JPS5835108B2 - 物品の洗滌乾燥方法 - Google Patents

物品の洗滌乾燥方法

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JPS5835108B2
JPS5835108B2 JP54099548A JP9954879A JPS5835108B2 JP S5835108 B2 JPS5835108 B2 JP S5835108B2 JP 54099548 A JP54099548 A JP 54099548A JP 9954879 A JP9954879 A JP 9954879A JP S5835108 B2 JPS5835108 B2 JP S5835108B2
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JP
Japan
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water
washing
liquid
article
wall
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JP54099548A
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English (en)
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JPS5628684A (en
Inventor
正矩 出雲
正治 小村
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に付着水を有する固体物品の洗滌乾燥方法
に関する。
電子回路に使用されるケイ素ウェハーとか金メツキ製品
、各種光学レンズなどにあっては、その製造上程間、高
度の洗滌、迅速な乾燥が要求され、製品そのものも不揮
発性電解質やコロイド分などの残存しない高度の乾燥仕
上げが要求せられる。
このような洗滌乾燥目的に合致する洗滌液としてアルコ
ールとかケトンのような水溶性有機溶剤と、トリクロロ
トリフルオロエタン(以下フロン113と略記)との混
合溶液の使用が極めて有用である。
このような洗滌液を使用する洗滌にあっては、該洗滌液
中に被乾燥物品を浸漬してゆすいだのちに引−Lげるこ
とによって行われる。
そうすると、物品表面の汚物を溶解含有した状態で物品
表面に付着していた水(以下付着水と略)の中へ、水溶
性有機溶剤が溶は込んでゆき、それによって前記付着水
の表面自由エネルギが低下し、遂に該付着水は物品表面
から離脱して洗滌液中を浮上する。
かくて物品表面は浄化され、また洗滌液から引上げられ
たのちになお物品表面に残存していたフロン113は、
その沸点が478℃と低いので迅速に揮散する。
つまり、物品の洗滌と乾燥とが同時的に行えること、使
用後の洗滌液は、静置する事により比重差で容易に有機
溶剤を溶存した水相と洗滌液相とに分離できるなどの利
点がある。
ところで、上述した付着水の離脱機構は、常に一定な状
態に行われるものではない。
洗滌液のフロン113と水溶性溶剤の混合比率により付
着水溶液の平衡濃度が異なり付着水に対し溶剤はほぼ平
衡濃度迄溶解する。
常温下における洗滌液組成とこれに平衡な付着水の平衡
水溶液組成の関係を水溶性有機溶剤がエタノールの場合
を第1表に、水溶性有機溶剤がアセトンの場合を第2表
に、それぞれ重量%で例示しよう。
一旦このような平衡濃度に達したのちは、被洗滌物品を
何時間浸漬しようが、また新たに物品を浸漬しようが、
その濃度は変らない。
物品の表面に微細な凹凸が存在しているような場合には
、その水の質量は極めて小さい為に比重差により生じた
浮力が小さく、それらの水の僅かではあるが分離浮上す
ることなく、なお物品表面に残存しており、その組成は
、はぼ第1〜2表に平衡水溶液として掲げた値を示して
いる。
したがってこのようなゝY衡状態に達している洗滌液中
へ付着水を有する物品を浸漬して付着水を除去しようと
しても、この洗滌液から引上げられる物品はこの平衡組
成にある洗滌液を表面に付着帯有しておりフロン113
や水溶性溶剤が蒸発した後にはわずかの水が付着して残
ることとなる。
本発明はこのような除却され難い付着水をも除去できる
方法を提供するものであって、被洗滌物品を、洗滌液た
るフロン113と水溶性有機溶剤との混合液中に浸漬し
て引き上げ、ついでフロン113の液浴または蒸気浴中
に浸漬することを特徴とする物品の洗滌乾燥方法である
本発明方法における洗滌液を組成する水溶性有機溶剤と
は、メタノール、エタノール、n−プロパツール、イソ
プロパツール、アセトニトリル、アセトン、ニトロメタ
ンないしはジオキサンなどをい!、それら沸点はいずれ
も100℃以下であることが望まれる。
これはフロン113と比重差により分離された水溶性溶
剤水溶液を水と水溶性溶剤とに蒸溜分別することを容易
にする為である。
これら水溶性有機溶剤とフロン113との混合割合は水
溶性溶剤を2〜15重量%の範囲として使用することが
適当とされ、このような洗滌液中に物品を浸漬引き上げ
たのちに、本発明方法では、該物品をフロン113の液
浴ないし蒸気浴中に浸漬するのであるが、そうすると、
物品に付着していた水は、水溶性溶剤の平衡水溶液であ
り、これを洗滌液と同一組成の液浴ないし蒸気浴中に浸
漬しても付着液の組成は変らないがフロン113中に浸
漬すると平衡がくずれ付着水はフロン113中に溶出し
て行き、物品表面から離脱つまり脱水乾燥ができること
!なるのである。
上記浸漬なる語の中には噴霧即ちスプレー浸漬も含まれ
る。
このような乾燥方法を実施するには、洗滌脱水によって
遂次増大して行く洗滌液から水を排除し、有機溶剤なら
びにフロン113の効率的な循環再生が必要とされる。
いま、本発明方法を実施するに適した洗滌乾燥装置の一
例たる添付図面につき、説明する。
第1図はその縦断面図、第2図は第1図の■−■断面図
であって、図示の通り、該装置は洗滌脱水部A、仕上げ
乾燥部Bおよび溶剤回収部Cより成る。
C部は後述する精留部であるが、それを除くAおよびB
なる洗滌槽1は、前1a、後1b、左1c、右1dおよ
び底壁1eより成る上部の開放された長方体状の槽であ
って右壁1dと左壁1cとの中間における丈の高く底壁
1eに達する壁7eによって大きくA部とB部とに分た
れる。
A部における洗滌脱水室4は壁γeの左方において、丈
は低いが底壁1eに達する壁1dによって仕切られて成
り、要すれば加熱器11a又は超音波振動子が装されて
いる。
左壁1cと、壁γdとの間には、今1つの丈の低いが底
壁1eK達する壁γaが設げられそこに貯留室2が形成
される。
また、該壁1aと前記壁7dとの間には、底壁に達しな
い2つの壁7b 、7cが前・後壁1a、Ib間に差し
渡されて水分離室3a 、3b 、3cが構成される。
B部はまた、その中央部付近において丈は低いが底に達
する壁7fによって壁7eとの間にリンス室5が、また
壁1dとの間に蒸気浴室6が形成されている。
該蒸気浴室の下部には加熱器11bが装されている。
上述した隔壁7eで仕切られた洗滌脱水部Aおよび仕上
げ乾燥部Bの上部は、図示のように開放された空間とな
っていて、そこはまた洗滌乾燥される物品の出入通路に
1.に2となっている。
この出入通路Kl 、に2を構成する槽壁ならびに隔壁
の内周面には凝縮器12a、12bとしての冷却用蛇管
が設けられている。
以下は個々の装置部分をくだくだしく述べるよりも、む
しろ、該装置の使用法として述べる方が簡潔と考えられ
る。
被乾燥物品は、まず出入通路に1を通って、洗滌脱水室
4内に湛えられている前述した混合液である洗滌液中に
浸漬され、要すればいわゆるゆすぎ程度の揺動が行われ
たのち、引上げられて、通路に1を出て、乾燥部Bの通
路に2を通って、リンス室5内のフロン113液中に浸
漬される。
フロン113の一部は隔壁7fを溢流して蒸発室6内に
入り、そこで加熱器itbで加熱蒸発し、それによって
仕上げ乾燥部Bを成す槽内に充満しているのである。
したがって通路に2を通って出入する物品は、このフロ
ン113の蒸気浴にも浸漬されたことになる。
かくて既述したところにより、物品は完全に脱し乾燥さ
れて通路に2から取り出される。
フロン113の蒸気は絶えず凝縮器12bによって凝縮
され液受樋13bに集められ管路14bを通ってリンス
室5に戻され回収される。
一方、洗滌脱水部A側にあっては、洗滌液は洗滌脱水室
4から隔壁7dを越えて、水分離室3cに入るが、既述
したところにより、隔壁7b。
7cは底壁1eに達しないため、水分離室の下部は連通
したものとなっている。
したがって隔壁7b 、7c間は洗滌液を静止化し、溶
剤相を下側に、その上側に有機溶剤の水溶液相lを層分
離する。
下層である混合溶剤は隔壁7aを溢流して貯留室2内に
入り、管路8−ポンプ9−管路10なる経路により洗滌
室4へ戻される。
つまり洗滌液である混合液は室4→3→2→4へと循環
再用される。
上側に層分離した有機溶剤水溶液は抜取管15から、洗
滌槽1外の、中間タンク16に入り、管路17から精留
塔18により常法通り精留され、潔白した有機溶剤は管
路19を通って洗滌脱水部Aへ回収され、また釜残であ
る水は、排除管20かも排除される。
中間タンク16には加熱器16Cを装して予熱すること
も可能で、その際生成した有機溶剤蒸気はまた管路22
を通って前記A部へ戻すがよい。
洗滌脱水部Aの上部物品の通路に1をなす槽壁および隔
壁向にもB部で述べたと同じように凝縮器12aが装さ
れていて、凝縮1〜て液受樋13aに集められた洗滌液
は管路14aを通って水分離室3内へ戻される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するに適した装置の縦断面図
、第2図はその■−■断面図である。 Aは洗滌脱水部、Bは仕上げ乾燥部、Cは溶剤回収部、
1は洗滌槽、2は貯留室、3a〜dは水分離室、4は洗
滌脱水室、5はリンス室、6は蒸気浴室、7a−fは壁
、8,10は循環管路、9はポンプ、11a、bは加熱
器、12は凝縮器、13は液受樋、14a、bは管路、
15は抜取管、16は中間タンク、18は精留塔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被洗滌物品を、洗滌液たるトリクロロトリフルオロ
    エタンと水溶性有機溶剤との混合液中に浸漬して引き上
    げ、ついでトリクロロトリフルオロエタンの液浴または
    蒸気浴中に浸漬することを特徴とする物品の洗滌乾燥方
    法。
JP54099548A 1979-08-03 1979-08-03 物品の洗滌乾燥方法 Expired JPS5835108B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP54099548A JPS5835108B2 (ja) 1979-08-03 1979-08-03 物品の洗滌乾燥方法

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JPS5628684A JPS5628684A (en) 1981-03-20
JPS5835108B2 true JPS5835108B2 (ja) 1983-07-30

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JPS56168072A (en) * 1980-05-30 1981-12-24 Hitachi Ltd Steam drying method and apparatus
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