JPS5834186B2 - オウトツモヨウオユウスルケシヨウバン オヨビ ソノセイゾウホウホウ - Google Patents

オウトツモヨウオユウスルケシヨウバン オヨビ ソノセイゾウホウホウ

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JPS5834186B2
JPS5834186B2 JP2618375A JP2618375A JPS5834186B2 JP S5834186 B2 JPS5834186 B2 JP S5834186B2 JP 2618375 A JP2618375 A JP 2618375A JP 2618375 A JP2618375 A JP 2618375A JP S5834186 B2 JPS5834186 B2 JP S5834186B2
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JP
Japan
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substrate
layer
paint
thickness
opaque colored
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JP2618375A
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Inventor
満三 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、凹凸が形成されている基板表面に不透明着色
塗装をすることにより、板材表面を色彩効果によってよ
り立体感に富んだものにするところの化粧板及びその製
造方法に関する。
一般に、化粧板材にあっては、無地平坦な表面では単調
であり、人間の趣味感を満足させるものでない。
このために板面に凹凸を設けたり、天然木の材質面に酷
似させる塗装処理等が行なわれている。
例えば、その基板となる板材の表面に木目様の単純な凸
部と、それ以外の平坦な凹部とを設け、全面に不透明着
色塗料を塗り凸部に一様に異色の不透明塗料を塗り重ね
て2色印刷様の化粧板を作成したり、或いは天然乃至エ
ンボス加工によって設けられた一様でない凹凸基板に一
様に下塗着色不透明塗料を塗布し、その上に透明着色塗
料乃至顔料の著しく少ない塗料を全面に塗布し深い凹部
部に厚い塗膜を形成させて凹凸変化に応じて色の濃淡変
化を持たせた化粧板を作成したりしている。
しかし前者にあっては、唯単に異色の印刷模様としての
変化しか与える事が出来ず、仮に変化の富んだ塗装を施
すにはそれに応じた数の塗料を何回にも分けて塗布しな
ければならず、そのため全体的塗膜層が必然的に厚くな
りその塗装工程も複雑になるなど欠点があり、そして更
に色彩の連続的変化を作り出す事は困難である。
又後者にあっては、凹凸と相俟った塗膜の厚み差により
濃淡差を描出するようにしているが、板全面にこの着色
透明塗料が塗布されるために、概して一様な色調となり
極端な色の変化が得られず、殊に小さい起伏の凹凸新面
にはほとんど濃淡差を表現できない欠点がある。
本発明は、このような欠点を除去して豊富な濃淡差や色
調変化を描出し立体感に富んだ化粧板及びその製造方法
を提供することを目的とする。
これを図示実施例に基づき説明すれば、次の通りである
図面には、レンガ或いは石などを積み重ねて壁、床の面
を形成する時の如く、外観に目地模様状の溝を呈した化
粧板が実施例として示されている。
この化粧板の基板1には、ハードボード、セミハードボ
ード、インシュレーションボード、石膏ボード、プラス
チックボード、木材板、金属板などが使用され得る。
この基板の表面には、十センチ乃至百数十センチ程の間
隔を置いて深さ2乃至5關程の比較的深い凹状溝2を複
数形成し、そしてこの凹状溝2を介して存在する断面略
台形状の凸状面に深さl乃至2鼎以下の小さい起伏の凹
凸3が多数錯綜する如く集中的に形成されている。
この基板1の全面には、第1層として基板上の大小の凹
凸に沿って略均−な厚みを有する不透明着色の下塗塗膜
4が設けられる。
この塗膜4は、基板面状態を慣すために設けられ、基板
面の各凹所2,3aが夫々残留する程度に形成される。
なお、この塗膜を設けるに先立ち、木質繊維板の如く基
板の凸所の密度が低く一方凹所の密度が高いという変化
のある基板にあっては、基板の全面に浸透性シーラーを
塗布し更に凸所に非浸透性シーラーを塗布して、基板全
面に於ける塗料の吸込み量を少なく平均化させる下地処
理を施すとよい。
不透明着色の塗膜4上には、基板1の面に立体感を醸し
出すように第2層の塗膜5が設けられる。
この第2層の塗膜5は、上記不透明着色塗料と色彩の異
なる不透明着色塗料により形成されるものであるが、そ
の形成される位置により夫々厚みが異なる。
凹状溝2位置においては、その溝の底部には達し、ない
ように溝上辺から中腹まで上方で薄く下方で厚くなるよ
うに塗膜5aが設けられる。
この凹状溝2と2との間に形成された台形部の表面の小
さい起伏の凸所3b面においては、第1層塗膜4が露出
する程度の塗膜5bが設けられ、そしてこの塗膜5bに
引続いて、小さい起伏の凹所3a面においては、その凹
所底部に至るに従って徐々に厚くなる塗膜5cが設けら
れる。
この様に形成される塗膜5は、凹状溝2と台形部との立
体的な変化に加えて色彩的な変化を加重し、より複雑な
感じを与え、又台形部表面の小さい起伏の凹凸3の形成
された面に於いては、凹所3aに形成された塗膜5cが
薄いにも拘らず、不透明塗料層であるために凸面3b上
の塗膜5bとの色彩変化が顕著となり、その立体的な凹
凸に付加された複雑な変化を与える。
従って、この第2層の摺り込み塗布によって、一つの層
でありながらその塗膜形成される位置に応じて厚みが変
わり、二層、三層と塗り重ねなくとも濃淡差や色調変化
を描出することができるようになる。
第2層塗膜5上には、第3層の塗膜として印刷模様層6
が設けられる。
この層の模様は化粧面のわずかな凹凸に対応して変化し
、且つこれは第2層塗膜の極く薄い凸面3b上に概して
設けられる。
従って、この層6の存在は、凹所3aが塗膜5Cの存在
で平面的になる傾向を再度凸所3bを強調することとな
り、より変化に富んだ化粧板とすることが出来る。
第1層4の塗料としては、例えばアクリル、ウレタン、
ビニル、エポキシ等の樹脂に顔料、溶剤等を添加した不
透明着色塗料を用いることができ、この場合第2層の塗
料としては、第1層塗料と同系統の組成を持つ不透明着
色塗料を用いるとよい。
例えば、基板面に第1層の赤色のポリウレタン系塗料を
用い一方その上に黄色のポリウレタン系塗料を用いた場
合には、第2層塗膜の第1層への接着性が良く、厚み変
化による第1層塗膜の透視性により赤、橙、黄等豊富な
色彩が基板面に描出できるようになる。
上述の化粧板は、次の如くして製造される。
まず、予じめ溝、凹凸の形成された木質繊維板に必要に
応じて浸透性乃至非浸透性のシーラーによる下地処理を
旋す。
次に、ローラコータ、フローコータ或いはスプレーなど
適宜の手段で、第1層塗膜4を形成する塗料を基板面の
凹状溝2、台形部の凹所3aがそのまま残留する程度で
略均−厚に塗装する。
舷で、ローラーコータを用いる場合には、凹状溝2の底
部にまで同時に塗料を塗布できるような硬度35乃至4
0度の比較的軟質のローラを用いるとよい。
第1層塗膜形成後、スチーム、赤外線、電子線等を利用
した乾燥機で60乃至100度Cに5乃至20分程保っ
てこの塗料を乾燥する。
その後、この基板を対向間隔が基板の厚みより若干狭く
調整されたゴムロールIとバックアップロール8との間
を通過させる。
ゴムロール7はゴム硬度が70度以上の硬いロールであ
って、このロール表面には基板に摺り込み塗布されるべ
き塗料がミータリングされている。
一方、バックアップロール8はゴムロールIから塗料が
塗られる基板を支持するものであり、これらのゴムロー
ル7とバックアップロール8との間隔は基板の最大厚み
aから凹状溝2の深さbの10乃至50%程を差引いた
寸法に調整されている。
この様に調整されたローラコータに、第1層塗膜形成後
なお凹凸の残留する基板1を強制的に挿入する。
この際、この基板の凹状溝2位置にあっては、ゴムロー
ル7面が圧縮されることにより凹状溝内に凹むものの硬
いロールで形成されているため、このロール面が凹状溝
縁上辺よりやや凹んだ斜面にしか接触せず丁度凹状溝の
縁でロール面の塗料が掻取られる状態になって、上縁頂
部で薄くその中間部に向って厚い塗膜5aが上辺から中
腹までの斜面にのみ形成される。
又、小さい起伏の凸画3b面位置にあっては、それがゴ
ムロール7とバックアップロール8との間を通過する時
はゴムロール面が強く圧縮されるので塗料が極端に絞ら
れることにより、極めて薄い塗膜5bが形成される。
更に、小さい起伏の凹所3a面位置にあっては、ゴムロ
ールIの圧縮する力がその凹みによって徐々に弱くなる
ため、塗布量も徐々に増大し極薄塗膜5bに引続いて徐
々に厚くなる塗膜5cが形成される。
なお、この塗膜5cの形成後であっても、この位置の凹
みは基板表面に残留することになる。
この様に、対向間隔が基板の厚みより若干狭く調整され
た硬質度の高いゴムロール7とバックアップロール8と
の間に基板を通過させるときには、夫々厚みの異なる一
連の第2層塗膜が一つの工程において形成される。
最後に、第2層塗膜の形成された小さい起伏の凸所3b
上に概して、適宜の印刷手段により、印刷膜6が形成さ
れ、製品化される。
これを更に具体例に即して説明する。
深さ5間の凹状溝、起伏1乃至2關の凹凸を形成した厚
さ15mrnの硬質繊維板の全面に、フローコータでア
クリルウレタン樹脂、顔料、溶剤、硬化剤などを混合し
た黄色不透明塗料を709 / m”均一厚に塗布し、
その後この第1層の下塗り塗膜を80度下で10分間熱
風乾燥した。
次に、ゴム硬度80度のゴムロールとバックアップロー
ルとの間隔を13間に調整したローラコータでアクリル
ウレタン樹脂、顔料、溶剤、硬化剤などを混合した赤色
不透明塗料を30g/111″塗布し、その後90度下
で7分間熱風乾燥した。
この塗装を終了した段階で硬質繊維板の表面は、凹状溝
底部では黄色を呈し、凹状溝の中腹から上縁部にかけて
は黄色からオレンジ色、濃赤色、オレンジ色から黄色へ
と連続的に変化する色調を呈し、小さい起伏の凸画面で
はややオレンジ色を帯びた黄色を呈すると共に、これに
引続いて小さい起伏の凹所面ではややオレンジ色を帯び
た黄色から連続的にオレンジ色の赤味を強くしやがて赤
色に変わる色調を呈した。
この黄色不透明塗料とその上の赤色不透明塗料との塗膜
厚の連続的変化は、自然で変化があり立体感に富む塗装
面が得られた。
最後に、緑色インキを用いて印刷模様を起伏の小さい凸
画先端面にのみ印刷して、色調変化と陰影との相乗効果
により立体感に富む重厚な化粧板を得た。
以上の如く、本発明に係る化粧板及びその製造方法に依
れば、薄い塗膜形成により化粧板面に豊富な立体感を呈
することができると共に、その立体感に富む化粧板が簡
略化された製造工程により製造することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る化粧板の模式的断面図を示し、
第2図は、本発明に係る製造方法の第2塗膜形戊状態の
模式的側面図を示す。 符号説明、1:基板、2:凹状溝、3(3a。 3b):小さい起伏の凹凸、4:第1層塗膜、5:第2
層塗膜、5a:第2層塗膜における台形部側面に形成さ
れた塗膜、5b:第2層塗膜における極薄の塗膜、5c
:第2層塗膜に於ける徐々に厚くなる塗膜、6:第3層
印刷膜、7:硬度の高いゴムロール、8:バックアップ
ロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 間隔を置いて形成される複数の深い凹状溝とこれら
    凹状溝の間に形成され表面に多数ランダムに形成される
    小さい起伏の凹凸とを有する台形部とから成る基板の全
    表面に、上記凹凸が残留する程度の略均−な厚みの不透
    明着色塗料による下塗り塗装層を設け、そして該下塗り
    塗装層上に、上記凹状溝にはその溝上辺から中腹に至る
    までの斜面のみに次第に厚みが増すように、父上記事さ
    い起伏の凸所面では極薄の或いは上記下塗り塗装層が露
    出しそしてこの小さい起伏の凹所面には次第に塗膜が厚
    くなるような、上記下塗り塗装層の色と異なった不透明
    着色塗料による塗装層を夫々設け、そして上記小さい起
    伏の凸部上に印刷模様層を最上層として設ける事を特徴
    とする凹凸模様を有する化粧板。 2 間隔を置いて深い凹状溝を複数形威しそしてこれら
    凹状溝の間の台形部表面に小さい起伏の凹凸を多数ラン
    ダムに形成した基板の表面に、必要に応じて下地調整を
    施した後、全面にローラーコータ、フローコータ或いは
    スプレーなど適宜の手段で不透明の着色塗料を上記凹凸
    が残留する程度の略均−な厚みで塗装し、この塗膜の乾
    燥後にこの基板を対向間隔が基板の厚みより若干狭く調
    整されたバックアップロールと硬度の比較的高いゴムロ
    ールとの間に通過させることにより上記不透明着色塗料
    と異なる色彩の不透明着色塗料を上記台形部上に基板の
    凸部において下地を透視出来るような厚さになるように
    押圧しつつ摺込み塗装し、そして最後に上記台形部凸部
    上に印刷する事を特徴とする凹凸模様を有する化粧板の
    製造方法。
JP2618375A 1975-03-03 1975-03-03 オウトツモヨウオユウスルケシヨウバン オヨビ ソノセイゾウホウホウ Expired JPS5834186B2 (ja)

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JPS51101102A JPS51101102A (ja) 1976-09-07
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JPS60139370A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 Kikusui Kagaku Kogyo Kk エンボス模様基材の意匠を強調する塗装方法
JP3521883B2 (ja) * 2001-05-16 2004-04-26 ニチハ株式会社 着色建築板及びその製造方法

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