JPH0334830Y2 - - Google Patents

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JPH0334830Y2
JPH0334830Y2 JP12244985U JP12244985U JPH0334830Y2 JP H0334830 Y2 JPH0334830 Y2 JP H0334830Y2 JP 12244985 U JP12244985 U JP 12244985U JP 12244985 U JP12244985 U JP 12244985U JP H0334830 Y2 JPH0334830 Y2 JP H0334830Y2
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secondary electron
electron multiplier
resistor
relay support
terminal fitting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は2次電子増倍装置に関し、より詳しく
は、2次電子放出能を有する半導体材料で形成さ
れてなる筒状の2次電子増倍管から出力する2次
電子を検出して空間中のイオンや電子を検出する
2次電子増倍装置に関するものである。
(従来技術) 近年、宇宙空間に存在するイオンや電子を検出
する装置、あるいは各種イオンや原子の質量を分
析する質量分析計等においては、2次電子放出能
を有する半導体材料を筒状に形成した2次電子増
倍管を使用し、イオンや電子を検出する装置等に
直接、取り付けて使用することができる、いわゆ
るチヤンネルエレクトロンマルチプライヤと呼ば
れる2次電子増倍装置が使用されている。
この種の2次電子増倍装置では、たとえば第2
図に示すように、2次電子放出能を有する半導体
材料を筒状に形成してなり、入力側にイオンiが
入射するコーン状部2aの外周面に入力電極1を
形成した2次電子増倍管2の出力端から0.5mmな
いし1.0mmのギヤツプgをおいて円形の金属板か
らなるコレクタ3を配置し、上記入力電極1にア
ースに対して−3KVないし−4KVの高電圧EH
印加する一方、上記出力端に形成された加速電極
4にアースに対して−100Vないし−200Vの加速
電圧ELを印加し、この加速電圧ELで増倍電流を
上記コレクタ3に集めるようにしている。出力端
電極4に印加される加速電圧ELは、上記出力端
電極4とアースとの間に接続された抵抗Rによる
電圧降下により得ている。コレクタ3にて集めら
れる出力2次電子流は上記コレクタ3とアースの
間に生じる浮遊容量Csにチヤージされ、チヤー
ジされた電荷は負荷抵抗RLを通して放電され、
このとき負荷抵抗RLの両端に生じる電圧は前置
増幅器にて増幅される。
従来、上記2次電子増倍装置は、第3図に示す
ような具体的構成を有する。すなわち、アルミナ
等の良好な絶縁性を有する絶縁体材料からなる絶
縁体板6および7が中継支持棒8,9および10
の両端面に当接してビス11,11,……により
固定され、これら絶縁体板6と7との間に2次電
子増倍管2が支持される。この2次電子増倍管2
は、そのコーン状部2aの首部および出力端の近
傍にて、中継支持棒8および10に夫々溶接され
た支持金具12および13により夫々支持され
る。2次電子増倍管2の入力電極1および出力端
電極4は夫々上記支持金具12および13を通し
て中継支持棒8および10に導通する。中継支持
棒9には、2次電子増倍管2の出力端の開口に対
向してコレクタ3が溶接される。一方、上記絶縁
体板6および7の各一端部の間には、端子金具1
4がビス11とナツト15とにより固定され、ま
た、上記絶縁体板6および7の各他端部の間に
は、イオン導入孔16aおよびフアラデーカツプ
Fcを有する電極板16が、端子金具14と同様
に固定される。
この電極板16には正の電圧E′Hが印加される
(第2図参照)。上記端子金具14は、端子17,
18および19を有し、端子17はリード線21
により上記電極板16に接続され、端子18はリ
ード線22により上記中継支持棒8に接続され、
また、端子19はリード線23より上記中継支持
棒9に接続される。さらに、上記端子金具14と
支持金具13が溶接された中継支持棒10との間
には、抵抗器Rが接続される。
ところで、上記のような構成を有する2次電子
増倍装置において、抵抗器Rを端子金具14と中
継支持棒10との間に接続するため、抵抗器Rの
リード線24aは端子金具14にスポツト溶接
し、また、抵抗器Rのリード線24bは中継支持
棒10にスポツト溶接しているが、このスポツト
溶接作業は、絶縁体板6,7、中継支持棒10お
よび端子金具14で囲まれた狭い空間内で行わな
ければならず、抵抗器Rのリード線24a,24
bのスポツト溶接作業が非常に困難であつた。ま
た、抵抗器Rのリード線24a,24bのスポツ
ト溶接時に火花が飛び、2次電子増倍装置の構成
部品にリード線24a,24b等を構成している
金属材料が付着するが、これを除去するのが大変
面倒であつた。さらに、上記のように狭い空間内
に、高電位のリード線21,22等が走つている
ので、安全上も問題があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、組立が容易で高電圧に対する
安全性の高い2次電子増倍装置を提供することで
ある。
(考案の構成) このため、本考案は、複数本の中継支持棒の端
面が当接して固定された絶縁体板に支持されてな
る2次電子増倍装置の出力端電極とコレクタとの
間に印加される電圧を得るための抵抗器が2次電
子増倍管の出力端電極に導通する中継支持棒およ
びアースに接続される端子金具に夫々導通する上
記絶縁体板上に形成された導電膜と、これら導電
膜にまたがつて形成された膜状抵抗体とからなる
ことを特徴としている。すなわち、本考案は、2
次電子増倍管の出力端電極とコレクタとの間に印
加される電圧を得るための抵抗器を2次電子増倍
管を支持する絶縁体板上に形成するようにしたも
のである。
(考案の効果) 本考案によれば、2次電子増倍管を支持してい
る絶縁体板上に抵抗器を形成し、2次電子増倍装
置の組立により自動的にこの抵抗が2次電子増倍
管の出力端電極およびアースに接続される端子金
具に接続されるようにしたので、2次電子増倍管
の出力端電極とコレクタ間に印加する電圧を得る
ための抵抗器のリード線のスポツト溶接作業が不
要になり、2次電子増倍装置の組立が非常に簡単
化され、スポツト溶接時に発生する火花による2
次電子増倍装置の汚染もなくすことができる。ま
た、本考案によれば、高電圧が印加されるリード
線が走る狭い空間内に抵抗器がないので、高電圧
の放電等による事故もなくすことができる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。
第1図に示す2次電子増倍装置は、第3図にお
いて説明した2次電子増倍装置において、中継支
持棒10と端子金具14との間に接続されている
抵抗器Rに代えて、絶縁体板6の外側面に皮膜状
の抵抗器R′を形成したものである。
なお、第1図の2次電子増倍装置において、第
3図に対応する部分には対応する符号を付して示
し、重複した説明は省略する。
上記抵抗器R′は導電膜31,32およびこれ
ら導電膜31,32にまたがつて形成された膜状
抵抗体33からなる。上記導電膜31は、絶縁体
板6を貫通して中継支持棒10にねじ込まれたビ
ス11のビス孔(図示せず。)の周囲から引き出
されている。また、いま一つの上記導電膜32
は、絶縁体板6の端子金具14に固定する一つの
ビス11のビス孔(図示せず。)の周囲から引き
出されている。上記膜状抵抗体33は、導電膜3
1および32に夫々形成された抵抗体接続部31
aおよび32aにまたがつて形成される。上記導
電膜31,32は、たとえば銀(Ag)ペースト
等の印刷および焼付けにより形成される。また、
膜状抵抗体33は、たとえばカーボンペースト等
の印刷および焼付けにより形成される。
上記のようにすれば、導電膜31は中継支持棒
10にねじ込まれるビス11のビス孔の周囲にて
このビス11のビス頭の下面に圧接し、このビス
11を通して中継支持棒10に導通する。同様
に、導電膜32も端子金具14と絶縁体板6とを
相互に固定する一つのビス11を通して端子金具
14に導通する。従つて、第1図の2次電子増倍
装置を組み立てると同時に、自動的に、中継支持
棒10と端子金具14との間に膜状抵抗体33の
抵抗値を有する抵抗器R′が接続される。抵抗器
R′の接続にスポツト溶接を必要としないので、
2次電子増倍装置の組立が非常に簡単化され、2
次電子増倍装置の組立に要する時間も大幅に削減
される。また、絶縁体板6,7間の空間内に収容
される部品点数が少なくなり、高電圧の放電によ
る事故の発生も少なくなる。
なお、上記実施例において、導電膜31,32
は、蒸着やスパツタリング等によつて形成するこ
ともでき、また、膜状抵抗体33はサーメツト抵
抗体等であつてもよい。また、上記実施例では一
対の絶縁体板6,7を用いたが、2次電子増倍管
2を支持金具を介して支持するための中継支持棒
が絶縁体板6に当接固定することができることか
ら、一枚の絶縁体板6を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る2次電子増倍装置の一実
施例の斜視図、第2図は、2次電子増倍装置の回
路図、第3図は、従来の2次電子増倍装置の斜視
図である。 6,7……絶縁体板、8,9,10……中継支
持棒、11……ビス、12,13……支持金具、
14……端子金具、17,18,19……端子、
31,32……導電膜、33……皮膜抵抗体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁体板に複数本の中継支持棒の端面が当接し
    て固定され、これら中継支持棒に導電的に接着さ
    れた支持金具により2次電子増倍管が上記絶縁体
    板に支持されてなる一方、上記中継支持棒に接続
    される端子を備えた端子金具が上記絶縁体板に固
    定されており、上記2次電子増倍管の出力端電極
    に支持金具を通して導通する中継支持棒と上記端
    子金具との間に抵抗器が接続されてなる2次電子
    増倍装置であつて、 上記抵抗器は2次電子増倍管の出力端電極に導
    通する中継支持棒および上記端子金具に夫々導通
    する上記絶縁体板上に形成された導電膜と、これ
    ら導電膜にまたがつて上記絶縁体板上に形成され
    た膜状抵抗体とから構成されていることを特徴と
    する2次電子増倍装置。
JP12244985U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH0334830Y2 (ja)

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JP12244985U JPH0334830Y2 (ja) 1985-08-08 1985-08-08

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JPS6231363U JPS6231363U (ja) 1987-02-25
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