JPS5841922B2 - 鋼ストリツプ製造方法 - Google Patents
鋼ストリツプ製造方法Info
- Publication number
- JPS5841922B2 JPS5841922B2 JP52033529A JP3352977A JPS5841922B2 JP S5841922 B2 JPS5841922 B2 JP S5841922B2 JP 52033529 A JP52033529 A JP 52033529A JP 3352977 A JP3352977 A JP 3352977A JP S5841922 B2 JPS5841922 B2 JP S5841922B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolled
- strip
- rolling
- hot
- pickling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はホットストリップミルで圧延された熱延原板
を冷間圧延してストリップを製造する鋼ストリツプ製造
方法に関する。
を冷間圧延してストリップを製造する鋼ストリツプ製造
方法に関する。
一般に、熱間圧延、酸洗および冷間圧延よりなる鋼スト
リツプ圧延のトータルコストは熱延原板の板厚を増すほ
ど低減することが知られている。
リツプ圧延のトータルコストは熱延原板の板厚を増すほ
ど低減することが知られている。
しかしながら、熱延原板の板厚を増すと、熱延原板の圧
延機への咬み込みが悪化する、連続冷間圧延機での圧延
負荷が増大する、ストリップの両エツジに耳割れが発生
する、などの問題がある。
延機への咬み込みが悪化する、連続冷間圧延機での圧延
負荷が増大する、ストリップの両エツジに耳割れが発生
する、などの問題がある。
したがって、従来、熱延原板の板厚は冷間圧延機の設備
仕様等により経験的に設定されており、熱延原板の板厚
増大によるトータルコストの低減には十分な配慮がなさ
れていなかった。
仕様等により経験的に設定されており、熱延原板の板厚
増大によるトータルコストの低減には十分な配慮がなさ
れていなかった。
また、従来の連続酸洗機では脱スケール性向上の補助手
段として、スキンパス、スケ−/L/ 7” V −カ
ー等による機械的なデスケーリング方法や、ホウ酸など
の薬剤を塗布する方法など熱間圧延でのスケール発生を
抑制する方法がとられている。
段として、スキンパス、スケ−/L/ 7” V −カ
ー等による機械的なデスケーリング方法や、ホウ酸など
の薬剤を塗布する方法など熱間圧延でのスケール発生を
抑制する方法がとられている。
しかしながら未だ十分な脱スケール効果が得られていな
い。
い。
この発明は、従来の鋼ストリツプ連続冷間圧延における
上記のような問題を解決したもので、鋼ストリツプ圧延
におけるトータルコストの低減を図ることができ、しか
も、酸洗機における脱スケール性を大幅に向上せしめる
ことができる鋼ストリツプ製造方法を提供せんとするも
のである。
上記のような問題を解決したもので、鋼ストリツプ圧延
におけるトータルコストの低減を図ることができ、しか
も、酸洗機における脱スケール性を大幅に向上せしめる
ことができる鋼ストリツプ製造方法を提供せんとするも
のである。
以下、この発明の詳細な説明する。
この発明は熱延厚板を高圧下圧延機を用い少くとも3%
以上の圧下で冷間圧延し、該鋼板を200〜600℃に
加熱した後酸洗し、さらに所要の厚みに連続冷間圧延す
ることを特徴とする。
以上の圧下で冷間圧延し、該鋼板を200〜600℃に
加熱した後酸洗し、さらに所要の厚みに連続冷間圧延す
ることを特徴とする。
第1図に基づいて具体的に説明すると、熱延原板11は
巻戻機1より繰り出され、溶接機2において、先行の熱
延原板12の後端と後続の熱延原板11の先端とが溶接
接続され、前後の熱延原板11.12は一体とされる。
巻戻機1より繰り出され、溶接機2において、先行の熱
延原板12の後端と後続の熱延原板11の先端とが溶接
接続され、前後の熱延原板11.12は一体とされる。
熱延原板11の板厚は従来の2〜6關に比べて大きく、
6〜10mrrt程度とすることができる。
6〜10mrrt程度とすることができる。
次いで、熱延原板12は、ストリップ貯蔵装置3を経て
圧延機4に連続的に送られる。
圧延機4に連続的に送られる。
このため咬み込み性も向上する。
ここで3%以上の圧下率で冷間圧延される。
圧延機4は1パスで圧下率90%程度まで高圧下可能な
圧延機であり、例えば既存のゼンジマーミル、プラネタ
リ−ミル、ペンデュラムミルあるいは6段圧延機などが
用いられる。
圧延機であり、例えば既存のゼンジマーミル、プラネタ
リ−ミル、ペンデュラムミルあるいは6段圧延機などが
用いられる。
なお、ストリップ貯蔵装置3は一般に広く用いられてい
るルーパーよりなっており、溶接機2により接続された
熱延原板12を一時的に貯蔵する。
るルーパーよりなっており、溶接機2により接続された
熱延原板12を一時的に貯蔵する。
熱延原板11の溶接中には、巻戻機1からの熱延原板1
1の供給は一時停止するが、この間、ストリップ貯蔵装
置3は圧延機4に熱延原板12を連続的に供給する。
1の供給は一時停止するが、この間、ストリップ貯蔵装
置3は圧延機4に熱延原板12を連続的に供給する。
したがって溶接機2およびストリップ貯蔵装置3を設け
ることにより酸洗およびこれに続く冷間圧延を完全連続
化することが可能である。
ることにより酸洗およびこれに続く冷間圧延を完全連続
化することが可能である。
また、圧延機4の出側に設けた張力付加装置5によりこ
の装置5と圧延機4との間にあるストリップ13に10
〜20#/mti程度の張力を付加し、圧延機4におけ
る圧延荷重を20〜30%程度に低減して圧延を容易化
することができ、ストリップ13の平坦度向上および蛇
行防止を図ることができる。
の装置5と圧延機4との間にあるストリップ13に10
〜20#/mti程度の張力を付加し、圧延機4におけ
る圧延荷重を20〜30%程度に低減して圧延を容易化
することができ、ストリップ13の平坦度向上および蛇
行防止を図ることができる。
上記圧延に引き続いてストリップ13は加熱装置6によ
り加熱されたのち、酸洗槽7で酸洗され、連続冷間圧延
機列8により60〜80%の圧下率で所要の寸法に圧延
される。
り加熱されたのち、酸洗槽7で酸洗され、連続冷間圧延
機列8により60〜80%の圧下率で所要の寸法に圧延
される。
そして、ストリップ16は巻取機9に巻き取られる。
上記のように酸洗前に3%以上の圧下率で熱延原板12
を冷間圧延することにより、次のような効果がある。
を冷間圧延することにより、次のような効果がある。
すなわち、(1)酸洗後の連続冷間圧延機列8による圧
延負荷を軽減することができるので、大きな板厚、例え
ば6〜l0IILの熱延原板11を使用することができ
る。
延負荷を軽減することができるので、大きな板厚、例え
ば6〜l0IILの熱延原板11を使用することができ
る。
これより、前述のようにストリップ圧延のトータルコス
トの向上を図ることができる。
トの向上を図ることができる。
(2)本発明者達は、熱間圧延済みのストリップ表面の
スケールはその表面にひずみを加えることによりスケー
ルの剥離、亀裂を促進し、酸洗前のスケール付着量を減
少できることを知見している。
スケールはその表面にひずみを加えることによりスケー
ルの剥離、亀裂を促進し、酸洗前のスケール付着量を減
少できることを知見している。
第2図に酸洗前ストリップの圧下率とスケールの付着量
との関係を示しており、圧下率の増大によりスケール付
着量を大幅に減少せしめることが、可能であることがわ
かる。
との関係を示しており、圧下率の増大によりスケール付
着量を大幅に減少せしめることが、可能であることがわ
かる。
したがって、上記酸洗前の圧延によりスケール付着量が
減少し、酸洗槽7での酸の消費量の減少を図ることがで
きる。
減少し、酸洗槽7での酸の消費量の減少を図ることがで
きる。
(3)圧延時の加工熱および摩擦熱によりストリップ温
度は100°〜200℃にまで上昇するので、この熱を
有効に利用して酸洗に用いられる1 加熱用蒸気の原単
位を大幅に節減できる。
度は100°〜200℃にまで上昇するので、この熱を
有効に利用して酸洗に用いられる1 加熱用蒸気の原単
位を大幅に節減できる。
(4)ストリップ平坦度が向上するので、酸洗槽7内で
のストリップの蛇行が防止され、また酸洗後の耳切り性
が良(なる。
のストリップの蛇行が防止され、また酸洗後の耳切り性
が良(なる。
前記加熱装置6は圧延機4で圧延されたストリップ13
を200〜600℃の温度に中間加熱する。
を200〜600℃の温度に中間加熱する。
この加熱により、連続冷間圧延される前の段階において
ストリップ15は軟化しているので、所要の寸法に連続
冷間圧延された最終製品の耳割れはなくなる。
ストリップ15は軟化しているので、所要の寸法に連続
冷間圧延された最終製品の耳割れはなくなる。
さらに、酸洗においては脱スケール性が向上し、また、
加熱蒸気を大幅に、例えば全く使用しない程度まで節減
することができる。
加熱蒸気を大幅に、例えば全く使用しない程度まで節減
することができる。
なお、加熱されたストリップ14の温度低下を防ぐため
加熱装置6はできるだけ酸洗槽Iに近い方がよい。
加熱装置6はできるだけ酸洗槽Iに近い方がよい。
また上記中間加熱装置を酸洗槽出側に設けて、耳割れ防
止をはかることもできる。
止をはかることもできる。
なお本発明において圧延機4で圧延されたストリップ1
3を加熱装置6で加熱するのに200〜600℃と限定
した理由は、200℃未満であっては冷間圧延で生じた
加工硬化を軟化しきれず、酸洗後さらに冷間圧延する際
に耳割れ、板破断等の問題が生じるためであり、又60
0℃超に加熱した場合には鋼板が再結晶し材質上好まし
くない結果をもたらすからである。
3を加熱装置6で加熱するのに200〜600℃と限定
した理由は、200℃未満であっては冷間圧延で生じた
加工硬化を軟化しきれず、酸洗後さらに冷間圧延する際
に耳割れ、板破断等の問題が生じるためであり、又60
0℃超に加熱した場合には鋼板が再結晶し材質上好まし
くない結果をもたらすからである。
上記実施例では酸洗槽7を出たストリップ15は、直接
連続冷間圧延機列8に送られ所要の厚みに圧延されるが
、これに代えて、一旦巻取機に巻き取り、改めて巻取機
よりストリップを連続冷間圧延機列8に供給するように
してもよい。
連続冷間圧延機列8に送られ所要の厚みに圧延されるが
、これに代えて、一旦巻取機に巻き取り、改めて巻取機
よりストリップを連続冷間圧延機列8に供給するように
してもよい。
この場合には巻取機への巻取りによりストリップ15の
温度は降下するので、前記加熱装置は巻取機と連続冷間
圧延機列8との間に、特に連続冷間圧延機列8に近接し
て設けることが望ましい。
温度は降下するので、前記加熱装置は巻取機と連続冷間
圧延機列8との間に、特に連続冷間圧延機列8に近接し
て設けることが望ましい。
以上詳細に説明したことから明らかなように、この発明
のストリップ製造方法は、酸洗前に3%以上の圧下率で
熱延原板を冷間圧延するという極めて簡便な構成であり
ながら熱延原板の板厚を大幅に増大してストリップ製造
のトータルコストを切り下げを図ることができるととも
に、酸洗での脱スケール能力を著しく向上することがで
きる。
のストリップ製造方法は、酸洗前に3%以上の圧下率で
熱延原板を冷間圧延するという極めて簡便な構成であり
ながら熱延原板の板厚を大幅に増大してストリップ製造
のトータルコストを切り下げを図ることができるととも
に、酸洗での脱スケール能力を著しく向上することがで
きる。
第1図はこの発明の方法を実施するストリップ製造設備
の概略図、および第2図は圧下率とスケール付着量との
関係を示すグラフである。 1・・・・・・巻取機、2・・・・・・溶接機、3・・
・・・・ストリップ貯蔵装置、4・・・・・・圧延機、
5・・・・・・張力付加装置、6・・・・・・加熱装置
、7・・・・・・酸洗槽、8・・・・・・連続冷間圧延
機列、11・・・・・・熱延原板。
の概略図、および第2図は圧下率とスケール付着量との
関係を示すグラフである。 1・・・・・・巻取機、2・・・・・・溶接機、3・・
・・・・ストリップ貯蔵装置、4・・・・・・圧延機、
5・・・・・・張力付加装置、6・・・・・・加熱装置
、7・・・・・・酸洗槽、8・・・・・・連続冷間圧延
機列、11・・・・・・熱延原板。
Claims (1)
- 1 熱延厚板を高圧下圧延機を用い少(とも3%以上の
圧下率で冷間圧延し、該鋼板を200〜600℃に加熱
した後酸洗し、さらに所要の厚みに連続冷間圧延するこ
とを特徴とする鋼ストリップの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52033529A JPS5841922B2 (ja) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | 鋼ストリツプ製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52033529A JPS5841922B2 (ja) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | 鋼ストリツプ製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53118258A JPS53118258A (en) | 1978-10-16 |
JPS5841922B2 true JPS5841922B2 (ja) | 1983-09-16 |
Family
ID=12389064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52033529A Expired JPS5841922B2 (ja) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | 鋼ストリツプ製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841922B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55165203A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-23 | Nippon Steel Corp | Manufacture of thin steel sheet |
JPS6067683A (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-18 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ステンレス鋼線材の脱スケール方法 |
FR2701409B1 (fr) * | 1993-02-12 | 1995-05-05 | Clecim Sa | Installation de traitement de bandes métalliques. |
CN102836873A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-26 | 山东沃德动力科技有限公司 | 一种不锈钢带轧制系统 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5089222A (ja) * | 1973-12-11 | 1975-07-17 | ||
JPS5215421A (en) * | 1975-07-26 | 1977-02-05 | Nippon Steel Corp | Mechanical descaling method |
-
1977
- 1977-03-25 JP JP52033529A patent/JPS5841922B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5089222A (ja) * | 1973-12-11 | 1975-07-17 | ||
JPS5215421A (en) * | 1975-07-26 | 1977-02-05 | Nippon Steel Corp | Mechanical descaling method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53118258A (en) | 1978-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2019109400A1 (zh) | 一种不锈钢冷轧板连续生产系统及方法 | |
JPH0751703A (ja) | 熱間圧延から冷間圧延への転換のための連続処理ライン | |
CN113198866B (zh) | 一种薄规格中高牌号无取向硅钢酸轧生产工艺 | |
CN108906888A (zh) | 不锈钢冷轧带钢生产设备 | |
CN106862270A (zh) | 一种厚规格热轧酸洗板的生产工艺 | |
JPS5841922B2 (ja) | 鋼ストリツプ製造方法 | |
US5725696A (en) | Process and plant for production of raw stainless steel castings | |
JP2965969B1 (ja) | 鋼板の連続めっき方法 | |
CN217948225U (zh) | 一种含二次轧程的带材处理生产线 | |
JPH0461048B2 (ja) | ||
JPS6115919A (ja) | けい素鋼板の冷間圧延方法 | |
TW202243766A (zh) | 冷軋鋼板的製造方法及製造設備 | |
JPS6250202B2 (ja) | ||
JPS566720A (en) | Descaling method for steel strip | |
US1842220A (en) | Sheet metal rolling process | |
JPH0790246B2 (ja) | 鋳片の直接圧延方法 | |
US2099082A (en) | Process for the rolling of thin sheet metal | |
JPH0360804A (ja) | 難溶接材の連続圧延方法 | |
JPS57165116A (en) | Descaling method for hot rolled strip | |
JP3790283B2 (ja) | 耐ローピング性、耐リジング性ならびに深絞り性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 | |
JPS61165206A (ja) | 特殊鋼の連続冷間圧延方法および連続冷間圧延設備 | |
JPS5827004B2 (ja) | 連続冷間圧延設備 | |
JPS61217562A (ja) | チタン熱延板の製造方法 | |
SU1201334A1 (ru) | Способ непрерывной обработки рулонной гор чекатаной нержавеющей стали | |
JPS63177904A (ja) | 熱間連続仕上圧延設備 |