JPS58400Y2 - 直流電動機の速度制御回路 - Google Patents
直流電動機の速度制御回路Info
- Publication number
- JPS58400Y2 JPS58400Y2 JP1978110997U JP11099778U JPS58400Y2 JP S58400 Y2 JPS58400 Y2 JP S58400Y2 JP 1978110997 U JP1978110997 U JP 1978110997U JP 11099778 U JP11099778 U JP 11099778U JP S58400 Y2 JPS58400 Y2 JP S58400Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- motor
- signal
- circuit
- multiplier
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Protection Of Generators And Motors (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、直流電動機の速度制御系の異常を検知する
ようにしたものの改良に関する。
ようにしたものの改良に関する。
直流電動機に直結された速度発電機の出力を帰還し、こ
れと上記直流電動機の速度基準信号との偏差に応じて上
記直流電動機の回転速度を制御するような速度制御系に
あっては、上記速度発電機あるいはその配線部分に断線
故障が生じると速度発電機からの帰還信号が零になるの
で直流電動機を暴走させてしまう。
れと上記直流電動機の速度基準信号との偏差に応じて上
記直流電動機の回転速度を制御するような速度制御系に
あっては、上記速度発電機あるいはその配線部分に断線
故障が生じると速度発電機からの帰還信号が零になるの
で直流電動機を暴走させてしまう。
そこでこの暴走を防止するため従来の速度制御回路には
各種の暴走検知及び防止回路が設けられている。
各種の暴走検知及び防止回路が設けられている。
第1図は、この種の暴走防止回路を備えた従来の速度制
御回路の一例を示すブロック図であり、1は直流電動機
の電機子、2は直流電動機の界磁コイル、3の上記直流
電動機の電源となるサイリスタ装置、4は上記直流電動
機に直結した速度発電機、5は直流電動機の速度基準信
号を設定する設定器、6はこの設定器の速度基準信号と
上記速度発電機4の速度信号とを比較し、これらの偏差
に応じた制御信号を発生する速度制御器、7はこの速度
制御器の制御信号に従って上記サイリスタ装置3を点弧
制御する点弧回路、8はサイリスク装置3に流入する交
流電流を変成する電流変成器、9は直流電動機の電機子
電圧を検出する電機子電圧検出器、10は上記界磁コイ
ル2に流入する界磁電流を検出する界磁電流検出器、1
1はこの界磁電流検出器の検出値と上記速度発電機4の
速度信号とを乗算演算する掛算器、12はこの掛算器の
演算値と上記電機子電圧検出器9の出力とを比較する電
圧比較回路、13はこの電圧比較回路の比較値が一定値
をこえたとき異常信号を送出する異常信号送出回路であ
る。
御回路の一例を示すブロック図であり、1は直流電動機
の電機子、2は直流電動機の界磁コイル、3の上記直流
電動機の電源となるサイリスタ装置、4は上記直流電動
機に直結した速度発電機、5は直流電動機の速度基準信
号を設定する設定器、6はこの設定器の速度基準信号と
上記速度発電機4の速度信号とを比較し、これらの偏差
に応じた制御信号を発生する速度制御器、7はこの速度
制御器の制御信号に従って上記サイリスタ装置3を点弧
制御する点弧回路、8はサイリスク装置3に流入する交
流電流を変成する電流変成器、9は直流電動機の電機子
電圧を検出する電機子電圧検出器、10は上記界磁コイ
ル2に流入する界磁電流を検出する界磁電流検出器、1
1はこの界磁電流検出器の検出値と上記速度発電機4の
速度信号とを乗算演算する掛算器、12はこの掛算器の
演算値と上記電機子電圧検出器9の出力とを比較する電
圧比較回路、13はこの電圧比較回路の比較値が一定値
をこえたとき異常信号を送出する異常信号送出回路であ
る。
なお、上記掛算器11、電圧比較回路12及び異常信号
送出回路13で暴走防止回路14を構成する。
送出回路13で暴走防止回路14を構成する。
即ち、速度制御器6は設定器5から供給される直流電動
機の速度基準信号と速度発電機4から供給される直流電
動機の実速度に応じた速度信号とを入力し、これらの偏
差に応じた制御信号を点弧回路7へ送出する。
機の速度基準信号と速度発電機4から供給される直流電
動機の実速度に応じた速度信号とを入力し、これらの偏
差に応じた制御信号を点弧回路7へ送出する。
点弧回路7は上記速度制御器6から供給される制御信号
に基づいてサイリスク装置3を点弧制御し、直流電動機
の電機子電圧すなわち直流電動機の回転速度を制御する
。
に基づいてサイリスク装置3を点弧制御し、直流電動機
の電機子電圧すなわち直流電動機の回転速度を制御する
。
つまり、直流電動機の実速度をフィードバックし、設定
器5の速度基準信号と比較し、実速度が速度基準信号に
応じた速度となるように制御している。
器5の速度基準信号と比較し、実速度が速度基準信号に
応じた速度となるように制御している。
なお、電流変成器8はサイリスク装置3へ流入する直流
電動機の電機子電流に比例した交流電流を変成し、速度
制御器6へ供給することにより、電流補償をするもので
ある。
電動機の電機子電流に比例した交流電流を変成し、速度
制御器6へ供給することにより、電流補償をするもので
ある。
次に、基底速度をこえる範囲における速度制御をするに
は、図示していない界磁制御回路を操作し、界磁コイル
2へ流入する界磁電流を加減することにより行なわれる
。
は、図示していない界磁制御回路を操作し、界磁コイル
2へ流入する界磁電流を加減することにより行なわれる
。
さて、このような制御系において、今、速度発電機4あ
るいは速度発電機4と速度制御器6とを結ぶ線路に断線
が生じたとすると、速度制御器6は、設定器5の速度基
準信号と速度発電機4の速度信号との偏差を出力してい
るため、点弧回路7へ異常に増大した制御信号を供給し
てしまい、この結果、直流電動機が暴走することになる
。
るいは速度発電機4と速度制御器6とを結ぶ線路に断線
が生じたとすると、速度制御器6は、設定器5の速度基
準信号と速度発電機4の速度信号との偏差を出力してい
るため、点弧回路7へ異常に増大した制御信号を供給し
てしまい、この結果、直流電動機が暴走することになる
。
暴走防止回路14は、これを防止するために設けられた
ものであり、以下これについて説明する。
ものであり、以下これについて説明する。
すなわち、掛算器11は速度発電機4の速度信号と界磁
電流検出器10の検出値とを入力し、これらの値を乗算
演算し、該演算値を電圧比較回路12へ出力する。
電流検出器10の検出値とを入力し、これらの値を乗算
演算し、該演算値を電圧比較回路12へ出力する。
電圧比較回路12は、上記演算値と電機子電圧検出器9
の検出値とを比較し、これらの偏差を異常信号送出回路
13へ出力する。
の検出値とを比較し、これらの偏差を異常信号送出回路
13へ出力する。
ここで、直流電動機の回転速度Nは、
但し、Eは電機子電圧
Φは磁束
には常数
である。
従って、NΦα=Eであり、またΦは界磁コイル2に流
入する界磁電流Ifと比例関係にあるため、次式のよう
な関係が成り立つ。
入する界磁電流Ifと比例関係にあるため、次式のよう
な関係が成り立つ。
NIfCcX E
すなわち、電圧比較回路12は電機子電圧検出器9の検
出する電機子電圧Eと、掛算器11の演算値NIfを比
較するものである。
出する電機子電圧Eと、掛算器11の演算値NIfを比
較するものである。
したがって、正常時における電機子電圧検出器9の出力
Eと掛算器11の出力(NIf)とを等しくしておけば
、電圧比較回路12は、速度発電機4あるいは速度発電
機4と速度制御器6を結ぶ線路に断線が生じたとき掛算
器11に入力する上記速度発電機4の出力が零となり、
これに応じて掛算器11の出力も零となるため、出力を
発生する。
Eと掛算器11の出力(NIf)とを等しくしておけば
、電圧比較回路12は、速度発電機4あるいは速度発電
機4と速度制御器6を結ぶ線路に断線が生じたとき掛算
器11に入力する上記速度発電機4の出力が零となり、
これに応じて掛算器11の出力も零となるため、出力を
発生する。
異常信号送出回路13は、上記電圧比較回路12の出力
により動作し、直流電動機の停止指令あるいは警告信号
を送出する。
により動作し、直流電動機の停止指令あるいは警告信号
を送出する。
かくして直流電動機の暴走を防止することができる。
しかしながら、従来の装置は上記のように構成されてい
るため、電機子電圧を検出するための電機子電圧検出器
9が必要となる欠点があり、また点弧回路7及びサイリ
スク装置3に異常が生じていたとしても、それを検知で
きない欠点があった。
るため、電機子電圧を検出するための電機子電圧検出器
9が必要となる欠点があり、また点弧回路7及びサイリ
スク装置3に異常が生じていたとしても、それを検知で
きない欠点があった。
この考案は、上記欠点に鑑みてなされたものであり、速
度制御器6から電機子電圧に応じた制御信号が出力され
ていることに着目して、上記速度制御器6の制御信号を
暴走防止回路14へ導くようにすることにより上記欠点
を除去することを目的としている。
度制御器6から電機子電圧に応じた制御信号が出力され
ていることに着目して、上記速度制御器6の制御信号を
暴走防止回路14へ導くようにすることにより上記欠点
を除去することを目的としている。
第2図は、この考案の一実施例を示すブロック図であり
、第1図と同一部分には同一符号を附している。
、第1図と同一部分には同一符号を附している。
第2図において、第1図と異なる点は、電機子電圧検出
器9が省略されている点と、速度制御器6から出力され
る制御信号を暴走防止回路14へ導いている点である。
器9が省略されている点と、速度制御器6から出力され
る制御信号を暴走防止回路14へ導いている点である。
即ち、点弧回路γは、速度制御器6の制御信号に基づい
てサイリスク装置3を点弧制御し、もって直流電動機の
電機子電圧を制御しているため、上記速度制御器6の制
御信号と、直流電動機の電機子電圧とは比例関係にある
。
てサイリスク装置3を点弧制御し、もって直流電動機の
電機子電圧を制御しているため、上記速度制御器6の制
御信号と、直流電動機の電機子電圧とは比例関係にある
。
従って、正常時における速度制御器6の制御信号と掛算
器11の演算値とを等しくしておけば、電圧比較回路1
2は、速度発電機4あるいは速度発電機4と速度制御器
6とを結ぶ線路に断線が生じたとき掛算器11に入力す
る上記速度発電機4の出力が零となり、これに応じて掛
算器11の出力も零となるから、出力を発生する。
器11の演算値とを等しくしておけば、電圧比較回路1
2は、速度発電機4あるいは速度発電機4と速度制御器
6とを結ぶ線路に断線が生じたとき掛算器11に入力す
る上記速度発電機4の出力が零となり、これに応じて掛
算器11の出力も零となるから、出力を発生する。
そして、上記電圧比較回路12の出力により異常信号送
出回路13が動作し、直流電動機の停止指令あるいは警
告信号を送出するため、上記断線のために直流電動機が
暴走するのを防止することができる。
出回路13が動作し、直流電動機の停止指令あるいは警
告信号を送出するため、上記断線のために直流電動機が
暴走するのを防止することができる。
また、速度制御器6から出力される制御信号と掛算器1
1の演算値とを比較しているため、点弧回路7あるいは
サイリスク装置3に伺らかの異常が生じ、上記制御信号
に基づいて直流電動機の電機子電圧が制御できなくなっ
たとしても、これを即座に検知できる。
1の演算値とを比較しているため、点弧回路7あるいは
サイリスク装置3に伺らかの異常が生じ、上記制御信号
に基づいて直流電動機の電機子電圧が制御できなくなっ
たとしても、これを即座に検知できる。
以上のようにこの考案によれば、直流電動機の実速度を
フィードバックする速度発電機の速度信号と界磁電流を
検出する界磁電流検出器の検出値とを掛算器で乗算演算
し、この演算値と、上記直流電動機の電機子電圧を制御
する速度制御器の制御信号とを比較することにより速度
制御系の異常を検出するものとしたから、電機子電圧検
出器を不要にでき、また直流電動機の暴走が防止できる
とともに、点弧回路及びサイリスク装置の異常をも検知
することができる。
フィードバックする速度発電機の速度信号と界磁電流を
検出する界磁電流検出器の検出値とを掛算器で乗算演算
し、この演算値と、上記直流電動機の電機子電圧を制御
する速度制御器の制御信号とを比較することにより速度
制御系の異常を検出するものとしたから、電機子電圧検
出器を不要にでき、また直流電動機の暴走が防止できる
とともに、点弧回路及びサイリスク装置の異常をも検知
することができる。
第1図は、従来の速度制御回路を示すブロック図、第2
図は、この考案の一実施例を示すブロック図であり、1
は電機子、2は界磁コイル、3はサイリスク装置、4は
速度発電機、6は速度制御器、7は点弧回路、10は界
磁電流検出器、11は掛算器、12は電圧比較回路であ
る。 なお、各図中、同一符号は、同一あるいは相当部分を示
すものとする。
図は、この考案の一実施例を示すブロック図であり、1
は電機子、2は界磁コイル、3はサイリスク装置、4は
速度発電機、6は速度制御器、7は点弧回路、10は界
磁電流検出器、11は掛算器、12は電圧比較回路であ
る。 なお、各図中、同一符号は、同一あるいは相当部分を示
すものとする。
Claims (1)
- 直流電動機の回転速度に応じた速度信号を発生する速度
発電機、上記直流電動機の速度基準信号と上記速度発電
機の速度信号とを比較し、これらの偏差に応じた制御信
号で上記直流電動機の電機子電圧を制御する速度制御器
、上記直流電動機の界磁巻線に流入する界磁電流を検出
する界磁電流検出器、この界磁電流検出器の検出値と上
記速度発電機の速度信号とを乗算演算する掛算器、この
掛算器の演算値と上記速度制御器の制御信号とを比較し
、偏差信号を出力する比較回路、この比較回路の出力に
より異常信号を発生する異常信号送出回路を備えたこと
を特徴とする直流電動機の速度制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978110997U JPS58400Y2 (ja) | 1978-08-11 | 1978-08-11 | 直流電動機の速度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978110997U JPS58400Y2 (ja) | 1978-08-11 | 1978-08-11 | 直流電動機の速度制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5529917U JPS5529917U (ja) | 1980-02-27 |
JPS58400Y2 true JPS58400Y2 (ja) | 1983-01-06 |
Family
ID=29058409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978110997U Expired JPS58400Y2 (ja) | 1978-08-11 | 1978-08-11 | 直流電動機の速度制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58400Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-11 JP JP1978110997U patent/JPS58400Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5529917U (ja) | 1980-02-27 |
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