JPS5835426B2 - 通信制御装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通信制御装置に関する。

尊信制御装置における基本形データ伝送制御手順は特定
の文字コードを有する伝送制御文字を用いデータ伝送回
線を介してデータ端末装置またはデータ処理装置の相互
間において行われるデータ伝送を制御するものである。

従って、個々に伝送される文字の認識や文字に対する処
理が必要であり、従来の通信制御装置では、このような
手順制御は特定の文字コードを有する伝送制御文字を用
いて行ないこれによりデータ伝送回線を介してデータ端
末装置またはデータ処理装置の相互間におけるデータ伝
送が行なわれるようなされる。

従って、個々に伝送される文字の認識や文字に対する処
理が必要である。

この種の基本形データ伝送手順を制御する回線制御部と
回線接続部とから構成される通信制御装置においては、
一定時間内、すなわち、 Ｔ−１文字を構成するエレメント数（秒）時間内通信速
度（ｂｐｓ） に回線制御部から回線接続部に送信文字が転送されなか
った場合にはアンダラン状態と認識され通信制御装置は
回線に予め定めたダミーデータであるタイムフイラ文字
を送信しなければならない。

従来の通信制御装置においてタイムフイラ文字は送信中
に回線制御部から回線接続部に対し送信文字が転送され
、その送信文字が特定文字の場合、特定文字に対する手
順制御を行なわなければならず、回線制御部から回線接
続部に対しＴ時間内のどの時点で送信文字が転送される
かは回線制御部内の他の回線に対する処理状態や回線制
御部の処理能力に依存するので、Ｔ時間のうち特定文字
に対する手順制御に使用できる時間が非常に短い場合、
次の送信文字に対し再びアンダラン状態となる。

この状態を妨ぐためには通信制御装置の処理速度を高速
にするかまたは通信制御装置処理速度は一定にして収容
回線数を制御しなくてはならず結果的にはコスト高な装
置となってしまうという欠点がある。

本発明の目的は上述の欠点を除去した通信制御装置を提
供することにある。

本発明の装置は、回線制御部から回線接続部に対して送
信文字を送出する送信文字送出手段と、この送出手段か
ら前記回線接続部に対して前記送信文字が送出されてい
ないことを検出する検出手段と、 この検出手段で前記送信文字が送出されていない状態を
検出したとき第１の予め定めた文字を発生し通信回線に
送出する発生送出手段と、前記検出手段で前記送信文字
が送出されていない状態が検出されたときに前記回線制
御部から前記回線接続部に与えられた前記送信文字と第
２の予め定めた文字とを比較する比較手段と、この比較
手段で一致したときには、前記回線制御部に対して第２
の予め定めた文字を検出した旨を通知するとともに前記
発生送出手段から前記第１の予め定めた文字を送信しこ
のあと前記送信文字送出手段からの送信文字を前記通信
回線に送出する手段とから構成されている。

次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図に示す本発明の一実施例は、回線制御部１と回線
接続部２から構成されている。

回線接続部２は回線接続制御回路３、アンダラン状態を
検出するキャラクタバッファ４、キャラクタ比較回路５
、キャラクタ発生回路６およびキャラクタ分解／組立回
路Ｉから構成され、各回路間は信号線１０１〜１０９に
て接続されている。

信号線１０１は回線制御部１から回線接続制御回路３に
対して情報を伝送する信号線および回線接続制御回路３
から回線制御部１に状態を通知する信号線であり、信号
線１０２は回線制御部１からキャラクタバッファ４に送
信文字を送出する転送路であり、信号線１０３は回線接
続制御回路３がキャラクタバッファ４を制御する信号線
およびキャラクタバッファ４から回線接続制御回路３に
対するアングラン状態報告を行う信号線であり、信号線
１０４はキャラクタバッファ４から送信文字をキャラク
タ比較回路５に送出する転送路であり、信号線１０５は
キャラクタ発生回路６からキャラクタ分解／組立回路７
にタイムフイラ文字を送出する転送路であり、信号線１
０６はキャラクタ比較回路５にて送信文字と特定文字と
の比較結果を回線接続制御回路３に通知する信号線であ
り、信号線１０７は回線接続制御回路３からキャラクタ
発生回路６に対する信号線であり、回路１０８はキャラ
クタバッファ４とキャラクタ分解／組立回路７間のデー
タ転送路であり、信号線１０９はキャラクタ分解／組立
回路７からデータ伝送回路へまたはデータ伝送回路から
キャラクタ分解／組立回路７への送信文字または受信文
字の転送路である。

次（ζ本発明の一実施例の動作について詳細に説明する
。

データ送信の場合、回線制御部１から信号線１０１を介
して回線接続制御回路３に対し送信動作、文字転送モー
ド、検出すべき特定文字等が指示される。

この指示を受けた回線接続制御回路３では回線制御部１
内の送信文字バッファ（図示せず）から送信文字が読出
され、キャラクタバッファ４に格納されると同時に信号
線１０４を介してキャラクタ比較回路５に送信文字が転
送される。

キャラクタ比較回路５では送信文字と予め設定されてい
る特定文字との比較がなされその比較結果が信号線１０
６を介して回線接続制御回路３に報告される。

特定文字と送信文字とが一致したときには回線接続制御
回路３から信号線１０１を介して回線制御部１に対し特
定文字と一致した旨が報告され、回線接続制御回路３は
回線制御部１からの制御指示に基づき一定の送信時間間
隔（送信タイミング）時Ｓにキャラクタバッファ４内の
送信文字に対する指示が信号線１０３を介して行なわれ
、送信文字が信号線１０８を介してキャラクタ分解／組
立回路７に送出され、ビットシリアルにて信号線１０９
を介して送信文字が回線１０９に送信される。

送信文字が特定文字と不一致の場合には、送信タイミン
グ時Ｓに回線接続制御回路３からの指示に従いキャラク
タバッファ４内の送信文字が上述の方法と同じ方法で回
線１０７に送信される。

送信タイミング時Ｓに回線制御部１内の送信文字バッフ
ァに送信文字が準備されておらず、キャラクタバッファ
４に送信文字が送出されなかった場合にはアンダラン状
態と認識しキャラクタバッファ４から回線接続制御回路
３に対し信号線１０３を介してアンダラン状態を検出し
た旨が通知され、回線接続制御回路３は信号線１０１を
介して回線制御部１に報告すると同時に回線接続制御回
路３は信号線１０γを介してキャラクタ発生回路６に対
しダミーデータとなるタイムフイラ文字の送信が指示さ
れる。

クイムフイラ文字は信号線１０５を介してキャラクタ分
解／組立回路１に送出され、ビットシリアルで信号線１
０９を介して回線に送信される。

アンダラン状態時中に回線制御部１から送信文字がキャ
ラクタバッファ４に送信タイミング時Ｓまでに送出され
なかった場合には引続きダミーデータとなるクイムフイ
ラ文字がキャラクタ発生回路６より上述の方法と同じ方
法でキャラクタ分解／組立回路γを介して回線１０９に
送信される。

アンダラン状態時中に回線制御部１から信号線１０２を
介してキャラクタバッファ４に送信文字が送信タイミン
グ時Ｓまでに送出されると、キャラクタバッファ４から
信号線１０４を介してキャラクタ比較回路５に送信文字
が転送される。

キャラクタ比較回路５では送信文字と予め設定・されて
いる特定文字とが一致するか否かが比較され、回線接続
制御回路に通知される。

特定文字と送信文字とが不一致の場合には、送信タイミ
ング時Ｓにキャラクタバッファ４内の送信文字を送信す
るように回線接続制御回路３から信号線１０３を介して
指示される。

送信文字は信号線１０８を介してキャラクタ分解／組立
回路７に送出され、信号線１０９を介してビット・シリ
アルにて回線１０９に送信される。

送信文字と特定文字とが一致した場合は回線接続制御回
路３から信号線１０１を介して回線制御部１に対し特定
文字と一致した旨が報告されると同時に送信タイミング
時に信号線１０７を介してキャラクタ発生回路６に対し
、非透過（コードに依存する）伝送制御手順方式の場合
は前記タイムフイラ文字を１文字、透過（コードに依存
しない）伝送制御手順方式の場合はタイムフイラ文字を
２文字送信するように指示がされる。

前記タイムフイラ文字は送信タイミング時にキャラクタ
発生回路６から１文字または２文字信号線１０５を介し
てキャラクタ分解／組立回路７に送出され、キャラクタ
分解／組立回路７から信号線１０９を介してビットシリ
アルで回線に送信される。

前記クイムフイラ文字が送信されたのちの送信タイミン
グ時Ｓに信号線１０３を介して回線接続制御回路３から
の指示に従い、キャラクタバッファ４内の送信文字が信
号線１０８を介してキャラクタ分解／組立回路７に送出
され、キャラクタ分解／組立回路γから信号線１０９を
介してビットシリアルで回線に送信される。

前記タイムフイラ文字としては通常の基本形データ伝送
制御手順の場合非透過モードの同期通信方式の場合は同
期文字ＳＹＮであり、透過モードの同期通信方式の場合
はＤＬＥ−８ＹＨの２文字であり、調歩式通信方式の場
合は１文字分のマーク（論理的に゛１パの状態）である
。

また、同期通信方式のデータ送信の場合、ブタ通信を開
始するにあたり同期を確立させるために同期文字（ＳＹ
Ｎ文字）を送信しなければならないが、同期文字に続く
データの最初の文字が予め設定されている特定文字の場
合も上述の方法はそのまま適用でき、特定文字を送信す
る前に同期文字を１文字自動送信したあとに送信文字を
送信することができる。

従来の通信制御装置の場合、第２図に示すようにアンダ
ラン状態発生時に回線制御部１から送信文字が送出され
、その文字が特定文字の場合ｔ１時間内に回線制御部１
は特定文字に対する処理を行わなければならず、４１時
間は回線制御部１の他の回線に対する処理状態、回線制
御部１の処理能力に依存し可変であり、４１時間が短い
と性能低下を妨ぐために回線制御部１はさらに高い処理
能力が要求される。

しかし本発明の場合、第３図に示すようにアングラン状
態時に回線制御部１からの送信文字が特定文字の場合１
２時間内に回線制御部１は特定文字に対する処理を行え
ばよく、特定文字でない場合は第４図のｔ３時間後に送
信文字が回線に送信されるので、処理能力の低下を妨ぎ
、結果的には通信処理装置全体の処理能力を著しく向上
させることが可能である。

本発明には、アンダラン状態発生時に次に送信する文字
が伝送制御文字のような特定文字の場合にはタイムフイ
ラ文字を１文字または２文字自動送信することにより通
信制御装置の性能向上の達成が図れるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、第２図は従来の通
信制御装置のアンダラン状態発生時の送信タイミング図
および第３図および第４図は本発明による通信制御装置
のアンダラン状態発生時の状態を示す送信タイミング図
である。 第１図から第４図において、１・・・・・・回線制御部
、２・・・・・・回線接続部、３・・・・・・回線接続
制御回路、４・・・・・・キャラクタバッファ、５・・
・・・・キャラクタ比較回路、６・・・・・・キャラク
タ発生回路、７・・・・・・キャラクタ分解／組立回路
、１０１〜１０９・・・・・・信号線、Ｓ・・・・・・
送信タイミング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回線制御部から回線接続部に対して送信文字を送出
   する送信文字送出手段と、 この送出手段から前記回線接続部に対して前記送信文字
   が送出されていないことを検出する検出手段と、 この検出手段で前記送信文字が送出されていない状態を
   検出したとき第１の予め定めた文字を発生し通信回線に
   送出する発生送出手段と、前記検出手段で前記送信文字
   が送出されていない状態が検出されたときに前記回線制
   御部から前記回線接続部に与えられた前記送信文字と第
   ２の予め定めた文字とを比較する比較手段と、この比較
   手段で一致したときには、前記回線制御部に対して第２
   の予め定めた文字を検出した旨を通知するとともに前記
   発生送出手段から前記第１の予め定めた文字を送信しこ
   のあと前記送信文字送出手段からの送信文字を前記通信
   回線に送出する手段とを含むことを特徴とする通信制御
   装置。