JPS5842110Y2 - 押出成型用ダイス - Google Patents

押出成型用ダイス

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JPS5842110Y2
JPS5842110Y2 JP1978020984U JP2098478U JPS5842110Y2 JP S5842110 Y2 JPS5842110 Y2 JP S5842110Y2 JP 1978020984 U JP1978020984 U JP 1978020984U JP 2098478 U JP2098478 U JP 2098478U JP S5842110 Y2 JPS5842110 Y2 JP S5842110Y2
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JP
Japan
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die
molding die
cross
molding
extrusion
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978020984U
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JPS54124074U (ja
Inventor
良治 四元
信雄 長谷川
Original Assignee
横浜ゴム株式会社
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Publication date
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばタイヤビードフィラーのように断面形
状の肉厚が連続的に変化する押出しの難しい断面形状の
成型物を押出しする際に用いる押出成型用ダイスに関す
るものである。
従来、ダイスによる押出しでは、断面形状の肉厚が連続
的に変化する成型物、例えばビードフィラー(第1図は
ビードフィラーをビードリングにとりつけたものの正面
図、第2図は第1図のA−A’に於ける拡大断面図をそ
れぞれ示す)、の押出しの際、成型物寸法と断面押出速
度分布を同時に一枚の板ダイスの加工形状によって制御
せねばならず、ダイス構造が複雑で加工も困難で能率的
でなく、また成型物の形状によっては両者を満たす形状
の得られない場合もあり、更に例えばビード径の曲率に
合わせて速度分布の制御によって曲率をつけて吐出する
ことは極めて困難であった。
本考案の目的は、断面形状の肉厚が連続的に変化する成
型物を押出す際、押出断面の吐出速度分布の制御が容易
で、特に成型用ダイスによって決められた一定形状のも
のを曲率をつけて押出成型する際に有利に使用できる押
出成型用ダイスを提供することにある。
本考案の他の目的は、機能を異にする成型用ダイスと吐
出速度分布を制御するダイスを結合した、簡単な加工形
状でダイス加工が簡略化され能率的である押出成型用ダ
イスを提供することにある。
本考案のかかる目的を達成する押出成型用ダイスは、断
面形状の肉厚が連続的に変化する成型物の断面形状に比
例する開口部とその開口高さの二乗に比例するランドを
有する成型用ダイス、および、吐出速度分布を制御する
ダイスから成ることを特徴とするものである。
次に本考案の押出成型用ダイスを図面によって説明する
第3図は本考案の押出成型用ダイスを例示する斜視図で
あり、ここでは必要に応じて用いるベース台4の上に成
型用ダイス2と吐出速度分布を制御するダイス3が配置
されている押出成型用ダイス1が示されている。
第3図の押出成型用ダイスでは矢印方向に押出成型材料
が流れる。
第4図は第3図で用いた成型用ダイス2を裏側、すなわ
ち第3図の矢印側からみた図で、開口部5は連続的に肉
厚が変化して、その断面形状に肉厚部分と薄い部分を有
する成型物の断面形状に比例する形状を有している。
第5図A、 B、 Cは第4図のAA′、B−B’、c
−c’に於けるそれぞれの断面図で開口高さtが順次連
続的に変化していることが理解できる。
この場合成型用ダイスは、所望の押出成型品形状から次
式に基いてまず開口吐出断面の速度分布が等しくなるよ
うに加工される。
より具体的には、開口高さtは成型物の高さTにより決
まる。
いま、第10図に示す断面を有するビードフィラーを成
型しようとする場合、ゴムの膨張(ダイスエル)を考慮
し、式 により、使用する成型用ダイスの開口部寸法は第11図
に示されるような寸法形状となる。
したがって開口吐出断面の速度分布を一定にするには、
ランドlが上式にしたがって定められる。
上記の例をまとめると、次表の如くなる。
また、第6図には第3図で用いた吐出速度分布を制御す
るダイス3の正面図で、第7図は第6図のA−A’、B
−B’、c−c’に於けるそれぞれの断面図である。
このダイス3は成型用ダイス2の開口部高さと実質的に
逆の関係となる如く成型用ダイスの肉厚部分では低く、
薄い部分では高い通路高さを有するように形成される。
ダイス3は成型用ダイス2と表裏逆の関係である以外全
く同じ形状であっても良いが、異なる形状であっても良
い。
ダイス3に関し、吐出断面の速度分布はそのダイス3の
通路高さhによって制御され、実際には次式に基いて決
定される。
■、5ch2 (■:流速) ここで、例えば第1図、第2図に示されるビードフィラ
ーを得るときには、ビードの曲率半径に応じて曲率をつ
けて吐出させる必要があり、成型用ダイス2で押出形状
を決定し、フィラー底部(ビード接着部)と先端部の吐
出速度比をビード成型後の内周、外周の比になるように
次式にしたがって通路高さhを決める。
具体的に例を挙げると、12inのビードに高さ50m
mのビードフィラーとすると したがってh2=1.8h1の関係となり、hlが2m
mのときh2は3.5mmになる。
成型用ダイスおよび吐出速度分布を制御するダイスの形
状は、上記内容に限定されず任意の形状に加工される。
成型用ダイスの開口部、すなわち吐出側と反対側に吐出
速度分布を制御するダイスが配置される。
更に開口部、通路等は上記2種の機能の異なるダイス自
体に形成する構造であっても良く、また第3図に示す如
くベース台を用いて形成する構造であっても良い。
本考案の実施に於て用いられる成型材料としては、ゴム
、熱可塑性樹脂等が挙げられる。
また、本考案の押出成型用ダイスが有利に利用される成
型物としては、上述のビードフライ−の他、サイドトレ
ッド、ガスケット等が挙げられる。
本考案は、上述したように断面形状の肉厚が連続的に変
化する成型物の成型を行なう押出成型用ダイスを、成型
用ダイスと流速制御用ダイスとして別々の機能をもたせ
ダイスを結合せしめて使用できるようになしたもので、
各々のダイスは理論的に導かれる比較的簡単な形状で良
いため、容易に加工でき、更に成型用ダイスによって決
定される一定形状の成型物に対して、流速制御用ダイス
によって曲率をつけて押出す必要があるときに有効であ
る。
すなわち、成型物の吐出断面の速度分布の制御が容易で
あるため、ビードフィラー等の曲率にあわせてフィラー
の薄い先端側を外周円として押出す際に極めて有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はビードフィラーをビードリングにとりつけたも
のの正面図、第2図は第1図のA−A’に於ける拡大断
面図、第3図は本考案の押出成型用ダイスを例示する斜
視図、第4図は第3図で用いた成型用ダイスを裏側(矢
印側)からみた正面図、第5図A、B、Cはそれぞれ第
4図のA−A′、BB′、c−c’に於ける断面図、第
6図は第3図で用いた吐出速度分布を制御するダイスを
同じく裏側からみた正面図、第7図A、B、Cはそれぞ
れ第6図のA−A’、B−B’、c−c’に於ける断面
図、第8図は第3図で用いたベース台の正面図、第9図
は第8図のA−A’に於ける断面図、第10図は別のビ
ードフィラーの断面形状を示す図、第11図は第10図
のビードフィラーを成型するための成型用ダイスの開口
部形状を示す図、を各々示す。 1・・・・・・押出成型用ダイス、2・・・・・・成型
用ダイス、3・・・・・・吐出速度分布を制御するダイ
ス、4・・・・・・ベース台、5・・・・・・開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■、断面形状の肉厚が連続的に変化する成型物の断面形
    状に比例する開口部とその開口高さの二乗に比例するラ
    ンドを有する成型用ダイス、および吐出速度分布を制御
    するダイスから成ることを特徴とする押出成型用ダイス
    。 2、吐出速度分布を制御するダイスが、成型用ダイスの
    開口部との関係で肉厚部分では低く、薄い部分では高い
    通路高さを有する実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の押出成型用ダイス。 3、吐出速度分布を制御するダイスが、成型用ダイスと
    略同じ構造をもち、かつ、成型用ダイスと表裏逆の関係
    に位置せしめられている実用新案登録請求の範囲第2項
    に記載の押出成型用ダイス。
JP1978020984U 1978-02-21 1978-02-21 押出成型用ダイス Expired JPS5842110Y2 (ja)

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JP1978020984U JPS5842110Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21 押出成型用ダイス

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JPS54124074U JPS54124074U (ja) 1979-08-30
JPS5842110Y2 true JPS5842110Y2 (ja) 1983-09-22

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ID=28852995

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3066769B2 (ja) * 1990-12-28 2000-07-17 横浜ゴム株式会社 タイヤビードの製造方法
JP6209016B2 (ja) * 2013-08-09 2017-10-04 住友ゴム工業株式会社 環状ゴム部材の製造方法
JP6312878B1 (ja) * 2017-01-31 2018-04-18 中田エンヂニアリング株式会社 ビードエーペックスゴム形成装置

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