JPS5836091Y2 - 照明器具の透光カバ−取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は照明器具を収納せる照明器具収納凹所の前面開
口に透光カバーを取付ける構造に関し、その目的とする
ところは照明器具収納凹所が合成樹脂製であっても玉取
付金具と下取付金具とにより透光カバーを取付けること
ができ、しかも合成樹脂製の透光カバーを合成樹脂の弾
性を利用して簡単に取付けることができ、さらに係止孔
が熱気の逃げ孔となる照明器具の透孔カバー取付構造を
提供するにある。

以下本考案を実施例により詳述する。

枠体１１は左右の縦枠１２，１２、上下の横枠１３，１
３及び沖桟１４をそれぞれ結合組み立てることにより形
成されるもので、上方の横枠１３と中桟１４との間及び
下方の横枠１２と中桟１４との間に合成樹脂製の収納箱
１５．１６を嵌め込むことにより間仕切り壁Ａを形成す
るものである。

収納箱１５．１６は前面開口箱状に形成され、それぞれ
の収納箱１５．１６の開口が反対側を向くよう第３図の
ように枠体１１に取付けるものである。

上方に取付ける収納箱１５の前面側部にプレート１７を
取付けて、プレート１７にスイッチ１８、コンセント１
つやその化タイマー２０、ブザー２１などの電気器具が
第１図のように取付けてあり、収納箱１５の下部より電
気器具や後述する照明器具２に配線した電源コード２２
が導出しである。

収納箱１５の側部に電気器具の背面側を収納すると共に
電気器具の配線を行なう配線用凹部２３が第５図ａのよ
うに凹設してあり、この配線用凹部２３の前面にプレー
ト１７を覆着して電気器具の取付けを行なうものである
。

また収納箱１５の上部には第５図ａ、ｌ）、ｃのように
照明器具収納凹所１が凹設してあって、照明器具収納凹
所１の両端にはカバー用突片２９を突設してあり、この
照明器具収納凹所１内にはランプ２ａを有する照明器具
２を取付けである。

玉取付金具４は第１０図ａ、ｌ）、ｃに示すように形成
され、先端には屈曲して係入片５を設けてあり、基部に
は取付孔２４を穿孔しである。

この玉取付金具４は照明器具収納凹所］の前部開口の上
端縁３ａに複数個等間隔に配設して係入片５が下を向く
ように木ねじ、ビス等の固着具２５にて取付けである。

下取付金具６は第１１図ａ、ｌ）、ｃに示すように長尺
物に形成され、先端には長手方向全長に亙って断面Ｕ字
状の嵌合部７を設けてあり、−基部には複数個の取付孔
２６を形成しである。

この下取付金具６は照明器具収納凹所１の前部開口の下
端縁３ｂに断面路り字状に切欠された切欠部４０に嵌合
部７を納めて配設して嵌合部７の開口が上を向くように
下取付金具６を固着具２５にて取付けである。

この際第８図ａに示す比較例のように下端縁３ｂにアー
ル状コーナ部２７があると下取付金具６が取付けにくい
が、本考案は第８図すのように逃げ凹部２８があるとの
で、下取付金具６の嵌合部７のコーナ一部分が切欠部４
０と当接するのを避けることができて取付けやすくなっ
ている。

透光カバー８は乳白色のポリスチレン等の合成樹脂にて
第９図ａ、ｌ）、ｃに示すように断面コ字状に形成され
、上片の端部には等間隔に複数個の係止孔１０を穿設し
てあり、下片の端部には嵌合片９を垂設しである。

この透光カバー８を照明器具収納凹所１の前部開口に配
設し、嵌合片９を下取付金具６の嵌合部７に嵌合し、透
光カバー８を合成樹脂の弾性により撓ませて係止孔１０
に係入片５を係入する。

すると照明器具２が透光カバー８及びカバー用突片２９
で覆われる。

第５図ａ、ｌ）、ｃ、ｄ中３０は収納箱１５内中央に設
けた竪仕切り、３１は竪仕切り３０の中央の凹部、３２
は棚板挿着用溝、３６は棚板である。

収納箱１５の前面開口には照明器具２の下方位置にて鏡
より形成した一対の引違い戸３３が取付けである。

また枠体１１の一方の側端にはドア枠３４が取付けてあ
って、ドア枠３４に二つ折りのドア３５が取付けである
。

上記間仕切り壁Ａは第３図、第４図のようにプレート１
７や照明器具２が脱衣室側へ向くよう壁間及び天井と床
との間に嵌め込まれ、浴室と脱衣室との間の間仕切りを
行なうものである（第３図の左側、第４図の下側が浴室
である）。

本考案は叙述の如く照明器具収納凹所の前面開口の上端
縁に上取付金具を取付け、下端縁に下取付金具を取付け
、上取付金具と下取付金具に透光カバーを取付けている
ので、照明器具収納凹所が合成樹脂製でも取付けること
ができるものであす、シかも合成樹脂製の断面略コ字状
の透光カバーを照明器具収納凹所の前面開口に配設して
透光カバーの下片の端部より下方に連出した嵌合片を下
取付金具の嵌合部に嵌合すると共に透光カバーの上片に
設けた係止孔に上取付金具の係入片を係止しているので
、透光カバーを合成樹脂の弾性を利用して撓ませること
により簡単に取付けることができるものであり、しかも
照明器具収納凹所の前部開口の下端縁に断面路り字状に
切欠した切欠部を設け、下取付金具の先端に設けられた
上方に開口せるＵ字状の嵌合部を上記切欠部に納めて下
取付金具を照明器具収納凹所の前部開口の下端縁に取付
け、切欠部のコーナ一部に下取付金具の嵌合部のコーナ
一部分と当接するのを避けるための逃げ凹部を凹設して
いるから、下取付金具の嵌合部が照明器具収納凹所下縁
の切欠部のコーナ一部に当接して浮いたり、がたついた
りすることがなく、透光カバーをしっかりとがたつきな
く固定することができ、又下取付金具の取付けも容易に
行なえるという効果がある。

更に係止孔と係入片との間の隙間に通気性があって、照
明器具の熱気を逃がすことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の正面図、第２図は同上の背
面図、第３図は同上の側断面図、第４図は同上の平断面
図、第５図ａは同上の収納箱の正面図、第５図すは第５
図ａのＸ−Ｘ断面図、第５図Ｃは第５図ａのＹ−Ｙ断面
図、第５図ｄは第５図ａのＺ−Ｚ断面図、第６図は同上
の照明器具部の一部切欠斜視図、第７図は第６図の拡大
断面図、第８図ａは本考案の作用を説明するための比較
例の断面図、第８図すは本考案の照明器具収納凹所の下
端縁の形状を説明するための断面図：第９図ａ。 ｂ、Ｃは同上の透光カバーの一部切欠正面図、一部切欠
平面図及び側面図、第１０図は同上の玉取付金具正面図
、平面図及び側面図、第１１図は同上の下取付金具の一
部切欠正面図、一部切欠平面図及び側面図であって、１
は照明器具収納凹所、２は照明器具、３ａは上端縁、３
ｂは下端縁、４は上取付金具、５は係入片、６は下取付
金具、７は嵌合部、８は透光カバー、９は嵌合片、１０
は係止孔である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 照明器具収納凹所内に照明器具を取付け、照明器具収納
   凹所の前部開口の上端縁に取付けた玉取付金具の先端に
   下方に屈曲せる係入片を設け、照明器具収納凹所の前部
   開口の下端縁に断面路り字状に切欠した切欠部を設け、
   下取付金具の先端に設けられた上方に開口せるＵ字状の
   嵌合部を上記切欠部に納めて下取付金具を照明器具収納
   凹所の前部開口の下端縁に取付け、切欠部のコーナ一部
   に下取付金具の嵌合部のコーナ一部分と当接するのを避
   けるための逃げ凹部を凹設し、合成樹脂製の断面略コ字
   状の透光カバーを照明器具収納凹所の前面開口に配設し
   て透光カバーの下片の端部より下方に連出した嵌合片を
   上記下取付金具の嵌合部に嵌合すると共に透光カバーの
   上片に設けた係止孔に上記取付金具の係入片を係入して
   成る照明器具の透光カバー取付構造。