JPS5848952B2 - ジドウカイサツホウホウ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は駅務システムにおける乗車料金を回数券式カ
ードによって支払う自動改札方法に関している。

上述のカードには金額が記録されていて使用のたびごと
に上述の金額より料金が減じられるが、このカードの使
用対象は大人であるため、小人に対しては小人用のカー
ドを発行しなければならない。

そこでこの発明は１枚のカードで大人も小人も使用でき
る回数券式カードの自動改札方法の提供を目的とする。

そしてこの発明の自動改札方法によれば、入場時に客の
要求にもとづく入力操作があると小人用コードおよび入
場駅名をカードに記録し、一方入力操作がないときには
入場駅名をカードに記録し、出場時にカードに記録され
ている小人用コードを検出すると料金を割引し、一方小
人用コードを検出しないと割引をしないので、１枚のカ
ードによって大人も小人も使用することができ、カード
利用度を高めることができる。

さらにカードを発行する場合、小人用の特定したカード
を発行する必要がないので発行業務が簡単となる。

またカードの使用において小人が使用する場合のみ小人
用コードを記録し大人に対しては特別なコードを記録し
ないですむので、使用頻度の高い大人に対しては従来通
りに使用でき、円滑な自動改札が維持できる。

このような特徴を有するこの発明の一実施例を以下図面
に基づいて詳述する。

第１図は改札機能と集札機能とを備えた自動集改札装置
を示し、方向Ｘは入場方向、方向Ｙは出場方向である。

この自動集改札装置に使用されるカードには予め金額が
磁気記録されていて、カードを使用するごとに料金が減
算される。

また上述のカードには金額の他に通用期間が記録されて
いるが、使用日付、乗車駅名、小人などの情報を記録す
る記録スペースを備えている。

駅に入場する場合は入場方向Ｘより自動集改札装置に進
入して、機台１ａのカード投入口２ａにカードは投入さ
れる。

客が小人である場合は小人ボタン３が操作され、これが
操作されると表示装置４ａに表示される。

機台１ａの内部では後述する制御装置で日付コードと、
乗車駅名コードと、客が小人であるときは小人用コード
とが記録される。

記録が完了するとカードはカード返却口５ａより客に返
却される。

なお入場用ゲート６ａは通路両側にあって常時開放され
、不正入場のとき閉鎖される。

また上段人間検知器γ・・・・・・は犬人を検知し、下
段人間検知器８・・・・・・は小人を検知し、そして両
検知器７，８は客の人出場方向を検知する機能を備えて
いる。

駅より出場する場合は出場方向Ｙより退出するが、機台
１ｂのカード投入口２ｂにカードは投入される。

機台１ｂの内部では後述する制御装置で日付コード、乗
車駅名コードとを読取り、また小人用コードが記録され
ているときはこれを読取って料金計算を行なう。

勿論小人であれば料金は大人の半額に設定されている。

そして料金が算出されると、カードに記録されている金
額より減算して新残額に記録しなおし、カード返却口５
ｂより客に返却される。

なお出場用ゲート６ｂは通路の両側にあって常時開放さ
れ、不正出場のとき閉鎖される。

第２図は機台１ａ，ｌｂ内に設けられた制御装置の制御
回路を示す。

この制御回路は入場側（機台１ａ側で図中上部）と出場
側（機台１ｂ側で図中下部）とが備えられている。

入場側の制御回路において読取磁気ヘッド１０ａはカー
ドに記録された通用期間と残額とを読取って読取用レジ
スタ１１ａにセットし、書込磁気ヘッド１２ａは書込用
レジスタ１３ａにセットされた情報をカードに磁気記録
する。

コード設定回路１４には日付、必要最低残額、乗車駅、
小人のコードが設定されていて、日付コードは当日の日
付であり、必要最低残額は乗車料金の最高料金の支払い
が可能な金額であり、乗車駅コードはこの自動集改札装
置を設置した駅名であり、小人コードは小人を示す。

上述のコード設定回路１４はゲートＧ１，Ｇ２，Ｇ３が
制御されて開けられたとき、日付、乗車駅名、小人のコ
ードを書込用レジスタ１３ａにセットし、また通用期間
、残額は読取用レジスタ１１ａより書込用レジスタ１３
ａに七ッｌ・される。

判定回路１５は読取用レジスタ１１ａに七ッ１・された
通用期間、残額とコード設定回路１４に設定された日付
、必要最低残額とを比較してカードの有効無効を判定す
る。

そして無効と判定したときは警報装置１６を動作して無
効であることを知らせ、ゲート装置１７は入場用ゲート
６ａを閉鎖する。

また有効と判定されたときは微分回路１８を介してケー
トＧ１，Ｇ２を開き、日付、乗車駅名のコードが書込用
レジスタ１３ａにセットされる。

ＦＦ （フリツプフロツプの略称）１９は小人ボタン３
が操作されることによってセントされ、そのセット出力
で表示装置４ａに客が小人であることを表示し、同時に
微分回路２０を介してゲートＧ３を開き、小人コードが
書込用レジスタ１３ａにセットされる。

なお読取用レジスタｌｌａ、書込用レジスタ１３ａ，Ｆ
Ｆ１９はカードに情報が記録されてカード返却口５ａに
放出されることに基づいて出力されるリセット信号によ
ってリセツｌ・される。

出場側の制御回路において、読取磁気ヘッド１０ｂはカ
ードに記録された情報を読取って読取用レジスタ１１ｂ
にセットし、書込磁気ヘッド１２ｂは書込用レジスタ１
３ｂにセットされた情報をカードに磁気記録する。

日付設定回路２１は当日の日付コードが設定されて（・
て、この日付コードと読取用レジスタ１ｌｂにセットさ
れた日付コードとを日付判定回路２２で比較し有効無効
を判定する。

運賃記憶回路２３には各駅間の大人乗車料金が記憶され
ていて、下車駅（当駅）設定回路２４の駅コードと、読
取用レジスタ１ｌｂにセットされた乗車駅コードとが入
力されることに基づいてこの乗車区間の大人料金を出力
する。

割引回路２５は小人の料金を算出し、運賃記憶回路２３
が出力される大人料金を１／２にして小人料金を出力す
る。

減算回路２６はゲートＧ４， Ｇ５， Ｇ６によって制
御されて読取用レジスタ１ｌｂにセットされた残額より
運賃記憶回路２３からの大人料金、または割引回路２５
からの小人料金を減算し、新残額を算出する。

小人コード検出回路２７は読取用レジスタ１ｌｂに小人
コードがセットされているか否かを判定し、小人コード
のセットを検出したときは表示装置４ｂで客が小人であ
ることを表示する。

タイミング信号はゲートＧ４ とアンドゲート２８，２
９とに入力されるが、前述の小人コード検出回路２７が
出力を生じているときアンドゲート２８を開き、インバ
ータ３０を介してアンドゲート２９を閉る。

そのためアンドゲート２８によってゲートＧ６は開かれ
て小人料金が減算回路２６に入力されるが、通常はアン
ドゲート２９によってゲートＧ５が開かれる。

第３図の流れ図を参照して動作を説明する。

駅への入場、出場は自動集改札装置への進入、退出方向
Ｘ，Ｙによって決定され人間検知器Ｉ，８によって検知
される。

入場の場合客が小人か大人かが検知されて、小人のとき
は小人ボタン３を操作し、表示装置４ａはこれを表示す
る。

ついでカードがカード挿入口２ａに挿入され、カードに
磁気記録されている通用期間と残額が読取用レジスタ１
１ａにセットされる。

判定回路１５は上述の情報をコード設定回路１４の日付
、必要最低残額と比較し、無効と判定したときは入場用
ゲート６ａを閉鎖して、カードが無効であることを警報
し、カードを返却する。

また有効と判定したときは動作を継続してゲートＧ１
，Ｇ２を開く。

つぎに小人ボタン３０入力操作を確認して、小人ボタン
３が操作されている場合はゲートＧ３が開かれる。

そのため書込用レジスタ１３ａには通用期間、残額、日
付、乗車駅名、および客が小人であるときは小人のコー
ドがセットされ、カードに磁気記録される。

そしてカードはカード返却口５ａに放出され、客の入場
が許容される。

出場の場合カードがカード挿入口２ｂに挿入されること
によってカードに磁気記録されている通用期間、残額、
日付、乗車駅、客が小人であるときは小人の情報が読取
られて読取用レジスタ１１ｂにセットされる。

小人コード検出回路２７は小人コードが有るか否かを確
認し、小人コードがあるときは表示装置４ｂで小人を表
示すると共にゲートＧ６ を開き、ないときすなわち客
が大人のときはゲートＧ５を開く。

運賃記憶回路２３は乗車駅名と下車駅名とに基づいて大
人の乗車料金を算出し、客が小人の場合割引回路２５に
より小人乗車料金を算出する。

減算回路２６は残額より乗車料金を減算して新残額が算
出される。

書込用レジスタ１３ｂには通用期間と新残額とが書込用
レジスタ１３ｂにセットされる。

そして新残額が零の場合はカードが回収され、新残額が
ある場合はカード返却口５ｂより客に返却される。

なお上述の実施例では自動集改札装置を示したが、入場
専用、出場専用の改札装置および集札装置を用いるもよ
い。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は自動集改札
装置の斜視図、第２図は集改札の制御回路図、第３図は
そのフローチャートである。 ３・・・・・・小人ボタン、１０ａ，１０ｂ・・・・・
・読取磁気ヘッド、１１ａ，１ｌｂ・・・・・・読取用
レジスタ、１２ａ，１２ｂ・・・・・・書込磁気ヘッド
、１３ａ，１３ｂ・・・・・・書込用レジスタ、１４・
・・・・・コード設定回路、２３・・・・・・運賃記憶
回路、２５・・・・・・割引回路、２６・・・・・・減
算回路、２７・・・・・・小人コード検出回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 人場用の自動改札装置で入場駅名をカードに記録し
   、出場用の自動改札装置で前記カードから前記入場駅名
   を読取り、読取った入場駅名と出場駅に設定してある出
   場駅名とから料金を演算する自動改札方法において、 入場時に客の要求にもとづく入力操作があると小人用コ
   ードおよび入場駅名をカードに記録し、一方入力操作が
   ないときには入場駅名をカード記録し、 出場時に前記カードに記録されている前記小人用コード
   を検出すると料金を割引し、一方小人用コードを検出し
   なし・と割引をしないことを特徴とする 自動改札方法。