JPS5831683B2 - デンキセツテンザイリヨウ - Google Patents
デンキセツテンザイリヨウInfo
- Publication number
- JPS5831683B2 JPS5831683B2 JP49087059A JP8705974A JPS5831683B2 JP S5831683 B2 JPS5831683 B2 JP S5831683B2 JP 49087059 A JP49087059 A JP 49087059A JP 8705974 A JP8705974 A JP 8705974A JP S5831683 B2 JPS5831683 B2 JP S5831683B2
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- JP
- Japan
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- silver
- boron
- alloy
- resistance
- weight
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電気回路の開閉器接点として使われる銀合
金からなる電気接点材料に関する。
金からなる電気接点材料に関する。
従来の電気接点材料としては、軽負荷電気回路接点とし
て、良電気伝導度、低接触抵抗、かつ良熱伝導度、低温
度上昇率(接触部の)等のすぐれた特性を有する銀接点
材料が使用されていた。
て、良電気伝導度、低接触抵抗、かつ良熱伝導度、低温
度上昇率(接触部の)等のすぐれた特性を有する銀接点
材料が使用されていた。
しかし、この銀接点材料では低融点、低硬度、大消耗量
等の欠点があり、これを除くために、銀に添加金属とし
てカドミウムとの合金を作り電気接点材料として用いて
いた。
等の欠点があり、これを除くために、銀に添加金属とし
てカドミウムとの合金を作り電気接点材料として用いて
いた。
ところがカドミウムは人体に危害をおよぼすような公害
問題を生じる恐れがあり、扱いにくいものであった。
問題を生じる恐れがあり、扱いにくいものであった。
この発明は上述の従来材料の欠点を改善したものであり
、銀を主成分として、はう素を0.01〜2重量%、又
必要に応じ銅3〜18重量%含む銀合金よりなる耐アー
ク性、耐摩耗性に優れ、高導電率の電気接点材料を提供
することを目的とする。
、銀を主成分として、はう素を0.01〜2重量%、又
必要に応じ銅3〜18重量%含む銀合金よりなる耐アー
ク性、耐摩耗性に優れ、高導電率の電気接点材料を提供
することを目的とする。
以下、この発明について実施例と共に詳細に説明する。
この発明の電気接点材料を製造するには、まづ銀(Ag
)の粉末98〜99.9gとほう素(B)の粉末0.0
1〜2gを秤量後十分に混合し、3ton/iの圧力を
加えて直径20關の成形体を成形し、この成形体を真空
中700℃にて約3時間加熱処理して焼結体とする。
)の粉末98〜99.9gとほう素(B)の粉末0.0
1〜2gを秤量後十分に混合し、3ton/iの圧力を
加えて直径20關の成形体を成形し、この成形体を真空
中700℃にて約3時間加熱処理して焼結体とする。
得られた焼結体をさらに水冷銅るつぼ中にてアーク溶解
を数回繰り返えして行ない、均質な銀−はう素合金を作
製する。
を数回繰り返えして行ない、均質な銀−はう素合金を作
製する。
得られた電気接点材料について、その合金の成分比を種
々変えて参考例を含めて試料とし、それらの電気的、機
械的諸性能を測定し比較して見ると第1表に示すような
特性を有していることが判る。
々変えて参考例を含めて試料とし、それらの電気的、機
械的諸性能を測定し比較して見ると第1表に示すような
特性を有していることが判る。
第1表に示した測定値の測定評価条件は、銀−はう素(
Ag−B)合金を直径8關厚さ31n11Lの試料とし
て切出し、銅の試料台に銀ロー付けを行なって接点を構
成し、交流200Vで4OAの電流を抵抗負荷に毎秒−
回の割で流し、開放力、接触力の大きさを100gとし
、2X10’回数の開閉試験を行なった後の消耗量、接
触抵抗、および目測によるアークの大きさで評価した。
Ag−B)合金を直径8關厚さ31n11Lの試料とし
て切出し、銅の試料台に銀ロー付けを行なって接点を構
成し、交流200Vで4OAの電流を抵抗負荷に毎秒−
回の割で流し、開放力、接触力の大きさを100gとし
、2X10’回数の開閉試験を行なった後の消耗量、接
触抵抗、および目測によるアークの大きさで評価した。
尚、測定値に範囲があるのは、同一成分比の試料を6個
製作して測定した値を求めたためである。
製作して測定した値を求めたためである。
第1表からも明らかであるが、はう素を0101重量%
〜2重量%添加することにより、耐アーク性および耐消
耗性の向上が認められる。
〜2重量%添加することにより、耐アーク性および耐消
耗性の向上が認められる。
ただしほう素0.01重量未満の添加量においてはその
効果が純銀接点と大差なく、2重量%を過えると接触抵
抗が増加し、かつ鍋中へのほう素の低含有度に起因する
接触抵抗値のバラツキ幅が増大し、さらに製造技術上均
質に強制含有させることが困難である。
効果が純銀接点と大差なく、2重量%を過えると接触抵
抗が増加し、かつ鍋中へのほう素の低含有度に起因する
接触抵抗値のバラツキ幅が増大し、さらに製造技術上均
質に強制含有させることが困難である。
耐溶着特性については、純銀のものと同等で溶着力が最
高300〜400g程度であり、溶着回数についても所
定開閉回数内で純銀のものと同程度の特性を示した。
高300〜400g程度であり、溶着回数についても所
定開閉回数内で純銀のものと同程度の特性を示した。
また導電率はほう素を2重**量%とした場合でも76
〜86%lAC3を示し接点材料として十分な特性を示
した。
〜86%lAC3を示し接点材料として十分な特性を示
した。
この発明のその他の実施例として、銀−銅(AgCu)
合金にほう素CB)を含有させた銀合金電気接点材料に
ついて説明する。
合金にほう素CB)を含有させた銀合金電気接点材料に
ついて説明する。
はう素を加えていない従来の銀−銅合金接点では導電率
は優れているが消耗量が多く、開閉時のアークが大きい
等の欠点があった。
は優れているが消耗量が多く、開閉時のアークが大きい
等の欠点があった。
このような銀−銅合金にほう素を添加することによって
従来のものに比べ消耗量で1/3以下にでき、アークの
大きさも減少することができた。
従来のものに比べ消耗量で1/3以下にでき、アークの
大きさも減少することができた。
この銀−銅−はう素合金について成分比を変えて得られ
た特性値を参考例とともに比較し、その効果大なること
を第2表に示した。
た特性値を参考例とともに比較し、その効果大なること
を第2表に示した。
第2表から明らかな如く銅を3重量%〜18重量%添加
する事により、耐アーク性および耐摩耗性の向上が顕著
となる。
する事により、耐アーク性および耐摩耗性の向上が顕著
となる。
なお銅が3重量%未満では合金自体の硬度が低くなり、
また18重量%を超えると合金自体の融点が低くなる為
、この範囲とした。
また18重量%を超えると合金自体の融点が低くなる為
、この範囲とした。
以上のように、この発明によれば、耐ア一り性および耐
消耗性にすぐれた高導電率の電気接点材料が得られる等
の多大な効果を奏する。
消耗性にすぐれた高導電率の電気接点材料が得られる等
の多大な効果を奏する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比でほう素0.01〜2%および残部銀からな
る事を特徴とする電気接点材料。 2 重量比でほう素0.01〜2%、銅3〜18%およ
び残部銀からなる事を特徴とする電気接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49087059A JPS5831683B2 (ja) | 1974-07-31 | 1974-07-31 | デンキセツテンザイリヨウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49087059A JPS5831683B2 (ja) | 1974-07-31 | 1974-07-31 | デンキセツテンザイリヨウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5116496A JPS5116496A (ja) | 1976-02-09 |
JPS5831683B2 true JPS5831683B2 (ja) | 1983-07-07 |
Family
ID=13904353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49087059A Expired JPS5831683B2 (ja) | 1974-07-31 | 1974-07-31 | デンキセツテンザイリヨウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831683B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3003272U (ja) * | 1994-03-28 | 1994-10-18 | 信越化研株式会社 | 小型プラグ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3663019A1 (fr) * | 2018-12-07 | 2020-06-10 | The Swatch Group Research and Development Ltd | Procédé de fabrication d'alliages de métaux précieux et alliages de métaux précieux ainsi obtenus |
-
1974
- 1974-07-31 JP JP49087059A patent/JPS5831683B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3003272U (ja) * | 1994-03-28 | 1994-10-18 | 信越化研株式会社 | 小型プラグ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5116496A (ja) | 1976-02-09 |
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