JPH087780Y2 - ワイヤハーネスグロメット - Google Patents
ワイヤハーネスグロメットInfo
- Publication number
- JPH087780Y2 JPH087780Y2 JP1989133925U JP13392589U JPH087780Y2 JP H087780 Y2 JPH087780 Y2 JP H087780Y2 JP 1989133925 U JP1989133925 U JP 1989133925U JP 13392589 U JP13392589 U JP 13392589U JP H087780 Y2 JPH087780 Y2 JP H087780Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- spacer ring
- fitting groove
- grommet
- lip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のパネル等に対して容易に装着するこ
とのできるワイヤハーネスグロメットに関するものであ
る。
とのできるワイヤハーネスグロメットに関するものであ
る。
第５図は、従来のワイヤハーネスグロメットを示し、
（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
該ワイヤハーネスグロメット１″は、大径側のパネル
嵌合部29と小径側のワイヤハーネス挿通部30とを有する
ほぼカップ状の弾性ゴム体であり、該パネル嵌合部29の
外周には、車両側のパネル孔5aに対する環状のパネル嵌
合溝31を設けてある。
嵌合部29と小径側のワイヤハーネス挿通部30とを有する
ほぼカップ状の弾性ゴム体であり、該パネル嵌合部29の
外周には、車両側のパネル孔5aに対する環状のパネル嵌
合溝31を設けてある。
しかしながら、上記従来のワイヤハーネスグロメット
１″にあっては、パネル５に対する固定力を持たせるた
めにパネル嵌合部29の肉厚を厚くして剛性を高めている
関係で、パネル孔5aへパネル嵌合溝31を嵌め込む際に大
きな挿入力を必要とし、作業性が悪いと共に、作業者へ
の負担が大きいという問題があった。
１″にあっては、パネル５に対する固定力を持たせるた
めにパネル嵌合部29の肉厚を厚くして剛性を高めている
関係で、パネル孔5aへパネル嵌合溝31を嵌め込む際に大
きな挿入力を必要とし、作業性が悪いと共に、作業者へ
の負担が大きいという問題があった。
本考案は、上記した点に鑑み、パネルに対し、楽に装
着でき、しかも、充分な固定力を得ることのできるワイ
ヤハーネスグロメットを提供することを目的とする。
着でき、しかも、充分な固定力を得ることのできるワイ
ヤハーネスグロメットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、一方に小径の
ハーネス挿通部、他方に大径のパネル嵌合部、該ハーネ
ス挿通部とパネル嵌合部との間にカップ部をそれぞれ有
し、該パネル嵌合部に環状のパネル嵌合溝と、パネル交
差方向のスペーサリング嵌合溝とを有した弾性グロメッ
ト本体と、該スペーサリング嵌合溝に嵌着される環状の
スペーサリングとで構成されるワイヤハーネスグロメッ
トにおいて、前記スペーサリング嵌合溝が前記カップ部
側から前記パネル嵌合溝の内側にかけて形成され、前記
パネル嵌合部において該スペーサリング嵌合溝と該パネ
ル嵌合溝との間に、前記パネルに対する押接面を有する
環状で可撓性のリップ状突片が突出形成され、前記スペ
ーサリングに、該リップ状突片に対するテーパ状押圧面
が形成されていることを特徴とする。
ハーネス挿通部、他方に大径のパネル嵌合部、該ハーネ
ス挿通部とパネル嵌合部との間にカップ部をそれぞれ有
し、該パネル嵌合部に環状のパネル嵌合溝と、パネル交
差方向のスペーサリング嵌合溝とを有した弾性グロメッ
ト本体と、該スペーサリング嵌合溝に嵌着される環状の
スペーサリングとで構成されるワイヤハーネスグロメッ
トにおいて、前記スペーサリング嵌合溝が前記カップ部
側から前記パネル嵌合溝の内側にかけて形成され、前記
パネル嵌合部において該スペーサリング嵌合溝と該パネ
ル嵌合溝との間に、前記パネルに対する押接面を有する
環状で可撓性のリップ状突片が突出形成され、前記スペ
ーサリングに、該リップ状突片に対するテーパ状押圧面
が形成されていることを特徴とする。
スペーサリングを外した状態でグロメット本体をカッ
プ部側からパネル孔に挿入する。ここでリップ状突片は
スペーサリング嵌合溝内に撓み、パネルとの接触抵抗を
低減させる。そしてスペーサリング嵌合溝にスペーサリ
ングを嵌入することにより、テーパ状押圧面がリップ状
突片を外側に押し撓ませる。これによりリップ状突片の
押接面がパネルに密着し、パネル嵌合構内でパネルをし
っかりと挟持する。
プ部側からパネル孔に挿入する。ここでリップ状突片は
スペーサリング嵌合溝内に撓み、パネルとの接触抵抗を
低減させる。そしてスペーサリング嵌合溝にスペーサリ
ングを嵌入することにより、テーパ状押圧面がリップ状
突片を外側に押し撓ませる。これによりリップ状突片の
押接面がパネルに密着し、パネル嵌合構内でパネルをし
っかりと挟持する。
第１図は、本考案のワイヤハーネスグロメット１にお
けるグロメット本体を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は
縦断面図、第２図は、同じくスペーサリングを示し、
（ａ）は平面図、（ｂ）は縦断面図である。
けるグロメット本体を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は
縦断面図、第２図は、同じくスペーサリングを示し、
（ａ）は平面図、（ｂ）は縦断面図である。
該グロメット本体２は、弾性ゴム材料により形成さ
れ、大径側のパネル断面略Ｖ字状の切欠空間18aを有す
るパネル嵌合溝18を設け、カップ部４の外周面側から車
両パネル５（第３図参照）と直交する方向に環状のスペ
ーサリング嵌合溝６を設けると共に、該スペーサリング
嵌合溝６の外側に環状のリップ状突片７を形成してあ
る。該リップ状突片７は、グロメット本体２のフランジ
部８に立設されており、基端部7aを薄肉に形成して該基
端部7aを支点として弾性を付与させると共に、外周を逆
テーパ状押接面7bとして、先端部に向けて漸次肉厚を増
加させている。また、該スペーサリング嵌合溝６の底部
には、後述するスペーサリング12の係止爪15に対する環
状の係止溝９を内側に向けて設けてある。
れ、大径側のパネル断面略Ｖ字状の切欠空間18aを有す
るパネル嵌合溝18を設け、カップ部４の外周面側から車
両パネル５（第３図参照）と直交する方向に環状のスペ
ーサリング嵌合溝６を設けると共に、該スペーサリング
嵌合溝６の外側に環状のリップ状突片７を形成してあ
る。該リップ状突片７は、グロメット本体２のフランジ
部８に立設されており、基端部7aを薄肉に形成して該基
端部7aを支点として弾性を付与させると共に、外周を逆
テーパ状押接面7bとして、先端部に向けて漸次肉厚を増
加させている。また、該スペーサリング嵌合溝６の底部
には、後述するスペーサリング12の係止爪15に対する環
状の係止溝９を内側に向けて設けてある。
さらに、前記フランジ部８の外周縁には環状のサブリ
ップ10を突設してある。また、小径側には、従来同様の
筒状のワイヤハーネス挿通部11を形成してある。
ップ10を突設してある。また、小径側には、従来同様の
筒状のワイヤハーネス挿通部11を形成してある。
一方、スペーサリング12は、合成樹脂等の可撓材料に
より形成され、外周に、前記グロメット本体２のスペー
サリング嵌合溝６に対する断面三角形状の押圧嵌合部13
を形成して、その一側面を、前記グロメット本体２のリ
ップ状突片７に対するテーパ状押圧面13aとし、他側面
を、グロメット本体２のカップ部４の外周面に沿うテー
パ面13bとなしている。また、該テーパ状押圧面13aの基
端側には、前記グロメット本体２のスペーサリング嵌合
溝６の底端部6aに対する短筒部14を連成し、該短筒部14
の先端には、スペーサリング12の内側に向けて環状の係
止爪15を突設している。さらに、スペーサリング12の周
上の一部に切り割16を設けて、該スペーサリング12を該
切り割16より周方向に開口可能としている。
より形成され、外周に、前記グロメット本体２のスペー
サリング嵌合溝６に対する断面三角形状の押圧嵌合部13
を形成して、その一側面を、前記グロメット本体２のリ
ップ状突片７に対するテーパ状押圧面13aとし、他側面
を、グロメット本体２のカップ部４の外周面に沿うテー
パ面13bとなしている。また、該テーパ状押圧面13aの基
端側には、前記グロメット本体２のスペーサリング嵌合
溝６の底端部6aに対する短筒部14を連成し、該短筒部14
の先端には、スペーサリング12の内側に向けて環状の係
止爪15を突設している。さらに、スペーサリング12の周
上の一部に切り割16を設けて、該スペーサリング12を該
切り割16より周方向に開口可能としている。
第３図は、車両パネル５に上記グロメット本体２を装
着した状態を示す縦断面図、第４図は、該グロメット本
体２にスペーサリング12を嵌合した状態を示し、（ａ）
は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
着した状態を示す縦断面図、第４図は、該グロメット本
体２にスペーサリング12を嵌合した状態を示し、（ａ）
は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
グロメット本体２は、パネル孔5aに対して矢印イの方
向より挿入されるわけであるが、その際には、リップ状
突片７が基端部7aを支点としてスペーサリング嵌合溝６
内に撓むから、楽に挿入ができる。ここで、パネル孔5a
の周縁に対してフランジ部８のサブリップ10が当接し、
パネル孔5aに対してリップ状突片７の基端部7aが嵌合す
ると共に、復元した逆テーパ状押接面7bが抵抗となって
グロメット本体２の矢印ロ方向への抜けを防いでいる。
向より挿入されるわけであるが、その際には、リップ状
突片７が基端部7aを支点としてスペーサリング嵌合溝６
内に撓むから、楽に挿入ができる。ここで、パネル孔5a
の周縁に対してフランジ部８のサブリップ10が当接し、
パネル孔5aに対してリップ状突片７の基端部7aが嵌合す
ると共に、復元した逆テーパ状押接面7bが抵抗となって
グロメット本体２の矢印ロ方向への抜けを防いでいる。
さらに、スペーサリング12の切り割16を開口して、ス
ペーサリング12内にワイヤハーネス17を挿通し、スペー
サリング嵌合溝６に対し、矢印ロ方向よりスペーサリン
グ12を嵌め込むのである。ここで、該スペーサリング12
のテーパ状押圧面13aが、前記リップ状突片７の内側面7
cに当接して、該リップ状突片７を外側すなわち第４図
（ｂ）の矢印ハ方向に撓ませるから、該リップ状突片７
の逆テーパ状押接面7bが、フランジ部８との間にパネル
５をしっかりと挟持して、大きな固定力を発揮できるの
である。また、該スペーサリング12の係止爪15は、グロ
メット本体２の係止溝９に嵌合して、該スペーサリング
12を確実に保持させる。
ペーサリング12内にワイヤハーネス17を挿通し、スペー
サリング嵌合溝６に対し、矢印ロ方向よりスペーサリン
グ12を嵌め込むのである。ここで、該スペーサリング12
のテーパ状押圧面13aが、前記リップ状突片７の内側面7
cに当接して、該リップ状突片７を外側すなわち第４図
（ｂ）の矢印ハ方向に撓ませるから、該リップ状突片７
の逆テーパ状押接面7bが、フランジ部８との間にパネル
５をしっかりと挟持して、大きな固定力を発揮できるの
である。また、該スペーサリング12の係止爪15は、グロ
メット本体２の係止溝９に嵌合して、該スペーサリング
12を確実に保持させる。
以上の如くに、本考案によれば、グロメット本体を車
両等のパネル孔に挿入する際に、リップ状突片がスペー
サリング嵌合溝内に撓んでパネルとの接触抵抗を低減さ
せるから、パネルへのグロメット本体の装着を小さな挿
入力で容易に行うことができる。さらに、グロメット本
体にスペーサリングを嵌入することにより、リップ状突
片が外側に押されてパネルにしっかりと挟着するから、
パネルに対してワイヤハーネスグロメットを強固に固定
させることができる。従って、装着作業性が向上すると
共に作業者の負担を軽減することができるのである。
両等のパネル孔に挿入する際に、リップ状突片がスペー
サリング嵌合溝内に撓んでパネルとの接触抵抗を低減さ
せるから、パネルへのグロメット本体の装着を小さな挿
入力で容易に行うことができる。さらに、グロメット本
体にスペーサリングを嵌入することにより、リップ状突
片が外側に押されてパネルにしっかりと挟着するから、
パネルに対してワイヤハーネスグロメットを強固に固定
させることができる。従って、装着作業性が向上すると
共に作業者の負担を軽減することができるのである。
第１図は本考案におけるグロメット本体を示し、（ａ）
は正面図、（ｂ）は縦断面図、 第２図は同じくスペーサを示し、（ａ）は正面図、
（ｂ）は縦断面図、 第３図はその装着途中の状態を示す縦断面図、 第４図は装着後の状態を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）
は縦断面図、 第５図は従来例を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断
面図である。 １……ワイヤハーネスグロメット、２……グロメット本
体、３……パネル嵌合部、５……パネル、６……スペー
サリング嵌合溝、７……リップ状突片、7b……逆テーパ
状押接面、12……スペーサリング、13……テーパ状押圧
面、18……パネル嵌合溝。
は正面図、（ｂ）は縦断面図、 第２図は同じくスペーサを示し、（ａ）は正面図、
（ｂ）は縦断面図、 第３図はその装着途中の状態を示す縦断面図、 第４図は装着後の状態を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）
は縦断面図、 第５図は従来例を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断
面図である。 １……ワイヤハーネスグロメット、２……グロメット本
体、３……パネル嵌合部、５……パネル、６……スペー
サリング嵌合溝、７……リップ状突片、7b……逆テーパ
状押接面、12……スペーサリング、13……テーパ状押圧
面、18……パネル嵌合溝。
Claims (1)
- 【請求項１】一方に小径のハーネス挿通部、他方に大径
のパネル嵌合部、該ハーネス挿通部とパネル嵌合部との
間にカップ部をそれぞれ有し、該パネル嵌合部に環状の
パネル嵌合溝と、パネル交差方向のスペーサリング嵌合
溝とを有した弾性グロメット本体と、該スペーサリング
嵌合溝に嵌着される環状のスペーサリングとで構成され
るワイヤハーネスグロメットにおいて、前記スペーサリ
ング嵌合溝が前記カップ部側から前記パネル嵌合溝の内
側にかけて形成され、前記パネル嵌合部において該スペ
ーサリング嵌合溝と該パネル嵌合溝との間に、前記パネ
ルに対する押接面を有する環状で可撓性のリップ状突片
が突出形成され、前記スペーサリングに、該リップ状突
片に対するテーパ状押圧面が形成されていることを特徴
とするワイヤハーネスグロメット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989133925U JPH087780Y2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | ワイヤハーネスグロメット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989133925U JPH087780Y2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | ワイヤハーネスグロメット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0374124U JPH0374124U (ja) | 1991-07-25 |
| JPH087780Y2 true JPH087780Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31681308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989133925U Expired - Lifetime JPH087780Y2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | ワイヤハーネスグロメット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087780Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5885715U (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | 本田技研工業株式会社 | コ−ドグロメツト装置 |
| JPS59192217U (ja) * | 1983-06-09 | 1984-12-20 | 株式会社フジクラ | 防音用グロメツト |
-
1989
- 1989-11-20 JP JP1989133925U patent/JPH087780Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0374124U (ja) | 1991-07-25 |
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