JPS5837432B2 - シンシユクセイカサダカフシヨクフ - Google Patents

シンシユクセイカサダカフシヨクフ

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Publication number
JPS5837432B2
JPS5837432B2 JP50011350A JP1135075A JPS5837432B2 JP S5837432 B2 JPS5837432 B2 JP S5837432B2 JP 50011350 A JP50011350 A JP 50011350A JP 1135075 A JP1135075 A JP 1135075A JP S5837432 B2 JPS5837432 B2 JP S5837432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulky
web
stretchable
elongation
nonwoven fabric
Prior art date
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Expired
Application number
JP50011350A
Other languages
English (en)
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JPS5188776A (ja
Inventor
寿夫 岩佐
忠弘 小林
秀雄 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP50011350A priority Critical patent/JPS5837432B2/ja
Publication of JPS5188776A publication Critical patent/JPS5188776A/ja
Publication of JPS5837432B2 publication Critical patent/JPS5837432B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリル系自然捲縮繊維を主成分とし、嵩高
性及び伸縮性に秀れ、かつスヌケ性の改良された伸縮性
嵩高不織布を提供せんとするものである。
従来からアクリル系自然捲縮繊維を含むウエツブは知ら
れている。
このようなウエツブは一般に湿式法、乾式法等によって
製造される。
通常このようなウエツブを製造するに当ってはウエツブ
の形態を保持するために適当なバインダー例えば湿式法
の場合は天然パイプ、乾式法の場合は接着用樹脂剤を併
用し、さらにウエツブとバインダーとの結合を強固にす
るために強く加圧する。
従って得られたウエツブ中の繊維は密に充填されており
、見掛密度は0. 3 i/ccを超えている。
見掛密度が0.3 f!/ccを超えると、そのウエツ
ブは粗硬となり、嵩高性及び伸縮性が著しく低下する。
本発明者等の研究によれば、ウエツブの見掛密度を0.
3 !Vc c以下とすることによってウエツブの嵩
高性、伸縮性が著しく高められるが、そのためには、ア
クリル系自然捲縮繊維を60重量係以上ウエツブに含有
せしめ、しかもその製造工程で強く加圧をすることを避
けねばならない、という知見を得た。
アクリル系自然捲縮繊維を60重量係以上含有せしめ、
且つ強い加圧を避けて製造されたウエツブは、見掛密度
が0. 3 g/cc以下となって秀れた嵩高性を発現
するだけでなく、大きな伸長度例えばおよそ20係以上
の伸長度を示す特徴ある嵩高不織布となる。
しかしながら、この特徴ある嵩高不織布は、実用するに
は引張強度か弱すぎるという欠点も併せ持っている。
本発明の当初の課題は、アクリル系自然捲縮繊維を主成
分として用い、嵩高性及び伸縮性に秀れているとともに
、この引張強度の高い伸縮性嵩高不織布をいかにして得
るか、ということであった。
引張強度の弱い不織性繊維集合体例えば紙のような物体
を補強するために網を貼合せることは公知である。
従って前記嵩高不織布に網を貼合せて引張強度を改善で
きると予想しがちである。
しかしながら本発明者等の研究によれば公知の方法を適
用しても得られたウエツブと網との複合不織布の実用的
な引張強度の改善は不充分である。
この現象を詳細に観察した結果、引張強度の改善が不充
分である原因は、ウエツブ層から網層がスヌケるために
、網の強度が充分に利用されていないことに起因してい
ることが明らかとなった。
本発明者等は、上記の如き従来技術の欠陥並びに本発明
者等の研究によって得た知見を踏えて、嵩高性及び伸縮
性を高めるとともに上記スヌケ性の改善された複合嵩高
不織布を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ついに本発
明を完或し、所期の目的を達するに至った。
即ち本発明は、60重量係以上のアクリル系自然捲縮繊
維を含み、見掛密度0. 3 Vcc以下である嵩高性
ウエツブと、このウエツブの伸長度の1/2倍より大き
く、かつ1.5倍より小さい伸長度を有する伸縮性網と
が複合された複合嵩高不織布である。
本発明の嵩高不織布は、いわゆるスヌケ性が改善される
ほか、秀れた嵩高性と従来品の欠陥であった伸縮性が著
しく改良されたのである。
すなわち伸縮性についてみれば、実に30係以上の伸長
度を有するものが容易に得られる。
本発明において定義される「伸長度」なる値はショツパ
ー型もしくはインストロン型等の引張試験器を用いて次
の方法によって測定される。
(1)嵩高性ウエツブが破断に至るまでの最大伸度(A
%)とその時の負荷々重(GL)を測定する。
ここで得られた最大伸度A%は嵩高性ウエツブの伸長度
である。
(2) (1)で得られた負荷々重((J)を用いて
下記計算を行い伸縮性網または伸縮性嵩高不織布に負荷
すべき荷重を求める。
(3) (2)で得られた荷重を負荷せしめたときの
伸縮性網の最大伸度(B%)または伸縮性嵩高不織布の
最大伸度(C%)を測定する。
得られた最大伸度B%は伸縮性網の伸長度であり、最大
伸度c%は伸縮性嵩高不織布の伸長度である。
本発明において定義される「見掛密度」なる値は嵩高性
ウエツブの単位面積当りの重量(.9/i)をJIS−
P−8118の方法で測定した厚みで割り込むことによ
って決定される。
本発明の伸縮性嵩高不織布を構成している嵩高性ウエツ
ブは、60重量係以上もしくは100%のアクリル系自
然捲縮繊維を含み、且つその見掛密度は0. 3 Vc
c以下である。
アクリル系自然捲縮繊維の含有量が60重量係未満であ
ったり、見掛密度が0. 3 97c cより大きい場
合は嵩高性が不充分である。
嵩高性ウエツブは見掛密度0. 3 9/cc以下に保
てる限り、60重量係以上のアクリル系自然捲縮繊維の
ほかに第2の成分を含むことができる。
第2の成分としては例えば天然繊維、再生繊維、非自然
捲縮アクリル繊維、非アクリル系合成繊維等の繊維類:
天然パルプ、合成パルプ等のパルプ類:樹脂接着剤、顔
料、界面活性剤等の添加剤等がある。
本発明にお゜いて使用されるアクリル系潜在捲縮繊維は
、例えば2種または3種以上の組成の異なるアクリル重
合体の粘性原液を1〜15デニールの太さになるように
1つの孔より押し出し凝固させることによって製造され
たもので、このもの自体は既に公知である。
このようなアクリル系自然捲縮繊維は通常コイル状をし
た3次元の1インチ当りおよそ30個以上の捲縮を有し
ている。
本発明の伸縮性嵩高不織布を構成している伸縮性網は、
前記嵩高性ウエツブの伸長度の1/2倍より大きく、1
.5倍より小さい伸長度、好ましくは嵩高性ウエツブの
伸長度の4ス倍より大き<1.2倍より小さい伸長度を
有している。
一般に伸縮性網は伸長度がおよそ20〜50俤程度のも
のが好適に使用される。
伸縮性網の伸長度が嵩高性ウエツブの伸長度のl/2倍
より小さいかまたは1.5倍より大きい場合は、伸縮性
嵩高不織布のスヌケ性は改善され難い。
伸縮性網は通常経糸と緯糸を1インチ当り1〜10本づ
つ直角交叉または斜め交叉せしめてある。
交叉される糸はモノフィラメントまたはマルチフィラメ
ントの場合もあるし、紡績糸の場合もある。
またテープ状の場合もあるが、好ましくは衣料用途にお
いてバルキー糸または弾性糸と呼ばれているものが良い
交叉させる糸の太さはおよそ5〜100メートル番手で
ある。
経糸と緯糸の交叉点は結合されていても良いし、結合さ
れていなくても良く、編、織、接着、結び目等任意の方
法によって網目が維持されている。
経糸または緯糸を構成している素材は網に伸縮性を付与
している限り特別の制限を受けないが、ポリアミド系、
ポリエステル系、ポリアクリル系、ポリオレフイン系、
ポリウレタン系等の伸縮性素材が好適である。
本発明において伸縮性嵩高不織布を構成している嵩高性
ウエツブと伸縮性網は複合されている。
その複合状態は絡み合い状態であっても、接着状態であ
っても、あるいは単に積層された後部分的に結合させら
れた状態にあっても良い。
好ましくは嵩高性ウエツブの内部に伸縮性網が挾み込ま
れている。
かくして得られた伸縮性嵩高不織布は嵩高性ウエツブの
嵩高性により良好な嵩高性を付与され、また嵩高性ウエ
ツブと伸縮性網の伸縮性により良好な伸縮性を付与され
、20%以上好ましくは30%以上の伸長度を有してい
る。
このような伸縮性嵩高不織布はその良好な嵩高性と伸縮
性のゆえに衣料用途例えばベビー用衣服、ガウン、ジャ
ケット等の用途で好ましく利用される。
次に本発明の伸縮性嵩高不織布の製造法の1例を示す。
2デニール、長さ10711Kのアクリル系潜在捲縮繊
維の90倍と、カナダ沢水度340ccまで叩解され、
フイブリル化したアクリル繊維10部とを湿式抄造し、
加圧を避けるために真空脱水した。
得られた湿ウエツブをそのまま98℃の熱水中で30秒
間加熱し、次いでこれを乾燥した。
得られた嵩高性ウエツブの目付は160g/rrL2、
見掛密度は0. 1 1 g/cc、伸長度38係であ
り、嵩高性ウエツブ中のアクリル系自然捲縮繊維は1イ
ンチ当り42個の自然捲縮を有していた。
別に伸長度35%の32メートル番手のアクリルバルキ
ー糸を、経緯共1インチ当り3本づつ直角交叉せしめ、
交叉点を糊剤で接着した伸縮性網を製造した。
次いで前記嵩高性ウエツブ2枚の間に伸縮性網が挾み込
まれるように積層した後、この積層物に1d当り10針
の一一ドルパンチンクを施した。
得られた伸縮性嵩高不織布は良好な嵩高性を示すと共に
伸度34%を有するスヌケ性の改善された坤縮性嵩高不
織布であった。
以上述べたごとく嵩高性ウエツブと伸縮性網とが複合さ
れた新規な伸縮性嵩高不織布を提供することができたの
でその工業的価値は著犬である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 60重量係以上のアクリル系自然捲縮繊維を含み、
    見掛密度が0.3:g/cc以下である嵩高性ウエツブ
    と、このウエツブの伸長度の1/2倍より太き<1.5
    倍より小さい伸長度を有する伸縮性網とが複合されてお
    り、かつ20%以上の伸長度を有する伸縮性嵩高不織布
JP50011350A 1975-01-29 1975-01-29 シンシユクセイカサダカフシヨクフ Expired JPS5837432B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50011350A JPS5837432B2 (ja) 1975-01-29 1975-01-29 シンシユクセイカサダカフシヨクフ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50011350A JPS5837432B2 (ja) 1975-01-29 1975-01-29 シンシユクセイカサダカフシヨクフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5188776A JPS5188776A (ja) 1976-08-03
JPS5837432B2 true JPS5837432B2 (ja) 1983-08-16

Family

ID=11775578

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JP50011350A Expired JPS5837432B2 (ja) 1975-01-29 1975-01-29 シンシユクセイカサダカフシヨクフ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5782552A (en) * 1980-11-13 1982-05-24 Toray Industries Needle punched nonwoven fabric comprising elastic fiber and production thereof

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JPS5188776A (ja) 1976-08-03

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