JPS5849804Y2 - 噴射釦体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はノズルを備えた釦とそれをカバーするキャップ
とを組み合わせた噴射側体に関するもので双方部品を自
由に離脱しないように一体的に組み立てして携帯に便な
らしめ、しかもガタつきなく組み合わせでき、更にバル
ブ構成端に突出する噴射弁管のバラつきを何んら考慮す
ることなく装着できそしてこのバラツキのために装着不
能となる欠点を除去することを目的とする。

以下、本考案の実施例を示す図面について説明すれば、
１は噴射側、２は釦をカバーするキャップである。

３は係止突起でキャップ２の下面開口部４の内周に適宜
数設けてこのキャップ２をバルブ構成端の環状部に嵌め
込んだ時下側に係止して固定しうる。

５は噴射窓孔でキャップ２の周壁の一部にノズルに面し
て開口する。

６は操作窓孔でキャップ２の上面に後側にかけて広く切
欠開口し、ここにキャップ外部から釦１を押し下げする
ために操作指を受は入れできる。

キャップ２の内部には上方空間７に噴射側１を収容し、
かつキャップ２の内壁に内方突起８を、一方噴射釦１に
は外方鍔９を設けて、相互に係止させ、キャップの下面
開口端４から一定間隔をあけた上方に噴射側１を位置づ
け固定する。

内方突起８はキャップ２の内面に側壁を補強する複数条
のノブ１０を対向して突出し、該リブ１０の下端部に、
更に内側にわずかに突出する。

このリブ１０は噴射側１の側壁に沿って対接間隔を狭く
残して設け、上方空間７が広ずきるときには狭小化して
釦の左右への移動を阻止する。

外方鍔９は前記内方突起８に面するキャップ２の側面に
突設して前記対面間隔に膨出する。

外方鍔の形状は特に特定しないが製作上から側面略三角
状で長辺部分が嵌め込み方向ニテーパ９ａをつくってお
り、下側を前記内方突起８にわずかに係止する。

キャップ２の上方空間７に噴射側１を嵌めるとき内方突
起８の下側にわずかに突き当たる外方鍔９のテーパ９ａ
を強制的にスライドさせて押し込み、外方鍔９の下側を
内方突起８の上側にわずかに係止させて固定しうる。

噴射側１は上面をキャップ内頂壁に軽く接触する位に位
置づけされるから上下の遊動を防ぐ。

そして上方空間とキャップを異形にすることが収容後自
由な回動を阻止し、ノズルと噴射窓孔との方向性を画一
にできる。

本考案は以上のようにキャップ２の内部上方に扁して噴
射側を収容する上方空間を設け、この上方空間の下部周
囲にキャップの補強リブを噴射側の側壁に沿って設け、
双方の対向面に補強リブには内方突起を、釦には外方鍔
を突設して係止させ、キャップの内部に開口部側に大き
く空間をあけて噴射釦を上方に位置づけしたので、これ
らの組立体を噴射容器に装着するに際して噴射弁管に長
短のバラつきがあったとしても何んら影響されずバルブ
構成端側にキャップを嵌着でき、しがる後、噴射釦を強
制的に押し込めば釦と弁管との結合を確実、容易に行な
いうる。

従って従来のようにキャップの下面開口部内側にリング
状凹部を設け、該凹部に遊動状態に釦の突起を嵌め込ん
で一体的に組み立てしたこの種のもののように不用意に
長く突出する弁管には装着不能の難点を解消し、しがも
ガタつきなく収容できて携帯に便利であり、実用上有利
な特徴をもつ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施したキャップと釦の結合した噴射
鉛体の縦断面図、第２図は同ＩＩ−ＩＩ線に沿った縦断
面図である。 １・・・・・・噴射釦、２・・・・・・キャップ、７・
・・・・・上方空間、８・・・・・・内方突起、９・・
・・・・外方鍔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キャップ内に収容され噴射容器のバルブ構成端から突出
   する噴射弁管に嵌まる噴射側と、釦を外部から操作しう
   るようにバルブ構成端側に嵌め合わすキャップとから威
   り、キャップ内部に上方に偏して釦を収容しうる上方空
   間と、該空間の下部周囲にキャップ内壁のリブを前記釦
   の側壁に沿って複数条設け、該リブに面する釦外壁に外
   方鍔を突設し、この外方鍔をわずかに受は止める内方突
   起を前記リブの下端部に設けて戒る噴射側体。