JPS5846794Y2 - ミシンにおける布切りメスの操作機構 - Google Patents

ミシンにおける布切りメスの操作機構

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JPS5846794Y2
JPS5846794Y2 JP12479279U JP12479279U JPS5846794Y2 JP S5846794 Y2 JPS5846794 Y2 JP S5846794Y2 JP 12479279 U JP12479279 U JP 12479279U JP 12479279 U JP12479279 U JP 12479279U JP S5846794 Y2 JPS5846794 Y2 JP S5846794Y2
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JP
Japan
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shaft
operating
arm
sewing machine
operating handle
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JP12479279U
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JPS5644663U (ja
Inventor
和男 斉藤
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ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はミシンにおける布切りメスの操作機構に関し
、特に主軸に平行しミシンアームに回動自在に支持した
操作軸を一方と他方との回動位置に回動係止することに
関連して、主軸の回転に連動する複数のリンク機構のう
ちの特定の連結点を二つの所定位置に変位させて布切り
メス軸の上下作動と作動停止とを選択操作する機構に関
するものである。
この種の機構として実公昭42−21588号に記載さ
れたものが提案され、この機構においてはレバー44の
一方向への回動操作の初めにレバー44に連動する操作
片33の制御面34によって止めレバー37の止め端3
8を止め片28の一方の止め溝30から脱出させ、続く
レバー44の一方向操作により止め片28を介して操作
軸27を回動し、他方の止め溝29に止めレバー37の
止め端38が嵌入することによって操作軸27を所定位
置に係止してメス機構の作動・停止を操作する構成であ
り、っぎのような欠点がある。
即ち、ミシンが駆動しメスが上下動しているときには各
リンク機構の振動が操作軸27を介し止め片28に伝達
されているが、常には止め片28の止め溝30に止めレ
バー37の止め端38が嵌入し係止しているので止め片
28は振動していない。
しかしレバー44を一方向に操作し止め端38が止め溝
30から脱出し始めるとその係止が解除されて止め片2
8は振動を始める。
この振動は振動音となると共にリンク機構の作動に悪影
響を与えるために最小限に抑える必要があり、このため
止め端38が止め溝30から脱出するまでのそれらの間
の間隙を極めて小さくしなければならず、それら止め端
38と止め溝30との加工に精密さが必要となると共に
組立時における調整にも手間取り組立作業能率が低下す
る欠点がある。
またレバー44の一方向操作の初めに止め端38が止め
溝30から脱出すると同時に止め片28は振動しようと
するので、その脱出と同時にレバー44に連動する作動
ピン32が止め片28の長孔31端に接触するようにし
ないと、止め片28の振動がレバー44に伝達されて作
業者の手に不快感を与える欠点があり、また脱出が完了
しないうちに作動ピン32が長孔31に接すると止め片
28が回動しようとしても止め溝30が止め端38の先
端に引掛かってレバー44を回動できない事故が発生す
る。
従ってこれら作動ピン32と長孔31との位置関係も極
めて正確な精度を必要とし加工及び組立作業が複雑とな
って作業能率が低下する欠点があった。
この考案は上記従来の欠点を除き且つ構造の簡単な布切
りメスの操作機構を得ることを目的とする。
以下この考案の実施例を図面によって説明すると、まず
布切りメスの作動機構は第1,2図に図示されており、
1はミシンのアーム2に支持し全回転する主軸であり、
アーム2のあご部3内への突出部に偏心カム43を固定
する。
4は揺動リンクでありその基部は主軸1と同方向の軸線
をもちアーム2に固定された支持軸5のあご部内へ突出
する段付軸6に対して回動自在に遊嵌すると共にねし7
によりスラスト方向へ移動しないように支持されている
8は主軸1と同方向の軸線をもちあご部3とアーム2下
方の支持部9とに回動自在に支持された操作軸であり、
そのあご部3内への突出端には変位腕10の基部を固定
する。
11はあご部3の底部に対し垂直方向に上下動可能に支
持されたメス軸であり、下端には図示しないがベッドに
設けた固定刃と協同して帛を剪断するための布切りメス
を支持し、あご部3内へ突出する上端には水平方向に突
出する軸部12をもつメス軸抱き13を固定する。
14は連結ロッドであり、その上方に偏心カム3を遊嵌
すると共に、その下端と揺動リンク4の先端と第一リン
ク15の上端とを一本の第一連結軸16によりそれぞれ
が回動できるように連結する。
17は連結リングであり、その基部は変位腕10の先端
に対し段ねじ18により回動自在に連結すると共に、そ
の先端と第一リンク15の下端と下端をメス軸抱き13
の軸部12に遊嵌した第二ノンク19の上端とを一本の
第二連結軸20によりそれぞれが回動できるように連結
する。
なお42はあご部3前面の解放端面を密閉する面板であ
る。
また操作機構は第2.3.4図に図示されており、21
は操作軸8の外方端に一体に形成した回動腕であり、先
端を後方に延出すると共に手前側に上方端面22と下方
端面23とを形成する。
24は支持体であり、第4図に示すようにその平面形状
がクランク状であり、図示しないがその基部をアーム2
の背面に固定すると共に、先端部には垂直で端面位置が
異なる二つの取付端面25.26を形成する。
27は操作把手であり後方の基部を支持体24の一方の
取付端面25に対し操作軸と同方向の軸線をもつ段ねじ
28により回動自在に支持し、先方をアーム2の下方か
ら手前に延出して操作部29を形成すると共に中間部に
長孔30を形成する。
31は連動軸であり基部を回動腕21の先端に固定し、
先端部端面には操作把手21の外方から長孔30に遊嵌
する段部をもつ段ねじ32をねしこみ、操作把手27の
操作に連動して回動腕21を回動できるように構成する
33は掛止め軸であり一端を支持体24の他方の取付端
面26にねしこみ、他端にEリング34を設ける。
35はL字状の支持板であり、その水平部をねし36.
36により支持部9の前端面に固定すると共に、垂直部
には先端が回動腕21の上方端面22と対向する上方ス
トッパー37と先端が回動腕21の下方端面23と対向
する下方ストッパー38とを、それぞれの前後方向に移
動、係止できるように設ける。
39は二つの環状部40.41がそれぞれ反対方向に離
れる方向の弾性力をもつ係止ばねであり、一方の環状部
40を連動軸31に遊嵌し他方の環状部41を掛止め軸
33に遊嵌支持する。
そしてこの係止ばね39は、第3図において連動軸31
の軸心が操作軸8と掛止め軸33との中心軸線を通る仮
想平面に対して下方に偏寄すると、回動腕21即ち操作
軸8に対し時計方向(第1図においては反時計方向)へ
の回動作用力を附与して、第3図のように回動腕21の
下方端面23を下方ストッパー38の先端に圧接係止し
、これにより第1図の変位腕10は係止ばね39の作用
力によって実線の位置に係止される。
また反対に連動軸31の軸心が上記仮想平面に対し上方
に偏寄すると、係止ばね39は回動腕21即ち操作軸8
に対し反時計方向(第1図においては時計方向)への回
動作用力を附与して、第3図の二点鎖線に示す回動腕2
1のようにその上方端面22を上方ストッパー37の先
端に圧接係止し、これにより第1図の変位腕10は係止
ばね39のの作用力によって二点鎖線の位置に係止され
る。
この考案は以上の構成であり次に作用を説明する。
第1,3図は操作把手27の操作部29を下方にした状
態であり、上述したようにこの状態においては係止ばね
39の作用力により第3図のように回動腕21のその下
方端面23を下方ストッパー38の先端に圧接して操作
軸8を介し第1図の変位腕10を実線位置に係止してい
る。
この状態から第1図の主軸1が回転すると、まず第一連
結軸16は揺動リンク4の基部の段付軸6を中心とした
円弧上を往復運動し、この運動は第一リンク15を介し
て第二連結軸20に伝達され、この第二連結軸20は連
結リンク17左端の段ねじ18の軸心を中心とした円弧
上を往復運動し、さらにこの第二連結軸20の運動は第
二リンク19を介しメス軸抱き13の軸部12に伝達さ
れてメス軸11は上下に往復動し、図示しないが下端の
布切りメスにより布を切断する。
メス軸11の上下動を停止させるには、第3図に示す操
作把手27の操作部2つを上方に持ち上げ段ねじ28を
中心に時計方向に回動すると、その長孔30と段ねじ3
2とを介し連結軸31が上昇し、これにより回動腕21
と操作軸8は係止ばね39の作用力に抗して第3図にお
いて反時計方向(第1図の操作軸8と変位軸10は時計
方向)に回動を始める。
そしてさらに操作部29を持ち上げて回動腕21先端の
連動軸31の軸心が、第3図における操作軸8と掛止め
軸33との中止軸線を通る仮想平面より上方となると、
係止ばね39の作用力方向が反転し、この位置から係止
ばね39の作用力によって、操作把手27は段ねじ28
を中心にさらに時計方向に回動し、回動腕21と操作軸
8はさらに反時計方向に回動し、回動@21は係止は゛
ね39の作用力により第3図二点鎖線のようにその上方
端面22が上方ストッパー37の先端に圧接し、第1図
の変位腕10は二点鎖線の位置に係止される。
上記操作把手27の操作によって第1図の変位腕10が
二点鎖線の位置に変位すると、連結リンク17を介して
第一リンク15と第二リンク19との連結点である第二
連結軸20の中心軸線が、揺動リンク4の揺動中心であ
る段付軸6の中心軸線と一致する位置に係止されると共
に、第二連結軸20のこの変位により第二リンク19及
びメス軸抱き13を介しメス軸11は上昇し図示しない
が下端の布切りメスは針板の上方となる。
上記状態で主軸1が回転すると、偏心カム3、連結ロッ
ド14を介し第一連結軸16は揺動リンク4の回転中心
である段は軸6を中心に円弧運動するが、第二連結軸2
0の軸心が段付軸6の軸心に一致しているので、第二連
結軸20は揺動せず第一1Jンク15は第二連結軸20
を中心に揺動し、このため第二リンク19は静止し、従
ってメス軸11は上下動せずに停止している。
以上のようにこの考案は、主軸に平行しミシンアームに
回動自在に支持した操作軸8を一方と他方との回動位置
に回動係止することに関連して、主軸の回転に連動する
複数のリンク機構のうちの特定連結点を二つの所定位置
に変位させて布切りメス軸の上下作動と作動停止との選
択制御を可能としたミシンにおいて、その操作軸8を単
一の弾性体によって一方の位置と他方の位置とにそれぞ
れ反対方向の作用力を作用させて押圧係止するように設
けたので、従来のこの種の機構のように係止するための
溝や爪がないから、係止部分の摩耗による振動音や爪の
折損等による係止不能等の事故がなく長期間安定したメ
スの作動・停止制御ができる効果があり、また部品点数
が少なく且つ機構が簡潔となって組立作業の能率が向上
し、さらに各部品間の微妙な運動関係のタイミングが不
要となり各部品の加工精度や組立調整が簡単となる効果
がある。
さらにまた係止ばねによる作用力が常にいずれか一方に
作用して回動腕21を押圧して回動腕21の振動を防止
しているので、ミシンの駆動中に操作把手を操作しても
各リンク機構の振動が操作把手に伝達されずその振動に
より作業者に不快感を与えないから、操作性にも優れる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は布切りメスの作動機構の正面図、第2図は第1
図の中央部の一部を断面した第1図の右側面図、第3図
は作動機構を操作する操作機構の第2図の右側面図、第
4図は第3図の上面図である。 図中 8は操作軸、27は操作把手、21は回動腕、3
1は連動軸、39は弾性体である係止ばね、37.38
はストッパーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主軸に平行しミシンアームに回動自在に支持した操作軸
    を一方と他方との回動位置に回動係止することに関連し
    て、主軸の回転に連動する複数のノンク機構のうちの特
    定の連結点を二つの所定位置に変位させて布切りメス軸
    の上下作動と作動停止との選択制御を可能としたミシン
    において、基部を操作軸より後方のミシンアームに対し
    操作軸の軸線と平行する軸線を中心の回動自在に支持し
    先方をミシンアーム手前に延出して操作部を設けると共
    に中間部に長孔を形成した操作把手と、 基部を操作軸に固定し先端を後方に向けて延出した回動
    腕と、 基部を回動腕の先端に支持し先端を操作把手の長孔に遊
    嵌した連動軸と、 一端に連動軸31に回動自在に支持し、他端を操作軸8
    と操作把手27の回動軸線との軸心を結ぶ直線上のアー
    ムに回動自在に支持し、連動軸8の軸心が上記直線に対
    して一方又は他方に偏寄したとき、連動軸8に一方向又
    は他方向へ作用力を附与する係止ばね39と、 係止ばねの回動作用力により回動腕が一方又は他方に回
    動したとき回動腕の端面に当接して回動腕の回動位置を
    規定し操作軸を一方と他方との回動位置に係止する一対
    のストッパーとを備えたミシンにおける布切りメスの操
    作機構。
JP12479279U 1979-09-10 1979-09-10 ミシンにおける布切りメスの操作機構 Expired JPS5846794Y2 (ja)

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JPS5644663U JPS5644663U (ja) 1981-04-22
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