JPH0342608Y2 - - Google Patents

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JPH0342608Y2
JPH0342608Y2 JP18622385U JP18622385U JPH0342608Y2 JP H0342608 Y2 JPH0342608 Y2 JP H0342608Y2 JP 18622385 U JP18622385 U JP 18622385U JP 18622385 U JP18622385 U JP 18622385U JP H0342608 Y2 JPH0342608 Y2 JP H0342608Y2
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target
shield
ions
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insulating tube
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はスパツターイオン源装置に関する。
(従来の技術) 第1図は従来のスパツターイオン源装置を示
し、1はターゲツト部で、スパツターされるター
ゲツト2と、これを先端にネジ3などによつて取
り付けホルダー4と、前記ターゲツト2、ホルダ
ー4を絶縁するための絶縁筒5によつて構成され
てある。6はシールド、7はアイオナイザー、
8,9はイオンを集束するための電極である。
アイオナイザー7は供給されてくるたとえばセ
シウム蒸気を熱によつてイオン化して、スパツタ
ー用のイオンを生成する。得られたセシウムイオ
ンは負電位とされてあるターゲツト2に衝突し、
これによつてターゲツト物質がスパツターを受け
て負のイオンがはじき出される。このイオンは電
極8,9により集束される。
ところでこのような構成において、ターゲツト
1とアイオナイザー7との間には、相当量のセシ
ウム蒸気が存在しており、このためその一部が絶
縁筒5の表面に付着することがある。このように
セシウム蒸気が付着すると、この絶縁筒5の表面
の絶縁耐力が減少して、高電圧リークの原因とな
ることがある。また絶縁筒5の表面にセシウム蒸
気がチヤージアツプし、イオンビームの不安定さ
が生じたりすることがあつた。
これを解決するために従来では絶縁筒5の表面
に向い合うようにシールド6を設置し、これによ
つてセシウム蒸気が絶縁筒5の表面に到達するの
を防止するようにしている。しかしこのような構
成ではターゲツト2の電位が−20〜−30KVであ
るため、シヤーシ電位であるシールド6をターゲ
ツト2に対して充分に絶縁して設置しなければな
らず、その構成は極めて面倒である。
また前記した理由によりシールド6とターゲツ
ト2との間に間隙を確保しておかなければならな
ず、そのためこの間隙からターゲツト部1の内部
にセシウム蒸気が侵入してくることは避けられな
い。したがつてこのような構成では前記イオンの
絶縁筒5の表面への付着を確実に防止することは
極めて困難である。
(考案が解決しようとする問題点) この考案はターゲツトホルダーを絶縁する絶縁
筒の、シールドのための構成の簡略化を図ること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案はターゲツトホルダーを絶縁する絶縁
筒の表面を、金属製のシールドで覆い隠すととも
に、このシールドを前記ターゲツトと同電位とし
たことを特徴とする。
(実施例) この考案の実施例を第1図によつて説明する。
なお第2図と同じ符号を付した部分は同一または
対応する部分を示す。この考案にしたがい金属た
とえばステンレスからなるシールド10を、絶縁
筒5の表面を包囲するように配置するとともに、
ターゲツト2に接して設置する。この接触によつ
てシールド10はターゲツト2と同電位となる。
以上の構成によると、セシウム蒸気の一部がタ
ーゲツト2に衝突することなく、ターゲツト部1
の内部に侵入してくるが、絶縁筒5の表面とシー
ルド10との間には従来のような空〓はなんら存
在していないので、前記セシウム蒸気はシールド
10の表面に付着するようになり、絶縁筒5の表
面にはなんら付着するようなことはない。
以上の結果絶縁筒5の表面の、セシウム蒸気の
付着に基づく高電圧リークならびにチヤージアツ
プによる負イオンビームの不安定性は確実になく
なるとともに、短時間でのイオンビーム量の減少
も回避することができる。
一方シールド10はターゲツト2に接して設置
されて同電位とされているので、ターゲツト2,
ホルダー4に対しての絶縁は不要となるので、従
来構成に比較してシールドの絶縁構成は極めて簡
略化されるようになる。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、ターゲ
ツト、ホルダーど電気的に絶縁する絶縁筒の表面
が、セシウムのようなスパツター用のイオンを発
生させるための蒸気により汚染されるのを防止す
るための金属製のシールドを、前記絶縁筒の表面
を覆うように配置し、かつこれをターゲツトと同
電位としたので、前記絶縁筒の汚染による高電圧
リークならびに負イオンビーム量の低減を簡単に
防止することができるとともに、シールドの絶縁
構成が簡略化されるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は従来例の断面図である。 1……ターゲツト部、2……ターゲツト、4…
…ホルダー、5……絶縁筒、7……アイオナイ
ザ、8,9……集束電極、10……シールド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スパツタ用のイオンの衝突によつて負のイオン
    を発生するターゲツトと、前記ターゲツトをホー
    ルドするホルダーとによつてターゲツト部を構成
    するとともに、前記ターゲツト部を絶縁する絶縁
    筒の表面を金属製のシールドで覆い、かつこのシ
    ールドを前記ターゲツトと同電位としてなるスパ
    ツターイオン源装置。 スパツターイオン源装置。
JP18622385U 1985-12-02 1985-12-02 Expired JPH0342608Y2 (ja)

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JP18622385U JPH0342608Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

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Publication Number Publication Date
JPS6293366U JPS6293366U (ja) 1987-06-15
JPH0342608Y2 true JPH0342608Y2 (ja) 1991-09-06

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