JPH0518483Y2 - - Google Patents

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JPH0518483Y2
JPH0518483Y2 JP1986145463U JP14546386U JPH0518483Y2 JP H0518483 Y2 JPH0518483 Y2 JP H0518483Y2 JP 1986145463 U JP1986145463 U JP 1986145463U JP 14546386 U JP14546386 U JP 14546386U JP H0518483 Y2 JPH0518483 Y2 JP H0518483Y2
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bolt
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engaging
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  • Fencing (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はボルトの先端部に取付けられると共に
ボルト先端部を覆うボルトキヤツプに関する。
[従来の技術] 自動車の内装材、一例としてカウルサイドトリ
ム、をボデーに取付ける場合にはボルト及びボル
トキヤツプが使用されている。第7図にはこの一
従来例であるキヤツプ38の斜視図で示されてい
る。
このキヤツプ38は一端が閉止された円筒状で
あり内側にはボルトのねじ部と係合する爪40が
形成されており、さらに側壁にはスリツト42が
形成されている。これにより腕部44は外側に向
けて弾性変形できるようになつている。また、図
示しない内装材取付用のボルトはあらかじめボデ
ー側に溶接等で固着されており、ボルトの突出脚
部へ内装材が挿通された後前記キヤツプ38をボ
ルト先端部に被冠させるようになつている。すな
わち、キヤツプ38の腕部44が外側に弾性変形
して拡径し爪40がボルト先端部のねじ溝と係合
するようになつている。したがつてこのキヤツプ
38は極めて簡単な操作で取付けることができ、
ナツトを用いる場合の回転による取付けに比べて
作業性に優れており見栄えもよいという利点があ
る。
しかしながら、このキヤツプ38は射出成形す
る際に、爪40がアンダカツト部とされているた
め強制的に弾性変形させながら抜き取られて製作
される。したがつて、爪40を大きく形成したり
腕部44に強い弾性付勢力を持たせたりすること
が困難である。このためボルト先端部に取付けた
際にその弾性付勢力が小さいことに起因して確実
な保持ができず、キヤツプ38がボルト先端部か
ら抜け落ちてしまう可能性があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、製作容易性を損う
ことなく、取付け力が強くかつ簡単な操作で確実
に取付けることができ、取付け後はボルト先端部
を被覆して見栄えもよいボルトキヤツプを得るこ
とが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るボルトキヤツプは、ボルト貫通孔
が形成された基部と、前記基部から一体的に貫通
孔軸心へ向け互いに対向して延出しボルト挿入側
にボルトねじ部に対応する爪が形成されボルト貫
通時にはボルト挿入方向へ向けて弾性変形しつつ
前記爪がボルトねじ部に係合する係合部と、ボル
ト貫通時にボルト先端部を被覆可能な被覆部と、
前記基部と被覆部とを一体的に連結すると共に被
覆部がボルト先端部を被覆する状態まで変形可能
な連結部と、を有している [作用] 上記構成のボルトキヤツプでは、基部に形成さ
れた透孔へボルトが挿入される。この際係合部が
ボルトに押圧されて弾性変形し爪がボルトのねじ
部と係合する。ボルト貫通後は係合部の弾性力が
常にボルトのねじ部を押圧する方向に作用しボル
トキヤツプがボルトに取付けられる。さらに被覆
部がボルト先端部を被い包むように固着され、ボ
ルトが外部から視認されることがない。
ボルト未挿入状態すなわち製作(成形)時の状
態では、貫通孔軸心へ向けて延出された係合部の
ボルト挿入側に爪が形成されているため、この爪
を深く形成する場合であつても、形成(例えば、
射出形成)する際にこの爪がアンダカツト部とな
ることがない。このため、雄ねじ形の専用の金型
を用意する必要が無く、また成形材料の冷却硬化
後にこの雄ねじ金型を回転させながら引き抜きと
いう特別な作業工程を省略できる。したがつて、
ボルトとの係合力を高めることができると共に、
金型等の設計や製作が容易となりコストの低減も
図ることができる。
[実施例] 第1図乃至第5図には本考案に係るボルトキヤ
ツプ10が示されている。
ボルトキヤツプ10の基部12は略円盤形で中
央にはボルト13貫通用の透孔14が穿設されて
いる。透孔14の内壁14Aはボルト挿入方向
(第1図、第2図及び第5図矢印A方向)側が大
径となるように傾斜して形成されており、ボルト
13が挿入されやすくなつている。透孔14の周
縁一部からは一対の係合部16が基部12と一体
的に透孔14軸心へ向けて互いに対向するように
延出している。
係合部16のボルト挿入側の側面には楔形の係
合爪18が連続して形成されている。この係合爪
18は透孔14に貫通されるボルト13のねじ溝
に相応した形及び大きさに形成されている。また
係合部16の両側にはスリツト20が形成されて
いる。このため係合部16は透孔14の軸線方向
に沿うように基部12への取付部を中心として弾
性変形できるようになつており、ボルト13が挿
入された際には第6図に示されるように略直角に
屈曲し、前記係合爪18がボルト13先端部のね
じ溝と係合するようになつている。
また第2図に示される如く透孔14の周縁一部
からは係合部16と隣接して突出部22が透孔1
4の軸線方向に向けて突出して形成されている。
突出部22は平面視において円弧状に形成され
ており、外周にはリング状の凸部24が形成され
ている。
基部12の周縁一部からは弾性変形可能な薄肉
の連結部26が一体的に延出しており、さらに連
結部26の両側にはスリツト27が形成されてい
る。また連結部26の先端には被覆部28が連結
部26及び基部12と一体的に形成されている。
被覆部26は略円筒形でかつ一端側は袋状に閉
塞した形状とされている。この被覆部28は軸線
が前記透孔14の軸線と平行でかつ閉塞側がボル
ト挿入側に位置するようにして開口部周縁が連結
部26と連結している。これにより被覆部28は
連結部26を弾性変形させて連結部26を中心に
基部12の突出部22方向へ円弧状に略半円の移
動軌跡を描いて移動できるようになつている。ま
た被覆部28の内径は突出部22の外径に相応し
た大きさとされており、さらに被覆部28の内周
壁にはリング状に凸部30が形成されている。こ
のため被覆部28は突出部22及び貫通されたボ
ルト13の先端部を被い包むように嵌合できるよ
うになつている。また被覆部28が嵌合した後
は、凹部30内に凸部24が嵌入し抜け止め作用
をするようになつている。
カウルサイドトリム32にはあらかじめボルト
13挿通用の取付孔34が穿設されている。また
ボルト13はボデー36に固着されて先端が車室
方向へ突出している。
次に本実施例の作用を説明する。
カウルサイドトリム32をボデー36に装着す
る場合には、ボルト13を取付孔34内へ挿通し
た後ボルトキヤツプ10をボルト13先端部に嵌
着させる。すなわち、ボルト13が矢印A方向か
ら挿入されるようにボルトキヤツプ10をボルト
13先端部へ押し込む。
始めに係合部16の係合爪18にボルト13先
端が当接し、さらに押し込まれると第6図に示さ
れる如く係合部16の基端部16Aが弾性変形し
係合部16が略直角に屈曲して挿入される。基部
12の底面がカウルサイドトリム32に当接する
まで押し込まれると、係合部16の係合爪18が
ボルト13のねじ溝と係合してボルト13の先端
部に取付けられたことになる。この場合、常に係
合爪18がボルト13のねじ溝を押圧するように
係合部16の弾性力が作用するため係合爪18と
ボルト13との係合が確実となりボルトキヤツプ
10が抜け落ちることはない。
その後、連結部26を弾性変形させながら被覆
部28を反転させ、突出部22に嵌合させてボル
ト13先端部を被覆する。この場合被覆部28の
内周壁に形成された凹部30内に突出部22の凸
部24が嵌入するようになる。このため被覆部2
8が基部12から抜け出すことが防止される。な
お、被覆部28を突出部22へ嵌合させる操作は
ボルトキヤツプ10をボルト13へ取付る操作の
前にあらかじめ行なつておいてもよい。
このようにボルトキヤツプ10をボルト13先
端部に押し込むという簡単な操作でボルトキヤツ
プ10をボルト13に固着することができ、さら
に被覆部28によつてボルト13先端部を被覆す
るため見栄えもよくなる。
修理等の目的によつてボルトキヤツプ10を取
外す場合には、被覆部28を突出部22から脱す
ることなくボルトキヤツプ10全体を回転させる
と、係合爪18がボルト13のねじ溝に案内され
回転しながら軸線方向に移動して取外すことがで
きる。
また、ボルトキヤツプ10はボルト13の未挿
入状態すなわち製作(成形)時の状態では、透孔
14の軸心へ向けて延出された係合部16のボル
ト挿入側の面に係合爪18が形成されているた
め、この係合爪18を深く(高さ寸法を高く)形
成する場合であつても、例えば射出成形する際に
この係合爪18がアンダカツト部となることがな
い。したがつて、金型等の設計や製作が容易とな
り、成形コストが低減されると共に成形効率も向
上する。
なお本実施例では、係合部16を透孔14の周
縁から一対延出する構成としたがこれに限らず、
3個以上の係合部16を等間隔で互いに対向する
ように透孔14の周縁から延出する構成としても
よい。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係るボルトキヤツプ
は、ボルト貫通孔が形成された基部と、前記基部
から一体的に貫通孔軸心へ向け互いに対向して延
出しボルト挿入側にボルトねじ部に対応する爪が
形成されボルト貫通時にはボルト挿入方向へ向け
て弾性変形しつつ前記爪がボルトねじ部に係合す
る係合部と、ボルト貫通時にボルト先端部を被覆
可能な被覆部と、前記基部と被覆部とを一体的に
連結すると共に被覆部がボルト先端部を被覆する
状態まで変形可能な連結部と、を有しているの
で、製作容易性を損うことなく、取付けが強力で
かつ簡単な操作で確実に取付けることができ、取
付け後はボルト先端部を被覆して見栄えもよいと
いう優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るボルトキヤツプを示す斜
視図、第2図はボルトキヤツプの正面図、第3図
はボルトキヤツプの平面図、第4図はボルトキヤ
ツプの裏面図、第5図はボルトキヤツプの右側面
図、第6図はボルトキヤツプが取付けられた状態
を示す断面図、第7図は従来例を示す斜視図であ
る。 10……ボルトキヤツプ、12……基部、13
……ボルト、14……透孔、16……係合部、1
8……係合爪、26……連結部、28……被覆
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルトの先端部に取付けられると共にボルト先
    端部を覆うボルトキヤツプであつて、ボルト貫通
    孔が形成された基部と、前記基部から一体的に貫
    通孔軸心へ向け互いに対向して延出しボルト挿入
    側にボルトねじ部に対応する爪が形成されボルト
    貫通時にはボルト挿入方向へ向けて弾性変形しつ
    つ前記爪がボルトねじ部に係合する係合部と、ボ
    ルト貫通時にボルト先端部を被覆可能な被覆部
    と、前記基部と被覆部とを一体的に連結すると共
    に被覆部がボルト先端部を被覆する状態まで変形
    可能な連結部と、を有することを特徴とするボル
    トキヤツプ。
JP1986145463U 1986-09-22 1986-09-22 Expired - Lifetime JPH0518483Y2 (ja)

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JPS6351915U JPS6351915U (ja) 1988-04-07
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52109069A (en) * 1976-03-08 1977-09-12 Matsushita Electric Works Ltd Dress-cover-loaded screw
JPS5412131U (ja) * 1977-06-28 1979-01-26

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612412Y2 (ja) * 1972-12-30 1981-03-23

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