JPS5838427B2 - ジアミノマレオニトリルノ セイゾウホウホウ - Google Patents

ジアミノマレオニトリルノ セイゾウホウホウ

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JPS5838427B2
JPS5838427B2 JP49069156A JP6915674A JPS5838427B2 JP S5838427 B2 JPS5838427 B2 JP S5838427B2 JP 49069156 A JP49069156 A JP 49069156A JP 6915674 A JP6915674 A JP 6915674A JP S5838427 B2 JPS5838427 B2 JP S5838427B2
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JP
Japan
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diaminomaleonitrile
hydrocyanic acid
reaction
aluminum
purity
Prior art date
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JP49069156A
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JPS511417A (ja
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秀雄 設楽
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NITSUHO KAGAKU KK
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NITSUHO KAGAKU KK
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジアミノマレオニトリルの製造方法に関する
ものである。
詳しく述べると、アルキルアルミニウムまたはその誘導
体の存在下に青酸を重合させることによりジアミノマレ
オニトリルを製造する方法に関するものである。
ジアミノマレオニトリルは、ジシアノピラジンアデニン
、ジシアノイミダゾールなどのような医薬中間体や各種
の核酸物質合成用原料として有用な青酸の四量体として
知られており、種々の薬品、農薬、食品添加物などの基
礎原料である。
しかしながら、適当な合成方法がないため極めて高価で
あった。
従来、ジアミノマレオニトリルの製造方法としては、シ
アン化アルカリ、トリアルキルアミンなどのような塩基
性化合物を触媒として使用して青酸を重合させ、その重
合物よりジアミノマレオニトリルを分離精製する方法が
知られている。
しかしながら、このような方法は反応速度が遅く、がっ
、収率も低いのが現状である。
最近にいたり、大きな進歩、改良が行なわれ、特開昭4
6−2917号および特公昭475925号にみられる
ように、収率50%以上も達或可能となった。
前者の方法は、青酸とともにシアノゲンを使用し、溶媒
の存在下にトリアルキルアミンなどの塩基性物質を触媒
として青酸を重合させる方法である。
この方法によれば、70%近くの収率も達成可能である
が、多量のシアノゲンを使用しなげればならない。
したがって、あらかじめシアノゲンを製造しておく必要
があり、このための特別な装置や作業を要する。
後者の方法は、ジメチルスルホキサイド中に青酸を溶解
し、触媒として青化ソーダなどを加えてオートクレープ
中で加熱するものである。
しかしながら、この方法では、ジメチルスルホキサイド
からのジアミノマレオニトリルの分離精製が煩雑となり
、ジメチルスルホキサイドの回収精製工程も別途加わる
ことになる。
さらに、前記公知のいずれの方法によっても、えられる
青酸重合物は多量の過重合物を含有しているのでジアミ
ノマレオニトリルの純度が低く、このため煩雑な精製工
程によりジアミノマレオニトリルをうる必要がある。
本発明者らは、前記のような従来法の諸欠点を改善しよ
うと鋭意研究を行なった結果、アルキルアルミニウムま
たはその誘導体の優れた触媒作用を見出し、本発明方法
を完成したものである。
すなわち、本発明によるジアミノマレオニトリルの製造
方法は、アルキルアルミニウムまたはその誘導体の存在
下に青酸を重合させることにより行なわれる。
そして、アルキルアルミニウムまたはその誘導体は極め
て高純度のジアミノマレオニトリルを極めて高収率で生
成させるのである。
本発明において使用されるアルキルアルミニウムまたは
その誘導体とは、分子中に少なくとも1個のアルミニウ
ム原子を有し、このアルミニウムに直接結合して少なく
とも1個のアルキル基を有するものである。
一般式で示せば、つぎのようになる。
(ただし、式中、R1は炭素原子数1〜10を有するア
ルキル基であり、また、R2およびR3はハロゲン原子
または炭素原子数1〜10を有するアルキル基である。
)具体例を示せば、トリメチルアルミニウム、トリエチ
ルアルミニウム、トリーn−7口ピルアルミニウム、ト
リイソプロビルアルミニウム、トリn−ブチルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウム、トリーtert−
ブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリ
オクチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロライ
ド、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミ
ニウムブロマイド、ジーn−プロビルアルミニウムクロ
ライド、ジーn−プロビルアルミニウムフロマイド、ジ
イソプロビルアルミニウムクロライド、ジーn−ブチル
アルミニウムクロライド、ジインブチルアルミニウムク
ロライド、ジイソブチルアルミニウムブロマイド、ジヘ
キシルアルミニウムクロライド、ジエチルア.ルミニウ
ムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライ
ド、エチルアルミニウムジクロライド、などがある。
そして、これらアルキルアルミニウムまたはその誘導体
の使用量は、青酸にたいしてモル比で、通常0.001
〜1であり、好ましくは0.005〜0.1である。
本発明によれば、青酸の重合は無溶媒下でも行なうこと
ができるが、前記アルミニウム化合物の空気中での不安
定性を考慮すると、不活性ガスシール下および/または
溶媒の.存在下で取扱い、かつ、反応を行なうことが好
ましい。
溶媒としては、アルキルアルミニウムまたはその誘導体
を溶解し、かつ、これらを分解しないものであればいず
れも使用可能である。
一例をあげると、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、フソイトキュメンデュレンなどのような芳香族炭
化水素およびヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、
ドデカン、シクロヘキサン、シクロへブタン、シクロド
デカンなどのような脂肪族または脂環族飽和炭化水素が
ある。
青酸にたいする溶媒の使用量は、重量比で通常1〜50
であり、好ましくは10〜30である。
本発明における反応混度は、通常−20〜+150℃で
あるが、好ましくは−10〜+50℃であり、最も好ま
しくはO〜+20℃である。
反応時間は、反応温度および触媒の量によって異なるが
、通常1時間〜7日間であり、好ましくは24〜96時
間である。
また、触媒としてアルキルアルミニウムハライドを使用
する場合には、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリプロビルアミン トリブチルアミンなどのようなト
リアルキルアミンなど塩基性物質をハロゲン原子にたい
して当量加えることにより反応の進行をよくする。
圧力は、触媒の使用量、溶媒量および反応温度によって
自ずから決まるが、と《にカロ圧する必要はな《、希薄
溶液で長時間反応を行なう方が収率および純度において
良好な結果かえられる 溶媒を使用した場合、反応生成物は沈殿してくるので、
反応終了後、これを金網などで沢過したのち、乾燥する
たけで純度の高い白色針状結晶のジアミノマレオニトリ
ルかえられる。
また、反応生成物を除去したあとの溶媒中には触媒が存
在しているので、これを通常のF紙あるいはp布などで
戸過することによって、つぎの反応にくり返えし使用す
ることができる。
以上述べたように、本発明方法は、青酸の重合触媒とし
てアルキルアルミニウムまたはその誘導体を使用するの
で、極めて高純度のジアミノマレオニトリルが高収率で
えられるので、その精製はほとんど必要がなく、かつ、
高収率であるので極めて経済的である。
また、溶液重合の場合、生成物は反応中に沈殿してくる
ので、反応終了後、沢別するだけで高純度白色結晶とし
てジアミノマレオニトリルかえられるので、生戒物の分
離工程が簡単であるばかりでなく、触媒として使用した
アルキルアルミニウムまたはその誘導体は反応終了後は
、沢紙や沢布などで容易に除去できるので、とくに溶媒
の回収精製工程を必要とせず、そのままつぎの反応にく
り返えし使用できるという利点がある。
つぎに、実施例をあげて本発明方法をさらに詳細に説明
する。
なお、下記実施例におけるジアミノマレオニトリルの収
率は、重量%を意味する。
実施例 1 容量200mlの密栓付き丸底フラスコにトルエン14
0mlを入れ、さらに、トリエチルアルミニウム277
1lおよび青酸5.0Pを入れた。
これを恒温槽中に入れ、5℃に72時間保持したのち、
金網(80メッシュ)で沢過したところ、白色針状結晶
のジアミノマレオニトリル4.8tiI(収率96.0
%)かえられた。
このジアミノマレオニ} IJルについて純度分析を行
なった。
すなわち、薄層クロマトグラフイーによりジアミノマレ
オニトリルのスポットを採取し、これを水で脱着したの
ち、紫外線分九々度計により295mνの波長を用いて
分析した。
えられたジアミノマレオニトリルの純度は98,0%で
あった。
実施例 2 容量200mlの密栓付丸底フラスコにキシレン120
mlを入れ、さらにトリ−n−プロビルアルミニウム2
rrLlおよび青酸5.01を入れた。
これを恒温槽に入れ、10℃で48時間保持したのち、
金網(80メッシュ)で沢過したところ、白色針状結晶
のジアミノマレオニトリル3.i’(収率74.0%)
かえられた。
このジアミノマレオニトリルを実施例1と同様に純度分
析を行なったところ、純度97.3%であった。
実施例 3 容量200mlの密栓付丸底フラスコにトルエン140
1′Llを入れ、さらにトリイソブチルアルミニウム2
ml.および青酸5.01を入れた。
これを恒温槽に入れ、5゜Cに72時間保持したのち、
金網(80メッシュ)で汗過したところ、白色針状結晶
のジアミノマレオニトリル3.29(収率64.0%)
かえられた。
このジアミノマレオニ} IJルを実施例1と同様に純
度分析を行なったところ、純度97.5%であった。
実施例 4 容量200mlの密栓付丸底フラスコにトルエン140
1′Llを入れ、さらにジエチルアルミニウムクロライ
ド2ml、トリエチルアミン2.3mlおよび青酸5.
Of?を入れた。
これを恒湛槽に入れ、5℃に72時間保持したのち、金
網(80メッシュ)でf過したところ、白色針状結晶の
ジアミノマレオニトリル3.0?(収率60,0%)か
えられた。
このジアミノマレオニトリルを実施例1と同様に純度分
析を行なったところ、純度91.3%であった。
実施例 5 実施例1において、ジアミノマレオニトリルを除去した
あとのトルエンを沢紙を用いて触媒を沢別した。
ついで、これにトリエチルアルミニウム2mlおよび青
酸5.01を入れ、5℃に72時間保持したのち、金網
(80メッシュ)で戸過したところ白色針状結晶のジア
ミノマレオニトリル4.81かえられた。
このジアミノマレオニトリルを実施例1と同様に純度分
析を行なったところ、純度96.2%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ただし、式中、R1は炭素原子数1〜1oを有するア
    ルキル基であり、またR2およびR3はハロゲン原子ま
    たは炭素原子数1〜10を有するアルキル基である。 )を有するアルキルアルミニウムまたはその誘導体の存
    在下に青酸を重合させることを特徴とするジアミノマレ
    オニトリルの製造方法。
JP49069156A 1974-06-19 1974-06-19 ジアミノマレオニトリルノ セイゾウホウホウ Expired JPS5838427B2 (ja)

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JPS511417A JPS511417A (ja) 1976-01-08
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JPS6048747B2 (ja) * 1982-06-01 1985-10-29 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936621A (ja) * 1972-08-09 1974-04-05

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