JPH0722840Y2 - 真空管と円筒導体との接続構造 - Google Patents

真空管と円筒導体との接続構造

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JPH0722840Y2
JPH0722840Y2 JP1988114519U JP11451988U JPH0722840Y2 JP H0722840 Y2 JPH0722840 Y2 JP H0722840Y2 JP 1988114519 U JP1988114519 U JP 1988114519U JP 11451988 U JP11451988 U JP 11451988U JP H0722840 Y2 JPH0722840 Y2 JP H0722840Y2
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JP
Japan
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cylindrical conductor
vacuum tube
anode
connection structure
cylindrical
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博 藤沢
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば線形加速器を有するイオン注入装置
やサイクロトロンの高周波電源等に用いられる同軸型高
周波増幅器等における真空管と円筒導体との接続構造に
関する。
〔従来の技術〕 この種の同軸型高周波増幅器の一例を簡略化して第3図
に示す。
即ち、円筒状のキャビティケース4の中央底部内に、円
筒状をした増幅用の真空管2(例えば型式が4CW25,000
A、4CW25,000B等)を収納している。この真空管2は、
上部外周面がアノード2aとなっており、このアノード2a
に円筒導体(同軸中心導体)6を被せて両者間を電気的
に接続し、キャビティケース4とこの円筒導体6とで同
軸キャビティを形成している。そして、この円筒導体6
の外周面とキャビティケース4の内周面間を、共振周波
数可変用の可動ショート板8が矢印Aのように上下に摺
動する構造になっている。
その場合、円筒導体6と真空管2のアノード2aとの間を
電気的に接続する構造には従来は次の二つがあった。
その一つは、第4図に示すように、例えば0.5mm厚程度
の銅板で作った円筒導体6の下部に複数のスリットを入
れて複数の接触片6aを作り、この円筒導体6の真空管2
のアノード2aに被せてバンド10で接触片6aの部分を外側
から締め付け、それによって円筒導体6とアノード2aと
の電気的接続を行うものである。
もう一つは、第5図に示すように、円筒導体6の下部内
に断面コ字状の銅リング12を半田付け、銀ろう付け等に
よって取り付け、かつその溝内に例えばベリリウム銅製
のコイルスプリング14を収納してリング状にしたもの
を、真空管2のアノード2aに被せ、このコイルスプリン
グ14の弾性を利用して円筒導体6とアノード2aとの電気
的接続を行うものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、第4図の構造だと、共振周波数を変化させる
ために前述したような可動ショート板8を下に動かす
と、それがバンド10に当たってしまうため、その可動範
囲すなわち周波数可変範囲が制限されるという問題があ
る。
また、バンド10は円筒導体6と同じ高電圧になるが、そ
れが突起となって放電等を引き起こす恐れがあり、その
ため回路動作の安定性上好ましくないという問題もあ
る。
一方、第5図の構造だと、コイルスプリング14の圧縮代
が小さいため、適合可能な真空管2のアノード2aの外径
が非常に限定されるという問題がある。例えば、真空管
2のアノード2aの外径は、同一の型式のものでも通常は
±0.5mm程度の製造上のばらつきがある他、異種の真空
管を事故等の場合に代替品として使用する場合には大き
な外径差が生じるが、上記構造ではこのような大きな外
径差には対応できないので、その場合は別の円筒導体6
を用意する必要が生じる。
そこでこの考案は、これらの点を改善した真空管と円筒
導体との接続構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案の接続構造は、円筒
導体の下部内に、周囲から内側に折り返した複数の接触
片を設け、この接触片の部分を真空管のアノードを被
せ、かつ円筒導体の内部において各接触片をその回りか
らバンドで締め付けるようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例に係る接続構造を示す斜視
図であり、第2図は第1図の円筒導体の下部を示す拡大
縦断面図である。従来例と同等部分には同一符号を付
し、以下においてはそれとの相違点を主に説明する。
この実施例においては、前述したような円筒導体6に相
当する、例えば0.5mm厚程度の銅板から成る円筒導体16
の下部内に、周囲から内側に折り返した複数の短冊状の
接触片16aを円筒状(円錐状)に設け、この接触片16aの
部分を前述したような真空管2のアノード2aに被せ、か
つ円筒導体16の内部において各接触片16aをその回りか
らバンド18で締め付けるようにしている。
バンド18は、例えば図示例のように細い(例えば1mmφ
程度の)銅線でも良いし、細い銅帯でも良い。またこの
バンド18の締め付けは、例えば、円筒導体16の下部に設
けた穴16bからラジオペンチ等を挿入してバンド18をね
じる等して行えば良い。
上記構造によれば、円筒導体16の内側に折り返した複数
の接触片16aを介して、しかもバンド18で締め付けるた
め確実に、当該円筒導体16と真空管2のアノード2aとの
電気的接続を行うことができる。
しかも、第4図に示した従来例と違って、円筒導体16の
外周面には突起等の邪魔になるものが出ていないので、
可動ショート板8を円筒導体16の下端部まで動かすこと
ができ、従ってその可動範囲を大きく取ることができ
る。
また、円筒導体16の外部には放電等を引き起こす恐れが
ある突起等が出ていないので、回路動作の安定性を損な
う恐れも無い。
また、接触片16aをバンド18で締め付ける構造であるた
め締め付け可能範囲が大きく、従って第5図に示した従
来例と違って、真空管2のアノード2aの外径の大小差に
対する適合可能範囲が広い、一例を示せば、上記のよう
な構造であれば、アノード2aの外径の差が±8mm程度以
内であれば同一の円筒導体16をそのまま使用することが
できる。従って、同一型式の真空管2におけるアノード
2aの外径の製造上のばらつきを吸収することができるの
は勿論のこと、異種の真空管を事故等の場合に代替品と
して使用することも、同一の円筒導体16でそのまま対応
することができる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案の接続構造によれば、円筒導体の
下部内に折り返した接触片の回りからバンドで締め付け
るようにしたので、円筒導体の外周面に邪魔なものが無
く、従って可動ショート板の可動範囲を大きく取ること
ができる他、放電等による回路動作の安定性を損なう恐
れも無い。また、接触片の部分での締め付け可能範囲が
大きいので、真空管のアノード外径が変わっても、同一
の円筒導体でそのまま対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る接続構造を示す斜
視図である。第2図は、第1図の円筒導体の下部を示す
拡大縦断面図である。第3図は、同軸型高周波増幅器の
一例を簡略化して示す縦断面図である。第4図および第
5図は、それぞれ、従来の接続構造を示す正面図であ
る。 2……真空管、2a……アノード、16……円筒導体、16a
……接触片、18……バンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部外周面がアノードである円筒状の真空
    管に円筒導体を被せてそれとアノードとの間を電気的に
    接続する構造において、円筒導体の下部内に、周囲から
    内側に折り返した複数の接触片を設け、この接触片の部
    分を真空管のアノードに被せ、かつ円筒導体の内部にお
    いて各接触片をその回りからバンドで締め付けるように
    したことを特徴とする真空管と円筒導体との接続構造。
JP1988114519U 1988-08-30 1988-08-30 真空管と円筒導体との接続構造 Expired - Lifetime JPH0722840Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0235506U JPH0235506U (ja) 1990-03-07
JPH0722840Y2 true JPH0722840Y2 (ja) 1995-05-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5911249U (ja) * 1982-07-13 1984-01-24 リンナイ株式会社 湯沸器

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JPH0235506U (ja) 1990-03-07

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