌ＼ウジング底面に設けられる第二の開口部を含み、且つ、上 記ハウジング内の上記プラテン上に、上記印字手段の設けられた部分を通過した 連続定形紙を引き取るための引取り手段が設けられたことを特徴とする特許請求 の範囲第２項記載のプリンタ。 ４、上記開口手段が、手差し用紙を受け入れ、これを上記第三の給紙径路手段へ 供給するため、上記ハウジング上面に設けられる第三の開口部を含むことを特徴 とする特許請求の範囲第３項記載のプリンタ。 ５、上記印字手段の上流側で上記プラテンと当接するような標準位置と、上記印 字手段の下流側で上記プラテンから離れた状態を保つような移動位置との同位置 間で移動可能なペイル手段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載 のプリンタ。 ６、上記ペイル手段が、　カム溝と；　その一端にはペイルローラを有し他の一 端には上記カム溝に嵌り込むビンを有するアームと；　上記ビンを上記カム溝内 で移動させ上記ペイル手段を上記標準位置と移動位置との同位置間で移動させる ための手段と：　を有することを特徴とする特許請求の範囲第５項記載のプリン タ。 ７、その一端が上記プラテンに当接すると共に、上記プラテンの回転により用紙 を摩擦送りするアイドラーローラを備えた板部材を設けたことを特徴とする特許 請求の範囲第５項記載のプリンタ。 ８、回転可能な円筒状のプラテンと； 上記プラテンに近接して設けられるマトリクス印字手段と；上記印字手段より上 流側で上記プラテンと当接するような標準位置と、上記印字手段の下流側で上記 プラテンから離れた状態を保つような移動位置との同位置間で移動可能なよう１ ２ 取り付けられるペイル手段と； 連続定形紙を上記プラテン上において上記印字手段よりも上流側で且つ上記ペイ ル手段の上記移動位置より（下流側の位置へ供給する第一の給紙径路手段と；上 記プラテンの回転により上記印字手段を通り越して用紙を移動させるための、プ ラテン上に用紙を供給するための第二の給紙径路手段と； を備えたことを特徴とする複数の給紙径路を有するプリンタ。 ９、上記プラテンの回転により用紙を摩擦送りするため、その一端が上記プラテ ンに当接する板部材を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第８項記載のプリ ンタ。 １０、上記第二の給紙径路手段が、用紙を上記プラテン上において、上記第一の 給紙径路手段が連続定形紙をプラテン上に供給する位置よりも上流側の位置へ供 給することを特徴とする特許請求の範囲第９項記載のプリンタ。 １１、手差し用紙を、上記プラテン上において、上記第二の給紙径路手段が用紙 を上記プラテン上に供給する上記の位置よりも上流側の位置へ供給する第三の給 紙径路手段が設けら１２、上記ペイル手段が、上記ペイル手段を上記標準位置と 移動位置との両位置間で移動させる手段を有することを特徴とする特許請求の範 囲第８項記載のプリンタ。 １３、上記ペイル移動手段が、　曲ったカム溝と；　ペイルローラ及び上記カム 溝の中に嵌り込むピンを有し且つ回動自在に取り付けられるアームと；　上記ペ イル手段を移動させるため上記ビンを上記カム溝中で動かすためのモータと；を 有することを特徴とする特許請求の範囲第１２項記載のプリｎ表昭５８−５００ ６５３（２） ンタ。