JPS60139846A - 硬化布帛 - Google Patents
硬化布帛Info
- Publication number
- JPS60139846A JPS60139846A JP58247359A JP24735983A JPS60139846A JP S60139846 A JPS60139846 A JP S60139846A JP 58247359 A JP58247359 A JP 58247359A JP 24735983 A JP24735983 A JP 24735983A JP S60139846 A JPS60139846 A JP S60139846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- core
- sheath
- type composite
- cured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、衣料、インサイドベルト等の芯地に用いる硬
化布帛に関するものである。
化布帛に関するものである。
従来から、衣料、インサイドベルト等の芯地用として知
られている硬化布帛は、常法により製編織された布帛を
尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド
樹脂等の加工剤で樹脂加工することにより硬化させたち
、のが殆どである。しかしながら、このような従来の硬
化布帛は、前記のごとく、樹脂加工が施されているため
高価であり、又前記の樹脂加工は通常′110℃〜13
0℃程度の高温で乾燥、キユアリングを施す必要があり
、そのため布帛が損傷する恐れがあり、又加工効果の耐
洗濯性等が低く、特に合成繊維製布帛の場合、繊維の着
色、脆化を生じやすい、など種々の問題点を有していた
。
られている硬化布帛は、常法により製編織された布帛を
尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド
樹脂等の加工剤で樹脂加工することにより硬化させたち
、のが殆どである。しかしながら、このような従来の硬
化布帛は、前記のごとく、樹脂加工が施されているため
高価であり、又前記の樹脂加工は通常′110℃〜13
0℃程度の高温で乾燥、キユアリングを施す必要があり
、そのため布帛が損傷する恐れがあり、又加工効果の耐
洗濯性等が低く、特に合成繊維製布帛の場合、繊維の着
色、脆化を生じやすい、など種々の問題点を有していた
。
本発明は、以上のごとき従来の硬化布帛の有していた種
々の問題点を一挙に解決した、耐久性に富み、かつ安価
な硬化布帛を提供することを目的とするものである。
々の問題点を一挙に解決した、耐久性に富み、かつ安価
な硬化布帛を提供することを目的とするものである。
即ち本発明は、少なくとも一部に、芯部が高融点ポリエ
ステル成分からなり、鞘部が低融点ポリエステル成分か
らなる芯鞘型複合ポリエステル繊維を含む布帛が、加熱
、加圧処理を受けて、前記芯鞘型複合ポリエステル繊維
の鞘部の低融点ポリエステル成分により接着、硬化され
てなることを特徴とする硬化布帛である。
ステル成分からなり、鞘部が低融点ポリエステル成分か
らなる芯鞘型複合ポリエステル繊維を含む布帛が、加熱
、加圧処理を受けて、前記芯鞘型複合ポリエステル繊維
の鞘部の低融点ポリエステル成分により接着、硬化され
てなることを特徴とする硬化布帛である。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の硬化布帛は、前記のごとく、少なくとも一部に
芯鞘型複合ポリエステル繊維を含む布帛を加熱、加圧処
理して得られる。ここで本発明において用いる芯鞘型複
合ポリエステル繊維(以下芯鞘型複合繊維という。)と
は、芯部の高融点ポリエステル成分がポリエチレンテレ
フタレートで、鞘部の低融点ポリエステル成分が低融点
のイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレートで、
それぞれ構成された芯鞘型複合繊維である。鞘部のイソ
フタル酸共重合ポリエチレンテレフタレートとしては、
イソフタル酸の共重合割合が35〜50モル%で、融点
が80〜110℃の共重合体が、布帛を比較的低温で接
着、硬化させる上で適当である。
芯鞘型複合ポリエステル繊維を含む布帛を加熱、加圧処
理して得られる。ここで本発明において用いる芯鞘型複
合ポリエステル繊維(以下芯鞘型複合繊維という。)と
は、芯部の高融点ポリエステル成分がポリエチレンテレ
フタレートで、鞘部の低融点ポリエステル成分が低融点
のイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレートで、
それぞれ構成された芯鞘型複合繊維である。鞘部のイソ
フタル酸共重合ポリエチレンテレフタレートとしては、
イソフタル酸の共重合割合が35〜50モル%で、融点
が80〜110℃の共重合体が、布帛を比較的低温で接
着、硬化させる上で適当である。
又芯鞘型複合繊維の鞘部の重量割合は40〜60%が好
ましく、低融点の鞘部が40%未満では、加熱、加圧処
理による布帛の接着、硬化が不十分な結果となる場合が
あり、又鞘部が60%を超えると、繊維の強度等の機械
的性質の低下が顕著となって好ましくない。
ましく、低融点の鞘部が40%未満では、加熱、加圧処
理による布帛の接着、硬化が不十分な結果となる場合が
あり、又鞘部が60%を超えると、繊維の強度等の機械
的性質の低下が顕著となって好ましくない。
前記芯鞘型複合繊維は、連続長繊維糸として単独又は他
の糸条と交撚するか、あるいは短繊維として単独で紡績
するか又は他の繊維と混紡績し、それぞれ単独又は他の
糸条と共に製編織して、少なくとも一部に芯鞘型複合繊
維を含む布帛とする。
の糸条と交撚するか、あるいは短繊維として単独で紡績
するか又は他の繊維と混紡績し、それぞれ単独又は他の
糸条と共に製編織して、少なくとも一部に芯鞘型複合繊
維を含む布帛とする。
芯鞘型複合繊維と、交I然、混紡、交編織する他の繊維
としては、通宿のポリエステル繊維、ポリアミド繊維等
の合成繊維及び木綿、レーヨン等から必要に応じて選択
することができる。芯鞘型複合繊維が布帛中に占める重
量割合としては、芯地として要求される硬さを十分付与
する上で、30%以上が好ましい。
としては、通宿のポリエステル繊維、ポリアミド繊維等
の合成繊維及び木綿、レーヨン等から必要に応じて選択
することができる。芯鞘型複合繊維が布帛中に占める重
量割合としては、芯地として要求される硬さを十分付与
する上で、30%以上が好ましい。
次に、本発明の硬化布帛は、前記の少なくとも一部に芯
鞘型複合繊維を含む布帛を、加熱、加圧して軟化、接着
することにより得られるが、加熱及び加圧処理は、同時
に、又はそれぞれ別個に連続的に公知のカレンダーロー
ラ等を用い、温度60〜100℃、圧力50〜80kg
/cdで行う。この加熱、加圧処理により、布帛中の芯
鞘型複合繊維の鞘部を形成する低融点ポリエステル成分
が軟化して、布帛の各繊維間を接着し、硬化する。そし
て低融点ポリエステル成分が、前記のごとく芯鞘型複合
繊維の鞘部を構成しているため、接着可能な表面債が大
きく、効率良く繊維間を接着し、硬化することができ、
しかも強力の高い繊維状であるため硬化後の布帛の強力
も殆ど変化することがない。
鞘型複合繊維を含む布帛を、加熱、加圧して軟化、接着
することにより得られるが、加熱及び加圧処理は、同時
に、又はそれぞれ別個に連続的に公知のカレンダーロー
ラ等を用い、温度60〜100℃、圧力50〜80kg
/cdで行う。この加熱、加圧処理により、布帛中の芯
鞘型複合繊維の鞘部を形成する低融点ポリエステル成分
が軟化して、布帛の各繊維間を接着し、硬化する。そし
て低融点ポリエステル成分が、前記のごとく芯鞘型複合
繊維の鞘部を構成しているため、接着可能な表面債が大
きく、効率良く繊維間を接着し、硬化することができ、
しかも強力の高い繊維状であるため硬化後の布帛の強力
も殆ど変化することがない。
本発明の硬化布帛は、以上のごとく、少なくとも一部に
芯鞘型複合繊維を含む布帛が、単に加熱、加圧により接
着、硬化されただけのものであって、複雑かつ高価な樹
脂加工剤の存在など全く必要が無く、しかも着色、強力
の低下などが無(、耐久性、耐洗濯性が非常にすぐれて
おり、衣服、インサイドベルト用の芯地として極めて好
適である。
芯鞘型複合繊維を含む布帛が、単に加熱、加圧により接
着、硬化されただけのものであって、複雑かつ高価な樹
脂加工剤の存在など全く必要が無く、しかも着色、強力
の低下などが無(、耐久性、耐洗濯性が非常にすぐれて
おり、衣服、インサイドベルト用の芯地として極めて好
適である。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例
(1)芯鞘型複合ポリエステル繊維(鞘部:イソフタル
酸共重合成分40モル%、融点110℃、40重量%)
(4dX32鰭)100%の紡績糸(16′S)及び(
2)前記(1)の芯鞘型複合ポリエステル繊維40%と
通常ポリエステル繊維(1,3dX32鶴)60%との
混紡糸(16’S)を用い、それぞれ織密度;経48本
/吋、緯47本/・吋の平織組織の織物を織成し、温度
80℃、圧力80kg/cfflでカレンダーローラ処
理を行って得られた布帛と、 (3)比較例として通常のポリエステル繊維(1゜3d
x32m)100%の紡績糸(16’S)で同様の織密
度で製織した織物を、常法のメラミンホルムアルデヒド
樹脂による樹脂加工を行って得られた硬化布帛とについ
て、それぞれ諸物性を測定した。
酸共重合成分40モル%、融点110℃、40重量%)
(4dX32鰭)100%の紡績糸(16′S)及び(
2)前記(1)の芯鞘型複合ポリエステル繊維40%と
通常ポリエステル繊維(1,3dX32鶴)60%との
混紡糸(16’S)を用い、それぞれ織密度;経48本
/吋、緯47本/・吋の平織組織の織物を織成し、温度
80℃、圧力80kg/cfflでカレンダーローラ処
理を行って得られた布帛と、 (3)比較例として通常のポリエステル繊維(1゜3d
x32m)100%の紡績糸(16’S)で同様の織密
度で製織した織物を、常法のメラミンホルムアルデヒド
樹脂による樹脂加工を行って得られた硬化布帛とについ
て、それぞれ諸物性を測定した。
その結果を第1表に示す。
第1表
’F) MIJ軟度: JIS L4079 カンチレ
バー法第1表に示す結果から明らかなごとく、本発明の
硬化布帛は何等樹脂加工を施さないにもかかわらず、比
較別品に比して剛軟度がすぐれており、かつ洗濯後の剛
軟度保持率もはるかに高く、さらに引裂強力が非常に高
いことば特筆すべきことであり、低融点ポリエステル成
分の軟化による接着効果の発現に基づくものと考えられ
、又寸法安定性も非常に良好であり、芯地として極めて
すぐれた性能を有する硬化布帛であった。
バー法第1表に示す結果から明らかなごとく、本発明の
硬化布帛は何等樹脂加工を施さないにもかかわらず、比
較別品に比して剛軟度がすぐれており、かつ洗濯後の剛
軟度保持率もはるかに高く、さらに引裂強力が非常に高
いことば特筆すべきことであり、低融点ポリエステル成
分の軟化による接着効果の発現に基づくものと考えられ
、又寸法安定性も非常に良好であり、芯地として極めて
すぐれた性能を有する硬化布帛であった。
特許出願人 ユニチカ株式会社
代理人 弁理士 奥付 茂樹
Claims (1)
- (1)少なくとも一部に、芯部が高融点ポリエステル成
分からなり、鞘部が低融点ポリエステル成分からなる芯
鞘型複合ポリエステル繊維を含む布帛が、加熱、加圧処
理を受けて、前記芯鞘型複合ポリエステル繊維の鞘部の
低融点ポリエステル成分により接着、硬化されてなるこ
とを特徴とする硬化布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58247359A JPS60139846A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 硬化布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58247359A JPS60139846A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 硬化布帛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60139846A true JPS60139846A (ja) | 1985-07-24 |
Family
ID=17162243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58247359A Pending JPS60139846A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 硬化布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60139846A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148834A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-12 | Toray Ind Inc | 特殊布帛 |
JPH01174635A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | Toray Ind Inc | 透し目のある布帛およびその製造法 |
JPH01174634A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-11 | Kuraray Co Ltd | 織物芯地 |
JPH0437286U (ja) * | 1990-07-21 | 1992-03-30 |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP58247359A patent/JPS60139846A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148834A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-12 | Toray Ind Inc | 特殊布帛 |
JPH01174634A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-11 | Kuraray Co Ltd | 織物芯地 |
JPH01174635A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | Toray Ind Inc | 透し目のある布帛およびその製造法 |
JPH0437286U (ja) * | 1990-07-21 | 1992-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5922433A (en) | Elastic interlining | |
US2253000A (en) | Textile and method of making the same | |
US2278895A (en) | Composite material | |
JPH0382845A (ja) | シャツ用の全合成ヒートシール可能なライニング | |
JPS5930819B2 (ja) | 自己接着性芯地 | |
JPS60139846A (ja) | 硬化布帛 | |
JPS601428B2 (ja) | 編織物の製造方法 | |
JP3351854B2 (ja) | 厚地織編物の製造方法 | |
US4303706A (en) | Process for the preparation of suede-like raised fabric | |
JP3282572B2 (ja) | 目ずれ防止織物接着芯地 | |
JPS63264965A (ja) | ソフト布帛の製造方法 | |
JPH0921033A (ja) | 芯地用布帛 | |
JPS62289676A (ja) | 接着芯地 | |
JP3227872B2 (ja) | フイラメント芯地基布及びその製造法 | |
JPS6229536B2 (ja) | ||
JP2008069488A (ja) | 芯地 | |
JPH04316629A (ja) | 接着芯地 | |
JPH01174634A (ja) | 織物芯地 | |
JPH0147569B2 (ja) | ||
JP2022129751A (ja) | 繊維構造物 | |
JPH04343701A (ja) | ストレッチを有する芯地基布 | |
KR0178051B1 (ko) | 폴리아미드계 중공섬유 스펀라이크사 및 그 직물의 제조방법 | |
JPH04333631A (ja) | モールヤーンの製造方法 | |
JPH06305064A (ja) | 立体構造成形物 | |
JPH05331737A (ja) | 軽量織物及びその製造方法 |