JP3440982B2 - デジタル信号中継伝送装置 - Google Patents

デジタル信号中継伝送装置

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JP3440982B2 JP20166097A JP20166097A JP3440982B2 JP 3440982 B2 JP3440982 B2 JP 3440982B2 JP 20166097 A JP20166097 A JP 20166097A JP 20166097 A JP20166097 A JP 20166097A JP 3440982 B2 JP3440982 B2 JP 3440982B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半二重伝送システ
ムやローカルエリアネットワーク(LAN)などにあっ
てハイレベルデータリンク制御手順(HDLC:High L
evel Data Link Control Procedure) 方式のメッセージ
フォーマットのフレームを連続伝送するデジタル信号中
継伝送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のHDLCのメッセージフ
ォーマットには、情報メッセージ転送用の情報フレー
ム、データリンク監視用の監視フレーム、及び動作モー
ドの設定や異常状態報告用に使用する非番号制フレーム
を有しており、それぞれの前後フィールドにフラグシー
ケンス(例えば、8ビットフラグパターン、固定ビット
「01111110」)が付加されている。図7は従来
のLANに設けられるデジタル信号中継伝送装置の構成
を示すブロック図である。図7において、この従来例の
デジタル信号中継伝送装置はLANなどに設けられるも
のであり、受信ポートTRを通じた受信データをローレ
ベルの制御信号の入力で送出するレシーバ1と、ハイレ
ベルの制御信号の入力で送信データを送信ポートTXを
通じて送出するドライバ2とを有している。また、この
従来例のデジタル信号中継伝送装置は、受信データのプ
リアンブルから同期を確立するための同期確立信号及び
受信クロック信号を抽出するDPLL回路3と、8ビッ
ト単位で受信データを直列/並列変換する8ビットシフ
トレジスタ5と、開始フラグパターン(以下、開始フラ
グのみで示す)及び終了フラグパターン(以下、開始フ
ラグのみで示す)の二つを検出するためのフラグ一致検
出回路6とを有している。更に、ドライバ2を駆動して
送信期間を制御する送信制御回路7とを有し、この送信
制御回路7からの制御信号でドライバ2が駆動され、受
信データを中継した送信データを送信ポートTXから送
出する。次に、このデジタル信号中継伝送装置の中継動
作について説明する。図8は図7に示すデジタル信号中
継伝送装置の中継動作のタイミング図である。図7及び
図8において、受信ポートTRを通じた図8(a)に示
すプリアンブル、開始フラグ、アドレス、制御データ、
伝送データ、チェックコード及び終了フラグからなる#
1フレームの受信データをレシーバ1で受信し、このレ
シーバ1からの受信データが、DPLL回路3及び8ビ
ットシフトレジスタ5に入力される。DPLL回路3
は、同期確立信号を抽出して送信制御回路7へ送出し、
また、受信クロック信号を抽出して8ビットシフトレジ
スタ5に送出する。次に、送信制御回路7からドライバ
2へハイレベル制御信号を送出して、この中継期間に送
信ポートTXから図8(b)に示すプリアンブル、開始
フラグ、アドレス、制御データ、伝送データ、チェック
コード及び終了フラグからなる#1フレームの送信デー
タの送出を開始する。8ビットシフトレジスタ5で受信
データを並列データに変換する。この8ビットシフトレ
ジスタ5で変換した出力並列データがフラグ一致検出回
路6に入力される。フラグ一致検出回路6では、図8
(a)に示す受信データにおける開始フラグ及び終了フ
ラグの二つのフラグを検出する。ここで二つのフラグを
検出すると送信制御回路7へ送信終了を指示する信号を
送出し、送信制御回路7がドライバ2にハイレベル制御
信号を送出して送信ポートTXを通じた送信データの送
出を停止する。図9は、この従来例にあって連続伝送フ
レームを説明するための図であり、図10は、この従来
例にあって異常伝送フレームの中継動作を説明するため
の図である。図9において、この連続伝送フレームは、
プリアンブル、開始フラグ、アドレス、制御データ、伝
送データ、チェックコード及び終了フラグからなる図9
(a)に示す#1フレームと、図9(b)に示すように
開始フラグから終了フラグからなる#2以降のフレーム
とを有している。この連続伝送フレームには、更に、図
9(c)に示すように開始フラグから終了フラグ及びア
ボートパターンからなる最終フレームを有している。図
10(a)に示すように開始フラグ及び終了フラグで囲
まれたHDLCフレーム(#1フレーム、#2フレー
ム、#Nフレーム、最終フレーム)を連続受信した場
合、まず、図10(b)(c)に示すように先頭の#1
フレームを送信制御回路7の出力(ハイレベル制御信
号)でドライバ2から送信する。この後の図10(a)
に示す#2フレームから最終フレームまでのフレームに
は、プリアンブルが付加されていないため、DPLL回
路3は、開始フラグの受信前で同期確立することができ
なくなり、フレームの途中から同期が確立して中継動作
を再開する。したがって、図10(c)に示すように#
2フレーム以降では、異常フレームを送信する。なお、
このデジタル信号中継伝送装置は、受信データを双方向
伝送するように図7に示す構成を二組を配置して、その
双方向に中継するようにしても良い。図11は従来例に
あってデジタル信号中継伝送装置が接続された半二重伝
送システムの構成を示すブロック図である。図11にあ
って、この半二重伝送システムは、2線式の伝送回線1
1にデータ伝送するステーション12,13,14と、
ステーション12,13との間の伝送回線11に設けら
れるデジタル信号伝送中継装置15とを有している。こ
の半二重伝送システムは、伝送回線11を通じてデジタ
ル中継装置15のポートA(又はB)で受け取った受信
データがポートB(又はA)から中継して伝送回線11
へ送出される。図12は図11に示すデジタル信号中継
伝送装置の詳細構成を示すブロック図である。図11及
び図12において、このデジタル信号中継伝送装置は双
方向データ中継するための伝送部A,Bを有し、伝送部
A,Bではデータの受信及び送出方向が反対である。伝
送部A,Bはそれぞれ同一の構成であり、ポートT1を
通じた受信データをローレベル制御信号の入力で送出す
るレシーバ21と、送信データ(中継データ)をハイレ
ベルの制御信号の入力で送出するドライバ22とを有し
ている。更に、デジタル信号中継伝送装置は、受信デー
タのプリアンブルから同期を確立するための同期確立信
号及び受信クロック信号を抽出するDPLL回路23
と、受信データのジッタを吸収してジッタの少ない送信
データ(中継データ)を出力するためのジッタ吸収回路
24と有している。かつ、8ビット単位で受信データを
直列/並列変換した並列出力データを送出する8ビット
シフトレジスタ25と、HDLCフレームにおける開始
フラグ及び終了フラグの二つのフラグを検出するための
フラグ一致検出回路26と、ドライバ22をハイレベル
制御信号で駆動して送信期間を制御する送信制御回路2
7とを有している。次に、図12に示すデジタル信号中
継伝送装置の動作について説明する。図13は図12に
示すデジタル信号中継伝送装置の中継動作のタイミング
図である。図12及び図13において、レシーバ21が
送信制御回路27からのローレベル制御信号の入力でポ
ートT1を通じた図13(a)に示すプリアンブル、開
始フラグ、アドレス、制御データ、伝送データ、チェッ
クコード及び終了フラグ、アボートパターンからなる#
1フレームの受信データを取り込み、ここから受信デー
タがDPLL回路23、ジッタ吸収回路24及び8ビッ
トシフトレジスタ25に入力される。DPLL回路23
ではHDLCフレームから同期確立信号及び受信クロッ
ク信号を抽出する。DPLL回路23からのクロック信
号がジッタ吸収回路24及び8ビットシフトレジスタ2
5に入力される。ジッタ吸収回路24では、レシーバ2
1からの受信データのジッタを吸収してドライバ22に
送出する。また、DPLL回路23からの同期確立信号
が送信制御回路27に入力される。8ビットシフトレジ
スタ25では、直列データである受信データをDPLL
回路23からのクロック信号で同期を確立して出力並列
データ(受信データ)に変換してフラグ一致検出回路2
6に入力される。フラグ一致検出回路26が受信データ
から開始フラグ及び終了フラグの二つのフラグを検出す
ると、図13に示すように送信制御回路27へ送信終了
を指示する信号を送出する。送信制御回路27がドライ
バ22にハイレベルの制御信号を送出してポートT2か
らジッタ吸収回路24が出力する図13(b)に示すプ
リアンブル、開始フラグ、アドレス、制御データ、伝送
データ、チェックコード及び終了フラグからなる送信デ
ータ(受信データ)を送出して、その中継を終了する。
同時に送信制御回路27がDPLL回路23をリセット
して同期確立を解除して、次のフレームの受信待機状態
となる。このような中継動作にあって、上記の図10
(a)に示すように開始フラグ及び終了フラグで囲まれ
たHDLCフレーム(#1フレームから最終フレーム)
の受信データをレシーバ21が連続受信した場合、ま
ず、上記図10(b)(c)に示すように先頭の#1フ
レームを送信制御回路27の出力(ハイレベル制御信
号)でドライバ22から送信する。この後の上記図10
(a)に示す#2フレームから最終フレームには、プリ
アンブルが付加されていないため、DPLL回路23
は、開始フラグの受信前で同期確立することができなく
なり、フレームの途中から同期が確立して中継動作を再
開する。したがって、図10(c)に示すように#2フ
レーム以降では、異常フレームを送信する。図14及び
図15は従来例にあって異常時の中継動作を説明するた
めのタイミング図である。図14(a)に示すようにポ
ートT1でのHDLCフレームの受信データを連続して
受信した場合、このフレーム間での伝送回路での反射波
が発生すると、この反射波発生区間で図14(b)に示
すように誤り受信となる。この結果、図14(c)に示
すように同期ずれが発生し、図14(d)に示すように
送信制御回路27からのハイレベル制御信号もずれてし
まい、図14(e)に示すようにポートT2からの送信
データが送信されなくなる。すなわち、次の送信フレー
ムが送信失敗となる。また、図15(a)に示すように
送信制御回路27がハイレベル制御信号を送出した後
に、ポートT2から図15(b)に示すように送信デー
タを送出する。この後の受信フレームの受信時に反射波
が発生すると、この反射波発生区間で図15(c)に示
すように誤り受信となり、図15(d)に示すように同
期ずれが発生し、図15(e)に示すように送信制御回
路27からのハイレベル制御信号もずれてしまい、図1
5(f)に示すようにポートT2からの送信データが送
信されなくなる。すなわち、次の送信フレームが送信失
敗となる。このように図14及び図15において、伝送
回路での反射波が発生するとフレームの受信完了又は送
信完了から次のフレームの受信待機状態になった場合、
伝送回線上に発生する反射波をプリアンブルと誤検認識
して同期を確立してしまい、次のフレームの受信同期ず
れが発生するため、正常に中継することができなくな
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例の前者及び後者のデジタル信号中継伝送装置では、開
始フラグ、終了フラグで囲まれたHDLCフレームを連
続した受信した場合、先頭フレームで送信が終了し、フ
レームの途中から同期を確立して中継動作を再開してし
まい、その異常フレームを送信してしまう。また、上記
従来例の後者のデジタル信号中継伝送装置では、フレー
ムの受信完了又は送信完了から次のフレームの受信待機
状態になった場合、伝送回線上で発生する反射波をプリ
アンブルと誤認識して、次のフレームの受信同期ずれが
発生して、正常にデータ中継することができなくなる。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたもので、LANに
あってHDLCフレームを連続した受信した場合、フレ
ームの途中で途切れることなく中継することができるデ
ジタル信号中継伝送装置を提供することを目的とする。
更に、本発明は半二重伝送システムにあってHDLCフ
レームを連続した受信した場合、フレームの途中で途切
れることなく中継することができるとともに、伝送回線
上で発生する反射波による次のフレームの受信同期ずれ
が発生することなく、確実にデータ中継することができ
るデジタル信号中継伝送装置を提供することを目的とす
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】発明のデジタル信号中
継伝送装置は、HDLC方式を用いた半二重伝送システ
ムに接続し、双方向のデータを中継する伝送部を備えた
デジタル信号中継伝送装置において、前記伝送部のそれ
ぞれが、前記フラグ一致手段及び前記アボート一致手段
の出力結果に基づいて、HDLCフレームのデータ中継
動作終了を判定する送信終了判定手段と、前記送信終了
判定手段の出力結果に基づいて、連続フレームの受信を
示す終了フラグ及びアボートパターンの検出で前記受信
データの送出を制御する送信制御手段と、前記送信終了
判定手段の判定結果に基づいて、フレーム受信完了から
一定期間、HDLCフレームのデータ受信動作を禁止
し、また前記送信制御手段の出力結果に基づいて、フレ
ーム送信完了から一定期間、HDLCフレームの受信動
作を禁止する受信動作禁止手段とを具備したものであ
る。このような構成の本発明のデジタル信号中継伝送装
置は、HDLC伝送方式を適用し、半二重伝送システム
に接続して受信データを中継する際に、HDLCフレー
ムのデータ伝送終了を示す終了フラグ及びこの終了フラ
グに続くアボートパターンを検出してHDLCフレーム
のデータ中継動作終了を判定する。さらに、この判定出
力から一定時間に受信動作を禁止するようにしている。
この場合も、半二重伝送システムにあって、開始フラ
グ、終了フラグで囲まれたHDLCフレームを連続した
受信した場合、フレームの途中で途切れることなく中継
することができる。更に、フレームの受信完了又は送信
完了から次のフレームの受信待機状態になった場合、伝
送回線上で発生する反射波をプリアンブルと誤認識しな
くなり、次のフレームの受信同期ずれが発生せずに、確
実にデータ中継することができる。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のデジタル信号中継
伝送装置の第1実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。図1において、このデジタル信号中継伝送装置はL
ANなどに設けられるものであり、受信ポートTRを通
じた受信データをローレベルの制御信号の入力で送出す
るレシーバ31と、受信データをハイレベルの制御信号
の入力で送信データ(中継データ)として送信ポートT
Xを通じて送信するドライバ32とを有している。ま
た、このデジタル信号中継伝送装置は、受信データのプ
リアンブルから同期を確立するための同期確立信号及び
受信クロック信号を抽出するDPLL回路33と、8ビ
ット単位で受信データを直列/並列変換した出力並列デ
ータをドライバ32に送出する8ビットシフトレジスタ
35を有し、更に、開始フラグ及び終了フラグの二つを
検出するためのフラグ一致検出回路36と、ドライバ3
2の送信データの送信期間をハイレベル制御信号を送出
して、送信制御する送信制御回路37とを有している。
この送信制御回路37は、ポートA(又はB)での送信
中にハイレベル制御信号をドライバ32に送出して受信
データを中継した送信データを送出する。更に、このデ
ジタル信号中継伝送装置は、16ビット単位で受信デー
タを直列/並列変換して送出し、8ビットシフトレジス
タ35の前段に設けられた8ビットシフトレジスタ38
と、この8ビットシフトレジスタ38の並列出力データ
からアボートパターンを検出するアボート一致検出回路
39と、フラグ一致検出回路36とアボート一致検出回
路39が同時に出力する結果データから送信終了を判定
する送信終了判定回路40とを有している。次に、この
第1実施の形態の動作について説明する。図2は単一フ
レームの中継動作のタイミング図である。図2におい
て、レシーバ3が受信ポートTRを通じた受信データ
を、ローレベル制御信号の入力によってDPLL回路3
3及び8ビットシフトレジスタ38へ送出する。中継動
作の開始では、図2(a)に示すように#1フレームの
先頭に付加されたプリアンブルビットでDPLL回路3
3が同期を確立する。同時にDPLL回路33が送信要
求信号を送信制御回路37へ送出する。更に、図2
(b)に示すように送信制御回路37がハイレベル制御
信号をドライバ32に送出して、図2(c)に示すよう
に受信データを中継した送信データをドライバ32から
送出する。この中継動作の終了は、16ビット単位で受
信データをフラグ一致検出回路36及びアボート一致検
出回路39で、終了フラグとアボートパターンとをサー
チし、かつ、送信終了判定回路40で終了フラグとアボ
ートパターンとを検出した際に実行される。図2(a)
(b)(c)にあって、2回目以降のフレームについて
も同様の動作である。図3は連続フレームの中継動作の
タイミング図である。図3において、フレームの構成は
上記の図9と同様である。中継の開始動作は図2に示す
単一フレームの場合と同様である。図3(a)に示すよ
うに受信データの#1フレーム、#2フレーム、#nフ
レーム、最終フレームが受信される。同時に図3(b)
に示すように送信制御回路37がハイレベル制御信号を
ドライバ32に送出する。更に、図3(c)に示すよう
にドライバ32から受信データを中継した送信データの
#1フレーム、#2フレーム、#nフレーム、最終フレ
ームを送信する。この中継の終了動作は、終了フラグと
アボートパターンとをサーチし、かつ、送信終了判定回
路40で終了フラグとアボートパターンとを同時に検出
した際に実行される。これ以外のでは中継動作を継続す
る。なお、このデジタル信号中継伝送装置は、受信デー
タを双方向伝送するように図1に示す構成を二組を配置
して、その双方向に中継するようにしても良い。図4は
本発明のデジタル信号中継伝送装置の第2実施の形態の
構成を示すブロック図である。図4において、このデジ
タル信号中継伝送装置は上記の図11に示す半二重伝送
システムに設けられるものであり、双方向の伝送部A,
Bを有し、データの受信及び送出方向が反対である。伝
送部A,Bはそれぞれ同一の構成であり、ポートT1か
らの受信データをローレベルの制御信号の入力で出力す
るレシーバ51と、受信データを中継した送信データを
ハイレベル制御信号の入力でポートT2を通じて送信す
るドライバ52とを有している。更に、このデジタル信
号中継伝送装置は受信データのプリアンブルから同期を
確立するための同期確立信号及び受信クロック信号を抽
出するDPLL回路53と、受信データのジッタを吸収
した送信データ(中継データ)を出力するためのジッタ
吸収回路54とを有し、かつ、8ビット単位で受信デー
タを直列/並列変換する8ビットシフトレジスタ55
と、開始フラグ及び終了フラグの二つを検出するための
フラグ一致検出回路56とを有している。また、このデ
ジタル信号中継伝送装置は、ドライバ52の送信データ
の送信期間をハイレベル制御信号を送出して、送信制御
する送信制御回路57を有している。この送信制御回路
57は、ポートT1(又はT2)での送信中に送信制御
回路57からのハイレベル制御信号でドライバ52が駆
動され、受信データを中継した送信データをポートT2
(又はT1)から送出する。更に、このデジタル信号中
継伝送装置は16ビット単位で受信データを直列/並列
変換し、8ビットシフトレジスタ55の前段に設けられ
た8ビットシフトレジスタ58と、この8ビットシフト
レジスタ58の並列出力データからアボートパターンを
検出するアボート一致検出回路59を有し、更に、フラ
グ一致検出回路56とアボート一致検出回路59が同時
に出力する結果データから送信終了を判定する送信終了
判定回路60を有している。また、このデジタル信号中
継伝送装置は、送信制御回路57からのハイレベル制御
信号を、その立ち下がりの一定時間遅延後に出力するオ
フディレイタイマ61と、送信終了判定回路60の出力
信号立ち下がりの変化時点から一定時間のみハイレベル
パルスを出力するワンショットパルス発生回路62と、
オフディレイタイマ61と伝送部B側の図示しないワン
ショットパルス回路との二つの出力データをオア処理
し、送信完了後又は受信完了後に伝送回線上に発生する
反射波を受信しないようにレシーバ51の出力を一定時
間禁止するための禁止信号SEを送出するオアゲート6
3a,63bとを有している。ワンショットパルス発生
回路62からのパルス幅は、フレーム受信完了から一定
時間のみ受信を禁止して、伝送回線上に発生した反射波
のレベルを受信レベル以下まで減衰できる時間に設定す
る。また、オフディレイタイマ61では、自ポートT
1,T2のフレーム送信完了から一定時間だけ遅延させ
て自ポートT1,T2の受信を禁止して伝送回線上に発
生する反射波のレベルを受信レベル以下まで減衰できる
遅延時間に設定する。次に、この第2実施形態の動作に
ついて説明する。中継動作は第1実施の形態の図1及び
図2の場合と同様であり、その開始では#1フレームの
先頭に付加されたプリアンブルビットでDPLL回路5
3が同期を確立する。DPLL回路53が送信要求信号
を送信制御回路57へ送出する。中継動作の終了は、1
6ビット単位で受信データをフラグ一致検出回路56及
びアボート一致検出回路59で、終了フラグとアボート
パターンとをサーチし、かつ、送信終了判定回路60で
終了フラグとアボートパターンとを検出した際に実行さ
れる。2回目以降のフレームについても同様の動作であ
る。中継の開始動作は図1及び図3に示す第1実施の形
態と同様であり、単一フレームの場合と同様である。中
継の終了動作は、終了フラグとアボートパターンとをサ
ーチし、かつ、送信終了判定回路60で終了フラグとア
ボートパターンとを同時に検出した際に実行される。こ
れ以外のでは中継動作を継続する。図5及び図6は第2
実施の形態の中継動作のタイミング図である。この動作
では、第1実施の形態の図1及び図2の場合と同様の中
継動作及び中継動作終了、及び、図1及び図3に示す第
1実施の形態と同様の中継の開始動作を実行する。更
に、ワンショットパルス発生回路62が、フレーム受信
完了から一定時間のみ受信を禁止して、伝送回線上に発
生した反射波のレベルを受信レベル以下まで減衰できる
時間間隔のパルスを送出する。また、オフディレイタイ
マ61が、自ポートT1,T2のフレーム送信完了から
一定時間だけ遅延させて自ポートT1,T2の受信を禁
止して伝送回線上に発生する反射波のレベルを受信レベ
ル以下まで減衰できる時間遅延する。図5(a)に示す
ようにポートT1でのHDLCフレームの受信データが
連続して受信し、かつ、このフレーム間での伝送回路で
の反射波が発生している。図5(b)示すワンショット
パルス発生回路62及びオフディレイタイマ61からの
出力信号をオアゲート63b(63a)でオア処理した
禁止信号SEをレシーバ51に入力する。レシーバ51
は反射波発生区間で受信禁止となり、この禁止区間以降
では受信可となる。この禁止信号SEの入力で図5
(c)に示すようにレシーバ51が受信データを出力す
る。この場合、図5(d)に示すようにポートT2では
同期が確立しており、次の受信フレームの同期ずれが発
生せず、図5(e)に示すように送信制御回路57がハ
イレベル制御信号を送出して、送信制御する。したがっ
て、図5(f)に示すようにポートT2からの送信デー
タが送信され、次の送信フレームが送信成功となる。ま
た、この送信の後の次のフレーム(受信データ)の中継
では、図6(a)に示すように送信制御回路57がハイ
レベル制御信号を送出した後に、ポートT2から図6
(b)に示すように送信データを送出する。この後の受
信フレームの受信時に反射波が発生すると、この反射波
発生区間までの間に図6(c)に示すように送信制御回
路57がハイレベル制御信号をレシーバ51に出力す
る。この結果、レシーバ51は図(d)(e)に示すよ
うにポート2では同期が確立しており、次の受信フレー
ムの同期ずれが発生せず、図6(f)に示すように送信
制御回路57がハイレベル制御信号を送出して、送信制
御する。したがって、図6(g)に示すようにポートT
2からの送信データが送信され、次の送信フレームが送
信成功となる。 【0006】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のデジタル
信号中継伝送装置によれば、データ伝送の終了を示す終
了フラグおよびこの終了フラグに続くフラグパターン又
はアボートパターンを検出してデータ中継動作の終了を
判定している。この結果、HDLC伝送方式を適用した
LANにあって、受信データを中継する際に開始フラ
グ、終了フラグで囲まれたHDLCフレームを連続した
受信した場合、フレームの途中で途切れることなく中継
することができる。また、本発明のデジタル信号中継伝
送装置によれば、データ伝送の終了を示す終了フラグ及
びこの終了フラグに続くアボートパターンを検出してデ
ータ中継動作終了を判定し、さらに、この判定出力から
一定時間、受信動作を禁止するようにしている。この結
果、HDLC伝送方式を適用し、半二重伝送システムに
接続して受信データを中継する際に、開始フラグ、終了
フラグで囲まれたHDLCフレームを連続した受信した
場合、フレームの途中で途切れることなく中継動作する
ことができる。更に、伝送回線上で発生する反射波で次
のフレームの受信同期ずれが発生することなく、確実に
データ中継することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のデジタル信号中継伝送装置の第1実施
の形態の構成を示すブロック図である。 【図2】第1実施の形態の単一フレームの中継動作のタ
イミング図である。 【図3】第1実施の形態の連続フレームの中継動作のタ
イミング図である。 【図4】第2実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。 【図5】第2実施の形態の中継動作を説明するためのタ
イミング図である。 【図6】第2実施の形態の中継動作を説明するための他
のタイミング図である。 【図7】従来のLANに設けられるデジタル信号中継伝
送装置の構成を示すブロック図である。 【図8】図7に示すデジタル信号中継伝送装置の中継動
作のタイミング図である。 【図9】従来例にあって連続伝送フレームを説明するた
めの図である。 【図10】従来例にあって異常伝送フレームの中継動作
を説明するための図である。 【図11】従来例にあってデジタル信号中継伝送装置が
接続された半二重伝送システムの構成を示すブロック図
である。 【図12】図11に示すデジタル信号中継伝送装置の詳
細構成を示すブロック図である。 【図13】図12に示すデジタル信号中継伝送装置の中
継動作のタイミング図である。 【図14】従来例にあって異常時の中継動作を説明する
ためのタイミング図である。 【図15】従来例にあって異常時の中継動作を説明する
ためのタイミング図である。 【符号の説明】 31,51 レシーバ 32,52 ドライバ 33,53 DPLL回路 35,38,55,58 8ビットシフトレジスタ 36,56 フラグ一致検出回路 37,57 送信制御回路 39,59 アボート一致検出回路 40,60 送信終了判定回路 54 ジッタ吸収回路 61 オフディレイタイマ 62 ワンショットパルス発生回路 63a,63b オアゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40 H04L 29/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】DLC方式を用いた半二重伝送システム
    に接続し、双方向のデータを中継する伝送部を備えたデ
    ジタル信号中継伝送装置において、前記伝送部のそれぞ
    れが、 前記フラグ一致手段及び前記アボート一致手段の出力結
    果に基づいて、HDLCフレームのデータ中継動作終了
    を判定する送信終了判定手段と、 前記送信終了判定手段の出力結果に基づいて、連続フレ
    ームの受信を示す終了フラグ及びアボートパターンの検
    出で前記受信データの送出を制御する送信制御手段と、 前記送信終了判定手段の判定結果に基づいて、フレーム
    受信完了から一定期間、HDLCフレームのデータ受信
    動作を禁止し、また前記送信制御手段の出力結果に基づ
    いて、フレーム送信完了から一定期間、HDLCフレー
    ムの受信動作を禁止する受信動作禁止手段とを具備した
    ことを特徴とするデジタル信号中継伝送装置。
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