JPS6134588Y2 - - Google Patents

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JPS6134588Y2
JPS6134588Y2 JP18165780U JP18165780U JPS6134588Y2 JP S6134588 Y2 JPS6134588 Y2 JP S6134588Y2 JP 18165780 U JP18165780 U JP 18165780U JP 18165780 U JP18165780 U JP 18165780U JP S6134588 Y2 JPS6134588 Y2 JP S6134588Y2
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gear
lever
recording
spring
solenoid
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダの特にモータ動力を利
用して録音状態にするテープレコーダに関する。
モータの動力を利用して録音状態にするテープ
レコーダにおいて、内蔵マイクを載置したもの
は、録再ヘツドがテープに接してから録音位置に
圧接するまでの間に僅か動くために、モータの動
力によつて作動しているメカニズムの音がテープ
に録音されてしまうということがおこつた。
そこで本考案の目的は録音状態とする時にメカ
ニズムの音がテープに録音されてしまうことがな
いようにしたテープレコーダを提供することにあ
る。
そのため本考案は録音の操作を行なつた時に回
転するパワーシフトギヤの一周の少し手前で録音
機構を鎖錠すると共にパワシストギヤの回転時に
内蔵マイクの信号ラインをミユートし、該ギヤが
一周した時にミユートを解除することによつて録
音開始時点においてメカ雑音が録音されるのを防
ぐことにある。
以下本考案の実施例を図面により説明する。第
1図は停止状態の平面図、第2図は第1図のリー
ルベース基板78の平面図、第2図Aは第2図の
A−A断面図、第2図Bは第2図のB−B断面
図、第2図Cは第2図のC−C断面図、第2図D
は第2図のD−D断面図、第2図Eは第2図のE
−E断面図、第3図は第1図のリールベース基板
78を取除いた平面図である。
第1図において、3はヘツド基板で、ヘツド基
板3には録音ヘツド23、消去ヘツド24を所定
の位置に載置したヘツド基板台22が取付けられ
ている。5は圧着ローラアームで、支点5aを軸
としてスプリング4により時計方向に偏されてい
る。19はキヤプスタン、20は圧着ローラで、
圧着ローラアーム5に軸支されている。7は早送
り・巻戻しモータ、9は駆動モータ、26は変換
板で、支点26aを軸としてスプリング25によ
り時計方向へ偏されている。停止時は変換板26
の26b部が基板1の1a部に当接し位置決めさ
れている。再生(録音)・選曲時は変換板26の
26c部がヘツド基板3の3d部と当接して連動
するので、ヘツド基板3の位置により変換板26
が位置決めされる。
78はリールベース基板であり、該基板78上
に多くの部品が取付けられている。第2図はその
様子を詳細に示す。81は巻取り側ターンテーブ
ル、84はターンテーブルプーリで、同軸上にあ
る。82は繰り出し側ターンテーブル、77はア
イドラで、アイドラスライダー76の支軸76a
の同軸上にあり、アイドラスライダー76はスプ
リング75により二方向へ偏倚されている。79
は巻取りローラで、同軸上に巻取りプーリ80を
有し、第1図の駆動モータ9の回転力をモータプ
ーリ91、巻取りベルト67を介し、巻取りプー
リ80、巻取りローラ79を回転させる。第2図
中央の85はFRギヤ、68はその支軸、99
(第2図A)はFRアームで、支軸68を軸として
FRギヤ85、FRプーリ86を有し、またFRア
ーム99に植立されたピン部材93を軸として
FRギヤ83が取り付けられ、第1図の早送り・
巻戻しモータ7の正・逆転の回転力をモータプー
リ92、早送りベルト66を介しFRプーリ86
を回転させると、FRギヤ85、FRギヤ83が回
転すると同時に、FRアーム99は支軸68を軸
として早送り・巻戻しモータ7が、正転時(早送
り状態)はロ方向、逆転時(巻戻し状態)はハ方
向に回動し、FRギヤ83が巻取り側ターンテー
ブル81、繰り出し側ターンテーブル82を回転
させ、早送り・巻戻し動作が行なわれる。
第3図は第1図においてリールベース基板78
とヘツド基板3を取除き下方に配置された部品を
示す平面図である。第3図において、駆動モータ
9のモータプーリ91とフライホイール39には
フライホイールベルト65が掛け渡されている。
70はソレノイド、72はソレノイドレバーで、
ソレノイド70により支点72aを軸として回動
する。ソレノイドレバー72は図示していないが
弱いスプリングにより時計方向に偏倚されてい
る。
ソレノイド70は選曲中のみと再生時に駆動機
構のタイミングを取るため、瞬間的に通電され
る。ソレノイドピン71によりソレノイドレバー
72の一端の72c部をイ方向に吸引すると、他
端の72b部はヘツド基板3の選曲時の録再ヘツ
ド23(第1図)の位置決めをする3a部と当接
し押圧し得る。
ヘツド基板3は前進力を与えるスプリング87
(第1図)によりイ方向へ偏倚されており、停止
時は第3図のパワーシフトレバー28の貫通孔2
8bの28c部にヘツド基板3の下方折曲3b部
が当接し位置決めされている。パワーシフトレバ
ー28はフライホイールの回転に連動して支点2
8aを軸として回動するものでスプリング47に
よりニ方向へ偏倚されている。パワーシフトレバ
ー28の停止時及び回動後の位置規制は図示して
いないロツクレバーにより規制されている。
ここでパワーシフトレバー28用のスプリング
47(第3図)はヘツド基板3用のスプリング8
7(第1図)よりも復帰力がはるかに大きいた
め、パワーシフトレバー28(第3図)の反時計
方向の回動に連動してヘツド基板3は基板1の1
b部にヘツド基板3の3c部が当接するまで摺動
し位置決めされる。
88はパワーシフトレバー28に植立されたシ
ヤフトで、停止時に駆動レバー74の一端74d
部を押圧し、74b部が駆動レバー74を支点7
4aを軸として反時計方向へ回動し、他端の74
b部がアイドラスライダー76の76b部を第1
図においてイ方向へ押圧することにより、アイド
ラ77はターンテーブルプーリ84、巻取りロー
ラ79から離別する。第3図において、73は中
継レバーで、73c部が選曲時にソレノイドレバ
ー72の時計方向への回動により72bに押圧さ
れて、支点73aを軸として反時計方向へ回動さ
れ、その時73b部が駆動レバー74の上方折曲
74b部を押圧して第1図のアイドラスライダー
76をイ方向へ押圧する。
第3図の駆動レバー74の上方折曲74c部に
突部5bが対接している。この突部5bは第1図
の圧着ローラアーム5の他端に連設の下方突部で
あり、圧着ローラアーム5はスプリング4により
時計方向に偏倚されているが、スプリング4はス
プリング87よりも復帰力がはるかに小さい。圧
着ローラアーム5には圧着ローラ20が取り付け
られ、駆動レバー74が時計方向に回動すると圧
着ローラアーム5も時計方向へ回動し、圧着ロー
ラ20がフライホイール39に連着されているキ
ヤプスタン19に圧接される。なおスプリング7
5はスプリング4よりも復帰力がはるかに小さい
関係になつている。
再生操作をするとソレノイド70が瞬間的に例
えば1.5秒間通電され、後述する選曲状態と同じ
状態、即ちピンチローラ20がキヤプスタン19
から少し離れ、アイドラ77が巻取りローラ79
とターンテーブル84から離れた位置をとり、ソ
レノイド70への通電が終つた後、再生状態にな
る。
再生状態においてはフライホイール39の回転
によりパワーシフトレバー28が支点28aを軸
として反時計方向へ定位置まで回動される。パワ
ーシフトレバー28の回動によりヘツド基板3
(第1図)はスプリング87によりイ方向へヘツ
ド基板3の3c部が基板1の1b部まで当接する
まで摺動する。シヤフト88もパワーシフトレバ
ー28のイ方向への回動によりイ方向へ移動する
と、駆動レバー74の74d部の押圧が解除さ
れ、スプリング4により圧着ローラアーム5の5
b部が支点5aを軸として時計方向へ回動される
と、圧着ローラ20がキヤプスタン19と圧接し
テープを巻取る。
圧着ローラアーム5の5b部と駆動レバー74
の74c部とが当接しているため、駆動レバー7
4が時計方向へ回動されアイドラスライダー76
がスプリング75によりニ方向へ偏倚され、アイ
ドラ77が巻取りローラ79とターンテーブルプ
ーリ84に圧接され、巻取りプーリ80の回転を
巻取り側ターンテーブル81に伝達する。
ヘツド基板3のイ方向への摺動に連動して変換
板26が支点26aを軸として26c部がヘツド
基板3の3d部により押圧され位置決めされてに
る。変換板26のU溝部26d部にFRアーム9
9のピン部材93が入りFRギヤ83を巻取り側
ターンテーブル81と繰り出し側ターンテーブル
82の中間位置にせしめている。
早送り・巻戻し状態は早送り・巻戻しモータ7
の正・逆転により行なわれる。早送り動作は早送
り・巻戻しモータ7の正転によりFRプーリ86
が回転しFRアーム99が支軸68を軸としてロ
方向へ回動されると同時に、FRギヤ85が反時
計方向にFRギヤ83が時計方向に回転し、83
aの位置まで移動し、巻取り側ターンテーブル8
1のギヤ部とかみ合い早送り動作が行なわれる。
巻戻し動作は早送り・巻戻しモータ7の逆転に
より、FRプーリ86(第2図A)が回転しFRア
ーム99が第2図において支軸68を軸としてハ
方向へ回動されると同時に、FRギヤ85が時計
方向にFRギヤ83が反時計方向に回転し、83
bの位置まで移動し、繰り出し側ターンテーブル
82のギヤ部とかみ合い巻戻し動作が行なわれ
る。
選曲状態においてはソレノイド70が通電さ
れ、次に駆動モータ9が回転し、フライホイール
39の回転によりパワーシフトレバー28が定位
置まで回動されてから、早送り・巻戻しモータ7
が回転するような関係に制御されている。
ソレノイド70は選曲動作中通電されているた
め、ソレノイドピン71がソレノイドレバー72
の72c部をイ方向に偏倚させているため、支点
72aを軸として72b部が時計方向へ回動され
る。
次に駆動モータ9の回転によりフライホイール
39が回転され、フライホイール39の回転によ
りパワーシフトレバー28が支点28aを軸とし
てイ方向へ定位置まで回動される。パワーシフト
レバー28の回動によりヘツド基板3はスプリン
グ87によりイ方向へヘツド基板3の3c部が基
板1の1b部まで当接するまで摺動するが、当接
する前にヘツド基板3の3a部がソレノイドレバ
ー72の72b部に当接しイ方向への前進が妨げ
られたため、1b部と3c部にはm量だけの隙間
ができる。シヤフト88もパワーシフトレバー2
8のチ方向への回動によりイ方向へ移動すると、
駆動レバー74の74d部の押圧が解除され、ス
プリング4により圧着ローラアーム5の5b部が
支点5aを軸として時計方向へ回動されると、圧
着ローラ20がキヤプスタン19と圧接するのが
中継レバー73の73c部がソレノイドレバー7
2の72b部と当接し、支点73aを軸として反
時計方向へ回動されているため、中継レバー73
の73b部が駆動レバー74の74b部を反時計
方向へ押圧しているため、74c部が圧着ローラ
アームの5b部が反時計方向へ回動され、圧着ロ
ーラ20とキヤプスタン19の圧接が妨げられ
る。
またアイドラスライダー76も駆動レバー74
の74b部が中継レバー73の73b部により反
時計方向へ押圧されているため、イ方向へ押圧さ
れ、アイドラ77が巻取りローラ79とターンテ
ーブルプーリ84に圧接しないためテープ駆動で
停止される。ヘツド基板3は再生時より一段下が
つた位置に強制保持されているため、変換板26
も同様に一段下がつた位置にまで支点26aを軸
としてされ、変換板26はピン部材93が早送
り・巻戻し時にそれぞれの位置93a,93bに
あるとき、変換板26の斜辺部26f,26eに
接しない位置にある。次に早送り・巻戻しモータ
7の正・逆転により早送り・巻戻しが行なわれ
る。
早送り・巻戻し状態は早送り・巻戻しモータ7
の正・逆転により行なわれる。早送り動作は早送
り・巻戻しモータ7の正転によりFRプーリ86
が回転しFRアーム99が支軸68を軸としてロ
方向へ回動されると同時に、FRギヤ85が反時
計方向にFRギヤ83が時計方向に回転し、83
aの位置まで移動し、巻取側ターンテーブル81
のギヤ部とかみ合い早送り動作が行なわれる。巻
戻し動作は早送り・巻戻しモータ7の逆転により
FRプーリ86が回転し、FRアーム99が支軸6
8を軸としてハ方向へ回動されると同時に、FR
ギヤ85が時計方向にFRギヤ83が反時計方向
に回転し、83bの位置まで移動し、繰り出し側
ターンテーブル82のギヤ部とかみ合い巻戻し動
作が行なわれる。
再生時より一段下がつた位置に録再ヘツド23
が位置しているため、早送り・巻戻し動作時は磁
気テープが録再ヘツド23と当接しながら走行す
るため、磁気テーブに録音していない無録部分を
検知し、検知が完了するとソレノイド70の通電
が解除されるため、ソレノイドレバー72による
ヘツド基板3、駆動レバー74の位置規制が解除
され、ヘツド基板3は再生時の位置、圧着ローラ
20はキヤプスタン19へ、アイドラ77は巻取
りローラ79、ターンテーブルプーリ84へ、そ
れぞれ再生状態の位置に瞬間的に圧接されて再生
及び録音をする。
第8図は停止状態でヘツド基板3と第3図のパ
ワーシストレバー28との関係を示す平面図、第
9図は第8図のさらに下側に配置される部品の平
面図を示す。
第8図、第9図において、38がパワーアシス
トギヤ、30がパワーアシストギヤに30aを支
点にして回動するタイミングアーム、90は該タ
イミングアームを一方向に付勢するスプリングで
あり、30aを支点にして反時計方向に付勢力を
与えている。次に40はロツクレバーで40aを
支点に回動可能でありスプリング41によつて時
計方向に付勢されている。そして停止状態の時に
はパワーシフトギヤ38のカム38bに入つてギ
ヤ38を一定位置で止めておき、パワーアシスト
ギヤ38の欠歯部38eがフライホイール39と
一体のギヤ部89aの所に来るような位置にあ
る。次に39はフライホイールで、ギヤ部89a
とカム部89bと一体的になつて回転するように
なつている。
28はパワーシフトレバーで28aを支点に回
動する。そしてスプリング47の力によつて時計
方向に回動力を与えられている。29はパワーシ
フトレバー28にめられたローラーである。そ
してロツクレバー34はスプリング36によつて
34aを支点にして反時計方向に回動するように
付勢されており、カム部34bにめピン28e
が鎖錠して再生状態に保持する。貫通孔28bに
ヘツドバン3の折り曲げ部3bが嵌合しており、
ヘツドバン3の前進するイ方向に付勢されたスプ
リング87の力に抗して作用するスプリング47
の力によつて戻されており、ヘツドバン3は停止
位置に保持されている。88はパワーシフトレバ
ー28にめられたシヤフトであり、停止状態の
時に駆動レバー74をスプリング47の力によつ
てアイドラ圧着のスプリング75の力と圧着ロー
ラアーム5に付勢されたスプリング4の力に抗し
てアイドラ77を、ターンテーブルプーリ84か
ら離間し、かつキヤプスタン19から圧着ローラ
20を離間し停止状態を保つている。
次に再生状態になるように再生の信号スイツチ
(図示せず)を押すと、ソレノイド42が作動し
てプランジヤピン43を引いて、40aを中心に
してロツクレバー40を反時計方向に回動させて
カム部38bを押さえていた所から離間させ、か
つバネ力を有するアーム部40cで、タイミング
アーム30を30aを支点にして時計方向にスプ
リング90の力に抗して作動させ、反時計方向に
回転するカム部89bに部分30bを当接せしめ
て、カム部89bの回転力によりパワーシフトギ
ヤ38を時計方向に回動させて、ギヤ38のギヤ
部38aとフライホイールと一体のギヤ部89a
とを噛み合わせて、ギヤ89aの回転トルクをパ
ワーシフトギヤ38に伝達してギヤ38を時計方
向に回転させ、カム38を利用してローラ29を
カム38の形状に沿つてイ方向に移動させるの
で、パワーシフトレバー28(第8図)を28a
を支点にして反時計方向に移動させて、めピン
28eをカム部34bに鎖錠させる(第10
図)。するとこの時ヘツド基板3はスプリング8
7のスプリング力によつて再生位置まで移動し、
シヤシにあるストツパ(図示せず)の所で止ま
り、消去ヘツド24、録再ヘツド23がテープ9
1に当接する。またこの時レバー28にめされ
たシヤフト88は第5図に示すように駆動レバー
74から離れて止めていた状態を解除するため、
圧着ローラアーム5は第4図に示すように5aを
支点にして時計方向に回動し、キヤプスタン19
に圧着する。またこの時第5図に示すようにアイ
ドラ77がスプリング75の力によつて巻取りロ
ーラ79とターンテーブルプーリ84に圧接して
巻取り動作を開始し再生状態となる。
スイツチ2はパワーシフトギヤ38を完全に1
回転終わるまで他のモード変換スイツチをアース
して動作をストツプしている。たとえばもしもパ
ワーシフトギヤ38が回転途中で他のモード変換
スイツチたとえば早送りスイツチ等を押しても、
回転途中では早送りモードには切り変わらないよ
うにしてある。何故このようにしたかというとパ
ワーシフトギヤ38が回転途中でモード変換され
た場合には、早送りや巻戻し状態の所に磁気ヘツ
ド、圧着ローラ、アイドラ等がつつ込んでいつて
磁気テープを痛める等の事故が発生する恐れがあ
るのでこれを防ぐようにしてある。
次に再生状態になるも圧着ローラ20がキヤプ
スタン19に圧着するタイミングとアイドラ77
がターンテーブルプーリ84に圧接し、巻取ロー
ラ79の回転を伝えるタイミングが完全に合うか
瞬間的に作動しほぼ同時に回転を始める場合はよ
いが、本考案のメカニズムのようにモータの動力
を利用して再生状態になる場合には、アンプのス
イツチが早く入つた場合に圧着ローラ20がキヤ
プスタン19に付いてから巻取側ターンテーブル
81が回転する時には問題はないが、この逆にア
イドラ77の方が先に圧接し、巻取側ターンテー
ブル81が回転し、圧着ローラ20がキヤプスタ
ン19に後でつくような順序になると、テープに
録音された音が早い回転で再生されるため異常音
が再生されることになる。
又これが録音操作中であるとしたら、圧着ロー
ラ20がキヤプスタン19にあたる迄の間、テー
プが巻取側ターンテーブル81の回転速度で早く
回転するために、テープにソースと違つた音が録
音されてしまう。これらの、致命的な欠点をなく
すために、再生状態にする時に、駆動の圧着ロー
ラ20とキヤプスタン19との圧接と、アイドラ
77がターンテーブルプーリ84に圧接し巻取り
ローラ79の回転を伝えるタイミングと、磁気ヘ
ツドがテープに圧接するタイミングを、部品の精
度によつてどちらが先に圧接するかわからないよ
うに作動させるのではなく、磁気ヘツドを再生状
態よりも僅かに下がつた位置では圧着ローラ20
とキヤプスタン19が圧接しない位置にし、かつ
アイドラ77がターンテーブルプーリ84に圧接
せずに巻取ローラ79の回転伝えない位置に、強
制的に再生又は録音操作でモータの動力でもつて
動作してきた上記部品を止めておき、再生又は録
音が鎖錠した後、直ちにその止めておいた動作を
解除して、圧着ローラ20とキヤプスタン19、
アイドラ77をターンテーブルプーリ84に、そ
して磁気ヘツドをテープに圧接することにより、
再生又は録音可能なようにし、部品精度のバラツ
キによるタイミングの狂いによるテープレコーダ
としての致命的欠陥をなくすることができる。
次に、その実施例を第3図で説明すると、停止
状態にある時にスプリング47の力によつてパワ
ーシフトレバー28が28aを支点にして時計方
向に偏倚されている。パワーシフトレバー28に
シヤフト88が上方に向けて固着されているの
で、シヤフト88によつて駆動レバー74が74
aを支点にして反時計方向に回動して74bの所
でアイドラスライダー76(第1図)をイ方向に
押し上げ、アイドラ77がターンテーブルプーリ
84に圧接しない位置になる。かつ第3図の74
c部で圧着ローラアーム5の足5bをイ方向に押
圧して、第1図の圧着ローラアーム5を反時計方
向に回動させて、キヤプスタン19と圧着ローラ
20の圧接をスプリング4に抗して阻止すること
により停止状態を維持する。
次に再生操作をした時には、シヤフト88がモ
ータの動力によりパワーシフトレバー28の反時
計方向の回動によつて上述した如く鎖錠した時、
駆動レバー74をフリーにするため(第5図)、
圧着ローラ20はキヤプスタン19に圧接し、ア
イドラスライダー76はスプリング75によつて
引かれてアイドラ77がターンテーブルプーリ8
4に圧接し、巻取りローラ79の回転を伝達し再
生状態にする。この再生状態にするために、モー
タの動力を使用してする時、前述した如く、圧着
ローラ20、巻取側ターンテーブル81の回転開
始時点を一瞬のうちに行なわせるために、ソレノ
イド70を再生又は録音の操作が行なわれたら直
ちに、プランジヤーピン71をイ方向に引いて、
ソレノイドレバー72を72aを支点にして時計
方向に回動させ、中継レバー73を反時計方向に
回動させて、端部73bの所で駆動レバー74の
折曲部74bの所を押圧することによつて、アイ
ドラスライダー76をスプリング75に抗して押
圧して、アイドラ77がターンテーブルプーリ8
4に圧接しないようにし、又圧着ローラ20をキ
ヤプスタン19に圧接しないようにし、かつ磁気
ヘツド23,24を搭載しているヘツド基板3を
再生状態のストツパーの位置1bから僅かmだけ
離れた位置で止まるように、ソレノイドレバー7
2の端部72b(第3図)の所でヘツド基板3の
折曲部3a部分を押圧することを、ソレノイド7
0の力によつて行ない、再生又は録音の動作がモ
ータの動力を利用して行なわれて鎖錠されると、
同時又は僅かな時間のズレを持つて、ソレノイド
70への通電を切り、圧着ローラ20をキヤプス
タン19に、アイドラ77をターンテーブルプー
リ84に圧接し、ヘツド基板3をストツパー1b
にあたる所までスプリング87で引いて再生状態
にする。
次にこのような駆動モータからのフライホイー
ルへの動力伝達による力を持つて行うテープレコ
ーダを、録音状態にするために、停止用に使用す
るソレノイド33を使用して、再生の前記ソレノ
イド42が作動するより僅かに早く作動させる。
するとこの時プランジヤピン50で録音バネレバ
ー35を一端35aを支点にして時計方向に回動
させる。この録音バネレバー35の他端35bに
はシヤフト34aに巻回された録音バネ(ネジリ
バネ)31の一端が係止されており、他端が録音
レバー32に係止されているので、録音バネレバ
ー35の時計方向の回動によりレバー32をシヤ
フト34aを支点に反時計方向に回動させるの
で、録音レバー32の鉤部32bがパワーシフト
レバー28のめピン部28eにひつかかる。こ
の時録音レバー32の折曲部32cが録音レバー
46の端部46aに第10図に示すように対向す
る。ここで前記ソレノイド42が作動して前述の
如くパワーアシストギヤ38が時計方向に回動し
パワーアシストレバー28が28aを支点として
反時計方向に回動する。そしてこの時めピン部
28eが録音レバー32をイ方向に移動させる。
この移動の際折曲部32cが録音レバー46の支
点46a部を押圧して28aを支点として録音レ
バー46をスプリング48の付勢力に抗して反時
計方向に回動させ、その動きに連動して、スプリ
ング48を介して録音スライダー44がハ方向に
移動し、端部44aで録音スイツチ69を押圧し
て切換えて録音状態になる。そしてめピン28
eがロツクレバー34の34bの所に鎖錠してこ
の録音状態が保持される。
そしてソレノイド33をもう一度引くことを停
止用釦からの信号によつて行えば、ロツクレバー
34は、34aを支点にして反時計方向にスプリ
ング36の力に抗して回動し、めピン部28e
の鎖錠が解除されることにより、スプリング47
の力によつて停止位置に戻る。又録音レバー32
は録音バネ31を動かす録音バネレバー35を戻
すようにプランジヤピン50にかけてあるスプリ
ング37の力によつて、録音レバー32が34a
を支点に時計方向に回転させてストツパ11aの
所まで戻して停止状態とする。この停止位置に録
音レバー32がある時、再生釦だけを押しても
めピン部28eと鉤部32bは係合しないので録
音状態にならない。録音釦と再生釦を同時に押し
た時に初めて上述した如く作動して録音状態とな
る。又ここで録音釦と再生釦を同時に押した時、
上記の如く作動するようにしないで、録音釦だけ
を押しただけで上述した録音動作をすることも可
能である。
しかしインナーマイクロホンを搭載したテープ
レコーダにおいては、インナーマイクロホンの音
を、磁気ヘツドがテープに接してから録音位置に
圧接するまでの間に僅かに動くために、モータの
動力によつて作動しているメカニズムの音や鎖錠
する時の音を録音してしまうことがある。そこで
パワーシフトギヤ38に位置決め部を有するカム
部38bを形成する。前述した如く、録音状態の
時には、パワーシフト動作を利用するために、再
生動作と同様にロツクレバー40は40aを支点
に反時計方向に回転してスイツチ92を押圧して
切り換えて、その状態をパワーシフトギヤ38が
360゜回転するまで保持する。そしてこのパワー
シフトギヤ38が作動して録音の状態に鎖錠させ
るのがカム部38bであり、これがローラ29を
押し上げて、鎖錠状態するのに、パワーシフトギ
ヤ38は360゜以下すなわちカム部38bの動作
よりも小さい動きで鎖錠を完了させるようにす
る。そうするとインナーマイクのミユテイング回
路が完全にきいている間に、メカの動作を完了し
得る。回路は次のように働いている。
第11図においてインナーマイクロホンM1,
M2の電源が定電圧用トランジスタTr1を介し
て抵抗R3,R1,R2より供給される。通常ス
イツチ92の接点はa側にあるので、ダイオード
D1のアノード端子は零電位であり、トランジス
タTr2はOFFになつていて、インナーマイクロ
ホンM1,M2は働いている。このインナーマイ
クロホンM1,M2で録音しようとする場合、パ
ワーアシスト中の前述のソレノイド42が通電し
た時スイツチ2の接点がb側に押され、トランジ
スタTR2のベースには抵抗R5、ダイオードD
1、抵抗R4を通つて電流が流れ、トランジスタ
TR2がONしてコレクタが零電位に落ち、インナ
ーマイクロホンM1,M2に電源が供給されなく
なり動作しなくなる。パワーアシストを完了する
とスイツチ2の接点はa側に移りダイオードD1
のアノードは零になり、抵抗R4、コンデンサC
1、トランジスタTr2のベース、エミツタ抵抗
の時定数でコンデンサC1の電荷が放電し、トラ
ンジスタTr2がOFFになりインナーマイクロホ
ンM1,M2が動作するようになる。
以上の実施例で述べたように、本考案によれば
録音状態に鎖錠するテープレコーダのメカ音を録
音してしまうということが絶対ないので、テープ
レコーダの致命的欠点を避けることができ便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の停止状態の平面図、第
2図は第1図のリールベース基板の平面図、第2
図Aは第2図のA−A断面図、第2図BはB−B
断面図、第2図CはC−C断面図、第2図DはD
−D断面図、第2図EはE−E断面図、第3図は
第1図のリールベース基板78とヘツド基板3を
取除いた平面図、第4図は再生時の平面図、第5
図は再生時の第3図対応の平面図、第6図は選曲
時の平面図、第7図は選曲時の駆動系の平面図、
第8図は停止状態でヘツド基板3と第3図のパワ
ーアシストレバー28との関係を示す平面図、第
9図は第8図のさらに下側に配置される部品を示
す平面図、第10図は再生時の対応図、第11図
は回路図である。 28……パワーシフトレバー、29……ロー
ラ、30……タイミングアーム、31……録音バ
ネ、32……録音レバー、33……停止用ソレノ
イド、34……ロツクレバー、35……録音バネ
レバー、38……パワーシフトギヤ、38b……
カム部、39……フライホイール、40……ロツ
クレバー、42……再生用ソレノイド、44……
録音スライダー、46……録音レバー、69……
録音スイツチ、89a……ギヤ部、89b……カ
ム部、92……スイツチ、M1,M2……インナ
ーマイクロホン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内蔵マイク付テープレコーダにおいて、第1ソ
    レイドを作動させ第1鎖錠部材を移動させて、パ
    ワーシフトギヤの溝から後退させて該ギヤの鎖錠
    を解くと共に該ギヤをフライホイールに連結して
    該ギヤを回転させると共にスイツチを押圧して内
    蔵マイクの出力信号ラインをミユートせしめ、前
    記ギヤの回転によりパワーシスト部材を変移さ
    せ、前記ギヤーが回転する直前において前記パワ
    ーシスト部材を第2鎖錠部材で鎖錠すると共にこ
    の動作に連動して録音状態にし、前記ギヤがさら
    に回転して前記第1鎖錠部材が前記ギヤの前記溝
    に対向して進入した時に前記スイツチの押圧を解
    いて前記内蔵マイクのミユートを解くことを特徴
    とするテープレコーダ。
JP18165780U 1980-12-19 1980-12-19 Expired JPS6134588Y2 (ja)

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JPS56115758U JPS56115758U (ja) 1981-09-04
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