JPS5843154Y2 - 真空しや断器 - Google Patents

真空しや断器

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JPS5843154Y2
JPS5843154Y2 JP17523378U JP17523378U JPS5843154Y2 JP S5843154 Y2 JPS5843154 Y2 JP S5843154Y2 JP 17523378 U JP17523378 U JP 17523378U JP 17523378 U JP17523378 U JP 17523378U JP S5843154 Y2 JPS5843154 Y2 JP S5843154Y2
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JP
Japan
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shield
electrodes
electrode
fixed
main
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JP17523378U
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JPS5591025U (ja
Inventor
裕 樫本
信三 佐久間
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、真空しゃ断器に関し、さらに詳細には、電極
開離に伴なってアーク領域から拡散する金属蒸気を有効
に捕捉してしゃ断成功に寄与するとともに真空インタラ
プタの内壁面に対する金属蒸気の付着を低減することに
よって真空インタラプタの耐電圧特性を良好に維持し、
かつ、真空インタラプタ内における電界分布の緩和を図
るべく改良されたシールドを備えた真空しゃ断器に関す
る。
従来の真空しゃ断器においては、大電流しゃ断時に発生
する金属蒸気は、アーク領域から直線的に拡散し、また
、シールド面での反射は鏡面反射であるとの考えに基づ
き、そのシールドの配置構造は、第1図に示すごとくな
されていた。
すなわち、総括的に符号1で示すのは、内部を高真空に
保持された真空インタラプタで、ガラスあるいはセラミ
ックなどの絶縁物からなる円筒状の絶縁物2,3を金属
の連結フランジ4によって一体的に連結するとともに、
両端を金属の円板状の固定側、可動側フランジ5,6を
介して覆って構成しである。
そして、真空インタラプタ1内の軸心部には、外部回路
(図示省略)を接続、しゃ断する1対の電極7,8が、
固定、可動リード9,10を介して接触、離反自在に設
けられている。
すなわち、固定側フランジ5の中心部には、固定リード
9が貫通して挿通されているとともにロー付などにより
一体的に固着されており、その内端部には、スパイラル
状の複数のペダルを備えたほぼ円板状のアーク駆動部1
1とこのアーク駆動部11の対向面に突設したリング状
の主接点12とからなる、いわゆるスパイラル電極とい
われる前記電極7が一体的に取り付けられている。
また、可動側フランジ6の中心部に穿設したノード孔1
3には、可動リード10が真空インタラプタ1内の気密
を保持すべく金属のベローズ14を介装するとともに軸
方向に移動自在に挿通されており、その内端部には、前
記電極7と同様にアーク駆動部15と主接点16とから
なる電極8が一体的に取り付けられている。
なお、可動リード1oは、図示しない操作機構によって
移動されるものであり、各リード9,10の外端部には
、前記外部回路と接続した導体(図示省略)の一端がそ
れぞれ適宜に接続されている。
そして、前記対向する電極7,8の周辺には、各種のシ
ールドが配設されている。
すなわち、固定、可動リード9,10の内端部付近には
、各電極7,8方向に開口するとともに各電極7,8の
直径とほぼ同径に設けたキャップ状の電極シールド17
.18が、その底部をロー付などによって一体的に取り
付けられている。
各電極シールド17.18は、アーク駆動部11.15
のペダルの間を通ってアーク領域がら拡散される金属蒸
気を捕捉するためのもので、その開口端は、内側にU字
状に屈曲した開口屈曲部17a、18aにして形成され
ているとともにアーク駆動部11.15からある程度の
距離を保持して配置されている。
また、各リード9,10には、固定側、可動側7ランジ
5,6方向に開口したキャップ状の軸シールド19.2
0が、その底部を前記電極シールド17.18の底部と
近接されるとともにロー付などにより一体的に固着され
ている。
各軸シールド19゜20は、固定リード9およびベロー
ズ14が金属蒸気の付着によって汚損されるのを防止す
るためのもので、それぞれ電極7,8とほぼ同径に設け
られている。
前記各電極7,8.電極シールド17.18および軸シ
ールド19.20の周囲には、電極7,8の直径より適
宜に大きく形成したほぼ円筒状の主シールド21が、そ
の外周中央部に設けたリング状の支持金具22を介して
前記連結フランジ4に支持されている。
主シールド21は、電極7,8間に発生するアーク領域
から飛散する金属蒸気を主として捕捉するためのもので
、支持金具22を取り付けた中央部を大径に形成すると
ともに両端部を中央部より幾分小径に形成してあり、こ
の小径端部を内側にU字状に屈曲させである。
また、固定側、可動側7ランジ5,6の内底部には、前
記主シールド21の中央部とほぼ同径に形成した円筒状
の外シールド23゜24が植設されている。
各外シールド23.24は、真空インタラプタ1内の電
界分布を緩和するためのもので、その端部を内側にU字
状に屈曲して形成しであるとともに主シールド21の小
径端部がら適宜に離隔しである。
上述した従来の真空しゃ断器における各種シールドの配
置構造は、金属蒸気がアーク領域がら直線的に拡散され
る場合、すなわち通常の突き合せ電極を対象にして考え
られていた。
しがし、スパイラル状の複数のペダルを備えたアーク駆
動部11゜15とこのアーク駆動部11.15の対向面
に突設したリング状の主接点12.16とからなるいわ
ゆるスパイラル電極の場合には、金属蒸気は、アーク駆
動部11.15のスパイラル状のペダルに沿って移動す
るアーク柱から拡散すること、あるいは、アーク柱に追
随してゆるやかな速度で移動する雲のように密度の小さ
いかたまりとなって拡散することもあることなどから、
大電流のしゃ断を繰り返して行なうと金属蒸気が真空イ
ンタラプタ1における絶縁筒2,3の内壁面に付着して
耐電圧特性を早期に低下させている。
また、アーク駆動部11.15におけるペダル間がら拡
散される金属蒸気を捕捉するための電極シールド17.
18は、電極7,8とある程度の距離を保持して配置さ
れていたために、第2図に示すごとく、等電位面が電極
8と電極シールド18との間に入り込むこととなり、電
極8の外周下端縁Pで厳しい形状となって耐電圧性能を
低下させる一因ともなっていた。
さらに、中電圧クラス(3,6〜7.2KV)以上の真
空しゃ断器においては、上述したごとくシールドの端部
をU字状に屈曲して耐電圧特性の向上を図るのが一般に
行なわれているが、このU字状に屈曲する加工が困難で
あるためにシールドの肉厚を0.8mm程度と薄くせざ
るを得ながった。
ここで、シールドに捕捉される金属蒸気の割合、すなわ
ち凝結係数は、シールドの表面温度の高低に左右され、
一般に表面温度ができるだけ低いことが望ましいとされ
ている。
したがって、シールドの肉厚が0.8mm程度と比較的
薄い場合には、高温度の金属蒸気がシールドに付着する
ことによってその表面温度を上昇させて凝結係数を低下
させることとなり電極間の絶縁回復特性の向上にはあま
り有効でなかった。
本考案は、上述した問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、各種シールドを改良することによ
り大電流のしゃ新生およびその直後にアーク領域から拡
散する金属蒸気を有効に捕捉してしゃ断成功に寄与する
とともに絶縁筒の内壁面に付着する金属蒸気を低減する
ことによりその耐電圧特性を良好に維持し、かつ、真空
インタラプタ内の電界分布の緩和を図った真空しゃ断器
の提供にあり、以下、第3図以降の図面を用いてこの考
案の実施例を詳細に説明する。
なお、以下の説明において、真空インタラプタ、固定リ
ード、可動リードおよび各電極などの構成は、従来のそ
れとほぼ同様の構成であり、各種シールドの配置および
構造のみが相違するものであるから、各種シールドにつ
いてのみ説明し、他の構成部材については第1図と同一
の符号を付すこととして説明を省略する。
第3図は、本考案に係る真空しゃ断器の断面説明図で、
固定、可動リード9,10の内端部付近には、電極7,
8方向に開口するとともに電極径とほぼ同径に設けたキ
ャップ状(有底円筒状)の電極シールド25.26の底
部がロー付などにより一体的に取り付けられている。
各電極シールド25.26の開口端には、この開口端の
電界分布を緩和させるために内側方に屈曲したU字状の
屈曲部25 a 、26 aが形成されているとともに
、この屈曲部25 a 、26 aは、各電極7,8に
おけるアーク駆動部11.15に近接して設けられてい
る。
したがって、アーク駆動部11.15のペダル間から拡
散される金属蒸気を有効に捕捉することができるととも
に、第4図に示すごとく、電極7,8を取りまく等電位
面が、電極7,8と電極シールド25.26との間に入
り込むことはなく、電界分布が良好な状態となるので、
耐電圧性能は向上される。
なお、上述した実施例においては、電極シールド25.
26の底部と後述する軸シールドの底部とを適宜に離隔
した構成にしであるが、たとえば第5図に示すように、
電極シールド25 、26の深さを大きくしてその底部
と軸シールドの底部とを近接した構成とし、アーク駆動
部11.15のペダル間から拡散される金属蒸気の拡散
領域を拡大する構成とすることができる。
前記固定、可動リード9,10の内端部付近には、第3
図に示すごとく、固定側、可動側フランジ5.6方向に
開口するとともに電極7,8の外径とほは゛同径に設け
たキャップ状(有底円筒状)の軸シールド27 、28
の底部がロー付などにより一体的に取り付けられている
そして、各軸シールド27.28の開口端27 a 、
28 aは、固定側、可動側フランジ5,6の近傍まで
延設されている。
固定側、可動側フランジ5.6の内面には、絶縁筒2,
3の内径より適宜に小径に設けた円筒状の外シールド2
9.30が植設されており、その内端部は内方向に延設
されるとともに前記軸シールド27.28と重複して設
けてあり、かつ、内端部には内側に屈曲したU字状の屈
曲部29 a 、30 aが形成されている。
前記電極7,8.電極シールド25.26および軸シー
ルド27.28の周囲には、はぼ円周状の主シールド3
1がその外周中央部に設けた支持金具32を介して前記
連結フランジ4に支持されている。
主シールド31は、従来の主シールド21とほぼ同様に
形成された本体部31 aと、本体部31 aの両端に
形成されるとともに軸シールド27 、28と外シール
ド29.30との間に介在された延長部31 bとから
なり、本体部31 aと延長部31 bとは、内側方に
屈曲した接続部31 Cを介して一体的に連結されてお
り、本体部31 aの肉厚は、従来の肉厚(0,8mm
)で形成される延長部31 b等の2倍(1,5mm)
程度とされている。
延長部31 bは、各リード9,10と同心の円筒状に
形成されているとともに、その端部は、固定側、可動側
フランジ5,6の内面近くまで延設されており、かつ、
外側に屈曲したU字状の屈曲部31 dが設けられてい
る。
したがって、主シールド31の端部と電極7,8とが対
向しないこととなり、電界分布を良好に保持することが
できるとともに、主シールド31の内径を大きくするこ
とにより電極7,8の外径を大径にすることができる。
第6図は、主シールド31の端部の屈曲部31 eを内
側に設けた場合の他の実施例を示すもので、このように
構成することにより軸シールド27 、28と主シール
ド31の延長部31 bとの間を通って拡散される金属
蒸気を捕捉することができるので、絶縁筒2,3の内壁
面の汚損を低減してその耐電圧特性を良好に維持するこ
とができる。
なお、上述した実施例においては、主シールド31の本
体部31 aの肉厚を屈曲部31 d等の2倍程度とし
て、その熱容量を大きくした場合について述べたが、主
シールド31の延長部31b、軸シールド27.28の
筒部および電極シールド25.26の筒部の肉厚も屈曲
加工される屈曲部31 d 、25 a 、26aの2
倍程度とすることによってそれぞれの熱容量を大きくす
ることができる。
なお、外シールド29 、30は、あまり関係がないと
思われるので従来と同程度の肉厚とする。
以上のごとく本考案は、真空インタラプタの軸心部に固
定、可動リードを相対的に接近離反自在に対向配置し、
前記固定、可動リードの内端部に主接点とスパイラル状
の複数のペダルを備えたアーク駆動部とからなる電極を
それぞれ固着してなる真空しゃ断器において、前記固定
、可動リードの内端部付近に前記電極の直径とほぼ同径
の有底円筒状の電極シールドをその開口端に形成した屈
曲部を電極に近接せしめて固着し、前記真空インタラプ
タの両端内部に植設した円筒状の外シールドの開口端を
内方向に延設するとともにその開口端に屈曲部を形成し
、前記各電極および電極シールドの周囲に主シールドの
本体部を配設するとともにこの本体部の両端に前記外シ
ールドの内側において真空インクラブタの両端内部付近
まで延在する延長部を連設しかつ各延長部の端部に屈曲
部を形成し、前記各種シールドのうち少なくとも主シー
ルドの本体部の肉厚を屈曲部の2倍程度としたものであ
るから、シールドの熱容量を倍増することにより、凝結
係数が高くなり、電極間の絶縁回復特性が向上した。
また、シールドの総表面積が増大されたので、アーク領
域から拡散される金属蒸気を有効に捕捉することができ
、絶縁筒内壁面に付着する金属蒸気が低減されるのでそ
の耐電圧特性を長期間に亙って良好に維持できる。
さらに、電極シールドを電極に近接して設けたので、電
極近傍における電界分布を良好にすることができ、その
耐電圧性能を向上させることができるなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の真空しゃ断器の断面説明図、第2図は第
1図における電極付近の電界分布を示す断面説明図、第
3図は本考案に係る真空しゃ断器の断面説明図、第4図
は第3図における電極付近の電界分布を示す断面説明図
、第5図は電極シールドの他の実施例の部分断面説明図
、第6図は主シールドの他の実施例における要部の断面
説明図である。 1・・・・・・真空インタラプタ、7,8・・・・・・
電極、9・・・・・・固定リード、10・・・・・・可
動リード、25.26・・・・・・電極シールド、25
a 、26 a・・・・・・屈曲部、27.28・・
・・・・軸シールド、27 a 、28 a・・・・・
・開口端、29 、30・・・・・・外シールド、31
・・・・・・主シールド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空インタラプタ内の軸心部に固定、可動リードを相対
    的に接近離反自在に対向配置し、前記固定、可動リード
    の内端部に主接点とスパイラル状の複数のペダルを備え
    たアーク駆動部とからなる電極をそれぞれ固着してな、
    る真空しゃ断器において、前記固定、可動リード9,1
    0の内端部付近に前記電極7,8の直径とばぼ同径の有
    底円筒状の電極シールド25.26をその開口端に形威
    した屈曲部25 a 、26 aを電極7,8に近接せ
    しめて固着し、前記真空インタラプタ1の両端内部に植
    設した円筒状の外シールド29.30の開口端を内方向
    に延設するとともにその開口端に屈曲部29 a 、3
    0 aを形威し、前記各電極7,8および電極シールド
    25.26の周囲に主シールド31の本体部31 aを
    配設するとともにこの本体部31 aの両端に前記外シ
    ールド29.30の内側において真空インタラプタ1の
    両端内部付近まで延在する延長部31 bを連設しかつ
    各延長部31 bの端部に屈曲部31 dを形成し、前
    記各種シールドのうち少なくとも主シールド31の本体
    部31 aの肉厚を屈曲部31 dの2倍程度としたこ
    とを特徴とする真空しゃ断器。
JP17523378U 1978-12-18 1978-12-18 真空しや断器 Expired JPS5843154Y2 (ja)

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JPS5591025U JPS5591025U (ja) 1980-06-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6351239B2 (ja) * 2013-11-19 2018-07-04 三菱電機株式会社 真空バルブ

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JPS5591025U (ja) 1980-06-24

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