JPS5837277B2 - セラミック鋳ぐるみ鋳物の製造方法 - Google Patents

セラミック鋳ぐるみ鋳物の製造方法

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JPS5837277B2
JPS5837277B2 JP10537576A JP10537576A JPS5837277B2 JP S5837277 B2 JPS5837277 B2 JP S5837277B2 JP 10537576 A JP10537576 A JP 10537576A JP 10537576 A JP10537576 A JP 10537576A JP S5837277 B2 JPS5837277 B2 JP S5837277B2
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JP
Japan
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ceramic
coating agent
casting
coating
cast
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JP10537576A
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民夫 篠沢
省三 神原
善純 千田
久善 北川
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋳ぐるみ性の優れたセラミック鋳ぐるみ鋳物の
製造方法に係り、当社出願の特公昭5l−16168(
以下引例Aという)の改良に関するものである。
引例Aは弾性率が200〜5,0 0 0kg/crt
t、曲げ強さが8〜200k1l7−/CnL、肉厚が
内径の4以下で、表面が滑かな耐火物骨材とアルミナセ
メントよりなる可撓性のセラミック半製品を鋳型内に設
置し、該セラミック半製品を溶融金属で鋳ぐるむことよ
りなる断熱鋳物の製造方法に関するものであり,セラミ
ックに働く収縮力と金属に働く引張力により一種の焼バ
メ状態となし、互いの強固な結合により断熱効果に優れ
耐久性のある鋳物を提供せんとするものである。
しかしながら引例Aの場合は,鋳物材料としてねずみ鋳
鉄を使用したときは何ら不具合を生じなかったが,球状
黒鉛鋳鉄を使用したときは,鋳造方案、鋳込温度等の鋳
ぐるみ条件の設定いかんにより、鋳ぐるみ後のセラミッ
クに熱衝撃による亀裂が発生する場合があった。
この傾向は複雑形状部品を鋳ぐるむ場合特に顕著であり
、鋳ぐるみ条件がかなり厳しいものとなっていた。
本発明は上記不具合を解決する目的でなされたものであ
り、鋳物材料としていかなる材料を使用した場合にでも
,簡単な方法によって、セラミックに生ずる熱衝撃{こ
基づく亀裂の発生を防止する方法を提供するものである
本発明は特許請求の範囲に記載の如く、一定の特性を有
するセラミックにコーティング剤を塗布した後鋳ぐるむ
ことを特徴とする。
本発明により製造したセラミック鋳ぐるみパイプの断面
図を第1図に示す。
第1図に於で,1はセラミック,2は鋳ぐるみ金属、3
はコーティング剤である。
製品はこのようにセラミツクーコーティング剤一金属の
3重構造となる。
本発明の目的達戒に適うコーティング剤としては以下の
4つの条件を満足する必要がある。
(1) コーティング剤は溶湯が入ってきた時、セラ
ミックが受ける熱衝撃を緩和できるものであること。
即ち溶湯の熱がセラミックに急激に伝わるのを防ぐため
、コーティング剤には充分な断熱効果が必要である。
この目的に適うものとして、コーティング剤は主成分と
してF e 2 03 ,Al203,MgCO3等の
耐火物又は黒鉛を含んでいることが必要である。
(2)注湯時に溶湯の流れによりコーティング剤が流さ
れないこと。
注湯時にコーティング剤が流されると、(1)の効果が
発揮できないばかりでなく,流されたコーティング剤に
より鋳物製品の健全性を損なう結果となる。
このため(1)に示す主成分をセラミックに塗布する時
の粘結剤としては、注湯時にその粘結力を失なわないこ
とが必要となる。
この条件を満足するものとしてフェノール樹脂系の粘結
削が望ましい。
(3) コーティング剤を塗布することにより,注湯
時キライが発生しないこと。
注湯時にキライが発生すると、鋳物製品の健全性を損な
うのでコーティング剤塗布後は充分に乾燥する必要があ
る。
又使用する中子砂によっては乾燥温度を高くすることが
できないものもあるので,コーティング剤として使用す
るものは吸水性がなくかつ結晶水を含まないものが望ま
しい。
(4)コーティング剤の使用が製品の耐久性を損なわな
いこと。
コーティング剤の塗布厚さは,鋳造時までに剥離が起こ
らなければ、厚くする程熱衝撃を緩和する効果は大きい
しかしコーティング剤の厚さを増していくと、ある一定
の厚さ以上になると耐久性が低下する。
従って自動車部品の様に耐久性が要求されるものでは塗
膜厚さを一定範囲内に限定する必要がある。
本発明の場合0.2〜Q. 5 7fft塗布するのが
最適である。
以下本発明を実施例に基づき説明する。
実施例 l 第2図に示す様なエンジンのサーマルリアクターの鋳物
ケースブランチ部を、本発明により製造した。
使用したセラミック4の特性は弾性率500〜7 0
0 kg/ctyt、曲げ強さ1 0 0−1 3 0
k9/crAで肉厚は5imである。
鋳物材料として3.8%C,3.7%Si ,O。
009%S,0.038%Mgの組成を有する球状黒鉛
鋳鉄を用い、1.4 3 0℃で注湯した。
肉厚は6間である。コーティング剤としては次の3種を
使用した。
16. 1 フェノール樹脂(溶媒トルエン)十Mg
CO3+ 黒鉛 A.2 }ルエン +MgCO3+黒鉛I6.3
水ガラス +MgCO,十 黒鉛但し MgCO,:黒
鉛=3=1 コーティング後、120℃の炉で1時間乾燥した。
又塗膜厚さはいずれも0. 3 mmで行った。
A1のコーティング剤を使用したものは全く問題がなか
ったが、A2を使用したものはコーティング剤が流され
て健全な鋳物が得られなかった。
煮3のものは、注湯時コーティング剤が流されただけで
なく、キライが発生し健全な鋳物が得られなかった。
これにまり粘結剤としてはフエノーノレ樹脂系のものが
よいことが判る。
実施例 2 実施例1と同じ条件で、コーティング剤の成分を種々変
えて実験を行った。
この時の成分割合を表にしたのが第1表である。
ここで主成分中の数字は主成分相互の比率を表わす。
この結果はN[11〜隘6の全てにつき何ら問題の発生
はなく,健全な鋳物が得られた。
本発明の目的達成のためには、コーティング剤の主成分
は耐火物又は黒鉛であればよく、混合比率等はあまり問
題にならない。
実施例 3 次に実施例lのNCLIのコーティング剤を使って実施
例1と同一条件下で、コーティング厚さを変えて試験を
行った。
試験結果を第2表に示す。なおこの試験で鋳物製品の外
観上の問題は全く生じなかった。
耐久試験結果の○印は異常なし、×印はセラミックに大
きな亀裂が発生するか脱落したことを示す。
なお耐久試験の方法は4,000mmX全負荷で10分
間運転を行い、その後燃料カットしてモータリングをl
O分間行うパターンを300サイクル行ったものである
この試験結果より,コーティング剤の厚さとしては0.
2〜0. 5 mmが最適であることが判った。
以上の様に本発明によれば,セラミックに亀裂を発生さ
せることなくセラミックを鋳ぐるむことかできる。
なお実施例では、鋳物材料として球状黒鉛鋳鉄を使用し
た例を示したが、ねずみ鋳鉄や他の金属の場合に於でも
、セラミックの熱亀裂が問題になる場合lこは本発明が
応用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるセラミック鋳ぐるみパイプの断面
図、aは全体の断面図であり、bはaの一部分の拡大図
、第2図は本発明によるリアクターケースの断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弾性率が200〜5, 0 0 0kg/ m、曲
    げ強さが8〜200kg/ffl、肉厚が内径の4以下
    で、表面が滑かな耐火物骨材とアルミナセメントよりな
    る可撓性を有するセラミック半製品に、熱衝撃昏こよる
    亀裂を防止するためのコーティング剤を塗布した後、該
    セラミック半製品を鋳型{こ設置し、溶融金属で鋳ぐる
    むことを特徴とするセラミック鋳ぐるみ鋳物の製造方法
    。 2 特許請求の範囲1{こおいて、コーティング剤はそ
    の主成分として耐火物又は黒鉛を少くとも一種以上含ん
    でいることを特徴とするセラミック鋳ぐるみ鋳物の製造
    方法。 3 特許請求の範囲1において、コーティング剤を0.
    2〜0.5間の厚さに塗布することを特徴とするセラミ
    ック鋳ぐるみ鋳物の製造方法。
JP10537576A 1976-09-02 1976-09-02 セラミック鋳ぐるみ鋳物の製造方法 Expired JPS5837277B2 (ja)

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JPS5330610A JPS5330610A (en) 1978-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6350292A (ja) * 1986-08-20 1988-03-03 Sanyo Electric Co Ltd 静止画記憶読出回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5992977A (ja) * 1982-11-17 1984-05-29 日本特殊陶業株式会社 金属とセラミツクスとの接合方法
JPS59128282A (ja) * 1983-01-13 1984-07-24 アイシン高丘株式会社 セラミツクスの鋳ぐるみ方法

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