JPS5841801B2 - コウウンロ−タリ−ソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は牽引機体とその牽引機体によって牽引される耕
耘ロータリーとで歩行型耕耘機を構成し、耕耘ロータリ
ーの後部に、硬質部材からなる整地板を配設すると共に
、この整地板を上方に延長して耕耘ロータリー側と操縦
者側とを仕切る仕切壁を形成し、前記整地板を歩行型耕
耘機に対して上下揺動自在に支持する支持アームとハン
ドル枠との間に両者の相対距離を変更固定する機構を介
在させである耕耘ロータリー装置に関する。

この種の耕耘ロータリア装置においては、従来、例えば
実公昭３１−８６１４号公報に記載のものがあり、操縦
者が耕耘ロータリーに接触して損傷することを防止する
べく、操縦者の足等の耕耘ロータリーへの進入を接当阻
止する仕切壁を形成しである整地板を耕耘ロータリーの
後部に配設して安全性を確保すると共に、ロータリーに
よる耕耘された後の土を整地し得るように構成している
のであるが、前記耕耘装置を牽引機体から取り外した場
合には、操縦者が耕耘ロータリーに接触する虞れもなく
なり、前記整地板の接当面により操縦者の足の進入を接
当阻止する必要もなくなるために、従来構造では、前記
整地板を前記耕耘ロータリーに揺動可能に枢支し、前記
耕耘ロータリーを取り外すと同時に不必要と思われる整
地板も一体的に取外し得るように構成していたのである
。

つまり、従来では、この種の整地板は耕耘ロータリーを
使用するがために必要となるものであると観念されてい
たのであり、耕耘ロータリーと安全確保のための整地板
とを一体的に取り外せるようにするべく、整地板を耕耘
ロータリーに枢支している構成は、従来において一般的
な技術常識となっていたのである。

しかし、苗植付は作業を行う以前の水田の表面を平らに
整地する代掻き作業等を行う場合には、耕耘ロータリー
を取り外した状態で整地板を水田の表面に接触させて牽
引する必要があり、この従来構造のものにおいて、前記
代掻作業を行うにおいては、耕耘ロータリーを取り外し
た状態でさらに新たに整地板を取付ける必要があり、代
掻き用の特別の整地板を新たに準備しなげればならない
と云う欠点を有するものである。

本発明は、前述の欠点を解消するべく、整地板を耕耘ロ
ータリーに枢支させである従来の一般的な技術常識を打
破したものであり、操縦者の耕耘ロータリーへの接触を
防止し且つ耕耘後の土を整地する整地板を利用して、操
作業時等における耕耘ロータリーを取り外した状態での
整地作業をも行い得る耕耘ロータリー装置を提供するこ
とを目的とする。

即ち、本発明は、冒記した耕耘ロータリー装置において
、前記支持アームを前記牽引機体に上下揺動可能に枢支
させであることを特徴とする。

つまり、整地板を耕耘ロータリー側ではなく牽引機体の
方に枢支させであるために、その整地板による耕耘ロー
タリーを取り外した状態で代掻作業等を行うことができ
るに至ったのである。

即ち、耕耘ロータリーの後に配設した整地板の取り付は
箇所を牽引機体側に変更すると云う非常に簡単な構造改
良でもって、代掻作業等において必要となる、耕耘ロー
タリーを取り外した状態での整地作業力可能になったの
である。

以下本発明の実施の態様を例示図について説明する。

図において、１，１は駆動用車輪で、エンジンからの出
力が伝達されて常時回転する車軸２０両端に軸支される
。

３は耕耘ロータリー、４は整地板である。

該整地板４は、鉄板等の硬質材からなり横方向に前記ロ
ータリー３と略等しい横巾に構成されるとともに、側面
視において略々１字状に構成される。

そして、そのロータリー３に近接する側面は、上下方向
に適当高さを有せしめて、操縦者の足の耕耘ロータリー
への進入を接当阻止する仕切壁Ａを形成してあり、また
、その底部は整地部５として構成されるとともに、整地
部５の後端を延設して上方に屈曲して構成される。

そして、この整地板４は、前記駆動車輪１，１０車軸２
０両突出端に回動自在に一端を枢支された支持アーム６
．６の後端に、整地板４のロータリー３に近接する前面
の両側を固設されて、車軸２を中心に上下回動自在に構
成されるとともに、前記支持アーム６．６とハンドル枠
７から延設された支持フレーム８との間には、油圧シリ
ンダ９，９が介在されて、ハンドル枠７と支持アーム６
．６の相対距離変更、且つ固定可能に構成されることに
より、整地板４も車軸２を中心にハンドル枠７に対する
相対距離変更、且つ、固定可能に構成される。

本発明は以上の様に構成したものであり、以下その作動
を説明する。

機体の前進に伴って、耕耘ロータリー３が圃場等を耕耘
するとともに、引続いて適当整地作用力を有して、シリ
ンダ９，９及び支持アーム６．６を介して固定された整
地板４の整地部５が圃場等を整地するとともに、操縦者
が耕耘ロータリー３に接触するのを、この整地板４のロ
ータリー３に近接する側面が阻止する。

また、シリンダ９，９を作動し、支持アーム６．６とハ
ンドル枠７の相対距離を大きくすると、整地板４の整地
部５は強い整地力を持って、整地作用を行なう。

尚、本発明の例示図においては、接地尾輪を有して耕深
調節を行ない、整地板４が整地作用を行なうを例示して
いるが、この接地尾輪を取り外し、整地板４が接地尾輪
を兼ねて耕耘作用を行なうも可能である。

また、実施例において、整地板４は、支持アーム６．６
及びシリンダ９，９を介して、規制された位置に確実に
固定される構成であるが、例えば、シリンダ９，９と支
持アーム６．６との間にスプリングを介在させ、この規
制された位置から小なる範囲に移動自在に機構とすると
、整地板４に急激な負荷等が作用するのを吸収でき、一
層よいものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る耕耘ロータリー装置の実施の態様を
例示し、第１図は全体側面図、第２図は全体平面図であ
る。 ３・・・・・・ロータリー、４・・・・・・整地板、６
・・・・・・支持アーム、７・・・・・・ハンドル枠、
Ａ・・・・・・仕切壁、９・・・・・・相対距離を変更
固定する機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 牽引機体とその牽引機体によって牽引される耕耘ロ
   ータリー３とで歩行型耕耘機を構成し、耕耘ロータリー
   ３の後部に硬質部材からなる整地板４を配設すると共に
   、この整地板４を上方に延長して耕耘ロータリー側と操
   縦者側とを仕切る仕切壁Ａを形成し、前記整地板４を歩
   行型耕耘機に対して上下揺動自在に支持する支持アーム
   ６．６とハンドル枠７との間に両者の相対距離を変更固
   定する機構９，９を介在させである耕耘ロータリー装置
   において、前記支持アーム６を前記牽引機体に上下揺動
   可能に枢支させであることを特徴とする耕耘ロータリー
   装置。