JPS584387B2 - タキシ−メ−タ用パルス合成回路 - Google Patents

タキシ−メ−タ用パルス合成回路

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JPS584387B2
JPS584387B2 JP54168843A JP16884379A JPS584387B2 JP S584387 B2 JPS584387 B2 JP S584387B2 JP 54168843 A JP54168843 A JP 54168843A JP 16884379 A JP16884379 A JP 16884379A JP S584387 B2 JPS584387 B2 JP S584387B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、走行距離量または経過時間量によって運賃を
演算表示させるようにしたクキシーメータにおいて、走
行距離量および経過時間量をそれぞれ電気的な距離パル
ス、時間パルスとなし、規定の運賃制で求められる一定
の走行速度を切替点々して距離パルスまたは時間パルス
のいずれか一方を出力パルスとして選択し、規定の運賃
を演算表示するようにしたタキシーメ−ク用パルス合成
回路に関するものである。
一般に、タキシーメ−タ・シスデムにおいては車両が走
行した距離または経過した時間に対応して法規等で定め
られる運賃制に基づき運賃が演算表示されるようになっ
ている。
このようなシスデムにあっても、運行状態により距離と
時間とを分離させて走行距離量のみまたは経過時間量の
みを運賃演算に付与させる方式と、走行距離量占経過時
間量とを相互に関連づけて運賃制で定められた一定速度
(以下限界速度という)を切替点とし限界速度以上の高
速度のときには走行距離量により低速度のときには経過
時間量により運賃演算させる方式とに大別される。
前者は時間分離式(または待時間式)、後者は時間併用
式と呼ばれている。
そして、社会情勢の推移から時間併用式が世界的にも主
流となっている。
ここで、従来の機械式のタキシ一メータでは、時間併用
式の場合における限界速度を判別して走行距離量、経過
時間量のいずれを運賃演算に付与させるかの機構として
、機械的オーバーランニングクラッチ(フリーホイール
)機構を用い、走行距離量としての回転と経過時間量と
しての回転を並列的に入力させ、いずれか遅い方の回転
を出力させてこの出力回転を運賃演算機構に伝達させる
ようにしているものである。
しかし、このような機械式のタキシーメータでは運賃演
算表示機構を含めて多くの歯車やリンクを使用するため
多犬の部品を必要とし、組立調整にも高度な技術を要す
るものである。
また、運賃制変更などの場合には歯車、表示板等の交換
が必要となり、多くの交換部品や解体絹q時間を必要と
する。
さらには、摩耗によるトラブルなども発生し易いもので
ある。
このような欠点を除去するために、最近では電子式のク
ギシーメータが実用化されてきているがこの場合でも走
行距離量、経過時間量選別手段が必要である。
そこで、具体例をみると第1図に示すようなものが提案
されている。
まず、1はトランスミッションなどの走行距離量に比例
して回転出力する回転量を光電的あるいは磁電的な変換
素子を利用して電気的なデジタルパルス、すなわち距離
パルスDiとして出力させる距離パルス発生器である。
また、2は運賃制から求められる距離パルスDi1パル
スに相当する待時間量(限界速度走行時における距離パ
ルスDiの周期に相当)を1周期として時間パルスTi
を常に発生させる時間パルス発生器である。
つまり、時間パルスTiの周期Tωは Tω(S)一(距離パルスDiの物理的な数値〔m〕)
×(その後の待時間(S))/(その後の距離〔m〕)
となっている。
そして、距離パルスDiがR端子に入力され時間パルス
Tiがインバータ3を介してS端子に入力されるSRフ
リツプフロツプ4が設けられている。
また、このSRフリツプフロツプ4のQ端子からの出力
パルスTsと時間パルスTiとを入力とするANDゲー
ト5が設けられている。
さらに、このANDゲ−ト5の出力パルスToと距離パ
ルスDiとを入力とするORゲート6が設けられ、この
ORゲ一ト6からの出力パルスToまたはDoは運賃演
算回路7に入力されている。
したがって、まず距離パルス発生器1から距離パルスD
1が出力されるとSRフリツプフロツプ4がリセットさ
れ、同時にORゲート6を介して出力パルスDoとして
運賃演算回路7に入力される。
また、時間パルスTiはもしSRフリツプフロツプ4が
リセットされていない場合に入力した場合には、この時
間パルスTiがインバータ3およびANDゲート5に付
与されるが、SRフリツプフロツプ4がリセットされて
いるためにANDゲート5の出力は変化しない。
そして、時間パルスTiが通過した時点でSRフリツプ
フロツプ4がセットされることになる。
つづいて時間パルスTiが入力されるとANDゲ一ト5
を介して出力パルスToが出力され、これがORゲ一ト
6を介して運賃演算回路7に人力される。
すなわち、距離パルスD1は時間パルスTiの入力の有
無に拘らずそのまま出力パルスDo(=Di)として運
賃演算に付与される。
また、時間パルスTiは時間パルスTiの入力前に距離
パルスDiが人力したときにはSRフリツプフロツブ4
をセットするのみで運賃演算には付与しないものとなる
他方、時間パルスTiが連続して2パルス以上入力され
たときには2パルス目から出力パルスToとして運賃演
算に付与せしめられる。
このような場合、第2図に示すように所定の周期Tωの
時間パルスTiに対し変動する周期Dωの距離パルスD
iが入力されたとすると、ORゲ−ト6から出力される
出力パルスToまたはDoは廓.1からA18までに示
すように生じ、その下段に示すNO.IからNo.12
までの運賃制で規定された理論的出力パルスよりもはる
かに多く出力され、これが運賃演算回路7に入力される
ので、大きな誤差をもつ運賃表示となる。
つまり、実際の走行距離量や経過時間量に相当する運賃
よりはるかに多い運賃として表示されることになり、法
規などで規定された許容誤差範囲を越えるため、実用し
えないという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、距離パ
ルスと時間パルスとを適切に選択的に出力させて理論値
に近い運賃表示を行なうことができるタキシーメータ用
パルス合成回路を得ることを目的とするものである。
本発明は、距離パルスDi用の記憶回路と時間パルスT
i用の記憶回路とを有してそれぞれ出力パルスDo,T
oを運賃演算表示装置に対し出力しうるようにするとと
もに、これらの出力パルスDo,Toを生じたときには
他方の記憶回路をリセットさせるようにした選択回路を
設けることにより、距離パルスDI、時間パルスTiの
いずれか一方が入力された後、他方のパルスDiまたは
Tiが連続して2パルス以上人力されたときにはこの2
パルス目からの入カパルスを運賃演算用として出力させ
ることができ、表示される運賃をより理論的なものとす
ることができるように構成したものである。
本発明の一実施例を第3図および第4図に基いて説明す
る。
まず、8は第1図中に示したものと同様な距離パルス発
生器であり、距離パルスDiを発生させる距離パルス源
となる。
また、9も同様に時間パルス発生器であり、時間パルス
Tiを発生させる時間パルス源となる。
この時間パルス発生器9は具体的には水晶振動子、音さ
などの発振器と分周回路とにより構成され、高周波発振
パルスを限界速度走行時における距離パルスDiの周期
と同一の周期Tωを有するパルスを発生させるように分
周して出力するものである。
そして、距離パルス発生器8からの距離パルスDiがそ
れぞれC端子に入力される2つのフリツプフロツプ10
.11による記憶回路12が設けられている。
ここで、フリツプフロツプ10のD端子には電源■が入
力され、その出力Q端子はフリツプフロツプ11のD端
子に接続されており、このフリツプフロツブ11のQ端
子からはパルスDsが出力されるようになっている。
そして、このパルスDsと距離パルスDiとを人力とし
て出カパルスDoを出力させるANDゲ一ト13が設け
られている。
すなわち、記憶回路12は距離パルスDiの立上り時点
でセット記憶される機能を有するものである。
他方、時間パルス発生器9に対しても同様に2つのフリ
ツプフロツブ14,15による記憶回路16とANDゲ
ート17が接続され、時間パルスTiが入力されたとき
動作条件に従いANDゲ一ト17から出力パルスToと
して出力しうるようにされている。
ここで、記憶回路12と記憶回路16との関係をみると
、まず、ANDゲート13から出力される出力パルスD
oがコンデンサと抵抗による微分回路18(ワンショッ
トバイブレークによる構成でもよい)、ORゲート19
を介してフリツプフロツプ14.15のR端子に入力さ
れている。
他方、ANDゲ一ト17から出力される出力パルスTo
が微分回路20、ORゲート21を介してフリツプフロ
ツプ10.11のR端子に入力されている。
このようにして、記憶回路12.16を中心として選択
回路22が形成されている。
また、前記ANDゲ一ト13からの出力パルスDoとA
NDゲ一ト17からの出力パルスToが入力されていず
れかを出力パルスDoまたはToを運賃演算表示装置2
3に対して出力させるORゲート24が設けられている
前記運賃演算表示装置23は出力パルスDoまたはTo
を計数演算してメータ部に規定の運賃を表示させるもの
である。
なお、時間パルス発生器9、フリツブフロツプ14.1
5のS端子および前記ORゲート21に対しては運行指
令により1パルスだけ生ずるスタート信号ISが入力さ
れるようになっている。
また、フリツプフロツプ10.11のS端子およびOR
ゲート19に対しては時間分離式とさせうる所定の信号
SSが入力されうるようになっている。
このような構成において、まず運行指令によりタキシー
メータがセットされると、スタート信号Isが1パルス
出力されて時間パルス発生器9がセットされ、順次一定
周期Tωの時間パルスTiが出力される。
また、記憶回路16のフリツプフロツプ14.15はセ
ットされ、記憶回路12のフリツブフロツプ10.11
はリセットされる。
そこで、今走行停止状態にあるとすると、距離パルス発
生器8から距離パルスTiが出力されず、その周期が実
質的に無限大となる。
したがって、時間パルスTiのみが一定周期Tωで順次
出力され、記憶回路16の2段目のフリツプフロツプ1
5から出力されるセット信号Tsと時間パルスTiとに
よりANDゲート17が開かれて出力パルスToが出力
される。
この出力パルスToはさらにORゲート24を介して運
賃演算表示装置23に付与され、他方では微分回路20
、ORゲート21を介してリセット信号To’となって
フリツブフロツプ10.11をリセットさせる。
したがって、この状態をタイミング図として示せば第4
図aのようになる。
ついで、限界速度以下で走行している場合について説明
する。
この場合、距離パルス発生器8から出力される距離パル
スDiの周期Dωは時間パルスTiの周期Tωより大き
いので、時間パルスTiの1周期内のタイミングで入力
しうる距離パルスDiのパルス数は0か1である。
つまり、選択回路22には時間パルスTiが1パルス入
力すルトキ距離パルスD1は0パルスないし1パルス入
力することになる。
今、距離パルスDiがOパルスであるとすると、前述し
た走行停止時と同様となる。
他方、時間パルスTiの1周期内に距離パルスDiが1
パルス入力すると、この距離パルスDiは記憶回路12
のフリツプフロツプ10,11とANDゲート13とに
入力される。
ところが、距離パルスDiの立上りで1段目のフリツプ
フロツブ10にセットされるがフリツブフロツプ11ま
ではセットされないため、ANDゲート13からは出力
パルスを生じない。
つづいて、時間パルスTiが1パルス入力されるので、
この時間パルスTiはANDゲ一ト17を介して出力パ
ルスToとして出力され、運賃演算表示装置23に付与
され、他方ではリセット信号To’として記憶回路12
をリセットさせる。
したがって、このような状態をタイミング図で示せば第
4図bに示すようになり、運賃演算表示装置23に付与
される出力パルスとしては前述した車両停止時と全く同
様で出力パルスToのみとなる。
また、限界速度で走行した場合について説明する。
すなわち、時間パルスTiの周期Tωと距離パルスDi
の周期DωとがTω=Dωとなり、選択回路22には時
間パルスTiと距離パルスDiとが交互に入力するかま
たは同時に入力するかのいずれかとなる。
まず、交互に1パルスずつ入力する場合には、記憶回路
16がセットされてセット信号Tsが出力されていれば
時間パルスTiがANDゲ一ト17を介して出力パルス
Toとして出力される。
逆に、記憶回路12がセットされてセット信号Dsが出
力されていたとすれば距離パルスDiがANDゲート1
3を介して出力パルスDoとして出力される。
したがって、運賃演算表示装置23に対する出力パルス
としては第4図Cのタイミングに示すように、記憶回路
12.16のセット状態により出力パルスToまたは出
力パルスDoのいずれか一方のみによるものとなる。
そして、時間パルスTiと距離パルスDiとが同時に入
力される場合でも、をの入力直前の記憶回路12.16
のセット状態によってセット信号Ts,Dsが同時に出
力することはあり得ないので、出力パルスとしては出力
パルスTo,Doのいずれかに一義的に決定されて出力
される。
ここで、入カセットパルスとしての時間パルスTrs距
離パルスDiとリセットパルスTo’tKo’との間に
おいてリセット優先回路として両記憶回路12,16を
構成しておけば、上述したシーケンス動作制御が確実に
行なわれる。
さらに、限界速度以上で走行した場合について第4図d
を参照しつつ説明する。
この場合、距離パルスDiの周期Dωは時間パルスTi
の周期Tωより小さくてDω/Tωとなるので、時間パ
ルスTiの1周期内に入力しうる距離パルスDiのパル
ス数は1以上となる。
つまり、選択回路22には時間パルスTiが1パルス入
力すると距離パルスDiは1パルス以上入力することに
なる。
厳密には(時間パルスTiのパルス数)<(距離パルス
Diのパルス数)なる関係が成立し、時間パルスTiの
1周期内で距離パルスDiのパルス数が2以上になる時
点が必らず発生する。
そこで、今Tω<Dωなる低速走行からTω〉Dωなる
高速走行に移行する場合をみると、当初は記憶回路16
がセット信号Tsを出力し記憶回路12はセット信号D
sを出力しない状態となっている。
そして、高速走行移行のとき、まず時間パルスTiが入
力すると低速時と同様に出力パルスToが出力され、記
憶回路12の内容も全てリセットされる。
ついで、距離パルスDiが1パルス(第4図d中左より
4番目のパルス)入力するとその立上りで記憶回路12
のフリツプフロツプ10はセットされるがフリツプフロ
ツプ11はセットされない。
さらに、距離パルスDiが連続して1パルス(同図中左
方より5番目のパルス)入力するとその立上りで記憶回
路12の2段目のフリツプフロツプ11もセットされる
こととなり、セット信号Dsが出力される。
このとき、距離パルスDiも同時にANDゲ一ト13に
入力されそのゲ一トが開かれるので、ANDゲ一ト13
から出力パルスDoが出力される。
この出力パルスDoはORゲート24を介して運賃演算
表示装置23に入力される。
他方では、微分回路18によりリセット信号Do’とさ
れて記憶回路16のフリツブフロツプ14.15をリセ
ットさせる。
そして、次に時間パルスTiが1パルス入力すると、記
憶回路16のフリツプフロツプ14がセットされるのみ
でフリツプフロツプ15はセットされずセット信号Ts
を生じない。
これに続いて入力されるパルスはTω〉Dωの条件から
距離パルスDiに基く出力パルスDoが運賃演算表示装
置23に入力され、同時に記憶回路16をリセットする
その後、車両が増々高走行に移行すれば、Tω〉Dωと
なり、時間パルスTiが1パルス入力される間に距離パ
ルスDiが2、3、・・・・・・パルス入力されること
になり、時間パルスTiの入力に関係なく、距離パルス
Diに従った出力パルスDoが運賃演算表示装置23に
対し出力される。
また、限界速度以上であるTω〉Dω状態の走行からT
ω〉Dωの限界速度以下の走行に移行すると、(時間パ
ルスTiのパルス数)>(距離ハルスDiのパルス数)
なる関係が成立し、距離パルスDiの一周期内に時間パ
ルスTiが1パルス以上入力ししかも必らず2パルス以
上入力する時点が発生する。
したがって、距離パルスDiの入力後時間パルスTiが
続けて2パルス入力した時点で記憶回路16の2段目の
フリツプフロツプ15もセットされセット信号Tsを生
じ、たとえば第4図dの出力パルス中右方から3番目に
示すような出力パルスToによる出力パルスが運賃演算
表示装置23に人力される。
以下同様の動作を行なうものである。
つまり、距離パルスDiと時間パルスTiとを相互に関
連づけ、それぞれのパルスDi,Tiが入力されてセッ
トされる記憶回路12,16を設けることによって、一
方の記憶回路12(または記憶回路16)がセットされ
ている場合他方の入力パルスTiまたはDiが2つ連続
して入力したときこの2つ目以後の入カパルスを同値的
に選択出力させるようにしでいるものである。
しかも、時間パルスTiは法規などにより規定される運
賃制から求まる限界速度点における距離パルスDiの1
パルス当たりの時間量として入力させることにより、限
界速度時点を分岐点として低速度の場合には時間パルス
Tiを出力パルスToとし、高速度の場合には距離パル
スDIを出力パルスD0とし、限界速度走行のときには
時間パルスTiまたは距離パルスDiのいずれか一方を
選択して出力パルスToまたはDoとして出力させ、運
賃演算表示装置23で処理されるため、第4図中に示す
それぞれの出力パルスは理論値に近いものであり、高精
度な運賃表示が行なわれる。
ところで、車両が限界速度で走行する場合、理論的には
Dω=Tωであるが、実際にはエンジンの回転ムラとか
路面条件による負荷変化に基づく回転ムラあるいは回転
量のパルス変換装置による変換ムラなどが存在するため
に、距離パルスDiの周期Dωは一定とはならない。
一方、時間パルスTiはパルス源として水晶振動子など
を用いているのでその周期Tωをほぼ一定となし得る。
したがって、実際にはDω〜Tω、すなわちDω:Tω
±α(α:周期ムラ)となる。
そこで、タイミングをみると第2図に示した如く、距離
パルスDiと時間パルスTiとが2パルス毎に交互に人
力したり、間欠的に2パルス人力したりする場合を生ず
るものである。
このような場合でも第4図eのタイミング図に示すよう
に理論値に近い出力パルスが得られる。
すなわち、たとえば時間パルスTiが連続して2パルス
入力して記憶回路16からセット信号Tsが生じ出力パ
ルスToが1パルス出力された後に、距離パルスDiが
連続して2パルス入力されるとその2パノレス目によっ
てフリンプフロツプ12もセットされて記憶回路12か
らセット信号Dsを生じ出力パルスDoが1パルス出力
されることになり、以下同様な動作が行なわれて理論値
に近い出力パルスが出力されることとなる。
さらに、この実施例は時間併用方式であるが、これを時
間のみあるいは距離のみといった距離・時間分離方式と
して使用したい場合には、その仕様変更を簡単に行なえ
る。
まず、時間のみとしたい場合にはスタート信号Isを常
時出力させておけばよい。
これにより、記憶回路16はセットされるが記憶回路1
2は常にリセットされた状態となり、時間パルスTiが
そのまま出力パルスToとして出力され距離パルスDi
による出力パルスは生じない。
逆に、距離のみとしたい場合には信号SSを常時出力さ
せておけば記憶回路16が常にリセットされた状態とな
る。
よって、距離パルスDiがそのまま出力パルスDoとし
て出力され、時間パルスTiによる出力パルスは生じな
いこときなる。
このように分離方式として利用したい場合でも新たに回
路構成することなく、単純な操作による信号ISまたは
SSを入力させるだけで行なえる。
なお、本発明の手段としては第3図に示した回路に限定
されるものではなく、たとえば第5図に示すようにSR
フリップフロツプ25を共用の記憶回路として設け、そ
のS端子にフリツプフロツプ15のQ端子を接続してR
端子にはフリツプフロツブ11のQ端子を接続し、Q端
子からはセット信号Tsを出力させ6端子からはセット
信号Dsを出力させるようにしてもよい。
要は、2種類の入カパルスTi,Diをそれぞれ別個に
入力させる記憶回路12,16を有し、ランダムに入力
する距離パルスDl、時間バルスTiの中で2つ以上連
続して人力された方のパルスのその2つ目以後のパルス
を選択出力させることができる選択回路22であればよ
い。
本発明は、上述したように距離パルスDi用の記憶回路
と時間パルスTi用の記憶回路とを有してそれぞれ出力
パルスDo,Toを運賃演算表示装置に対して出力しう
るようにするとともに、これらの出力パルスDo,To
を生じたときには他方の記憶回路をリセットさせるよう
にした選択回路を設けたので、限界速度に対する車両の
実際の走行速度の遅速に応じて出力パルスDoのみ、出
力パルスToのみあるいは出力パルスDo,Toを選択
的に出力させて理論値に近づけることができ、より適切
な運賃表示を行なわせることができる等の効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す回路図、第2図はそのタイミング
ヂャート、第3図は本発明の−実施例を示す回路図、第
4図a〜eは動作説明用のタイミングチャート、第5図
は変形例を示す回路図である。 8・・・距離パルス発生器(距離パルス発生源)、9・
・・時間パルス発生器(時間パルス発生源)、12・・
・記憶回路、16・・・記憶回路、22・・・選択回路
、23・・・運賃演算表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 走行距離量または経過時間量によっで運賃を演算表
    示させるようにしたタキシ−メータにおいて、走行距離
    量を電気的な距離パルスDiとして発生させる距離パル
    ス源と、経過時間量を運賃制で規定された距離バルスD
    i1パルス当たりの周期を有する電気的な時間バルスT
    iとして距離パルスDiとは独立させて発生させる時間
    パルス源とを設け、前記距離パルス源からの距離パルス
    Diが入力されて運賃演算表示装置に対し出力パルスD
    oとして出力しうる2段構造の記憶回路と前記時間パル
    ス源からの時間パルスTiが入力されて前記運賃演算表
    示装置に対し出力パルスToとして出力しうる2段構造
    の記憶回路とを有し前記出力パルスDo,Toを他方の
    記憶回路のリセット端子に入力させてなる選択回路を設
    けたことを特徴とするタキシーメーク用パルス合成回路
JP54168843A 1979-12-24 1979-12-24 タキシ−メ−タ用パルス合成回路 Expired JPS584387B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50153685A (ja) * 1974-05-30 1975-12-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50153685A (ja) * 1974-05-30 1975-12-10

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