JPH0433116Y2 - - Google Patents

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JPH0433116Y2
JPH0433116Y2 JP1985184936U JP18493685U JPH0433116Y2 JP H0433116 Y2 JPH0433116 Y2 JP H0433116Y2 JP 1985184936 U JP1985184936 U JP 1985184936U JP 18493685 U JP18493685 U JP 18493685U JP H0433116 Y2 JPH0433116 Y2 JP H0433116Y2
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roller
arm
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミシンの糸切り装置、特に、本縫い
ミシンの上下糸を自動的に切断するための糸切り
装置の駆動機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の本縫いミシンにおけるこの種の自動糸切
り装置の駆動機構には種々の構成が実施されてい
るが、例えば、特公昭47−17025号公報に開示さ
れているように(特に引用図示せず)、構成が極
めて複雑であつた。他の従来例もいずれもほぼ同
程度に複雑であり、このため、構成部品数も多
く、従つて高価となり、かつ構成細部への目視性
や近接性が悪いため、組立/調整等の生産性が悪
いという欠点があつた。さらにまた運動部品の数
量、重量が大きいための慣性力によつて、例えば
糸切り電磁石等による駆動電力も大きく、糸切り
速度の高速化も制限されていた。
以上のような従来例の問題点を解決するため
に、本考案者らと同一人によつて、構造が簡単で
部品点数も少く、このためコスト、組立/調整の
生産性等を向上し、かつ運動の慣性力をも減少さ
せたこの種の糸切り装置の駆動機構が発明、開示
されている(特開昭62−129093号公報参照)。
以下にその概要を説明する。第2図は開示され
た駆動装置の一実施例の下面図、第3図は、要部
の分解斜視図、第4図は、第2図の−線矢視
図である。
(構成) 第2,3図において、MTは糸切り電極石、C
は、従来例に基づく糸切り機構である。本実施例
の駆動装置は、ミシンベツド10の下面に配設固
定され、2個の垂直突設軸11a,11b(以下
垂直軸という)を備えたベース板11上に配設さ
れて組立てられている。1は、作動レバーで、垂
直軸11aに遊嵌する穴1aを中心に直線的に対
向する長円穴1bおよび端穴1cを有する直線レ
バー部と、先端に押圧部2を有するL形レバー部
とが、軸11aを中心として一体的に駆動するよ
う鈑金部材で形成され、案内軸A14aとねじり
ばね14を介して常時レバー1が第2図時計方向
に偏倚するよう、軸11aに取付けられている。
長円穴1bには、ピツカリングピン15を介して
糸切り機構の糸掛16を操作するためのリンク1
7が連結され、また、端穴1cには、糸調子装置
制御用のワイヤが連結される。さらにまた、中心
穴1aと長円穴1b間の穴1dは、ピンとリンク
18を介して糸切り電磁石MTのプランジヤに連
結されている。
一方、ベース板11の垂直軸11b上には、メ
ス駆動腕8が、穴8aにより、案内軸B8eとね
じりばね8dを介して第2図時計方向に偏倚する
よう遊嵌され、メス駆動腕8の先端部の長円穴8
bには、ピン19およびリンク20を介して、糸
切り機構Cの移動メス駆動体21に連結されてい
る。メス駆動腕8の下部には、コロ腕座22が固
着され、コロ支点軸5(以下水平軸という)を介
してメス駆動腕8を上部から〓ぐようコロ腕3
が、コロ戻しねじりばね24に第4図時計方向に
偏倚されて取付けられている。コロ腕3の先端部
下面(第3図における)には、糸切りカム6のカ
ムみぞ6aに係合してそのフオロワとなるコロ7
は、突設されたガイド軸7a上に回転可能に遊嵌
され、またコロ腕3の背面には、前記作動レバー
1の押圧部2が当接する当接部4が設けられてい
る。メス駆動腕8の中間部には、長円穴8cが穿
設されていて、前記コロ7と干渉しないよう逃げ
ている。コロ腕3の水平軸5まわりの回動によ
り、コロ7は、その上部(第2図においては紙面
下方)に配設された釜軸23上の糸切りカム6の
みぞ6aに係合/離脱するよう構成されている。
なお、25は、ベース板11上に固設された、メ
ス駆動腕8用の回動範囲制限用ストツパ、26は
メス台、27は固定メス、28は案内板、29は
針板を示す。
(動作) つぎに、以上の構成における動作を説明する。
不図示の足踏ペダル等の操作による糸切信号によ
り、糸切り電磁石MTが付勢されると、プランジ
ヤは、リンク18を介して作動レバー1を第2図
における反時計方向に枢動される。L形レバー部
分の押圧部2が一点鎖線で示すようにコロ腕3の
当接部4を押圧して、コロ腕3は、水平軸5を中
心として回動する(第4図に実線で示す)。
コロ7は、常時は糸切りカム6から離れるよう
偏倚しているコロ戻しねじりばね24の力に抗し
て、カムみぞ6a内に移動してカムみぞ6aと係
合する。糸切りカム6は、釜軸23の回転による
カムみぞ6aの変位に追随して、コロ7、コロ腕
3、水平軸5を介してメス駆動腕8を垂直軸11
bまわりに往復揺動させ、リンク20を介して移
動メス駆動体21を駆動し、固定メス27と協同
して所定の糸切りを行う。同時に、糸掛16およ
び不図示の糸調子器の所定の制御がそれぞれリン
ク20ならびに作動レバー1の穴1cを介して行
われる。
以上のように、糸切り信号による糸切り電磁石
MTの運動は、それぞれ垂直軸11a,11bま
わりに枢動する作動レバー1とメス駆動腕8、な
らびにメス駆動腕8に設けられた水平軸5まわり
に枢動するコロ腕3を主体とする運動要素によつ
て、糸切りカムみぞ6aへの係合/離脱を行わせ
て所定の糸切り作用を行わせることができ、前記
目的を達成している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のような開示例においては
第4図からも明らかなように、コロ腕3の支点と
なる水平軸5と、糸切りカム6のカムみぞ6a中
に係合して、みぞの釜軸23方向への変位を伝達
するフオロワであるコロ7との間が、距離lだけ
離れているため、水平軸5部には、カムみぞ6a
からのコロ7への駆動力による大きなねじりモー
メントが作用し、このため水平軸5の軸受圧力の
増大によるまさつ力の増大や摩耗、あるいはコロ
腕3のねじり変形によるこじり等を生じて、機
能、寿命上の問題点を生ずる可能性があつた。
また、これらの抵抗に打勝つて、力をカムみぞ
6a,コロ7、ガイド軸7a、コロ腕3、水平軸
5、メス駆動腕8の順に伝達するためには、例え
ば糸切り電磁石(ソレノイド)等の駆動手段に大
きな電力を要していた。
本考案は、以上のような従来の改良提案例に基
づく問題点にかんがみてなされたもので、前記の
ような変形によるこじりや摩耗等を生じない糸切
りカムみぞ用のフオロワ機構の提供を目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案においては、ミシンベツド1
0の下方の機枠に回動可能に支持し主軸と連動し
て回動する釜軸23と、 釜軸に固定しカムみぞ6aを有する糸切りカム
6と、 ミシンベツドの下面に固定したベース板11の
一方の垂直軸11bまわりに枢動可能とし中央部
に平行する長みぞ8cをもつメス駆動部8と、 該メス駆動腕に水平軸5まわりに枢動可能に装
着したコロ腕3と、 糸切りカムのカムみぞにコロ部7cを係脱可能
にメス駆動腕の長みぞ内面に平行平面部を有する
角駒部7bを遊嵌配置し常にはカムみぞから離れ
る方向に弾性作用力を受けるコロ腕に固定したガ
イド軸7aおよびガイド軸に回動可能に支持した
コロ部・角駒部を持つコロ7と、 コロ腕に対向する押圧部2を有し弾性作用力に
抗して角駒部7bが長みぞ内面で摺動するととも
にコロ部7cをカムみぞに係合するようにミシン
ベツドの下面に固定したベース板の他方の垂直軸
11aまわりに枢動する作動レバー1と、 該作動レバーの押圧部がコロ腕を押圧するよう
に付勢する駆動手段と、 コロ部とカムみぞとの係合により往復揺動する
メス駆動腕に連結する糸切り手段とを構成するこ
とにより、前記目的を達成しようとするものであ
る。
従つて以上の構成により、糸切りカムみぞから
の力は、コロ、ガイド軸を介して直接的にメス駆
動腕に伝達されることとなり、前記のような問題
点を解決することができる。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例に基づいて説明する。第
1図は、本考案に係るコロ腕の構成を示す斜視図
である。前記従来図第2〜4図と同一(相当)構
成要素は同一符号で表わす。
本実施例は、第3図における従来のコロ腕3に
突設されたコロ7の構成を変更したのみで、他は
全く従来と同様である。第1図において、7はコ
ロ(組立体)、7aはガイド軸で、コロ腕3先端
部にかしめ等により固着突設されている。
7bは両側に平行な平面部を有する角駒、7c
はコロ部であり、角駒7bおよびコロ部7cはガ
イド軸7a上に回転可能に遊嵌される。また、角
駒7bおよびコロ部7cの軸方向移動は、不図示
のガイド軸7aの段部、もしくは止めの輪等によ
つて拘束してある。前記角駒部7bにおける平行
な両平面は、平滑に機械加工された長円穴(長み
ぞ)8cの内側両側面に所定精度のすべり嵌合に
よる面接触をするよう構成されている(従来例に
おいては、長円穴の幅にコロが遊嵌配置されてい
た。
(動作) 以上の構成により、ベース板11の各垂直軸ま
わりに枢動可能な作動レバー1とメス駆動腕8、
ならびにメス駆動腕8に設けられた水平軸5まわ
りに枢動可能なコロ7を有するコロ腕3は、相互
関連して集約配置されるから、ユニツト化の組付
が可能であり、メス駆動腕8はカムみぞ6aの運
動をそのアーム比(穴8aと先端部8bとの距
離/穴8aとコロ部7cの位置する長円穴8cと
の距離)により運動を拡大して揺動するから、そ
の分カムみぞ6aの運動量を小さくできるので糸
切りカム6を小さくできる。また、糸切りカム6
のみぞ6a内にコロ部7cが係合したときの、カ
ムみぞ6aの変位を伝達する力の径路は、ガイド
みぞ6a、コロ部7c、ガイド軸7a、角駒7
b、メス駆動腕8と直接的となり、コロ腕3に
は、従来例のように大きなねじりモーメントが作
用することがない。
〔考案の効果〕
以上、実施例を用いて説明してきたように、本
考案によれば、コロ部の力を直接メス駆動腕に伝
達するよう構成したため、過大のモーメント等に
よる水平軸やその軸受部或はコロ等にこじれや磨
耗を生ずることなく糸切り装置の信頼性が向上す
る。また、作動レバー、メス駆動腕等をベース板
に集約したから糸切り装置のユニツト化が可能と
なりミシンベツドへの装着性が向上した等の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るコロ腕の一実施例の斜
視図、第2図は、従来の糸切り駆動装置の一提案
例の下面図、第3図は、その要部分解斜視図、第
4図は、第2図の−線矢視図である。 1……作動レバー、3……コロ腕、5……コロ
支点軸(水平軸)、7……コロ(組立体)、7a…
…ガイド軸、7b……角駒、7c……コロ部、8
……メス駆動腕、8c……長円穴(長みぞ)、1
1a,11b……垂直軸、C……糸きり機構、
MT……糸切り電磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主軸に連動しカム溝6aを有する糸切りカム6
    と、 基部を垂直軸11bを中心に回動自在とし中間
    部に長円孔8cを形成すると共に、糸切りカム6
    の外周に近接配置したメス駆動腕8と、 基部をメス駆動腕8に対して水平軸線をもつコ
    ロ支点軸5を回動自在に支持し、先端に前記長円
    孔8cに面接触しすべり嵌合する角駒7bと下端
    の前記糸切りカム6のカム溝6aに係合離脱可能
    なコロ部7cとから成るコロ組立体7を支持した
    コロ腕3と、 糸切り時にコロ腕3に作用しコロ腕3を回動し
    てコロを糸切りカム6のカム溝6aに係合させる
    駆動手段と、 コロ腕3に連結しコロ腕3の往復作動により糸
    を切断する糸切り手段と、 を備えたことを特徴とするミシンの糸切り機構。
JP1985184936U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0433116Y2 (ja)

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JP1985184936U JPH0433116Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JPS6293983U JPS6293983U (ja) 1987-06-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5982486U (ja) * 1982-11-24 1984-06-04 ジューキ株式会社 ミシンの糸切り装置

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JPS6293983U (ja) 1987-06-16

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