JPS58913B2 - 人工突板化粧板の製造方法 - Google Patents

人工突板化粧板の製造方法

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JPS58913B2
JPS58913B2 JP12708979A JP12708979A JPS58913B2 JP S58913 B2 JPS58913 B2 JP S58913B2 JP 12708979 A JP12708979 A JP 12708979A JP 12708979 A JP12708979 A JP 12708979A JP S58913 B2 JPS58913 B2 JP S58913B2
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JP
Japan
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veneer
decorative board
resin paint
manufacturing
plywood
Prior art date
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Expired
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JP12708979A
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English (en)
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JPS5651267A (en
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村林英和
中西俊雄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5651267A publication Critical patent/JPS5651267A/ja
Publication of JPS58913B2 publication Critical patent/JPS58913B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は人工突板化粧板の製造方法に関するものであ
る。
従来の人工突板化粧板は、合板上に貼り加工した人工突
板の全面に均一に塗装を行なっていたため、塗料の着色
濃度が均一となり照りや深みのある色相など天然木に特
有の木質感を忠実に再現することができないという問題
があった。
そこで、この問題を解決するためにつぎのような方法が
提案された。
この提案例を第1図に基づき以下に説明する。
すなわち、この人工突板化粧板の製造方法は、はじめに
第1図Aに示すように台板1上に人工突板2を貼り加工
し、その表面を生地研摩した後生地着色する。
ついで、同図Bに示すように溝ロール3やその地刷毛な
どにより前記人工突板2表面の木目模様に沿って部分的
に樹脂塗料4を塗布する。
前記樹脂塗布処理面を乾燥硬化させた後、同図Cに示す
ようにその上から更に樹脂塗料を均一に塗布して、人工
突板2全面にわたって厚みむらを有する樹脂塗膜5を形
成する。
つぎに、前記樹脂塗膜5表面に、同図りに示すようにス
ポンジロール6などを用いてスティン7を均一に塗布す
る。
最後に前記工程により形成されたスティン塗膜上に同図
Eに示すようにウレタンポリエステルなどの透明樹脂8
を塗布して仕上げる。
このように構成したため、前記樹脂塗膜5の厚い部分で
はスティン7が表面に残り、逆に薄い部分ではスティン
7の一部が生地へ吸収され、その濃淡差により照りや深
みのある色相など天然突板に特有の木質感を忠実に再現
することができる。
具体例 4mm厚×910mm×1820mmの台板に0.3m
m厚のチーク柾目柄人工突板を貼り加工し、その表面を
240#のサンドペーパで生地研摩した。
ついで、この生地面に刷毛により50〜150mm間隔
でウレタン樹脂塗料を帯状に下塗りした。
樹脂塗料乾燥後、リバースコータによりウレタン樹脂塗
料を9 g/1000cm2塗布した。
ついで、スポンジロールにより染料、顔料混合スティン
を1.5g/1000cm2均一に塗布した。
さらに、その上からウレタン樹脂塗料を2.5g/10
00cm20−ルコータで塗布し、ついでポリエステル
で塗装し研摩した後ウレタンフラット仕上げをした。
得られた人工突板化粧板は、色彩の濃い部分と淡い部分
とが帯状に交互に表われ、天然突板化粧板のもつ深みの
ある色相や照りを忠実に再現していた。
ところが、この提案例の方法は色彩の濃い部分と淡い部
分が溝ロールによって決まるため、種々の溝ロールを準
備しておき、これらを取換えて使用しなければならず、
煩雑となる欠点があった。
したがって、この発明の目的は、天然突板の有する照り
などの色彩上の特徴を忠実に再現した外観の優美な人工
突板化粧板を容易に得ることのできる人工突板化粧板の
製造方法を提供することである。
この発明の概要は、合板に貼り加工した人工突板上に、
フローコータにより厚みむらを与えて樹脂塗料を塗布し
その上からスティンを塗布するか、またはスティンを混
合した樹脂塗料をフローコータにより厚みむらを与えて
塗布することを特徴とするものである。
この発明の一実癩例を第2図により説明する。
すなわち、この方法は第2図に示すようにフローコータ
9のスリットからスティンを混合した樹脂塗料10を流
出させ、このフローコータ9の下部に配置したコンベア
上で、突板11を貼り加工した台板12を移動させなが
ら樹脂塗料10を塗布する塗布方法において、前記樹脂
塗料流出量を一定に保つとともに、前記フローコーク9
に対する台板12の相対移動速度を順次変化させながら
塗布するものである。
例えば、台板12の移動速度を一定に保ち、フローコー
タ9の方を第3図に矢符器Aで示すように台板12の移
動方向に前後に往復移動させて塗膜に厚みむらを生じさ
せる方法でもよく、また第4図に矢符器Bで示すように
フローコータ9は固定させたまま、台板12側に進行・
停止を繰り返し断続的な移動動作を行わせるようにして
塗膜に厚みむらを生じさせる方法でもよい。
また前記フローコータ9側を往復移動させる方法につい
ては、台板12の移動方向と直角の方向や斜め方向へ往
復移動させてもよく、このような方向の選択により形成
される樹脂塗膜の厚みむらの縞模様を異ならせることが
できる。
その他、フローコータ9は固定したままとし、フローコ
ータ9からの塗料の流出量そのものに変化をもたせるこ
とによって塗膜の厚みむらを形成してもよい。
以上のように、この発明の人工突板化粧板の製造方法に
よれば、樹脂塗料の厚みむらに対応してスティンの濃淡
が表面に表われ、天然突板のもつ照りなどの色彩上の特
徴を極めて忠実に再現することができ、また樹脂塗膜の
厚みむらを、フローコータからの樹脂塗料流出量を一定
に保つとともに前記フローコータに対する合板の相対移
動速度を順次変化させながら合板に貼り加工した突板上
に塗布することによって形成するものであるため、フロ
ーコークに対する合板の相対速度を任意に変化させるだ
けで任意の厚みむらの樹脂塗膜を容易に得ることができ
、したがって、種々の色彩濃淡幅のものを容易に得るこ
とができる。
実施例 1 5mm厚×910mm×1820mmの合板に0.3m
m厚のカリン柾目柄人工突板を貼り加工し、これをコン
ベア速度10m/minで移動させながら上方に配置し
たフローコークよりスティン混合ウレタン樹脂 配合割合;ウレタン:スティン=100:5(ローズ色
3、ブラウン2) を塗布量15 g/1000cm2の割合で塗布した。
そして、フローコータヘッドはカムの働きにより5mm
間隔でコンベアの移動方向に1秒間に5回の割合(1回
につき1/40秒停止させる)で往復微動させた。
さらに塗膜硬化後、この上から30 g/1000cm
2のポリエステル塗装をしサンディング処理し、ウレタ
ンフラット仕上げをした。
得られた人工突板化粧板は、表面に縞模様が表現され天
然突板化粧板のもつ自然感を忠実に再現していた。
実施例 2 4mm厚×1212mm×2424mmの合板に0.3
mm厚のシタン板目天然スライス単板を横貼りし、これ
をコンベア速度12m/minで移動させながら上方に
配置したフローコータよりスティン混合ウレタン樹脂 配合割合;ウレタン:スティン=100:4(ローズ色
2、ブラウン2) を、1秒間に5〜10gのフロー変化を8回起させて塗
布した。
得られた人工突板化粧板は、表面の繊維方向に微妙な色
むらが表現され、天然突板化粧板のもつ自然感を忠実に
再現していた。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の基礎となる提案例を示す加工工程図
、第2図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第3図お
よび第4図はそれぞれの実施例における塗料の膜厚むら
形成方法を示す説明図である。 9・・・フローコーク、10・・・樹脂塗料、11・−
・突板、12・・・台板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フローコータからの樹脂塗料流出量を一定に保つと
    ともに前記フローコークに対する合板の相対移動速度を
    順次変化させながら合板に貼り加工した突板上に樹脂塗
    料を厚みむらを与えて塗布し、その上からスティンを塗
    布することを特徴とする人工突板化粧板の製造方法。 2 フローコータからの樹脂塗料流出量を一定に保つと
    ともに前記フローコータに対する合板の相対移動速度を
    順次変化させながら合板に貼り加工した突板上にスティ
    ンを混合した樹脂塗料を厚みむらを与えて塗布すること
    を特徴とする人工突板化粧板の製造方法。
JP12708979A 1979-09-29 1979-09-29 人工突板化粧板の製造方法 Expired JPS58913B2 (ja)

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JPS5651267A JPS5651267A (en) 1981-05-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117065U (ja) * 1984-07-04 1986-01-31 十條製紙株式会社 密閉紙容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03193165A (ja) * 1989-12-23 1991-08-22 Matsushita Electric Works Ltd 木質材料の塗装方法
EP2502752B1 (en) * 2011-03-25 2014-03-26 Miroglio Textile S.r.l. A process for decorating the surface of a substrate with a three-dimensional and tactile effect

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JPS5651267A (en) 1981-05-08

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