JPS5819376B2 - 遠心力鋳造用複合塗型剤 - Google Patents

遠心力鋳造用複合塗型剤

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JPS5819376B2
JPS5819376B2 JP51116823A JP11682376A JPS5819376B2 JP S5819376 B2 JPS5819376 B2 JP S5819376B2 JP 51116823 A JP51116823 A JP 51116823A JP 11682376 A JP11682376 A JP 11682376A JP S5819376 B2 JPS5819376 B2 JP S5819376B2
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JP
Japan
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coating
centrifugal casting
temperature
coating agent
slurry
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JP51116823A
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大橋義信
田中彬夫
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は遠心力鋳造の金型用の塗装容易で優れた性能を
有する新しい塗型剤に関する。
遠心力鋳造における金型内面の塗型方法としては特公昭
28−4316の遠心力鋳造方法の改良、または同昭3
0−6860の遠心力鋳造方法に関する改良に記載され
た方法が今日最も広く行われているが、前者はシリカフ
ラワーとベントナイトに水を加えたスラリーを用いる方
法で、この場合塗型の厚みとその凹凸を規制し断熱性吉
通気性及び溶湯の移動性の管理を行うようにしている。
一方後者は珪砂とフェノール樹脂の混合物を用いて行う
乾式法である。
上述のように前者には塗型表面の凹凸という極めて難か
しいコントロールポイントを有し、後者には発生する燃
焼ガス(窒素を含む)の悪影響を防止することが極めて
困難であるという欠点を有しているのである。
・ 本発明は以上のような従来塗型の有する欠点を解決
する目的を以ってなされたものであり、従ってその特徴
とするところは、シリカ、アルミナ、ジルコニア、クロ
マイト等の高温耐火物粉末と、珪藻土、パーライト、バ
ーミキュライト等の断熱耐火物粉末と、沸石族鉱物粉末
とを塗型主剤としてベントナイトを、塗膜強化剤として
水ガラス、シリカゾル又はリン酸アルミニウム等を含み
、水によってスラリー状とした点にある。
以下本発明を詳述すると、本発明でシリカ、アワレミナ
、ジルコニア、クロマイト等高温耐火物の粉末を塗型主
剤の1つとして用いるのは、耐火物塗型の大きな目的の
1つが鋳物と金型の焼付を防止することにあり、前記高
温耐火物の有する優れた耐熱性によって上記目的の達成
を図るためである。
次に上述の高温耐火物粉末と共に本発明において、珪藻
土、ベーライト、バーミキュライト等の断熱耐火物の粉
末を塗型主剤として配合しているのは、鋳造品の組織調
整に必要な冷却速度の調整・を図るためであり、この配
合によって塗型層の必要厚みを相当減少できるもので、
特に800°C以下での断熱性すなわち鉄系合金におけ
るA1変態点付近での断熱性は、前記シリカ等の高温耐
火物のみからなる塗型剤に比較して相当の改良がなされ
ているのである。
すなわちこの断熱耐火剤の配合は本発明における1つの
ポイントである。
本発明では上記の高温、断熱の両耐火物の他に沸石原鉱
物(ゼオライト)粉末を配合しているところにも1つの
特徴があり、これは鋳造時に耐火物層から発生する有害
ガスとりわけブローホールやピンホールの原因となる窒
素や水素等の発生を防止するためで、ゼオライトはその
特質としてこ !れらのガスを吸着する性質を有してお
り、前記ブローホール、ピンホールの発生防止に顕著な
効果が認められるのである。
更には球状黒鉛鋳鉄等における窒素による炭化物の発生
傾向の緩和、内面の巣状欠陥の発生防止にも効果が認め
られている1(のである。
次に本発明における粘結剤について述べる。
従来においては遠心力鋳造用の耐火物スラリーに添加さ
れる粘結剤としては、ベントナイトや消石灰が使用され
てきており、金枠への付着性は金枠の1゜温度によって
非常に影響を受け、所定厚さの塗型層を得るためには金
枠温度を必要温度範囲に厳重に保持しなければならない
など管理面での困難が太きかった。
たとえば塗型厚みが1mrrt程度である場合は金枠温
度を200℃±10℃に、0.31n禮21度とすると
きには80°C±5℃に保持する必要があった。
まして常温での付着性は不足気味であり、常に湯境(洗
われによる)の危険にさらされており、す、これを改善
するために上記の粘結剤を多量に配合すれば結晶水等水
分が増加してガス欠陥発生21を助長することになるの
である。
以上のことから本発明では付着力の増強と共に塗型の強
度を向上させるためにベントナイトと共*・に水ガラス
、シリカゾル、リン酸アルミニウム等の塗膜強化剤を併
用するようにしているのである。
上記水ガラスの添加は常温での付着力の向上に著しい効
果を示し、シリカゾルは高温での強度改善し、特に強固
な塗膜を必要とするときはリン酸アルミニウムを併用す
ると効果的である。
以上本発明の塗型を構成する配合剤について述べたが、
本発明はこれらを水を分散媒としてスラリー状として用
いるのであるが、スラリーの沈降性の改善と付着塗膜の
通気性並びに気孔率の改善のためには界面活性剤の添加
が効果的であって、その添加量はスラリー全量に対し重
量で0.05〜1.5係の範囲で好ましい結果が得られ
ている。
1.5%以上では活性剤が有機系であるために鋳造時に
ガスの発生があって好ましくないのであり、0.05%
以下では沈降性その他の改善効果があまりない。
なお界面活性剤を具体的に例示すれば分散性、可溶性、
場合によって発泡性を目的としたAerosol (A
、C−C社名品名)、B e t an (DHW社商
社名品名C,M、C(DOW社商社名品名がある。
次に本発明の実施例を比較例と共に示す。
本発明における配合剤すなわち高温及び断熱耐火物、ゼ
オライト、粘着剤、それに水等の配合率は、鋳造品の大
きさ、溶湯の材質や温度等によって異なるが、次に示す
例は標準的な比較的巾広く使用で去る配合であり、配合
比は重量比によって示す。
以上のうちA、Bは本発明塗型剤であり、Cはゼオライ
ト及び塗膜強化剤の欠如している塗型剤、Dはゼオライ
トが欠如しているものである。
又E、Fは従来使用されてきた単一配合塗型剤である。
鋳造実験は上記塗型剤スラリーをスプレーによって金枠
内面に吹きつけ、0.2〜1.5籠の厚さの塗型を形成
して、口径×長さ×厚み−900mmX6000mm×
12mmの球状黒鉛鋳鉄管を遠心力鋳造によってそれぞ
れ50本を鋳造した。
Aスリラーを使用した場合は極めて良好な結果が得られ
、Bスラリーの場合は塗型形成時にや5付着性が悪かっ
たものS高温強度に起因するベイニング等は全く認めら
れなかった。
製品における欠陥も上記A、Bを用いた場合50本とも
全く認められなかった。
次に比較例であるC、Dスラリーによる場合であるが、
Cスラリー使用の場合は、スラリ調合後の沈降性の改善
と耐火物層の気孔率、通気性は非常によいが付着性にや
S問題があり、製品のうち7%にピンホールが発生して
いた。
Dスリラー使用の場合は付着性が極めて悪かったし製品
においてもその5%にピンホール欠陥が認められている
のである。
一方Eでは特公昭28−4316に示す通りに塗型表面
の凹凸を制御すべく、金枠温度、スプレー速度、スプレ
ーガンの吐出速度及び霧の状態を適合せしめた場合には
不良率7〜8係にて製造可能であるが、これ等の条件が
不安定になると30〜50%の製品管にピンホールや、
湯境等が発生する。
又Fでは、湯境の発生傾向が稍強い傾向がある以外、実
質的にはEと同様であり、その工業的管理は極めてむつ
かしい。
以上の実施例においても明らかなように本発明の塗型剤
は高温耐火物と共に断熱耐火物の併用により従来におけ
るような塗型形成時の厳密管理条件を大巾に緩和できる
と共に鋳造品組織の調整も容易であり、粘結剤としてベ
ントナイトの他に水ガラス等の塗膜強化剤を添加したこ
とによって塗型形成が容易にしかも強固な塗膜を得るこ
とができ更にゼオライトの作用でピンホール、フ知−ホ
ール等の鋳造欠陥の発生を防止できるなど従来塗型の有
する欠点を解決した極めて優れた塗型であって、球状黒
鉛鋳鉄、普通鋳鉄、高級鋳鉄、鋳鋼等その他の遠心力鋳
造における塗型として適用できるもので、本発明の工業
的両値は著大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリカ、アルミナ、ジルコニア、クロマイト等の高
    温耐火物粉末と、珪藻土、パーライト、バーミキュライ
    ト等の断熱耐火物粉末と、沸石族鉱物粉末とを塗型主剤
    として含み、かつ粘結剤としてベントナイトを、塗膜強
    化剤として水ガラス、シリカゾル又はリン酸アルミニウ
    ム等を含み、水によってスラリー状きしてなることを特
    徴とする遠心力鋳造用複合塗型剤。
JP51116823A 1976-09-28 1976-09-28 遠心力鋳造用複合塗型剤 Expired JPS5819376B2 (ja)

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JP51116823A JPS5819376B2 (ja) 1976-09-28 1976-09-28 遠心力鋳造用複合塗型剤

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JP51116823A JPS5819376B2 (ja) 1976-09-28 1976-09-28 遠心力鋳造用複合塗型剤

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JPS5342124A JPS5342124A (en) 1978-04-17
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