JPH0461048B2 - - Google Patents

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JPH0461048B2
JPH0461048B2 JP61096880A JP9688086A JPH0461048B2 JP H0461048 B2 JPH0461048 B2 JP H0461048B2 JP 61096880 A JP61096880 A JP 61096880A JP 9688086 A JP9688086 A JP 9688086A JP H0461048 B2 JPH0461048 B2 JP H0461048B2
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rolled
cold
cold rolling
reduction
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Masanori Ueda
Masamitsu Tsuchinaga
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/02Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with acid solutions
    • C23G1/08Iron or steel
    • C23G1/086Iron or steel solutions containing HF
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/02Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
    • C21D8/0205Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips of ferrous alloys

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、18%Cr−8%Ni鋼に代表される、
研磨性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼薄
板の製造方法に関する。
[従来の技術] ステンレス鋼薄板の研摩製品は、2B或はBA製
品をエメリー・ペーパー研磨或はバフ研磨したも
のである。ステンレス鋼薄板の研磨製品は鏡面仕
上げされ、その表面が優れた光沢を有することが
商品価値を決定づける。而して、優れた表面光沢
を有するステンレス鋼薄板を得るには、研磨性に
優れた2B或はBA製品を準備する必要がある。
研磨性に優れたステンレス鋼薄板は、短時間の
研磨で優れた表面光沢を有する製品とすることが
できるが、研磨性に劣るステンレス鋼薄板は、長
時間の研磨を施されてはじめて優れた表面光沢を
有する製品となる。ステンレス鋼薄板の研磨性を
左右する2B或はBA製品(研磨素材)の表面性状
として、表面粗さがあることが知られている。
特公昭58−18436号公報には、ステンレス鋼熱
延板がメカニカル・デスケーリングを施された後
のストリツプ表層部の変化がバフ研磨欠陥発生の
原因であることが開示されている。従来から知ら
れているステンレス鋼薄板の研磨性向上のための
手段は、 (1) ストリツプ表層部をベルト・グラインダによ
つて研削すること (2) 材料を冷間圧延工程およびそれに続く焼鈍酸
洗工程で2回処理すること これに加えて (3) プロセツサー或はレベラーによつてストリツ
プに繰り返し曲げを付与した後、硝酸および弗
酸を含有する酸洗液で酸洗すること からなるプロセスである。
また特開昭60−262921号にはオーステナイト系
ステンレス鋼の粗圧延を1050℃以上で終了させる
方法が記載されている。しかしこの方法は仕上熱
間圧延の噛込温度を970℃以下にする事を好まし
いとする方法であるため、この方法では仕上熱間
圧延の終了温度は頻繁に950℃以下となる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者等は、オーステナイト系ステンレス鋼
薄板の研磨性の良否を検討した結果、研磨の進行
に伴つて鋼板表面の粗さ等はすぐに平滑化される
けれども、鋼板表面に“かぶさり”状欠陥が存在
するときは、これが最後まで除去されず、“かぶ
さり”状欠陥の程度がオーステナイト系ステンレ
ス鋼薄板の研磨性の良否を決定づけていることを
解明した。
SUS 304鋼の2B製品を1分間バフ研磨した後
の鋼板表面を倍率400に拡大したものを第1図示
す。第1図から明らかなように、鋼板表面の凹凸
は消えているけれども、”かぶさり”状欠陥は残
存している。“かぶさり”状欠陥の成因は、熱延
板を酸洗するときに生じる粒界腐食溝や熱延板そ
のものがもつ凹凸が、冷間圧延わけてもセンジマ
ー・ミルのような小さい直径を有するワークロー
ルをもつ圧延機によつて熱延板を冷間圧延すると
きに、剪断力を伴う圧延によつて前記鋼板表面の
凹凸の凸部が延伸せしめられて“倒れ込み”さら
に“かぶさり”となるメカニズムである。
そこで本発明は、オーステナイト系ステンレス
鋼薄板の研磨性の良否を支配する“かぶさり”状
欠陥を根本的に防止することができるオーステナ
イト系ステンレス鋼薄板の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の特徴とする処は、 (1) C含有量を0.07重量%以下としたオーステナ
イト系ステンレス鋼を、仕上熱間圧延終了温度
を950℃以上で1050℃未満として熱間圧延し、
圧延終了後直ちにストリツプを急冷して650℃
以下の温度域で巻き取り、次いでメカニカルデ
スケーリングを施した後でHNO3:80〜300
g/およびHF:10〜200g/からなる酸
洗液で酸洗するデスケーリングにより表面を厚
さ2〜10μm除去し、しかる後、200mm以上の
直径を有するワークロールをもつ圧延機によつ
て圧延すべき全冷間圧下量の初期の少なくとも
30%の圧下量を冷間圧延し、次いで、焼鈍酸洗
工程、光輝焼鈍工程、光輝焼鈍の後で調質圧延
を施す工程の何れかの工程で処理するようにし
たことを特徴とする研磨性のすぐれたオーステ
ナイト系ステンレス鋼帯の製造法であり、 (2) 冷間圧延が、200mm以上の直径を有するワー
クロールをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷
間圧下量の初期の少なくとも30%の圧下量を冷
間圧延した後、100mm以下の直径を有するワー
クロールをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷
間圧下量の少なくとも20%の圧下量を冷間圧延
する過程からなるものである、前記1に記載の
研磨性のすぐれたオーステナイト系ステンレス
鋼帯の製造法であり、 (3) 冷間圧延が、200mm以上の直径を有するワー
クロールをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷
間圧下量の初期の少なくとも30%の圧下量を冷
間圧延した後、中間焼鈍酸洗を施し次いで、
100mm以下の直径を有するワークロールをもつ
圧延機によつて圧延すべき全冷間圧下量の少な
くとも20%の圧下量を冷間圧延する過程からな
るものである、前記1に記載の研磨性のすぐれ
たオーステナイト系ステンレス鋼帯の製造法で
ある。
以下、本発明を詳細に説明する。
上述のように、オーステナイト系ステンレス鋼
薄板の研磨性の良否を支配する“かぶさり”状欠
陥は、熱延板を酸洗するときに生じる粒界腐食溝
や熱延板そのものがもつ凹凸が、冷間圧延わけて
もセンジマー・ミルのような小さな直径を有する
ワークロールを持つ圧延機によつて熱延板を冷間
圧延するときに、剪断力を伴う圧延によつて前記
鋼板表面の凹凸の凸部が延伸せしめられて“倒れ
込み”さらに“かぶさり”となるメカニズムによ
つて生じる。本発明の発明者等は、オーステナイ
ト系ステンレス鋼薄板を極力普通鋼製造プロセス
に近いプロセスで製造し得るようにするために、 (1) 熱延板焼鈍工程を省略する (2) コイル・グラインデイング工程と呼ばれるス
トリツプ全表面を研削する工程を省略する (3) 高い生産性の冷間圧延工程を採用する プロセスを確立する研究を進めてきた。このプ
ロセスを前提として、オーステナイト系ステンレ
ス鋼薄板の研磨性を向上させることができる製造
プロセスを確立するための研究を進めた結果、発
明者等は、熱延板焼鈍工程を省略する製造プロセ
スにあつては、熱延板の酸洗時に粒界腐食を生じ
させないことおよび熱延板そのものに凹凸を生ぜ
しめないこととともに冷間圧延工程において熱延
板表面の凹凸の凸部が延伸せしめられて、“倒れ
込み”さらに“かぶさり”とならないようにする
手段とを組合せることが重要であることを見出
し、本発明を完成するに至つた。本発明は、18%
Cr−8%Ni鋼に代表されるオーステナイト系ス
テンレス鋼製造プロセスにおいて、(a)C含有量を
0.07重量%以下とし、(b)仕上熱間圧延終了温度を
950℃以上の温度域として熱間圧延し、(c)熱間圧
延後直ちにストリツプを急冷し、650℃以下の温
度域で巻き取り、(d)次いで、材料(ストリツプ)
にメカニカルデスケーリングを施した後、
HNO3:80〜300g/およびHF:10〜200g/
からなる酸洗液で酸洗することによつて地鉄表
面を厚さ2〜10μm溶削して平滑化し、(e)しかる
後、200mm以上の直径を有するワークロールをも
つ圧延機によつて圧延すべき全冷間圧下量の初期
の少なくとも30%の圧下量を冷間圧延し、(f)焼鈍
酸洗或は光輝焼鈍を施し必要に応じて調質圧延す
るようにした点によつて特徴づけられる。また、
本発明は、200mm以上の直径を有するワークロー
ルをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷間圧下量
の初期の少なくとも30%の圧下量を冷間圧延した
後、100mm以下の直径を有するワークロークをも
つ圧延機によつて圧延すべき全冷間圧下量の少な
くとも20%の圧下量を冷間圧延するようにした点
によつて特徴づけられる。さらに本発明は、200
mm以上の直径を有するワークロールをもつ圧延機
によつて圧延すべき全冷間圧下量の初期のすくな
くとも30%の圧下量を冷間圧延した後、材料に中
間焼鈍、酸洗を施し次いで、100mm以下の直径を
有するワークロールをもつ圧延機によつて圧延す
べき全冷間圧下量の少なくとも20%の圧下量を冷
間圧延するようにした点によつて特徴づけられ
る。
本発明においては、鋼中のC含有量を0.07重量
%以下としかつ、圧延終了温度を950℃以上とし
て熱間圧延し、仕上熱間圧延終了後直ちにストリ
ツプを急冷し650℃以下の温度域で巻き取る。こ
の条件を満足することによつて、Cr炭化物の粒
界析出を有効に防止することができるとともに、
仕上熱間圧延終了温度を950℃以上の温度域とす
ることによつてストリツプを再結晶させて軟化
し、欠陥部が口を開くのを抑えることができる。
圧延終了温度即ち仕上熱間圧延機列出側におけ
る材料温度は、950℃以上であつて1050℃未満で
あることが望ましい。仕上熱間圧延終了温度が
1050℃以上となると、材料(スラブ)加熱温度は
1280℃を超えることとなり、そうするとフエライ
ト相が増加し熱間圧延段階で材料に割れを生じ
る。このようにして、熱延板を酸洗した後に粒界
腐食溝となるCrの炭化物の粒界析出を防止する
とともに、溝の原因となる開口部の形成をよりよ
く防止できる。
熱間圧延後材料にたとえば砂鉄を含む高圧水を
吹き付けるメカニカル・デスケーリングを施し、
次いで、HNO3:80〜300g/およびHF:10〜
200g/を含有する水溶液中で酸洗する。水溶
液の温度を50℃以上とし、90秒間以内の短時間酸
洗とする。酸洗は、水溶液中にストリツプを浸漬
するか或は水溶液をストリツプにスプレーする形
態でなされる。酸洗によつて、短時間にストリツ
プの表層2〜3μm厚さを溶削し平滑化する。酸
洗に先立つてストリツプを50℃以上に予熱してお
くと、酸洗によるストリツプ表層部の平滑化が効
果的に遂行される。こうして得られた材料を冷間
圧延するに際しては、材料表面の凸部が延伸せし
められて“倒れ込み”さらに“かぶさり”となる
ことのないようにするために、大径のワークロー
ルをもつ圧延機によつて圧延することが重量であ
る。発明者は、従来、オーステナイト系ステンレ
ス鋼薄板の冷間圧延機として専ら用いられている
小径のワークロール(直径:60mm)をもつセンジ
マー・ミルによる冷間圧延と、大径(直径:200
mmおよび400mm)のワークロールをもつ圧延機に
よる冷間圧延を比較した結果、小径のワークロー
ルをもつセンジマー・ミルによる冷間圧延におい
ては、酸洗後の材料の表面の凹凸の凸部は剪断を
伴う圧延によつて“倒れ込み”易く“かぶさり”
となることを知見した。ところが、200mm或は400
mmといつた大径のワークロールをもつ圧延機によ
る冷間圧延においては、鋼板表面に作用する剪断
力が小さくむしろ、圧縮力が強く作用する結果、
鋼板表面の凹凸は緩やかにされて、凸部が“倒れ
込む”ことなく“かぶさり”になり難い。
こうして、(a)鋼中のC含有量を0.07重量%以下
とし、(b)仕上熱間圧延終了温度を950℃以上の温
度域として熱間圧延し、(c)熱間圧延後、直ちに材
料を急冷し650℃以下の温度域でストリツプ(材
料)を巻き取るようにすることによつて、Cr炭
化物が粒界に析出することを防止し、(d)次いで、
材料にメカニカル・デスケーリングを施した後、
HNO3:80〜300g/およびHF:10〜200g/
を含む水溶液中で酸洗を施すことによつて鋼板
(ストリツプ)表面を平滑化する構成と、大径の
ワークロールをもつ圧延機による冷間圧延を組合
せることによつて、製品(研磨素材)表面の“か
ぶさり”を極めて少なくすることができる。大径
のワークロールをもつ圧延機による冷間圧延の効
果は、冷間圧延の初期に冷間圧延すべき全圧下量
の少なくとも30%を圧延することによつて発現す
る。冷間圧延の初期に、大径のワークロールをも
つ圧延機による冷間圧延によつて鋼板表面の凹凸
を緩やかに平滑下すれば、それ以降の冷間圧延を
大径のワークロールをもつ圧延機によつて行う場
合も、小径のワークロールをもつ圧延機によつて
行う場合もさらに、大径のワークロールをもつ圧
延機による初期の冷間圧延と後段の冷間圧延の中
間に焼鈍酸洗を介挿する場合も同様の“かぶさ
り”防止効果をもたらす。
冷間圧延の初期に、大径のワークロールをもつ
圧延機による冷間圧延によつて鋼板表面の凹凸を
緩やかにし平滑化することによる“かぶさり”防
止効果は、圧延すべき全冷間圧下量の80%の圧下
量で飽和する。冷間圧延後、材料(鋼板)は、焼
鈍、酸洗され、或は光輝焼鈍されまたは調質圧延
されて製品となる。たとえば、冷間圧延後、材料
(鋼板)は1000〜1150℃の温度域で連続焼鈍され、
ソルト処理後、硝酸電解酸洗および硝弗酸溶液中
での酸洗を施されるか或は、1000〜1150℃の温度
域で光輝焼鈍され、次いで、調質圧延されて製品
とされる。
以上のようにして製造されたステンレス薄板は
表面粗さも小さく、特に表面にかぶさりがなく、
研磨性のすぐれた薄板である。
[実施例] 通常のSUS304でCを0.043%として溶製し連続
鋳造鋳片とした後、1260℃に加熱し、熱間圧延し
厚さ3.0mmとし仕上熱間圧延を990℃で終了した。
その後すぐ水冷して冷却し、巻取温度を580℃で
巻取つた。その後砂鉄粒を研掃材として含有する
高圧水を吹き付けてメカニカルデスケーリング後
HNO3が150g/とHFが40g/より成る70℃
の酸洗液をスプレー吹きつけをし30秒でデスケー
ルした。溶削厚さは表面より4〜5μであつた。
その後直径が250〜600mmの大径ロールを有するダ
ンデム冷間圧延機で潤滑油の濃度を普通鋼冷延時
よりも濃くして高速冷延し厚さ1.5mmの冷延板と
した。その後通常のセンジマー冷延機で直径60mm
の小径ロールで厚さ0.6mmまで冷間圧延機一部は
1050〜1150℃の間で連続焼鈍・酸洗し、又一部は
光輝焼鈍し、調質圧延して2B及びBA製品とし
た。2Bの酸洗条件はソルトで改質後、80g/
HNO3中50℃で電解酸洗し、ついでHNO3:50
g/とHF:20g/の酸洗液中で酸洗した。
比較材としては巻取温度を730℃とした通常材
を使用した。これらの鋼板を使用して、研磨性の
比較試験を実施した。研磨性試験は#250の
Al2O3バフを使用し、押付圧力は30Kg/m2
300rpmの速度で実施した。バフ研磨時間と表面
の性状を比較した結果、本発明法による方法では
研磨時間1分できわめて良好な鏡面が得られた
が、巻取温度を730℃にしたものでは表面のかぶ
さりが消滅せず、2分研磨後に消滅した。このよ
うにして鋼板表面にかぶさりのない研磨性すぐれ
たステンレス鋼板を得ることが出来た。
[発明の効果] 以上のごとく、本発明の方法で製造したステン
レス鋼帯や鋼板は研磨して使用する際研磨性が優
れている。又本発明の方法は従来の複雑なステン
レスプロセスに比べ簡易であり、普通鋼プロセス
等でステンレス鋼薄板を高能率に低コストで製造
する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はSUS304.2B薄板を1分間バフ研磨し
た後の表面を400倍に拡大した写真を模写した図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C含有量を0.07重量%以下としたオーステナ
    イト系ステンレイ鋼を、仕上熱間圧延終了温度を
    950℃以上で1050℃未満として熱間圧延し、圧延
    終了後直ちにストリツプを急冷して650℃以下の
    温度域で巻き取り、次いでメカニカルデスケーリ
    ングを施した後でHNO3:80〜300g/および
    HF:10〜200g/からなる酸洗液で酸洗する
    デスケーリングにより表面を厚さ2〜10μm除去
    し、しかる後、200mm以上の直径を有するワーク
    ロールをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷間圧
    下量の初期の少なくとも30%の圧下量を冷間圧延
    し、次いで、焼鈍酸洗工程、光輝焼鈍工程、光輝
    焼鈍の後で調質圧延を施す工程の三種類の工程の
    うちの何れかの工程で処理することを特徴とする
    研磨性のすぐれたオーステナイト系ステンレス鋼
    帯の製造法。 2 冷間圧延が、200mm以上の直径を有するワー
    クロールをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷間
    圧下量の初期の少なくとも30%の圧下量を冷間圧
    延した後、100mm以下の直径を有するワークロー
    ルをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷間圧下量
    の少なくとも20%の圧下量を冷間圧延する過程か
    らなるものである、請求項1に記載の研磨性のす
    ぐれたオーステナイト系ステンレス鋼帯の製造
    法。 3 冷間圧延が、200mm以上の直径を有するワー
    クロールをもつ圧延機によつて圧延すべき全冷間
    圧下量の初期の少なくとも30%の圧下量を冷間圧
    延した後、中間焼鈍酸洗を施し次いで、100mm以
    下の直径を有するワークロールをもつ圧延機によ
    つて圧延すべき全冷間圧下量の少なくとも20%の
    圧下量を冷間圧延する過程からなるものである、
    請求項1に記載の研磨性のすぐれたオーステナイ
    ト系ステンレス鋼帯の製造法。
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