JPS5847551Y2 - 記録再生装置のモ−ド切換え機構 - Google Patents

記録再生装置のモ−ド切換え機構

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JPS5847551Y2
JPS5847551Y2 JP12279477U JP12279477U JPS5847551Y2 JP S5847551 Y2 JPS5847551 Y2 JP S5847551Y2 JP 12279477 U JP12279477 U JP 12279477U JP 12279477 U JP12279477 U JP 12279477U JP S5847551 Y2 JPS5847551 Y2 JP S5847551Y2
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lever
stopper
mode
trigger lever
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JP12279477U
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喜則 山本
秀夫 今元
好一 石松
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ソニー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は記録再生装置のモード切換え機構に関するもの
である。
従来のテープレコーダに督いては、一般にモードの切換
えの動作を操作釦に加えられる押圧力によって行うよう
にしている。
すなわち操作釦を介して指の力を利用して内部のレバー
機構を動作させて、モードの切換えの動作を行うように
している。
従って操作釦が重くなり、操作性に劣ることになる。
そこでプランジャソレノイドを用いてモード選択の動作
を行うようにしたものが提案されているが、このような
方式によると、操作釦の数と同数のプランジャソレノイ
ドを必要とし、コストおよびスペースの点で問題がある
このような問題点に鑑みてモータの回転力を利用したモ
ード切換え機構が提案されている。
本考案はこのようなモード切換え機構において、その機
能をより向上させたものであって、間欠的に駆動される
歯車と、この歯車の回転に関連して回動して所定のモー
ド切換え動作を行う操作レバーと、前記歯車に設けられ
ている第1のストッパおよび第2のストッパと、前記第
1のストッパと係合して前記歯車の回転を阻止するトリ
ガレバ−と、このトリガレバ−に設けられておりしかも
前記第2のストッパと係合可能な係合手段とをそれぞれ
具備し、操作手段の操作に関連して前記トリガレバ−が
往回動するとこのトリガレバ−と前記第1のストッパと
の係合が解除されて前記歯車が回転し、この歯車の回転
に関連して前記操作レバーが回動して所定のモードに切
換えられ、しかもモード切換え動作が完了してもなむ前
記トリガレバ−が往回動位置にあるときには前記トリガ
レバ−の係合手段が前記第2のストッパと係合して前記
歯車の回転を阻止するように構成されていることを特徴
とする記録再生装置のモード切換え機構に係るものであ
る。
従って本考案によれば、所定のモードへの切換えの動作
が完了しても、例えば操作手段の操作が継続されている
ためにトリガレバ−が依然として往回動位置にある場合
には、このトリガレバ−の係合手段と歯車の第2のスト
ッパとによって歯車の回転が防止され、モードの切換え
の動作を完了した後に歯車が無駄な回転をすることがな
い。
以下本考案をテープレコーダに適用した実施例を図面に
つき説明する。
第1図および第2図に示すように、このテープレコーダ
には、巻戻し釦1、ストップ釦2、再生釦3、早送り釦
4、記録釦5およびポーズ釦6が設けられている。
なおこのテープレコーダは前面操作型のものであって、
これらの操作釦1,2゜3.4,5,6は前面パネルの
下部に横に一列に並んで配設されている。
そして上記各操作釦1゜2.3,4,5,6はそれぞれ
シャーシに摺動可能に支持されているスライダ7.8,
9,10゜lL12の前端に固着されている。
これらのスライダ?、8,9,10,11.12はそれ
ぞれコイルばね13,14,15,16.1?、18に
よって復動方向、すなわち第1図にち・いて左方に摺動
付勢されている。
またこれらのスライダ7゜8.9,10,11.12の
後端には折曲げて押圧片7a、8a、9a、10a、1
1a、12aがそれぞれ設けられており、折曲片?a
t8a 59a、10a、11aはスイッチ板20と当
接している。
また折曲片12aは直接マイクロスイッチ21に当接す
るようになっている。
スイッチ板20は一対のピン19によって回動可能に支
持されており、しかも巻ばね22によって第3図にち・
いて反時計方向に回動付勢されている。
スイッチ板20の背面にはマイクロスイッチ23が配設
されており、スイッチ板20が巻ばね22に抗して回動
すると、このスイッチ23が押圧されるようになってい
る。
マイクロスイッチ23の側部にはモータ2゛5が配設さ
れており、とのモータ25の出力軸に固着されているプ
ーリ24と回転軸26に固着されているプーリ27との
間にはベルト28が掛渡されている。
回転軸26は前記スライダ7.8,9゜10.11.1
2の上部を横切るように配されてかり、しかも5つのピ
ニオン29,30,31゜32.33が固着されている
なおこれらのピニオン29,30,31.32,33は
それぞれスライダ7.9,10,11 .12と対応し
て釦り、ストップ釦2が固着されているスライダ8の上
部にはピニオンは設けられていない。
そしてこれらのピニオン29,30,31.32,33
に対応して、その下部には欠歯部34a、35a、36
a。
37a、38aを有する歯車34,35,36゜37.
38が配設されている。
これらの歯車34゜35.36,37,38は回転軸2
6と平行に配されている支軸39によって回転可能に支
持されている。
上記歯車34,35,36,37,38の側部にはそれ
ぞれカム40,41.42,43,44が一体に連設さ
れている。
そしてこれらのカム40.41.42.43.44の周
面をそれぞれ板ばね45.46.47.48.49が押
圧している。
またこれらのカム40,41.42,43゜44と当接
可能に操作レバー50,51.52,53゜54が配設
されている。
これらの操作レバー50゜51.52,53,54は支
軸55によって回動可能に支持されている。
これらの操作レバー50゜51.52,53,54の前
端の押圧部はそれぞれ巻戻しスライダ56、再生スライ
ダ57、早送りスライダ58、記録スライダ59および
ポーズスライダ60を押圧するようになっている。
捷た操作レバー50,51.52,53の後端はロック
板61によってロックされるようになっている。
ロック板61は支軸62によって回動可能に支持されて
おり、しかもコイルはね63によって第3図にも・いて
支軸62を中心として時計方向に回動付勢されている。
またこのロック板61はプランジャ64のロッド65と
連結されており、このプランジャ64が動作すると、ロ
ック板61はコイルばね63に抗して第3図にも・いて
反時計方向に回動するように構成されている。
上記操作レバー50,51.52,53,54の側部に
はそれぞれトリガレバ−66、67。
68.69,70が配設されており、上記支軸55によ
って回動可能に支持されている。
これらレバー66.67.68,69,70の下部に連
設されている被係合部66a、67a、68a。
69a、70aはそれぞれスライダ7.9,10゜lL
12に設けられている係合部7b 、 9b 。
10b、11b、12bと係合している。
またこれらのレバー66.67.68,69,70の先
端の係合部66b 、6zb 、68b 、69b 。
70bはそれぞれ歯車34,35,36,37゜38に
設けられている第1のストッパ71a。
72a、73a74a、75aと当接して歯車34.3
5,36,37,38の回転を阻止している。
またトリガレバ−66,67,68,69゜70にはア
ーム66c、67c、68c、69c。
70cがそれぞれ一体に設けられており、これらのアー
ム66c 、67c 、68c 、69c 、70cの
先端のフック部66d 、67d 、68d 、69゜
70dはそれぞれ歯車34,35,36,37゜38に
設けられている第2のストッパ71b。
72b 、73b、74b 、75bと当接可能に構成
されている。
なお上記記録釦5に対応するトリガレバ−69の係合部
69bはトリガレバ−69には設けられておらず、特に
第4図に示すように、このレバー69にピン76を介し
て支持されている補助レバー77の先端に設けられてい
る。
なお補助レバー77とトリガレバ−69との間にはコイ
ルばね78が張設されており、これによって補助レバー
77はピン76を中心として時計方向に回動付勢されて
いる。
しかしこのレバー77の所定量以上の回動は、トリガレ
バ−69に設けられているピン79によって阻止される
ようになっている。
またこの補助レバー77の係合部69bの下部には傾斜
した押圧部80が設けられている。
上記スライダ8,9,10.11の下部には変換レバー
81が配設されている。
このレバー81はピン82によってシャーシに対して回
動可能に支持されている。
そしてこのレバー81の一端はスライダ8に植設されて
いるピン83と当接可能になっており、またレバー81
の他端はスライダ11に植設されているピン84と当接
可能になっている。
次に以上の構成によるこのテープレコーダのモード切換
えの動作を説明する。
1ずストップモードから再生モードへの切換えの動作を
説明する。
上記第1図、第3図および第4図はストップモードを示
しており、この状態において再生釦3を押圧すると、第
6A図に示すように、スライダ9が右方に移動し、この
スライダ9の先端の押圧片9aがスイッチ板20を押し
て、このスイッチ板20をピン19を中心として巻ばね
22に抗して第6A図において時計方向に回動させる。
するとこのスイッチ板20の回動によってマイクロスイ
ッチ23が押されて、モータ25が回転を開始する。
このモータの回転はプーリ24、ベルト28、プーリ2
7ち・よび回転軸26を介してピニオン30に伝達され
、ピニオン30が回転する。
なお再生釦3からすぐに指を離しても、モータ25はい
ったん回転を開始すると、時定数回路によって約3秒間
は回転を継続するようになっているので、モード切換え
の動作が完了する寸で操作釦3を押している必要はない
捷た上記マイクロスイッチ23はプランジャ64のスイ
ッチをも兼ねており、このために再生釦3の押圧によっ
てプランジャ64が付勢され、これによってロック板6
1が支軸62を中心としてコイルばね63に抗して回動
する。
従ってこのときに前もって設定されていたモードはすべ
てクリアされることになる。
従ってストップモード以外のモードで再生釦3を押すこ
とによって、直接再生モードに切換えられるようになっ
ている。
なむプランジャ64のロッド65は瞬間的に吸引される
だけであって、ロック板61はプランジャ64が消勢さ
れるとコイルばね63によって第6A図においてピン6
2を中心として時計方向に、すなわちロック位置へ復回
動する。
上記スライダ9の移動によって、さらにこのスライダ9
の係合部9bと係合しているトリガレバ67が支軸55
を中心として第6A図にも・いて反時計方向に回動する
するとこのレバー67の係合111s67bと歯車35
の第1のストッパー72aとの係合が解除されて歯車3
5の回転は自由になる。
この歯車35に一体に連設されているカム41は板ばね
46と圧接しており、歯車35は板ばね46がカム41
の最も半径の短い部分と接触する方向に、すなわち第6
A図において反時計方向に板ばね46の弾性復元力によ
って回転力をうけて回転を開始する。
するとこの歯車35の欠歯部35aは移動してピニオン
30と歯車35とが噛合う。
このピニオン30は上述のようにモータ25によって回
転部。
動されているために、歯車35は第6B図に示すように
ピニオン30によって駆動されて反時計方向に回転する
するとこの歯車35のカム41が操作レバー51を押圧
して、このレバー51を支軸55を中心として第6B図
において時計方向に回転させる。
するとこの操作レバー51の一端は第6C図に示すよう
に、再生スライダ57を押上げる。
再生スライダ57の移動によってこのテープレコーダは
再生モードに切換えられて、再生動作が行なわれること
になる。
また操作レバー51の他端はロック板61の傾斜面61
aを、コイルばね63に抗してロック板61を支軸62
を中心として反時計方向に回動させながら乗上げて、第
6C図に示すようにロック板61によってロックされる
これによってこのテープレコーダは再生モードに維持さ
れることになる。
なむ操作レバー51が往回動してロックされてもな釦歯
車35はピニオン30によって回転駆動されて、この歯
車35の欠歯部35aがピニオン30と対向する位置で
歯車35とピニオン30との噛合は解除される。
しかしこの歯車35は板ばね46によってなお支軸39
を中心として第6C図にむいて反時計方向への回転力を
受けているために回転を継続する。
そしてはソ1回転したところで、この歯車の第1のスト
ッパー72aが、コイルばね15によるスライダ9の復
動に伴って復回動しているトリガレバ−67の係合部6
7bと当接して、歯車35は回転を停止する。
これによって再生モードへの切換えの動作を完了する。
なお上記再生モードへの切換えの動作中において、ずっ
と再生釦3を押し続けると、第6D図に示すように、ス
ライダ9は往動した1\の状態にあり、スイッチ板20
を介してスイッチ23が押された1Nの状態になってい
る。
従ってモータ25も回転を継続している。
そして歯車35がほぼ1回転して欠歯部35aによって
ピニオン30との噛合が解除されても、板ばね46によ
って回転力を受け、しかもトリガレバ−67がスライダ
9の往動によって往回動位置にあるために、歯車35の
第1のストッパー72aとトリガレバ−67の係合部6
7bによる歯車350回転の阻止は行なわれず、再び歯
車35はピニオン30の噛合って反時計方向に回転する
ことになる。
カム41の半径の一番犬きい部分は操作レバー51がロ
ックされるに必要な半径よりも大きくなってしるために
、歯車35がさらに回転すると、カム41によって操作
レバー51を叩くことになり、不快な雑音を発生させる
そこでこのテープレコーダにおしては、歯車35がはマ
1回転して所定のモード切換えの動作を完了したときに
、なお操作釦3が押されていると、第6D図に示すよう
に、往回動位置にあるトリカレバー67のアーム67C
のフック67dと歯車35の第2のストッパー72bと
が係合して歯車35の回転が阻止されるように構成され
ている。
従って再生モードへの切換えの際に、再生釦3を押し続
けていても、歯車35は、はマ1回転して再生モードへ
の切換えの動作を完了すると、回転を停止する。
このためにカム41がロック板61によってロックされ
ている操作レバー51を叩いて不快な雑音を発生したり
、あるいはこのレバー51によって押されている再生ス
ライダ57を動かしたりすることはなくなる。
なおこの状態で再生釦3の押圧を解除すると、スライダ
9がコイルばね15によって復動して、このスライダ9
の係合部9bと係合しているトリガレバ−67は第6D
図において時計方向に回動する。
従ってこルバー67のアーム67cのフック67cR:
歯車35の第2のストッパー72bとの保合は解除され
るが、その代りにトリガレバ−67の先端の係合部67
bが歯車35の第1のストッパγ2aと直ちに係合して
第6C図に示す状態となり、歯車35が回転することは
ない。
次にこの再生モードからストップモードへの切換えの動
作を説明する。
この動作は第6C図に示す再生モードにおいてストップ
釦2を押すことによって遠戚される。
すなわち第7図に示すように、ストップ釦2を押すとス
ライダ8がコイルばね14に抗して第7図において右方
に移動し、このスライダ8の押圧片8aがスイッチ板2
0を押す。
するとスイッチ板20は巻ばね22に抗してピン19を
中心として第7図にあ・いて時計方向に回動し、このス
イッチ板20はマイクロスイッチ23を押す。
するとこのマイクロスイッチ23の抑圧によって、プラ
ンジャ64が付勢されてロッド65が吸引される。
このためにロック板61はコイルばね63に抗して支軸
62を中心として第7図において反時計方向に回動し、
このロック板61によってロックされていた操作レバー
51のロックは解除され、操作レバー51によって押圧
されていた再生スライダ57の押圧も解除される。
従って再生スライダ57は下方に移動して、このテープ
レコーダは再生モードからストップモードに切換えられ
る。
なむ上記マイクロスイッチ23の押圧によってモータ2
5も回転するが、ストップ釦2が固着されているスライ
ダ8と対応する位置にはピニオンおよび欠歯部を有する
歯車は設けられておらず、従ってこの場合にはモータ2
5は単に空転するだけとなる。
またこのテープレコーダにおいて、ストップモードから
巻戻しモード、早送りモードおよびポーズモードへの切
換え、ならびに巻戻しモード、早送りモードおよびポー
ズモードからストップモードへの切換えの動作は、それ
ぞれ、上述のストップモードから再生モードへの切換え
、ならびに再生モードからストップモードへの切換えの
動作と同一であるので、説明を省略する。
次にストップモードから記録モードへの切換えの動作を
第8A図につき説明する。
この記録モードへの切換えは第4図に示すストップモー
ドにおいて、記録釦5を押圧することにより達成される
すなわち記録釦5を押圧すると、スライダ11が第8A
図において右方へ移動し、再生モードの場合と同様にマ
イクロスイッチ23が押されてモータ25が回転する。
そしてとのモータ25によってピニオン32が回転する
さらにスライダ11の往動によってトリガレバ−69が
支軸55を中心として第8A図において反時計方向に回
動する。
そしてこのレバー69上に支持されている補助レバー7
7も移動し、この補助レバー77の係合部69bと歯車
37の第1のストッパー74aとの保合は解除される。
従って歯車37は芽ず板ばね48によって、次いでピニ
オン32によって駆動され、この歯車37に一体に連設
されているカム43によって操作レバー53が回動し、
記録スライダ59が第8A図において上方に移動して、
このテープレコーダは記録モードに切換えられることに
なる。
従ってこの再生モードへの切換えの際には、補助レバー
77がトリガレバ−69と一体の運動を行うことになり
、機能的には再生モードへの切換えの場合と同一のもの
となる。
次に留守録音の設定の動作を第8B図につき説明すると
、この留守録音の設定はこのテープレコーダに電源が供
給されていない状態で記録釦5を押圧すればよい。
すなわち、記録釦5を押すとスライダ11が第8B図に
おいて右方に移動し、このスライダ11の係合部11b
によってトリガレバ−69は支軸55を中心として第8
B図にむいて反時計方向に回動し、このレバー69上に
支持されている補助レバー77の係合部69bと歯車3
Tの第1のストッパー74aとの係合は解除される。
従って歯車3γの回転は自由となり、板はね48によっ
て歯車37は第8B図において反時計方向に回転を開始
し、やがてピニオン32と噛合う。
しかしこのテープレコーダには電源が供給されていない
ので、スライダ11の往動によってマイクロスイッチ2
3が押されてもモータ25は回転せず、従ってピニオン
32も回転しない。
従って歯車37は、欠歯部37aが移動してピニオン3
2と噛合いを開始したところで回転を停止する。
この状態において歯車37の第1のストッパー74aは
補助レバー77の傾斜部80の下に入り込み、この補助
レバー77を押している。
しかもコイルばね78の弾性復元力が比較的大きくなっ
てしるために、このコイルばね78が伸ばされることは
なく、この補助レバー77を介してトリガレバ−69が
ピン74aによって押され、このためにトリガレバ−6
9は復回動、すなわち支軸55を中心として第8B図に
おいて時計方向へ回動することを阻止されることになる
従ってこのトリガレバ−69と係合部11bを介して連
結されているスライダ11の復動、すなわち第8B図に
おいて左方へのコイルばね17による移動は阻止される
このためにこのスライダ11はスイッチ板20を介して
マイクロスイッチ23を押し続けることになる。
またこのときにはスライダ11に固着されている記録釦
5は往動状態の11になっているので、留守録音の設定
の状態が一目瞭然に確認できる。
なおこの留守録音の設定の動作を誤って電源が入ってい
る状態で行うと、ピニオン32が回転しているために、
直ちに記録モードに切換えられてしすい、このために留
守録音の設定の状態はクリアされてし1う。
従って電源が人っている状態での留守録音の設定の動作
は行なわれず、誤動作は効果的に防止される。
次に留守録音の動作を第8C図につき説明すると、上記
の留守録音の設定されているテープレコーダに、タイマ
によって設定された時刻になると電源が供給される。
マイクロスイッチ23は押された1昔になっているので
、電源の供給の開始と同時にモータ25が回転を開始し
、これによってピニオン32が回転を開始する。
このピニオン32は歯車37と噛合っているので、歯車
37も回転を開始する。
従って上記のストップモードから記録モードへの切換え
の動作の場合と同時に、カム43によって操作レバー5
3が回動して記録スライダ59を押上げるとともに、レ
バー53はロック板61によってロックされて記録モー
ドが現出されることになる。
なお上記歯車37が回転すると、この歯車37の第1の
ストッパ74aも移動して、このストッパ74aは補助
レバー77の傾斜部80から離間し、トリガレバ−69
の時計方向への回動は自由となる。
従ってスライダ11はコイルばね17によって第8C図
において左方に移動し、トリガレバ−69も支軸55を
中心として時計方向に回動する。
そしてモード切換えの動作を完了しては盲′1回転した
歯車37の第1のストッパ74aはトリガレバ−69に
支持されている補助レバー77の係合部69bと当接し
て、歯車37は回転を停止する。
次に第8B図に示す留守録音の設定の解除の動作を説明
する。
この動作は、例えば留守録音の設定をして外出し、設定
された時刻よりも早く帰宅した場合などに行うものであ
って、しかもこの解除の際に一度電源を入れることなく
、メカニカルに行なおうとするものである。
そしてこの動作は第8B図に示す留守録音の設定の状態
において、ストップ釦2を押圧すればよい。
すなわちストップ釦2を押すと、第8D図に示すように
スライダ8が移動してこのスライダ8に植設されている
ピン83が変換レバー81を押す。
このために変換レバー81は第8D図においてピン82
を中心として時計方向に回動し、このレバー81の他端
はピン84を介してスライダ11を押戻す。
これによってこのスライダ11の係合部11bと係合し
ているトリガレバ−69は支軸55を中心として第8E
図において時計方向に回動する。
しかし補助レバー77の傾斜部80は歯車37の第1の
ストッパ74aと当接してしるために、トリガレバ−6
9と補助レバー77とが一体になって回動することなく
、補助レバー77はピン76を中心としてトリガレバ−
69に対してコイルばね78に抗して第8E図に示すよ
うに反時計方向に回動する。
留守録音の設定されている状態にも・いては、第8B図
に示すように、補助レバー77の傾斜部80はFlなる
力で第1のストッパー74aを押しているが、この力は
歯車37のはマ中心方向の力であって、歯車31に対し
て時計方向の回転力を与えることはない。
このようにFlが中心方向に向かっているために、電源
が供給されたときに、歯車37の回転の開始が円滑にな
る。
しかるに、トリガレバ−69の回動に伴って補助レバー
77が回動すると、第8E図に示すように、補助レバー
77の傾斜部80は歯車3Tの第1のストッパ74aに
対してF2なる力を及ぼす。
この力F2は歯車37の接線方向に大きく傾くために、
歯車37に対して支軸39を中心として時計方向の回転
力を与える。
従って歯車37は微少角度ではあるが、時計方向に回転
する。
するとこ(7)歯車37の第1のストッパ74aは相対
的に補助レバー77の傾斜部80から係合部69bへと
移動し、これと同時に補助レバー77はコイルばね78
によってトリガレバ−69に対してピン76を中心とし
て時計方向に回動する。
これによって第8F図に示すように歯車37の第1のス
トッパ74aと補助レバーγ7の係合部69bとが係合
して、留守録音の設定は解除される。
さらにこの補助レバー77が復回動して、このレバー1
7の係合部69bと歯車37の第1のストッパ74aと
が係合すると、トリガレバ−69は支軸55を中心とし
て第8F図にトいて時計方向に回動可能となり、スライ
ダ11はコイルばね17によって左方に復帰する。
次に本考案の第2の実施例を第9A図および第9B図に
つき説明する。
上記第1の実施例においては、留守録音の設定の解除の
ために、記録釦5と対応するトリガレバ−69に補助レ
バー77を回動可能に支持し、さらにこのレバー77に
係合部69bおよび傾斜部80を設けているが、この実
施例においては、第9A図に示すように、記録釦5と対
応するトリガレバ−69に直接係合部69bと傾斜部8
0とを設けている。
そして留守録音の設定の解除の際には、第9B図に示す
ようにトリガレバ−69の傾斜部80が直接歯車37の
第1のストッパ74aを押圧するようにしている。
このように構成することによって、留守録音の設定の解
除のためのストップ釦2の押圧の際により大きな力を加
える必要があるが、構造が簡単になり部品点数も少なく
なる。
以上本考案を実施例につき説明したが、これらの実施例
は本考案の技術的範囲を限定するものではなく、本考案
の技術的思想に基いて各種変更が可能である。
例えば上記実施例は本考案をテープレコーダに適用した
ものであるが、本考案はそれ以外の記録再生装置、例え
ばVTRにも適用することができる。
また上記実施例においては、モードの切換えのために専
用のモータ25が用いられているが、キャプスタンを駆
動するためのモータを上記モータ25の代りに用いても
よい。
また上記実施例においては、操作レバー50゜51 .
52,53,54とトリガレバ−66,67゜68.6
9.70とが共通の支軸によって支持されているが、こ
れらは別々の支軸によって支持されてもよい。
また上記実施例においては、ストップ釦2の押圧によっ
てスイッチ板20を介してマイクロスイッチ23が押さ
れ、これによってプランジャ64が付勢されてロック板
61が回動するように構成されているが、ロック板61
をストップ釦2が固着されているスライダ8によって直
接押圧してもよい。
あるいはまたスライダ8の上部にピニオン、欠歯部を有
しカムを備えた歯車および操作レバーを配し、これらの
働きによってロック板61を回動させるようにしてもよ
い。
また上記実施例はワンタッチレコーディング方式のテー
プレコーダに関するものであって、記録釦5のみの押圧
操作によって記録モードに切換えられるようになってい
るが。
ワンタッチレコーディング方式でないテープレコーダに
おいては、再生釦3を記録釦5とともに押さなければ、
記録モードは得られない。
そこでこのようなワンタッチレコーディング方式でない
方式のテープレコーダに適用する場合には、留守録音の
設定を解除するために再生釦3と対応するトリガレバ−
67にも押圧部80を設け、しかもストップ釦3の押圧
によって再生釦3が固着されているスライダ9が戻るよ
うに構成される。
以上に述べたように、本考案は操作手段の操作に関連し
てトリガレバ−が往回動するとこのトリガレバ−と第1
のストッパーとの係合が解除されて歯車が回転し、この
歯車の回転に関連して操作レバーが回動して所定のモー
ドに切換えられ、しかもモード切換え動作が完了しても
なおトリガレバ−が往回動位置にあるときにはこのトリ
ガレバ−の係合手段が第2のストッパーと係合して歯車
の回転を阻止するように構成したものである。
従って本考案によると、所定のモードへの切換え動作を
完了してもなおトリガレバ−が往回動位置にあっても、
歯車が無駄に回転することがなく、従って雑音を発生し
たり、あるいは操作レバーおよびこれに関連する機構に
振動を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をテープレコーダに適用した実施例を示し
、第1図〜第8F図はその第1の実施例を示す。 第1図はこのテープレコーダのモード切換え機構の平面
図、第2図は同分解斜視図、第3図は第1図における■
〜■線側断面図、第4図は第1図における■〜■線側断
面図、第5図は第1図におけるV〜V線側断面図、第6
A図は再生モードへの切換えの動作の開始の状態を示す
要部側面図、第6B図は再生モードへの切換えの途中の
状態を示す要部側断面図、第6C図は再生モードへの切
換えの動作の完了の状態を示す要部側断面図、第6D図
は再生モードへの切換えが完了してもなお再生釦を押し
続けた状態の要部側断面図、第7図は再生モードからス
トップモードへの切換えの動作を示す要部側断面図、第
8A図は録音モードへの切換えの動作を示す要部側断面
図、第8B図は留守録音の設定の状態を示す要部側断面
図、第8C図は留守録音における記録モードへの切換え
の動作を示す要部側断面図、第8D図は留守録音の設定
の解除の動作を示す要部平面図、第8E図は同要部側断
面図、第8F図は留守録音の設定の解除の完了の状態を
示す要部側断面図である。 第9A図および第9B図は第2の実施例を示し、第9A
図はその要部側断面図、第9B図は留守録音の設定の解
除の動作を示す要部側断面図である。 なお図面に用いられている符号において、35はは歯車
、51は操作レバー、67はトリガレバ−67dはフッ
ク、72aは第1のストッパー、72bは第2のストッ
パーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 間欠的に、駆動される歯車と、この歯車の回転に関連し
    て回動して所定のモード切換え動作を行う操作レバーと
    、前記歯車に設けられている第1のストッパち・よび第
    2のストッパと、前記第1のストッパと係合して前記歯
    車の回転を阻止するトリガレバ−と、このトリガレバ−
    に設けられておりしかも前記第2のストッパと係合可能
    な係合手段とをそれぞれ具備し、操作手段の操作に関連
    して前記トリガレバ−が往回動するとこのトリガレバ−
    と前記第1のストッパとの係合が解除されて前記歯車が
    回転し、この歯車の回転に関連して前記操作レバーが回
    動して所定のモードに切換えられ、しかもモード切換え
    動作が完了してもなお前記トリガレバ−が往回動位置に
    あるときには前記トリガレバ−の係合手段が前記第2の
    ストッパと係合して前記歯車の回転を阻止するように構
    成されていることを特徴とする記録再生装置のモード切
    換え機構。
JP12279477U 1977-09-12 1977-09-12 記録再生装置のモ−ド切換え機構 Expired JPS5847551Y2 (ja)

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